身分帳

身分帳

924円 (税込)

4pt

映画監督西川美和が惚れ込んで映画化権を取得した、
『復讐するは我にあり』で知られる佐木隆三渾身の人間ドラマ!
映画『すばらしき世界』(2021年2月公開)原案。
復刊にあたって、西川美和監督が書き下ろした解説を収録。

人生の大半を獄中で過ごした前科10犯の男が、極寒の刑務所から満期で出所した。
身寄りのない無骨者が、人生を再スタートしようと東京に出て、職探しを始めるが、
世間のルールに従うことができず、衝突と挫折の連続に戸惑う。

刑務所から出て歩き始めた自由な世界は、地獄か、あるいは。
伊藤整賞を受賞した傑作ノンフィクション・ノベル。

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  • 映画化

    「すばらしき世界」

    2021年2月11日公開
    出演:役所広司、仲野太賀、橋爪功

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身分帳 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    山川の身分帳の量を知るだけで問題多し人物なのがわかる。刑期を終え満期釈放出所した山川が癇癪を起こさないか心配でしかたがなかった。子供の頃は放浪での補導、いつから神経質で癇癪な性格になってしまったのか…
    スーパーの主人の優しさが救いになりました。悩んだ時に親身になってくれる人、相談できる人がいると気持

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    映画「すばらしき世界」の原案。23年のムショ暮らしを終えた初老の男の娑での生活を描く。

    絶版だった作品を良くぞ映画の原案に持ってきてくれたものだと思う。
    九州で生まれた孤児は少年院生活などを経て犯罪の常習、服役期間中の傷害などで合計して23年の刑期を終える。

    一般社会に馴染もうとする姿勢、周囲の

    0
    2022年08月02日

    Posted by ブクログ

    映画で、役所広司さんの演技が素晴らしく、不遇な生い立ちと真っ直ぐな性格が犯罪を招いている様を諦めのような悲しさで観た。その後も折に触れ、映画のシーンがフラッシュバックするので原作を読まねばと手に取った。生々しいのは事実だったから。そして著者が主人公のモデルに近しくしていたから。そうならざるを得なかっ

    0
    2021年12月22日

    Posted by ブクログ

    読み終わったあとにノンフィクションと知って驚愕。

    身分帳の後ろに収載されてる行路病死人を読んでるうちに、あれ?っとなり少し混乱した。まさかノンフィクションとは。

    無知も甚だしく恥ずかしいのだが、「復讐するは我にあり」という名前は聞いたことがあったが佐木さんの作品だった。またこの身分帳は西川美和監

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    映画を見て原作が気になり購入。
    本全体が読みやすい。原作と映画を比較することでどのように現代版として馴染ませたのかが分かって興味深い。
    個人的には後半の「行路病死人」が面白かった。

    0
    2024年06月23日

    Posted by ブクログ

    とても不器用な生き方をしている主人公。でも、憎めないキャラクターで、私自身は嫌いではないかも。
    もっとうまく立ち回れないものかなぁと、ヤキモキしながら読み進めました。
    役所広司さんが好きで映画も先に見ましたが、本の方が好きかも!

    0
    2024年02月27日

    Posted by ブクログ

    映画を先に観て良かったので本も読んでみました。
    西川美和監督がこんなに面白い本が絶版状態にあるとはと書かれていますが、本当に面白く一気に読み終えました。
    主人公である山川一さんは再犯を繰り返し、出所後も上手く世間とは関われません。
    真面目で几帳面、人情に厚く、礼儀正しく優しくもあり、とても魅力的な人

    0
    2023年08月26日

    Posted by ブクログ

    映画「すばらしき世界」を観て、原作を読みたくなった。
    映画とは違い、もう少し多く主人公の出所後の生活が描かれており、小説の世界を楽しむことができた。
    生きづらさという点において、前科者であるからということより、この主人公の性格が占める部分が大きいのだろうが、育った環境や境遇のせいもあり同情する部分は

    0
    2023年01月18日

    Posted by ブクログ

    社会的に”ダメ”なひと。世の中への抗いと自分自身との葛藤と生きてるんだなぁ。光が見えたあとの結末がさみしい。

    0
    2022年12月24日

    Posted by ブクログ

    戦争が無ければ、違う人生だったかもしれない。
    何事にも、一途に真っ直ぐに生きてきた人。その人生な向かいあって、一冊の本にした作家。その他様々な人たちが、取り巻きながら、本当に生きたと言えるかも。仮想の力が無けれ生きて行けない現代人は、生きていると言えるのか。

    0
    2022年11月26日

身分帳 の詳細情報

  • 映画化

    「すばらしき世界」

    2021年2月11日公開
    出演:役所広司、仲野太賀、橋爪功

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