ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 紙の月

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    まるで毎週続きが気になるドロドロ系ドラマのようだが、つい先が気になる面白さだけでなく、読みながら色々考えさせられた。

    お金は人を変えてしまう、その一方でお金で人を変えることはできないとも思った。

    人は大なり小なり他人に言えないことがあるだろうし、梨花の話は額が額だけに身近には感じないものの、全く別世界の話ではないと思えてくる。
    そういう意味で、自分と違う人生を疑似体験できるのが小説の醍醐味と改めて感じることができた。

    読んでいる最中だけじゃなく読後も深く考えさせられるところが多く、(でも決してイヤな感覚とかモヤモヤではなかった)人生の中で記憶に残る一冊だなと感じたので、☆5にした。

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    2025年12月19日
  • 復讐は合法的に

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    表向きは法律探偵事務所ですが、「合法的に、且つ最大限に、相手にダメージを与える方法を考える」と言う裏メニューをもとに、エリスの様々な復讐作戦を愉しむことができます。エリスが魅力的なのはもちろん、小学生ながらも有能な助手のメープルも可愛らしい。短編4話どれもが面白かった。あと2冊続編が出版されているので楽しみです。

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    2025年12月19日
  • GOAT

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    小説、詩、エッセイ、短歌、普段手に取らないジャンルも読んでみると面白く、初めましての作家さんの作品に興味を引かれて過去作品を調べたり、まだまだ新しい読書の世界が広がっていくのを感じました。

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    2025年12月19日
  • 侍タイムスリッパー

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    面白かった。
    映画「侍タイムスリッパー」を見事にノベライズしてあり、映画の感動をそのまま追体験しているような爽快感があった。
    小説は文章から人物や風景そして場面の状況を想像するものだが、本作は映画という映像作品があって書かれたので、作中の人物、背景、状況、登場人物たちの具体的な姿を小説の中に登場させて読める楽しみがあった。
    映画と見事にシンクロし楽しく読める一冊だった。

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    2025年12月19日
  • 小説

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    ネタバレ

    初め読んでるうちに、あれ?章とかないと気付いたが、テンポよく読めた。物語がどんどん流れ込んでくる感じ。「読みたい」「書きたい」に分かれたときの衝撃。「読むだけ」でもいい。意味として外に出した嘘を取り入れて、ひとつの人生では限界のある意味を増やしていく。それが小説。自分が小説をはじめとして、映画やドラマ等物語が好きな理由。中でも小説は受け取り側の自由度が大きい。素晴らしき小説の世界。後半のファンタジー展開に少し戸惑ったが、同じ地平にいると思ってたがここは小説の中の世界なので何でもアリでもあるというのを思い出させる、寧ろ小説の醍醐味的仕掛けに感心する。

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    2025年12月19日
  • 言語化するための小説思考

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    読んだ小説をどうやって自分の中で消化していくか、作者の視点を通して自分なりに考えた。筆者の言葉を借りれば、小説の一部を抽象化し、個別化するための「視力」を身につけられれば、新しい、より深い?小説の楽しみが見つかるのではないかなと。

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    2025年12月19日
  • グリーン家殺人事件

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    古典海外ミステリーにハマった最初の作品。
    旧訳は持っているけど、新訳も読み比べのために一緒に本棚へ。
    11.12月が設定時期なので、ホリデーシーズンの前に読めるとよりうきうきする。

    改めて読み返すと、裏の主人公は「グリーン家の館」そのものであると言える。ヴァンスも繰り返し言っているように、空間自体と流れている空気、堆積した想いや感情が人に作用して事件を起こしていくかのよう。
    雪の降り積もる静かな夜の館、誰も立ち入れない開かずの間、車で駆けるニューヨークの街並み。
    印象的な場面が多く、浮世離れした登場人物も相まって、100年前の時代の空気を感じられるのが楽しい。
    トリックの妙を追求するのとはま

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    2025年12月19日
  • I

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    すごい。Nが好きで、この作品も速攻購入。

    個人的にIの方が面白い。
    そして、わかりやすい。

    私はゲオスミンから読んだ。
    かーやられた。道尾さんの小説のミステリーはいつも一捻り、二捻りとあって、飽きない。

    またこのシリーズ出して欲しい

    カフェで読んでいたら
    本を逆さまに読んでて隣の方に二度見されたのはいい思い出だ笑

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    2025年12月19日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    随分前に購入したが、前評判(グロい)から手に取るのを躊躇っていた本作。
    元刑事である樋口
    蒲生稔
    妻の雅子
    3人の視点で物語が構成されている。
    その視点の妙を用いてのトリックが最高峰とも言える叙述ミステリを生み出している
    読み手の心も抉られました。

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    2025年12月19日
  • 温泉小説

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    初めての作家さんの本です。

    温泉に纏わる短編6作品。
     女友達の作り方
     また会う日まで
     おやつはいつだって
     わたくしたちの境目は
     五十年と一日
     島と奇跡

    どの作品も人間関係と温泉が面白く読めました。
    温泉に行きたくなります。

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    2025年12月19日
  • ソバニイルヨ

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    本当に素敵な本に出会えました。

    こんなことして、なんの意味があるの?
    面倒くさい、面白くない。
    どうして勉強しなくちゃいけないの?
    自分も含めてだけれど、こんな疑問はたくさんの人が持っている、または持っていたと思います。
    しかし、そのような疑問をぶつけられて、大人は、子どもが本当に納得できる答えを出来てきたでしょうか。
    この小説で、ストンと腑に落ちました。
    なぜ面倒くさいことをやらなければいけないのか、ということが、勉強に限らず、考え方、生き方にまで及び、ひとつひとつ、しっくりくるのです。
    研究所に籠ったきりの父親の幸一郎が息子の隼人に残していったロボット『UG(ユージ)』によって、隼人の意

