あらすじ
精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。
謎もトリックも展開もすべてネタバレ禁止!
前代未聞のストーリー、尋常ならざる伏線の数々。
多重解決ミステリの極限!
感情タグBEST3
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すごい話だった。
最初何の話か現実なのか空想なのかわからなかったが、話の流れを理解するとよくこんな複雑なストーリーと場面転換を思いつくな、、と思うような仕掛けと伏線回収がすごくてほかの小説では感じたことの無い感覚になった。
Posted by ブクログ
大満足ですが
ミステリー上級者向けですよこれ...
吐くかと思うくらい情報が多いし、濃い。
大半の小説って
状況描写で読み飛ばせるとこありますが
300p超しっかり読まされました。
脳もたれです。
Posted by ブクログ
白井智之がグロであることは名探偵シリーズで何となく知っていたが、今回はそれを解放したらしい作品。
グロと緻密なロジックでずっと踊らされた。
一方で、伏線はかなり丁寧に回収していた印象。まぁ伏線だと気づいたのは回収されてからだけど。
子役のあいつも言ってたが、全てに理由がある。
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主人公の精神科医の精神分裂の話。そこで、殺人が起こるのだが、まぁ、その内容が、めちゃくちゃぶっ飛んでいる。やのに、伏線だらけ。計算し尽くされた構成。豪快やのに繊細な名作!
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【良かった点】
「何これ?」の連続で読者を翻弄する異様な世界観が強烈。それでいて、終盤で真相が明かされると全体が見事に一本の線でつながり、論理の破綻がほとんどない完成度の高さに驚かされた。再読したくなる本格ミステリー。
【気になった点】
グロテスクな描写や不快感を覚える場面もあり、人によっては受け入れにくいかもしれない。世界観の特殊さから序盤は戸惑う読者もいそう。
【おすすめ度】
★★★★★(5/5)
【ミステリーとしての意外性】
★★★★☆(4/5)
Posted by ブクログ
既婚男性が余所で男を抱くと聞いて興味を持って読んだら、それどころじゃ無い話だった。
洋画の「私が、生きる肌」みたいだった。
あと、小林泰三の「酔歩する男」。そしてドラえもんの「きゃあ、じぶんごろし」
それらが混ざった上での特殊ミステリーで面白かった。
多重世界で、人が死ねば連鎖して他の世界でも死ぬのを利用してるのが面白い。
作中何度も主人公のサイコパスさと、目的のためなら人を道具として使うというのが一貫していて良かったし、最後のオチも良かった。
イケメンの浦島一年は名前から、そういうウラシマ効果とか普通に浦島太郎から取ったネーミングなんだろうな。
最初の悪魔の正体を暴くところは良いミステリーだなと思ったら、自分が分裂して多重世界になったのが面白い。
エレファントヘッドは象の脳みそ由来かな。途中、エレファントインザルームからも来てるのかなあとも思った。
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特殊な状況下において発生する不可能としか思えない連続殺人を扱ったミステリ。特殊設定ミステリは数あれど、本作ほどその設定を巧く活かした作品はそうないだろう。トリックにしろ動機にしろこの状況下でしか成立しえないものなのは見事。
犯行がグロだったり主人公が倫理観皆無なのは白井智之らしいところだけど、世界そのものは割と現実世界に通じる普通の世界。こちらの方が主人公の異常さが際立って良いのではないかと思った。
白井智之は何冊か読んでるけど、中でも群を抜いて完成度は高い作品だと思う。
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最後のくだり、やっと意味が分かった
必ず象山は生き残るのだけど、それは今の逃亡者の象山がこれからいくつも分裂する中の1人で、自分はどうなのかは分からない、自分は当たり側でいられるだろうかという話か
でもこういうのを読むと自分とはなんだろうとなる。深海をテーマにしたゲームSOMAでも同じこと思ったけど
