作品一覧

  • ピーチとチョコレート
    4.4
    1巻1,320円 (税込)
    「美しい 醜い 誰が決めた 作者不詳の詠み人知らず それなら 穴掘り 捨てろ 埋めろ いまここに ルッキズムの墓たてろ!」 第64回講談社児童文学新人賞佳作入選作! ●著者紹介 福木はる 沖縄県出身。琉球大学教育学部卒。小学校教諭として勤務後、子ども支援の仕事をしながら、作品を執筆している。2023年、『ピーチとチョコレート』で第64回講談社児童文学新人賞の佳作に入選し、本作がデビュー作となる。 ●主な内容 体型を気にしながらも、明るいキャラで渡り歩いてきた、萌々、中2。幼なじみの由快からは自分らしくないことを見透かされているが、彼みたいな人気者にはこの苦しさは分かるまい。ある日コンビニで出会った派手な大人から無理矢理すすめられたヒップホップクラスに顔を出してみると、クラスメイトから恐れられているフードを被った孤高の存在・莉愛がいて!? ラップに触れていく中で、萌々の心が少しずつ変わりだす――。 「すべてはイメージ すべて虚構 いまここにいる わたしだけがリアル  Big Up! Big Up!  わたしはわたしのままで この人生を謳歌してみせる」 ヒップホップ×友情。明るくてやさしい風が、ここで吹いています!

ユーザーレビュー

  • ピーチとチョコレート

    Posted by ブクログ

    ピーチとチョコレート、なるほど…意味がわかると愛おしくなる!
    体型を気にする女の子とミックスの女の子、2人の中学生がヒップホップラップと出会う物語。
    「ルッキズムの墓たてろ!」最後のリリックは必見。

    最後にまさかのまさか、特大のキュンがあってよかった。中学生好きそうなタイプの、キュン。
    これは良い作品でした…
    リリック読みながら泣いたもんね。
    これを読んでルッキズムから解放される子が増えますように!

    0
    2025年08月30日
  • ピーチとチョコレート

    Posted by ブクログ

    面白かった!舞さんがかっこいい!
    現実にはこんなにうまく自己分析することも、ハッピーエンドになることも中学生のときは難しいかもしれない、でも、今自分の見た目や人間関係で悩んでいる子たちの力に、この本はなると思う。

    0
    2025年08月15日
  • ピーチとチョコレート

    Posted by ブクログ

    沖縄在住の中学二年生の萌々。太めの体型を気にしながらも自虐とノリの良さで、クラスメイトや友達ともまあまあ上手くやれている……そう思っていた。
    イケメンで人気者の由快と家が隣同士の幼馴染み、しかも誕生日も同じだということがクラスメイトにバレてしまい、萌々に対する匿名の嫌がらせが起こり、その均衡が崩れ始めた。何を言われても自虐の笑いに持っていき、傷付いていることを友達にも言えない、そんな鬱屈した気持ちでいた頃に萌々が出会ったのは、「ヒップホップ・ラップ教室」



    作者のデビュー作?!すごい。信じられない!というくらい読みやすくて緩急があってテンポよく飽きさせない、人物描写も丁寧で何より、こういう

    0
    2025年05月02日
  • ピーチとチョコレート

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。
    読みやすさも抜群。
    クライマックスやばい。
    ラップもこれまでより楽しく聞けそう。
    この作家さん、要チェック。
    (韻を踏んだ感想に書き換えるかもYO!!!)

    0
    2025年02月25日
  • ピーチとチョコレート

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    他人と自分を比較して美しくないかわいくないかっこよくないと自分を責めたり、ルッキズムに晒されて外見の指標ばかりを繕ったり、周りの顔色を伺って人と接することが子どもたちのなかで当たり前に蔓延してるのもう怖すぎるよ〜〜今を生きてる子どもたち大変すぎるお願いだから絶対に何よりも自分を大切にしてほしい

    ラップに乗せて普段から思ってはいても言えないことを赤裸々にかますの聴いてるこっちがスッキリしたし、ずっと自分のキャラクターを演じてたももが大城萌々ありのままでみんなの前に立ってラップしたの希望すぎて泣きました わたしはもう十分大人ですがお守りみたいに大切にしたい本です

    児童文学として称賛されている

    0
    2025年02月04日

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