小説・文芸の高評価レビュー
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映画『PERFECT DAYS』で登場した一冊。何気なく読み始めてみたらとんでもない良書に出会ってしまって、嬉しい。
花や木など植物、自然に真摯に向き合うことはこのことだと感じさせられた。そんな情景描写や自然への愛を語る著者の文章や文体に引き込まれ、これから植物や自然の見方や価値観を刺激する読書体験だった。
それぞれの木をじっくり観察したいし、その木にまつわるストーリーを想像し感じたい。そして1回きりではなく、1本の木を四季を通して様々な角度・姿で観察しないと本当の理解はできないのかと感じさせられる。
同時に自然からの学びは、人生にも通ずるところがあるのだろう。
著者の文章や心や人となりが心地 -
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初めて読む湊かなえ作品。作者自身をYouTubeで観てから読んだ分、恐ろしい描写も生産者の顔がわかる分安心できたかも。
YouTubeで作者が、初めの聖職者の章を書き上げて、応募して脚本の賞を貰ったとのことで、流石、一章だけ読んでもイヤミスとして完成しているなと思った。そして、医療者としては非常にゾッとする復讐の仕方、、。発端となった事件は被害者が4歳の女の子、加害者が中学生男子。被害者を娘と重ねて、息子が加害者になってしまう未来に恐怖した。そういう意味でも最初はしんどかった。
最初と最後だけは被害者の母の語りが入ってるけど、他は全部加害者やクラスメイトたちの視点で話が進み、バックグラウンドや -
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スピノザの診察室の続編。
あいもかわらずのマチ先生。
医療は人を救えない、何度も問いかけるマチ先生。
幸せとは何なのか?
スピノザでもそうだったが、だいぶ哲学的な問いかけを何度もするので、読みずらいところもあるかもしれない。
でも、マチ先生は何度も自分に問いかけるのよね
希望は急に出てきたり、消えてしまったりするものではない、ずっとそこにあって、我々が気づけるかどうかなんだと。
彼は生と向き合う医療でも死と向き合う医療でもなく第三の道を歩みたいと言う。
人を救うのは医療ではなく人である。
本当に大切なのは目の前にいる人が笑顔で過ごせること。
それが第三の道だと。
スピノザは人間の無力を -
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ネタバレ上巻に引き続き、宇宙の中で異星人とバディを組みながら新しく見える希望、トラブル、その中で生まれる友情に、激しい感情のジェットコースターに乗せられ、オチの美しさにはとてもスッキリと読書を終えることができた。SFらしく実験のプロセスや発生したトラブルをロジカルに分析して丁寧に描いていくことに非常に読み応えを感じる。地球サイドの得意分野と異星サイドの得意分野をしっかりかけ合わせて問題を解決していく様が気持ちいい。コミュニケーションに慣れてきて、ジョークを言い始める頃には、関係性の進歩に感極まってしまう。その上ラストには…。ぶっちぎりで楽しい読書でしたれ
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Posted by ブクログ
最初は人間の嫌な部分を、明確に包み隠さず表現され、かつ、それが自然なので引き込まれた。
・自分を救わせてあげる(自分を落とす)ことで相手を救う。
・相手の期待している意見、キャラを察知して合わせる。
・グループによってキャラを使い分ける。等々
次第に、ピョコルンの役割が増えていき、人間社会も劇的に変わってSFになってるが、視点は空子の一人称なので、世の中の変化に頑張って着いていくエッセイみたいで淡々と読める。
最後は決められた死に向かっていくが、この四面楚歌な世界に生き続けるよりは、死に逃げられることが救い、と、全く悲観的な要素はなく、ずっと斬新。
人の嫌なとこ、面倒なところを無くそうと、 -
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Posted by ブクログ
小説というのは純粋に中身を楽しむものもあれば、その中身に自分の人生に類似ている部分を見つけて、同じ状況ながら違う選択をしたり、もしくは未選択な今の状況の選択後のシミュレーションを見せつけられるような内容もあると思う。自分にとってはまさに本書は後者であり、単行本が出たときにも読んだが、今回文庫化されてもまだ同じ状況の自分にとって今回こそは行動を起こさねばと思うのです。
本書のラウリ・クースクというのはエストニア人。どうやら本書の語り手はかつてラウリを知っていた人物であり、今必死で探していることがわかる。ラウリとはある時点で別れたのだが、ラウリの知り合った人物を訪ね歩き、ラウリがいつの時点でどうし
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