当たりを引き続けた象山も、今からアンプルを打ち始める記憶はあり、どこかでハズレを引く逃亡者の象山もその記憶はある、どちらも同じ履歴を持っている自分なので、【自分がどちらに属する(どちらになる)】という問い自体が、もはや意識の連続という解釈では正しくないのかなとかも思った
(シスマを打った時点でその人はいなくなって、そこからコピー2つが異なる道にそれぞれ別れるだけなので、どっちが元の自分とかないです。どっちの自分も履歴(記憶)を引き継いでるから地続きに感じるだけ、みたいな)
あと特殊設定ミステリってメタ読み対策として強いなと思った
例えば、ミステリーサークルで1人ずつ死んでくやつで、高いとこに吊るされてるやついたら「あーはいはい、お決まりの死亡偽装ね。自分が死んでるのがバレないように体を確認されないよう高い位置で吊るしてるのね。よしみんな、あいつどうにかおろしてみんなで刺して本当に死んでるか確認しよう」とか考えちゃえば良いんだけど、この専用の特殊設定みたいなのはそういう共通パターンではなく固有なのでお決まりのメタパターンが存在しないので浮かばない
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これはもう「ミステリー」というより脳みそに直接仕掛けてくるアトラクション。
何が起きてるのか分からないのに、妙に筋が通っているのが一番怖い。
「そうはならんでしょ」と思いながら読み進めて、
最終的に「……いや、そうはならんでしょ」。
ところどころ「あーそういえば」の気づきの面白さがあって楽しめました。
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シスマ打たれ過ぎて全知全能の神みたいになった裏島が、おもしれーやついないかなぁ。で見つけたサイコパス象山の観察日記みたい。
最後は象山に殺されそうになる象山を、楽しみが無くなるのは勿体無いと思ってシスマ渡して船に残したのかな。
でも裏島って打たれた後死んでるなら他の世界でも死なないのか?神だからいいのか。
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あらすじから「完全なる首長竜の日」みたいな本なのかな? と思ったけど、どちらかといえば「悪の教典」みたいな本だった。
今までに見たことのない設定で伏線回収も気持ちよく進んでいくけど、ドキドキしたのはプロローグと一/前兆で、このあたりは主人公が精神科医ということも生きてて、騙されるのも心地よかった。
それ以降は、ミイラ取りがミイラになるみたいな話だったけど、象山は医者になる前からサイコパスだったので、精神科医が精神を病むみたいなことではなかったのかも。
家族を愛しているという言葉も何回も出てくると、本人の行動も相まって、なんとも軽々しく寒々とした感じに思えて、主人公が報われなくても全然心が痛まない結末だった。
Posted by ブクログ
☆4.8
普段ミステリー読んでても難しいけど、めーーっちゃおもろいやん
時系列とか、どの人とか考えること多い
でも伏線は割と分かりやすい気がする!
すぐあ、これさっきあったな、こうやったなって思って読めたね
グロかったり、キモかったりするところもあるけど、だいぶお気に入り!
Posted by ブクログ
さすが、ぶっ飛んだ作品を綴る白井さん、面白かった!
どの推理にも納得してしまい「そうだったのか~」からのどんでん返しが何度も。
一体どれがホント?誰が犯人?というもはやよく分からない状況に。
さらに計算が苦手なのもあり、増えていく時間に混乱!!!
それでも(時間のウンヌンカンヌンがよく分からなくても)「なるほど!!?!?ほほぉ?!?!」と驚嘆!
(ほんとに驚嘆なんだけど、ここ使い方合ってるのか?!)
白井さんの本は他にも何冊か読んだことがあるけれど
どれもぶっ飛んだ設定&特殊な状況&驚きのエログロ。
(白井さん作品を何冊か読み、すでに耐性がつきつつある描写……)
張られまくる伏線、恐ろしい決断、サイコパスな象山…
多すぎる情報についていけないのに楽しめる文章。
スピーディーに転がる展開がさすがでした!
Posted by ブクログ
怒涛の展開だらけで、気づいたら1日で読み切ってしまった!
特殊設定を利用したトリックもぜんぜん予想出来なかったので気持ちよく驚けた!
