あらすじ
男子ってホントにバカだよね、と言い合っていたあのころ。「生理が来ませんように」と祈っていた不安な毎日。女子高に入り、髪を伸ばし、やっとオシャレに目覚めたり。一目惚れした初恋では妄想がさく裂!? なんにもしないまま「青春」を送っていることに初めて気づいた17歳。やっと自分の将来について考え始め“さくらももこ”になるまでの甘酸っぱい日々を、笑いと涙で綴った自伝エッセイ。
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Posted by ブクログ
さくらももこさんの「青春」をテーマにしたエッセイ
高校時代の片想いのエピソードや中学生の頃の身体の変化や男子に対する気持ちについてなど今回も笑える話が盛りだくさん!
最後には、さくらももこさんのペンネームの由来や夢について前に踏み出したときの話も書かれていてじーんとしました
読んだら楽しくて前向きな気持ちになれる一冊!毎日を大切に味わって過ごそうと思えました
Posted by ブクログ
さくらももこ大先生の青春時代を綴ったエッセイ。
リズミカルな文章はその日の情緒に関わらず、昼夜いつ読んでも楽しい。
道で見かけた理想の好青年に想いを馳せたり、ダラダラ何もしない夏休みを過ごしたり。
等身大の女子学生の日常かと思えば、高3の春休みから一変。自分の夢と真剣に向き合い始める「さくらももこ」に生まれ変わる。
夢ってなんて素敵なんだろう。周囲の雑音を意に介さず、ただひたすらに夢を追いかけるファイトに胸が打たれる一冊。
「方向転換」
-風呂場の窓が、昼の光で輝いていた。ホースから出ている水がキラキラ輝いていた。水しぶきも全部輝いていた。このろくでもない風呂場全体が、虹色に包まれているように感じた。
「新しいスタート」
-あれから二十年以上経つが、私は未だに自分が作家になれた事が肩じられないし、作家だという事がうれしい。
あとがきもとっても素敵。
-自分に起こる事をよく観察し、面白がったり考え込んだりする事こそ人生の醍醐味だと思う。
学生時代にこの本出逢えていたらと思うけれど、今から夢を追ってもきっと全然遅くないはず。自分だけの平凡で愛おしい毎日を大切に味わいながら生きていきたい。
Posted by ブクログ
さくらももこがエッセイリストとしてデビューするまで。
高校生だったころ。
一目ぼれもした。
普通がいいのかな、という心の声が聞こえる。
でも、自分は何ができるのだろう。
そして、適当に、だらだらと日々を過ごしていたさくらももこが、漫画家として生きていく。
いい人たちに囲まれているのかもしれないですね。
Posted by ブクログ
日本を代表する作家、漫画家のさくらももこさんのご自身の成長を描く?エッセイです。
今となっては大作家といえるさくらももこさんですが自分の志を家族からも否定され、どうせできっこないと言われ続けた中でも挑戦をやめなかった姿勢に心打たれました。
人間は誰も強くなく、「どうせ無理」という言葉に逃げ出しがちです。また、周りの人にも「どうせお前には無理だよ」と言ってしまいます。
叶うかはわからないけど、挑戦しない人生より挑戦してみた人生の方が自分が死ぬときに後悔しないと思います。必死で周りが見えないときほど、あとから振り返って自分が1番輝いていたと思えます。夢を諦めない、諦めさせたくない人を応援するエッセイかとおもいました。
Posted by ブクログ
2025/6/20
青春時代のエッセイ。
あとがきで泣きそうになった。
「毎日、人の数だけ違うことが起こっている。同じ日なんて無い。一瞬もない。自分に起こることをよく観察し、面白がったり考え込んだりする事こそ人生の醍醐味だと思う。」
「若い人達が夢中でがんばっている姿を見ると、涙が出そうになってきます。がんばれ!!って思います。
くじけても、すぐ立ち直って欲しい。いっぺんわんわん泣いたら、じゃあ次どうしようかって、考え始めた時から次が始まっています。」
Posted by ブクログ
大好きすぎる。1ページ目から最後の最後のページまでどっぷりのめり込んでしまっていて、あっという間の楽しい読書時間でした。漫画家になりたいと思ってからデビューまでの道のりも平坦でなくあれこれ試行錯誤と努力と根性あっての成功だったと初めて知った。あとがきには「皆様、どうか無事で元気でありますように」と締めくくっている。あなたにも元気でいててほしかった。
Posted by ブクログ
