小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
昔、この映画観てめっちゃ良くて、昨年復刊したことを知り早速読む。映像もとても良かったけど小説もよかった。青い空の下、乾いた風の中で正月の伝統行事の凧上げを楽しむ可愛い男の子2人の笑顔や色とりどりの凧の映像が蘇った。
アフガニスタンの首都カブールでの裕福で恵まれた主人公の少年アミールと忠実で純心で優しい使用人の少年ハッサンとの身分の違いこそあれ幸せな日々。ある日ハッサンが3人の悪童による卑怯な暴力の的になるがそれを物陰でみていたアミールは恐怖に身がすくみハッサンを見捨てて逃げ帰る。残酷な事件によって断ち切られる絆、別離、戦争、内戦、2人の間に隠された秘密。大人になってアメリカで平穏に暮らしながら -
Posted by ブクログ
カースト最上位の学園の王妃がある事件により地位を失い、所謂地味なグループに所属することになる。
そんな物語のスタートから、クラス内でコロコロ変わる人間関係を追いかけながら思春期の女の子たちの成長を描く小説。本当に、中学生のころに読みたかったなあ。
思春期の女の子同士の人間関係ってどうしてあんなにも拗れるんだろう。
今思えばどうして、と思うことで毎日苦しんでいた。
学校生活のことはもう鮮明には覚えていないけど、友達と衝突した時の記憶や、ギスギスしていた空気感、学校に行きたくない朝の気持ち、仲直りをした後の世界の全てが味方になったような気持ち、そのあたりはやっぱりまだ思い出せる。狭い狭い人間関係 -
Posted by ブクログ
人生は思っていたよりも長く、孤独で、素敵なのかもしれない。これはおじさんとしてのメタ認知入門だ。
僕はいよいよアラサーの出口付近の年頃になってしまったが、退職のその先を考えたことはなかった。むしろ退職は人生ゲームのゴールのような、ゴールテープを切った後の呼吸を整えながら歩く時間のように感じていた。
でも本作を読んでその先の人生も続くんだよなあと気付かされた。ひょっとしたら人生の約3分の1は退職後なのか!!
家族は大切だが妻には妻の、娘には娘の人生があるというのも新しい視点だった。現代において、家族とは密結合ではなく、疎結合であるべきなのかもしれない。これは冷たい話ではなく、各々が各々の人 -
Posted by ブクログ
化粧品PRの仕事に精を尽くす女性の物語。
華やかな業界の世界の裏側がリアルに描かれていて面白かった!
特に印象に残ったのがこの言葉。
「仕事のために寝ることと、好きになった男がたまたま権力を持っていたことと、その境いめはどこにあるのだろうか」
そしてもう一つ。
「女性には二通りあることが分かりましたよ」
「仕事と寝ることが出来る女と、出来ない女です」
「仕事と寝る女」。
寝る仲になった男の欠点には大体目を瞑ることができる。仕事も、愚痴や文句を言いながらも結局は惚れているからやる。
恋愛なのか打算なのか、その境界は案外曖昧なのかもしれない。
この比喩表現はさすが林真理子さん。
男に -
Posted by ブクログ
道に迷ったときは、自分に素直になる少しの勇気が打開策になるかもしれない。
そして「ナイスうずまき!」はサムズアップと一緒にいつかで使ってみたい一言。
うずまき、それを立体にすると螺旋階段になるのか。
同じところをぐるぐる回っているように見えるけど、実際には高さ(深さ)が違う。
同じような日常を繰り返しているようでも、どこか今日とは違う一日になる。
作中の言葉を借りれば
-人生は螺旋階段のよう。お互いの曲線が近づいたり重なったりするとき人は出会う-
歩くスピードや、少し戻ってみたり、立ち止まったりしてみたり
そうすることで誰かの人生と近づいたり、重なったりするのかな。 -
Posted by ブクログ
教師は子どもに勉強を教えるのが仕事だが子どもたちに教わるのも教師である。
学校は社会の中では閉鎖的である。本文にもあったが大学卒業して先生と呼ばれるのは違和感極まりない。
仕事としても教室の中だけでなく、子供にまつわる外での問題も対処しなくてはならない。
清崎小学校は小学生ながら学年で平均点を競い合うが教師に成果報酬がある訳でもない。
こんな仕事だれがやるんだ…。
と思っているが、教師の仕事の魅力も感じるのがこの一冊。
リョウタのように人との人とのつながりを大切にする人になりたいと思った。
どんな問題が起きても子どものこと、同僚のことを思いやり、突発的に出る行動や言葉が温かい。
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