楽園への道

楽園への道

ゴーギャンとその祖母で革命家のフローラ・トリスタン。飽くことなく自由への道を求め続けた二人の反逆者の激動の生涯を、異なる時空を見事につなぎながら壮大な物語として描いたノーベル賞作家の代表作。

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楽園への道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    フランスの社会運動家フローラ・トリスタンと、その孫であり芸術家のポール・ゴーギャン。作中ではこの2人の主人公の遍歴を交互に語る形で、物語が進んでいく。
    活動した時代や領域は異なっているものの、この祖母と孫の生き様は驚くほど似通っている。周囲の無理解や抑圧に苦しみながらも、自らの理想の世界(作中ではと

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    長い小説だけど、もう少し読みたいもう少し読みたいと、惜しむように読んだ。
    読み終わってからも、しばらく余韻が残った。

    0
    2020年05月12日

    Posted by ブクログ

    暑くなると、ラテンの文章を読みたくなる。
    ゴーギャンの章が特に良い。肌にまとわりつく熱気と湿気。彼は求めていたものを手に入れたのか?

    0
    2018年09月10日

    Posted by ブクログ

    原田マハの「たゆたえども沈まず」、サマセット・モームの「月と6ペンス」とはまた違ったゴーギャン像
    --
    芸術はパリの芸術家や批評家、学者、収集家たちによってはめこれている、窮屈な型や小さな視野を打ち砕かなければならない。

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    自らの意思を徹底して貫くという生き方は、どうしようもなく苦しいものだ。
    意思を貫き自分の理想とする楽園へと突き進む道のり、それはまさに地獄の道である。
    楽園への道とは、地獄なのだ。地獄が楽園へと誘ってくれるのだ。
    そう考えると、楽園と地獄は表裏一体なのかもしれない。

    0
    2020年02月05日

    Posted by ブクログ

    画家ゴーギャンとその祖母のフローラの話。2人の物語を交互に紡いでいく。長編だったにも関わらずあっという間だった。あれだけ長い道のりを一貫した気持ちで生きた、と言うところに無駄がなく羨ましい。仕事頑張ろう!と、まぁたまには休んでもいっか!と繰り返し思わせてくれる作品。

    0
    2017年12月10日

    Posted by ブクログ

    やっと読み終わった〜(1ヶ月以上かかった)

    実在した人物、女性社会改革運動家のフローラ・トリスタンと、その孫で画家のポール・ゴーギャンを題材にした小説。
    フローラは19世紀パリ周辺、ポールは主にタヒチが舞台。フローラは労働者の団結を呼びかけ各地を回る。ポールはブルジョワの地位を捨て絵を描く。異なる

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    たぶん本書の「正しい邦題」は、「楽園への道なかば」、だと思う。
    「ここは楽園ですか」と問うが、
    「いいえ、楽園は次の角ですよ」と延々先送りされてしまう。
    叛逆者ふたりは、ふたりとも、至れない。

    楽園、なんてばかばかしいね、と生まれた瞬間から白けていた読者が、【1983年生まれが、2017年に読む】

    0
    2017年07月12日

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