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Posted by ブクログ
今回もやっぱり面白かった!
子ども時代から漫画家としてデビューするまでが描かれていて、さくらももこさんがさまざまな葛藤を抱えながら成長していく姿を見られたのがとてもよかったです。
初恋の終わり方や東京への憧れなど、どのエピソードもさくらさんらしくてクスッと笑える一方、「わかる!」と共感したり、「そんなふうに考えるんだ、素敵だな」「私とは違うな〜」と思ったり。いろいろな感情を味わいながら楽しく読めました。
これまで読んだエッセイとはまた少し違って、皆が知っている“さくらももこ”につながっていく過程を知れた気がする。
そして、あとがきもとても素敵でした。
今の自分だから感じたこともきっとあると思うので、またいつか年齢を重ねてから読み返したい一冊です。
Posted by ブクログ
なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔するほど面白かったです。
小中の周りと自分との違いに悩む思春期に大変共感し、女子校の生意気でぐうたらな日常においおい!と笑い、夢を叶えるために全ての時間と労力を捧げる姿に感動しました。
夢があるならそれに向かって全力疾走するのはとても大切で、どこかで絶対にやらなければいけないことだけど、ずっと走り続けることが正解でもない。そこまで焦る必要もないんだと思いました。さくらももこの、のんびりとした学生生活があるからこそ、あのふにゃふにゃ(?)とした考え方ができて自分の漫画スタイルを確立できたのかなあと思いました。
遠回りは近道だ、ということをこのエッセイを読んで実感しました。
Posted by ブクログ
さくらももこさんのエッセイ4作目。
タイトルからしてとても良い。ひとりずもう。ももこさんの中学、高校、漫画家デビューまでを振り返った一冊。
彼女のエッセイのすごいところは、自分が思ったことをすなおにそのまま書いているように見えること。
本当は誰もが心のなかに存在するのに、こんなこと書くの良くないかなぁ、ちょっと恥ずかしいなぁと思うようなことを、1ミリも格好つけずに書いている。実際は格好つけているところもあるのかもしれないが、読者にそれを全く感じさせない。
私も文章を書くことは好きだけれど、こんなに自分の心をすっぴん状態でさらけ出すことはなかなか難しい。意識的にも無意識的にも、やっぱり格好つけてしまうし、話をいい方向に持っていってしまう。
4作目にして、そのすごさがとてもよく分かった。
「果たしてこんな私でも人生で一度ぐらいは恋人ができるのだろうか、という根本的な憂いも 抱き始めていた。」
「私は何もしない青春を送る者なのだ。今さらどうにかできるもんでもないし、こうやって十七歳の日々が単に過ぎてゆくだけなのだ。」
私も高校生のとき全く同じことを思っていた。漫画やドラマでは、高校生たちは恋も友情も部活もあらゆるイベントであふれているのに、現実ではなにも起こらない。
こうしてピチピチのJKとしての日々を、誰の目に留まることもなく消費していく。悲しいような、なにかとてつもなく勿体ないことをしているような気持ちだった。
家と学校の往復しかないリアルな高校生活は、残念ながらそんなものだ。けれど大学生、社会人と歳を重ねていくにつれ、どんどん外の世界へ足を伸ばしてゆけるようになる。そうするとさまざまな出会いも、おもしろい出来事もどんどん生まれてくる。高校生の私には、もうちょっと待ってな、あなたが望むような青春はこれからやってくるよと言いたい。
誰もが知るももこさんも、自分と同じような高校生活を送っていたと知って、ぐっと近い存在になった。
本作の後半で、ももこさんが漫画家になるまでの道のりが描かれるのも見どころだ。
呆れて笑っちゃうくらいのぐうたらJKだったのに、本気で漫画家を目指すようになってからとんでもない熱量で、寝る間も惜しんで描き続ける。ちびまる子ちゃんがさくらももこさんへと変貌していく。読んでいて眩しさしかなかった。
また時間を空けて読み返したい。
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