ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 人文知は武器になる

    Posted by ブクログ

    将来に対し、数字や合理性を越えたところにある「意思」を通すために哲学や歴史、文学などの人文学が必要という話は印象的だった。

    また人文知を学ぶ態度は「自分が愚かであり何も分かっていないことを自覚し続け」るものであり、終わりはなく一生学び続ける覚悟がいる。歴史を知るのは面白いからいいんだけどね。汲めど尽きせぬ歴史の泉。俺は何も分かっていない。

    コテンラジオをシリーズごとに2周くらいしてクルーにも入る程度には聞いているので、本書に出てくる話は何度も聞いたことのあるものだった。しかしテキストとして手元に置けるのはありがたい。

    0
    2026年05月14日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白い!
    めっちゃ読み応えあり。これが長編二作目なの恐ろしいな。第一部、クローズドサークルでのクリスティ風の連鎖殺人がまずクオリティが高いのにこれだけで終わらせない気概がいい。
    そしてクローズドサークルというミステリの中でもフィクションレベルの高い状況の中で起きた事件と似た事件が、フィクションレベルの下がった普通の都市で起こる。クローズドサークルというミステリにおけるおとぎ話的な世界が日常に侵食して来る感じがゾクゾクした。

    0
    2026年05月14日
  • 容疑者Xの献身

    Posted by ブクログ

    読み終わった日 26.5.13

    石神さんが花岡さんたちのことを物凄く大切にしていたことがトリックから伝わってきて泣きそうになった。
    花岡さんが生きるための光になっていたんだね

    ガリレオシリーズを読んだのは2回目だけど
    これも面白い!
    最後のどんでん返しにドキドキして24時過ぎても読んでいた。これに気がつく湯川さん凄すぎない?!
    また、湯川さんにそんな気持ちがあったんだーと思った。やっぱり何考えているのかわからない

    0
    2026年05月14日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    映画を先に観てから読みました。普段は、原作→映画のパターンですが今回は結末を知りつつ、登場人物は映画のキャストをあてて読む…という感じでしたが、最初のあだ討ちのシーンは映像のおかげかよりイメージが深まりました。
    設定は若干異なるものの、最近の江戸時代マイブーム(蔦重)もあり芝居小屋や悪所と呼ばれる場所の背景が理解できた上で読めたのは良かったな。
     
    武士としての矜持、木挽町の人々の人情、芝居小屋のこと、舞台に立つものと支えるものの絆みたいな。
    でも結局は、どんな場所で育っても、地位が違っても、人と人なんだなと思わせてくれる、真剣に付き合って向き合えばわかりあえると信じられる物語でした。
    あだ討

    0
    2026年05月14日
  • さよならジャバウォック

    Posted by ブクログ

    話の内容はかなりぶっ飛んでいて現実ではそんなことないだろうって感じの物語だが、ジャバウォックに取り憑かれるみたいに夢中に読んでしまった。

    動物の中でこれほど温厚な種はいないし、これほど残忍な種もいない。

    ☆生き物にとって何より重要なのは、生き残り、繁栄することです。

    ☆スポーツは、自分たちに埋め込まれた攻撃性をうまく発散させるために作った、人の偉大な発明の1つ

    ☆他人と過去は変えられない。だけど、自分と未来は変えられる。

    自分の過去と他人を一番変えようとしたがる人間(私)だが、この本を読んで目が覚めたというか、他人を変えようとするのも傲慢だし過去も変えられない。自分ができ

    0
    2026年05月14日
  • ジヴェルニーの食卓

    Posted by ブクログ

    美術作品・画家をテーマにした短編集。あまり美術に詳しくなかったが、画家についても学びつつ一つ一つの話が心暖まる内容だった。

    0
    2026年05月14日
  • 同志少女よ、敵を撃て

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦、ナチスドイツのロシア侵攻に対し、防衛戦争に参加したロシア人女性狙撃兵の話。 かなりヘビーな入りだったので序盤は気が重くなりながら読んでいたが、リアルな描写に段々と引き込まれていき、最後は手が止まらなかった。 戦争という極限の環境にどう順応していくか、その中で自分をどう保ち続けるか、またはそれなできないか、その心理描写も面白かった。

    0
    2026年05月14日
  • 暗殺の冬

    Posted by ブクログ

    クリストフェル・カールソン『暗殺の冬』文春文庫。

    スウェーデン・ミステリー。

    本の帯に『人間の罪を静かに見つめる十年に一度の傑作。』というコピーがデカいフォントで掲載され、ニューヨーク・タイムズ紙、ベスト・ミステリ選出となれば、見逃せない。

    小説の構成上、時間経過が遡ることが多いのだが、全く煩わしさは無く、ページを捲る度に次々と読者の興味を惹いていくという造りになっている。警察官親子2代に亘る執念の捜査と住人たちを震撼させた連続レイプ殺人犯『ティアルプの怪物』の正体とは。そして、第一部の語り手である作家である『私』が最後にどんな真実に辿り着くのだろう。

    全く救いの無い結末だった。登場人

    0
    2026年05月14日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    素晴らしい本でした。
    時間とは何か。
    電車の中で読んだ後に、
    電車を降りて反対側のホームに同じような黒やグレーのスーツやら私服やら暗い色の服を身にまとった人達が誰も喋らずスマホを見ながら等間隔で並んでいるのを見ると、これは未来の話だったと感じた。

    時間は有限だと、毎日何かしらの価値を生み出さなくてはと、せかせかと生きること、それはもはや人間らしさなど失っているのです。
    この本の伝えたかった真髄を心に留めて生きようと思いました。