人にどう言われようと好きを突き詰められること、挑戦して合わないなと思ったらすぐ軌道修正すること、それが子供の頃からできたさくらももこさんがとても羨ましいし尊敬します。もっと早く読んでいたかったなと思う本でした。
Posted by ブクログ
最初から中盤にかけては何度も吹き出してしまうほど、突飛で、無垢で、しょうもない努力が本当に面白かった。
最後の方はさくらももこさんの紆余曲折、挫折、方向転換、将来への不安や悩みが綴られていて、自分のことのように思いながら読んだ。
最後、漫画家になることをあれだけ周りに反対され続けてきたのに、「誰も自分の人生の責任は取ってくれない」とやりたいことに向かって突き進んだ結果、勝ち取ったデビューの電話が来たということ。
電車の中で泣きそうになりました。
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自分はたいしたもんではない、ということ。
でもだから生きるんだし、誰かを愛せるんだよね。
等身大がきらきらきらきらしてる、笑えて優しく素敵な文章。
Posted by ブクログ
【あの日の風呂場の輝きは、一生忘れない】
さくらももこさん作品の中で最も好きなエッセイ。中学~高校の青春時代を軸に、初恋や夢への挑戦、そして様々なぐーたらエピソードがめくるめく妄想と共に描かれている。あとがきは、さくらさんから若者たちへのエールになっていて、思わず涙がこぼれそうになった。将来自分が何になりたいかわからずもがいていた思春期の時に読みたかったなぁ。10代の方や夢に向かって頑張っている方には刺さる部分があると思うので、ぜひおすすめしたい作品です。ペンネーム「さくらももこ」誕生秘話では意外な事実が!
Posted by ブクログ
さくらももこの成長のエッセイです。
面白さも交えながらしっかり心に刺さるものもある。それがさくらももこのエッセイの魅力だと思います。面白くて笑つまてしまうシーンも多数あります!だからさくらももこのエッセイは沼っちゃう!!
Posted by ブクログ
とっても面白かったです!ハマる人はとことんハマります。特に最後のお話で漫画家を目指している心を曲げないで漫画家になって家族にお前は無理だと言われても諦めないで漫画を投稿してちょうど一年経ったときデビューが決まってよかったと思いました。あとあきらめないって大事だなって思いました!
Posted by ブクログ
心に残る言葉がたくさん。
学生の頃に読んでおきたかったなぁ。と思うけど、大人になってから読んでも、自分の将来を考えるきっかけや勇気の1つになる。
Posted by ブクログ
思春期の揺れ動く気持ちの動きがありのまま表現されているエッセイ本。身体の変化や男性への嫌悪感、将来の不安など、コミック版より感情のニュアンスが詳しく書いてあった。
なんとなく「そういうものだ」「仕方ない」とひとつひとつ置き去りにしていた自分の心のカケラをさくらさんが丁寧に取り上げてくれているようで嬉しくなる。
Posted by ブクログ
なんでこんなに面白く日常を綴れるんだろう。
そして、まるこの作風からは感じれないほど情熱を感じて、すごく前向きな気持ちになれた。
すぐ読み終えた。
Posted by ブクログ
くだらない日々も一生懸命やった日々も全部が宝物だなと思わせてくれる。
さくらももこさんの現実的な冷静な部分に少し驚きましたが、そのおかげでちびまる子ちゃんができたんだなぁと思った。
夢ってやっぱりいいですね
Posted by ブクログ
さくらももこの青春時代の自伝エッセイ。
ちょうど思春期に入る頃の戸惑いの時期から、時を無為に過ごす時期を経て漫画家になることを決意し、実際にデビューするまで。
何も考えずにだらだらと過ごす思春期は誰にでもあると思うので、みんな共感できるのでは。特に中高生はみんな読んだらいいと思う。単純に面白くもあるし。
あとがきに書いてある「夢があったらやってみて、どういう具合か判断し、調整が必要ならそうした方が良い」というのは書いてみれば当たり前のようだがそうだと思う。経験した本人だからこそ言えること。
Posted by ブクログ
学生時代、学校を行く前に毎朝アニマックスで見ていたちびまる子ちゃん。母と出身が同じ清水区で親近感を覚えていた。
エッセイではちびまる子ちゃんで表されていた小学校時代以外の時を、さくらももこさんがどう人生を歩んできたかが分かる。
ひとりずもうでは、高校生の時に漫画家という夢に向かって負けじと努力する姿が描かれていた。ちびまる子ちゃんではぐうたら怠け者のイメージだったまるちゃんが、あんなに頑張って今では日本中の誰もが知っているキャラクターになったのかと思うと感動した。
