小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
有名作品なのに長らく読む機会がなかったのだが、この度、伊坂ワールドデビュー。このタイトルと「一緒に本屋を襲わないか?」なんて突拍子もなく軽妙な始まり方からは想像もつかない、とても切ないミステリーだった。叙述トリックの代表としてもよく言及されるが、なるほどそこで騙してくるのかと大変楽しめた。タイトル回収を半分ずつ、でもしっかりさらってくれるのもいい(英語タイトルの方が直球でネタバレを想像させる?)
必ずしも後味の良い読後感ではないが、不思議と読んでよかったと思わされる作品。
作品を通じて要所で出てくるブータンの人達の人生観が作品のテーマと混然となって、いい味を出している。
これまでちゃんと聞 -
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ネタバレ著者の原田マハさんのことは聞いたことはあった程度で、本作で初めて触れた。星月夜が好きで、表紙買いのところも少しあり。
歴史上の物語にフィクションを織り込んでいるけど、嘘くささは無くて本当にこんなやり取りがあったのでは、と思わせてくれる。
実際には無かった話と分かっていても、出来たらフィンセントとテオドルスが幸せに暮らして欲しい、と思ってしまうあたりが流石。もしかしたら、著者自身もそう思っていたのかも。
最後が分かっているだけに、このまま終わらないでいつまでも続いて欲しい、と思ってしまった。
互いを想いあいながら悲劇的な結末を迎えてしまうあたり、「レーエンデ国物語」の「喝采か沈黙か」、を何故 -
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この作者の小説は2冊目。
読後感はほっこりして心地よく読めた。
なんと言っても、艶めかしいシーンが無いのがいいな。
「僕の好きなその人は、ココアさんという」で始まる出だしで掴まれてしまった。
連作だが、いつものように、この人誰だっけと手繰らずとも、それぞれがほっこり読み切れるのだが、、、
「ココアさん」は?という未消化感が、ヘンに心地よいのだ。
最終章は、「ココアさん」の恋文そのもの、脚色もなく、ニンマリさせてくれた。
このあと、どうなるのかって考えるのは野暮だな。
俺もレトロな喫茶店を見つけて、女性のマスターだったら「ホットココアをお願いします」と注文してみよう。
•この人が私で、私が -
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川内さんのドキュメンタリーはやっぱりすごい。
取材の視点、情報量、そして川内さん自身がその中に入り込むからこそ描けるタッチがあると思う。
客観的で「結論ありき」の文章と全く違うことを読みながら噛みしめることができる。
川内さん自身は福島県いわき市にもゆかりがあり、土地勘があることもそれを増幅させているかもしれない。
川内さんの福島県浜通りをベースにした著書や記事をいくつか拝読したが、いつもそう思う。
ここに描かれているのは、中国人の天才アーティストである蔡國強の成功物語じゃない、
いわき市の実業家、志賀忠重さんの人生ストーリーでもない
アートとはアーティストが創るものではなく関わる全ての人 -
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昭和52(1977)年、大阪の廃ビルで質屋桐原洋介52歳の店主が殺害される事件が発生。
事件の被害者の息子である桐原亮司と、吉田ハイツ103号にすむ容疑者西本文代の娘である西本雪穂を軸に物語が進んでいく。二人を追う刑事笹垣は、エビとハゼの共生の関係という。
エビとハゼがどのように連絡をとっているのかが一才わからなかった。
そして、エビはいう「全然知らない人です。アルバイトの採用は店長に任せておりますから」
この結末が、全くスリリングで、呆然とする。というか、唖然とした。いいね。このエビの根性。
質屋の店主は、銀行で100万円の定期を解約。そして、プリンアラモードを西本母親の家に届ける。その日 -
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ネタバレ本作品は倒叙ミステリーで、犯人の視点、内面に焦点を当てる。本作は、かつて母親と結婚した血のつながらない父親が、突然、主人公の家に居候することとなった。それが原因で、徐々に家庭環境が壊れ始めた。それに耐え切れなかった主人公は、家庭崩壊する前に殺人を決意する。緻密な計画と幾たびのシミュレーションの末、ついに義父の殺人に成功した。しかし、殺人を実行した当時、主人公のあとを追った腐れ縁の友人に怪しまれた。そのうえ、金銭面でいざこざな関係を持ったこともあり、証拠隠滅として、その友人の殺害も計画した。こちらも殺害に成功したが、2人を殺害したことで、主人公は悪夢を見たかのように、うなされる日々が続く。その
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