    0
    2026年05月14日
  • おいしそうな文学。

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    タイトルはこれだけれど、「心が動かされる、文学の中の食べもの」についての文章でした。
    美味しそうなものも、不味そうなものもありました。
    本を開いてしか味わえない食べものも。

    藤野可織さんと同じく、というと烏滸がましいけれど、わたしも西瓜糖は夢見ています。
    「西瓜糖の日々」を読んで、西瓜糖を夢見ない人いるのかな…わたしは琥珀糖を知ったときにこれかな?と思ったけど、それでもベタベタしそうだからやっぱりアイデスにしかない。

    武田百合子さんが度々登場しているのが気になります。たぶん何かを読んだことある…
    土井善晴先生もよかった。感性とは、違いがわかること。日本の美意識は、イマジネ

    0
    2026年05月14日
  • かがみの孤城

    Posted by ブクログ

    出会えて良かったと思える作品でした!!

    人間関係に悩まされた時に、こんな世界が存在したらーという気持ちを満たしてくれる作品。
    出会うのが早ければ早いほど人生が好転するほど影響力がある作品だと感じた。

    悩みを抱えた7人が城に集められ、徐々に成長し信頼して助け合って行く姿に心打たれました。城の秘密や狼面の少女の正体、互いの素性と序盤から張り巡らされた伏線が後半にかけて次々と回収されていくのがとても楽しめた!

    言葉では上手く形容できませんが、心の支えとなる一冊です。歳を重ねるとまた違った読書体験を得られると思うので7年後の27歳の自分にも必ず読んでほしいです。

    0
    2026年05月14日
  • あさひは失敗しない

    Posted by ブクログ

    共感と同情
    過去一、没頭して読んだ作品
    親子、友達、異性、、いろいろ考えさせられる
    終わり方がよかった

    0
    2026年05月14日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    52ヘルツのクジラの声。適当に流さず、自分も聞こえるようにしっかりと耳を傾けたい。
    キナコと愛のその後が見たいな。

    0
    2026年05月14日
  • 劇場という名の星座

    Posted by ブクログ

    帝国劇場を愛する者として、どうしても読みたかった!

    あの空間で感じたあらゆる気持ちが、決して難解ではないのにまさにこれだ、と思えることばで綴られていて、今は無いあの帝国劇場での景色が蘇った。

    帝国劇場とは、何故あんなにも人を惹きつけるのだろう。短編集の中で、さまざまな人間が各々の役割で、各々の思いを胸に、帝国劇場との関わりを持つ。自分が過ごした帝国劇場との思い出と重ね合わせ、胸がいっぱいになった。

    帝国劇場での作品を作り上げる人、受け取る人、すべての人が集まり、星座となる。優しさと希望に溢れた短編集だった。一生の宝物にします。

    0
    2026年05月14日
  • 告白

    Posted by ブクログ

    その人のターンの時にはその人に寄り添う気持ちになるのに、他の人の目線になると、そうでもなくなる。
    それがこの小説の面白いところだった。

    けれど何故か、森口先生だけは誰のターンでも同情心がわかなくて被害者のはずなのに嫌な感覚を持ってしまった。
    そして森口が嫌いで修哉に一番同情してしまったのも罠にハマってしまったような気がした。

    0
    2026年05月14日
  • フルーツパフェをちゅうもんしました

    Posted by ブクログ

    用事がありすぎだし、そもそもなんで宇宙飛行士でロケットに乗る1日前にそんな用事があるのかおもしろかった。

    0
    2026年05月14日
  • サーカスから来た執達吏

    Posted by ブクログ

    その時代の生活背景なども加味されていて、面白かった!いろんな事件や事故が重なり合って、偶然が偶然を呼び、いや、必然なのか…色々絡み合っていて、サーカス少女の言動の伏線なども、面白かった。
    こうは考えられないだろうか?などと、読み手に考えさせるような文章が多いと感じて楽しめました(*ˊᵕˋ*)

    冬木さんの作品は、序盤はなかなか理解するまでが大変で進みずらいところがあるが、中盤から一気に話が変わったり展開がすごくて、そこからあっという間に読み終わってしまう作品が多いなと感じます!(※個人的意見です)でもそれが、後の推理や解決シーンに活きてきたりして、とても良い◎

    私は昔の時代背景の作品に対して

    0
    2026年05月14日
  • アリアドネの声

    Posted by ブクログ

    期待以上に面白かった!

    次々に障害が待ち構えていて、ハラハラしながらどうするのかな?と読む手が止まらなかった。

    ハンデがあるからこそ、イレギュラーなことが起きても健常者よりもイレギュラーの幅が狭くてすごい!

    0
    2026年05月14日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    汝、星の如くに魅せられて読んだ。
    暁美と大好きな北原先生のその後、北原先生の過去の物語が知れてすごく嬉しかった

    0
    2026年05月14日
  • サクラ咲く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    運動部で友達が多くて恋愛もして、順風満帆な学生生活を送っている人たち。
    それにたいして運動が苦手で地味で女子とあまり会話すらしたことがない映画同好会の一平。
    一平はずっと、いわゆるキラキラした青春を送れないことに引け目を感じている。
    ただ、映画に対する熱意は人一倍。
    胸に突き刺さる映画と出会ってしまったときの感動は、一平にとってかけがえのない思い出となる。
    その体験を誰が馬鹿にできようか。
    物語に触れて感情を大きく揺さぶられ、価値観を大きく覆されるような豊かな体験を、周りは「地味」という言葉で片付けてしまっていいのか。
    映画同好会の仲間たちと奮闘しながら映画の撮影に臨む彼は美しかった。
    「学校

    0
    2026年05月14日