あのまるちゃんがあれだけ頑張ったのだから、私ももっと頑張りたいと思えた。
Posted by ブクログ
やっぱり、さくらももこさんの文章はいいなぁ、と思った。
「ああ面白かった、満喫したなァと感じながら死を迎えられるようにいきてゆきたい」という言葉に本当に共感した。さくらさんのように、「自分の役割をコツコツ果たし、その場その場で細かい事を面白がったり味わったりして」生きていこうと思う。
Posted by ブクログ
さくらさんのエッセイの中で1番好きだった。
まず、本を開いて最初に出てくるおすもうさんの絵がなんともシュールでかわいい。今回も前半部分はいつもと同じようにさくらさんの昔の出来事を面白おかしく書いていて、1人で笑いながら読んだのだが、後半は感動する話が多かった。
「女子校」の先生が怒ってホームルームに出ることを放棄したのに、誰も謝りに行かなかったところは本当に面白かった。そういうのって普通、その日の放課後とか次の日の朝とかに謝りに行くものだろう。
「挑戦」からはさくらさんが漫画家になるまでが書かれた話だった。今の画風に決めて一年弱でデビューが決まったのだから、本当に才能があったのだろうなと思った。
癒された
さくら先生のエッセイを読むのはこれが2作目。 序盤のはさくら先生の高校時代、ちょっとした日常、片思いの男の話などクスっと笑えて、これもほのぼのしてていいなあと思ったけど、最後さくら先生が「私は漫画家を目指すんだ!」と決めてからの追い上げとガッツが凄まじくて、私も頑張ろう、、、と勇気をもらえました。何度も繰り返し読みたいです。
匿名
ずっと読みたかった1冊
面白かった!読んでよかったです!さくらももこさんの作品が好きなので、楽しく興味深く読ませてもらいました。ありがとうございます!
Posted by ブクログ
中高の時代のさくらももこさんのことをあんまり知らなかったので、読んで確かにエッセイ書くの上手いなぁと思った。タバコ吸う人だったんだね知らなかった。
Posted by ブクログ
さくらももこの青春時代を描いたエッセイ。
読みやすく、エッセイを読んでいるのだが、漫画を読むようにスラスラと読むことができた。
特に、情けない父親ひろしが私はとても好きだった。
読み終わった後、私も何かやらなきゃと思わせるエッセイ作品だった。
Posted by ブクログ
中高ら辺の青春時代のエッセイ。
思春期の、子どもじゃなくなっていく様子、ダラダラするリアルさ、恋愛や進路の悩み、といったことが、リズム良く書かれている。ペンネームや作家デビューについても。
Posted by ブクログ
思春期編。たまちゃんと相変わらずの仲良しで嬉しい。私は女子校やから感覚よく分からんけど小学生のまるちゃんからは想像できない潔癖&乙女っぷり。思春期ならではなのかな
Posted by ブクログ
久しぶりに再読。やっぱり読みやすいし面白い。そして感性が独特。
高校3年の時の作文で、「清少納言が現代に来て書いたようだ」と評価されたのも頷けるほど、エッセイ漫画の分野で最大限に力を発揮した人だと思う。
片思いの男の子が貧乏ならいいのに、、から、貧乏はなさそうだから釣り合うように自分が金持ちのハーフの美女になることを妄想するところは爆笑もの。
漫画家を本格的に目指し、デビューが決まるまでの話も胸が熱くなる。
あとがきで、「ああ面白かった、満喫したなァと感じながら死を迎えたい」とあり、子供の頃からの一読者としてはふと寂しくなりつつ、私もこんな終わり方を目指したいと思った。さくらももこさん、数々の楽しい作品をありがとうございました。
Posted by ブクログ
全部の章?で
共感できるとこあってびっくり!
テーマが青春なだけあって、
学生時代の自分の気持ちを代弁してるかと思うくらい共感。
男子気持ち悪いとか、
みんな大人だなとか周りに思ってたから。
面白いし、タメになるし、
こういう風に生きてていいんだって思えた!
気軽に読めて、共感できた。
Posted by ブクログ
212ページ
1000円
6月8日〜6月8日
中学校から高校にかけてのさくらももこの日常が描かれたエッセイ。男子への嫌悪感や女子校時代の話、オシャレの話、勝手な片想いの話、漫画家としての挑戦など、青春の話。
昔読んだことがあるはずだけど、内容はすっかり忘れていたので読めて良かった。さくらももこさんの文体は本当に読みやすい。