でもこの世界のルールだと、ただの交通事故がパラレル世界の不審死になってしまうから、警察大変だなぁとか考えてしまい、没入感はあまりなかったかも。
こんなグロい世界に没入したくはないのでちょうどいいバランスで読めたのかもしれない。笑
Posted by ブクログ
SFサスペンス系
ある薬を服用する事になり、その効果が時間逆行とパラレルワールドへの分岐…という物語
家族が殺されていく犯人を見つけるため並行世界の自分達と多重解決を繰り広げる様は面白いですが、凄いグロテスクなので読む人を選ぶ作品だと思います。
Posted by ブクログ
その昔流行った(?)悪趣味でポップな不条理ものの漫画のような荒唐無稽な世界観…から一転お得意のパズル的ミステリへ。なんでもなさそうな物も全部伏線として回収するとこはさすが、気持ちいい。
しかし多分にアイデア勝負であり、ディテールがある分いけにえの方が好み。
パラドクス理論のくだりで挙げられる死因はちょっと苦しい。医者が信用するとは思えない。
今敏あたりの映像と相性良さそう。
Posted by ブクログ
友人に勧められて。
基本エログロが好き過ぎる私なのでその部分は読んでて楽しかった。けどそれ以上にSF(タイムパラドクス的な)要素に少し混乱してしまった……。
ミステリーのトリックにしても良くも悪くもちょっとぶっ飛んでる感がある。
好きだけど、闇鍋感がすごい笑
Posted by ブクログ
パラドックス空間が複数存在し、それぞれの自分と対話しながら、家族を殺した別の世界の自分を推理していくという、この世界でしか存在しない謎と犯人追求の物語。
主人公自身も善人ではなく、それなのに感情移入してしまう文筆は見事ながら、徐々に内容がこんがらがっていったのも事実。
かなり込み入った力作だったのは間違いないが、もう少し分かり易いと良かったのだが。
Posted by ブクログ
なんなんだこの小説、と読み終えて最初に思った。
グロもあり、エロもあり、かなりぶっとんだ設定でどうしたらこんな事が思いつくんだろうと関心した。
どんな時、どんなタイミングでこんな小説の内容を考えついたのかが気になった。
内容も設定も類を見ないような小説で面白かった。
Posted by ブクログ
3.5より。設定は面白く、文章も読みやすかったが、どんでん返し系ではなかった。主人公が物語をグイグイ引っ張ってくれるのでテンポは良い。ただその主人公の人物造型がややラノベ・漫画チックに思えたのが微妙ではあった。
Posted by ブクログ
読み始めのころは何度も見返しながら、登場人物や背景を整理しながら読んでました。
実によく出来たストーリーです。グロさが際立っており、最初は吐き気がしていましたが‥後半は慣れて来てしまったようで自分が恐くなった。精神が壊れてしまった人の頭の中を、覗いているような感じがしました。
Posted by ブクログ
幸せな一家も些細な事が原因で崩れゆく〜その恐怖に苛まされる主人公が鬼畜すぎ〜特殊な世界観でのミステリーでエログロ描写あり、理解しようと思えない感覚でした。
口から内臓が出てきそう、でした。笑。
凄い読書体験でした。
Posted by ブクログ
…なんかすごかった…
最初の100ページまでは胸くそ悪いしグロいしで
(うわぁ~…)
と思いながら読んでいたけれど、そこからの急展開で俄然面白くなる。
ワクワクドキドキが止まらない!
…と思ったのは大体300ページくらいまでで、もうその辺で分からなすぎて疲れてくる。
これ、ヨビノリたくみさんが絶讃してたけど、多分あれくらい理系の賢い人でないと理解出来ないんだと思う。
私なんて、もうラストの方は
(へー、はぁ、そうですか〜)
くらいの置いてかれ感だった…
Posted by ブクログ
設定が面白い。このような発想ができる作家さんがいるのかと感心した。
ファンタジーと言えばいいのか、SFと言えばいいのか。とにかく特殊なミステリーだった。
特殊な設定を活かしたトリックには驚いたが、彩夏の殺害を筆頭に、「そうはならないんじゃないか」と思うようなものもあった。
そのような気になる点があったことから、評価3とした。
家族を愛していると言いながら、平気で殺害を企てるのは、正直意味が分からない。合理性が全く感じられない。
あくまで、象山は超利己的、自分本位な人物であり、その性根を前提とした人生のリスク回避に、狂気的に執着している。
一方で、優秀な頭脳ではあるが、完璧ではなく、度々ミスを犯す。
そんな人間味があるような、ないような絶妙なキャラクターが主人公というのも、まるで人間観察をしているような感覚で楽しかった。
Posted by ブクログ
難しすぎる!
最初はなんだか医師による探偵物なのかと思い、途中からはバタフライエフェクトの様な話なのかと思いきや、全く違う話で少々混乱した。
色んな話が色んな時間軸で語られ、なぜ?なに?等を考えていくんだが、これがまた難しい。
時々ある図で整理しつつ読むが、すごい!と思えるレベルまで読解は出来なかった。
何度か読めば違うのかもしれないので、また挑戦したい。