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    2025年12月19日
  • 望月の烏 八咫烏シリーズ10

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    まずは凪彦くんに、君はよく頑張ったと労いの言葉を送ってあげたい。良さそうな奥さんもらえそうで良かったね。

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    2025年12月19日
  • どうで死ぬ身の一踊り

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    藤澤清造に関する調べ物を行う様子や同棲生活のイザコザを描いた私小説。

    短気ですぐに手を上げ、女に逃げられると泣きつき反省したかに思えるが、また同じ事を繰り返すクズ。しかし、藤澤清造にまつわる事に関しては熱心に取り組む。そんな彼が何処か愛おしい。

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    2025年12月19日
  • 地上の楽園

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    日本在住の北朝鮮籍の人が『帰還事業』で1959年12月14日の第一次船から1984年まで約9万人、集団移住した話です。とにかく強烈な追体験ができます。3部立てとなっていて、1部は第一次帰還の前に、日本に住み帰還を勧めていた側の在日高校生の目線で語られます。この部分が一番話も進まないし、移住しても絶対に幸せにならない未来を私たちは知っている上、当時の非人道的な在日差別を追体験し、読むのが辛いです。
    第2部は1部で語り手だった孔仁学の親友、勇太が体験していく、移住後の帰還者たちの暮らし。とにかくここが壮絶を極めているので、恐ろしいのに読む手を止められません。そして、短めの第3部は日韓共同開催ワール

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    2025年12月19日
  • 川のほとりに立つ者は

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    ネタバレ

    私はおせっかい焼きなので、この本を読めて良かったなと思う。
    そして、私は人と話していて、この人はこういう人だなと勝手にレッテルを貼るところがある。品川さんの言葉で、ハッとさせられた。
    また、松木の生い立ちについて、すごく共感した。人と比べて、自分は恵まれている。天音さんのように、誰が見ても辛いと思うような経験をしている人じゃないと、弱音を吐くことは甘えみたいな風潮はあるよなと思った。もちろん天音さんの経験が辛くないというわけではないが。

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    2025年12月19日
  • ガラスの殺意

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    今年2025年に読んだ小説52冊の中でトップ2に入る素晴らしい作品だった!(ちなみにもう1つは柚月裕子の最後の証人)
    読書スピードは間違いなくナンバーワン。引き込まれすぎで睡眠時間を削って読んだ。
    切なく美しくいろんな愛のかたちもあり、多角的にストーリーがあって、奥行きがすごい!とにかく読んでほしい。星は5以上。

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    2025年12月19日
  • 京都岡崎、月白さんとこ 秋染まる嵐と静かの月

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    ネタバレ

    読み始めから、色鮮やか。秋の色に染まる、京都。日本でしか味わえない、様々な色の名前。茜の青藍に対する心の動き。青藍の茜に対する思い。次の作品では、もっと近づく二人が見たいなぁ。すみれの成長もすごい。でも、もう少し子供のままでいてほしい気も。
    月白さんの鳥獣戯画もどきには、思わず笑いが。なるほど、こうきたか。
    次の作品が待ち遠しいです。

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    2025年12月19日
  • 湯気を食べる

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    くどうれいんさんの食エッセイ。読んでいて食べたいと思ったものが沢山あった(*´﹃`*)萩の月、ねぎとろ、うーめん、シンプルなたまご丼…。

    『萩の月のキャッチコピーには、「まごころをかたちに。」とある。そうか、まごころのかたちとは、クリーム色で、ふかふかのまんまるだったのか。私も萩の月のような明るいまごころを胸に持って暮らしたい。-萩の月- 』

    『何を食べたらいいのかわからずにしゃがみ込んでしまうような日が来たら、前にそうやって泣きそうになった自分が何を食べていたか思い出してみるといい。…おいしい、と思う。おいしいから大丈夫、と思う。そうやって明日を迎えられる。-ねぎとろ-』

    自炊をするこ

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    2025年12月19日
  • 百年の時効

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    「百年の時効」(伏尾美紀)
    昭和の時代に起きた事件を平成、令和の視点で刑事が追う小説でした。まさに自分が育った時とも重なる時代を考えながら読みました。犯人を追う刑事達の焦りにも似た渇望、迫力には引き込まれました。戦争の風がまだ色濃く残る昭和の事件を昭和の刑事と平成、令和の刑事がどう追って行くのかにも。今日はニュースで世田谷区一家斬殺事件関連の報道を聞きましたが、現実の未解決事件が思い出され、どうして犯人が捕まらないのか?その真相背景は何なのか?せめて小説の中にカタルシムを求めたのかもしれません。
    それにしても、この小説を書き上げた作家さんは凄いと思います。フィクションですが、我々の現実に起こっ

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    2025年12月19日
  • バカの壁

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    物の見方、考え方をしなやかにするために読んだ方がいい本だと思います。
    なにか一つに依る事で楽をしたいという性質が人間にはある。それを自覚するのと、しないので物を見れば景色も変わるのだろうと思います。
    壁があるのをわかって生きていくのと、壁があるのをわからないまま生きていくのは同じことをしていても意味合いが変わっていくのでしょう。

    講義を受けているように読めます。
    少し難解な部分もあり、口頭でうまく説明ができませんが、広い視点で物を見ることの大切さがわかりました。

    私は大好きです。

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    2025年12月19日