【感想・ネタバレ】エレファントヘッドのレビュー

あらすじ

精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。

謎もトリックも展開もすべてネタバレ禁止!
前代未聞のストーリー、尋常ならざる伏線の数々。
多重解決ミステリの極限!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

これはスゴイ。いい。めちゃくちゃ。
特殊設定ミステリー扱いなのかな?
精神も体も分裂、グロてんこ盛り。
冒頭からワケが分からなくて、どんどんエスカレートする。狂っているのは誰なのか?全員か?
どんどん暴走していく疾走感が良かった。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

始めは普通のミステリーかな?と思ったが、段々とサイコじみた展開となり、それがSFとなり、、、とどんどん惹き込まれていった。
難解ともあるが、図解なども書かれておりかなりわかりやすい感じにはまとまっている。
この作者にしか書けないような独創性があったので、他作品も気になった。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

期待以上のおもしろさだった。
新鮮なミステリーにグロさが絡み、何をしでかすかわからない男にハラハラしながら予想外に裏切られて楽しかった。現実味の無さは気にならず、時空や思考、精神などのいくつもの可能性を実験的に提示されて興味深かった。
人に薦めにくいのは確かだが、好きな人には刺さる作品だと思う。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

・ダ・ヴィンチ・恐山さんがおすすめしていたので読みました。ありがとう、ダ・ヴィンチ・恐山さん。
・めちゃくちゃ面白かった。
普段私はずっとカッコつけて本を読んでいるんだけど、たまにカッコつけなくてもガンガン読めてしまうくらい好みの本に出会えて嬉しい。超好みだった。同じ作者の他の本も気になったので、読みます。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

⚠️相関図を書く事を推奨します!

苦手な人の気持ちも大好きな人の気持ちも分かる……
ちなみに私は大好き(*^ω^*)と言いたいがグロ描写に尻込みした……ストーリーは本当に120点‼️多重解決の美しさが際立っており、真相のトリックも美しかった!

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

とにかくおもしろかった。前情報なし、先入観なしでぜひ読んでみてほしい。本当におもしろいから!
この小説を書ける白井先生の頭の中を覗いてみたい。

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「名探偵のいけにえ」が好きだったので、こっちも読んでみた。
グロは上記の本で慣れて(?)いたのでその点は大丈夫(大丈夫ではないけど)

象山のサイコ描写がすごい。笑
どうしたらここまで倫理観欠如した人間を描けるんだ?人の解像度がとんでもないんですが、いったいどんな人生を歩んでこられたのでしょうか。作者、自分と2歳しか違わないのに、あまりにも見えている世界が違う……。

特に"彩夏"で性処理するくだり。前振りも言い訳もなくただ淡々と実の娘の代替品で性欲を満たす描写が本当に(気持ちの面で)グロい。エグい。終わった後もなんの説明もない。それが当たり前で日常だから?おそろしいぜ。

肝心な推理周辺はあまりにもこんがらがりすぎて、途中で理解をやめてしまった。「へーそうだったんだ」で読み進めるだけになってしまった。ちょっともったいなかったかな。

とは言え、邪魔者を処理することで必死で維持してきた"幸せの家族像"が一瞬で転落する様、分裂した自分たちがそれぞれの思惑を抱えて身勝手に家族を殺した結果最終的に自分一人になるという最後はなかなかの読後感がある。良い時間になった。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

精神科医の象山は家族と平穏な日々を送っているが、いつか崩壊するのではと恐れ、謎の薬を手に入れる。

最後の謎解き章は読んでると頭がおかしくなるくらい異次元すぎて分からないw
ラストは昔の『世にも奇妙〜』みたいで意外と好き。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

一気に読んでしまった。とにかく事前情報なしで読んでほしい。エロやグロ描写があるから苦手な人は気をつけた方がいい。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

なんて感想を書けばいいんだ。頭がこんがらがっておかしくなってしまいそうな展開。作者さんの頭の中はどうなっているんだ。作者さんこそがエレファントヘッドの持ち主なのではないか。そう思ってしまうほどジェットコースター的な展開だった。象山が私よりもはるかに頭のいい、それでいて狂っている人間だからこそ、話をややこしく、カオスにしているんだろうな。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

ミステリ。エログロ。
白井先生の長編を読むのは約6年半ぶり。『少女を殺す100の方法』以来。
これこそ白井先生の作品、という感じ。
ネタバレ厳禁らしいので、本文の言葉をひとつだけ。
"こんなことを考える人間がいるなんて想像したこともなかった"

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今まで読んだ本で1番難しかったかもしれません。
終盤は頭を抱えながら読みましたが、独特な雰囲気が好きでした。
“見えない爆弾”が最後に回収されたのが良かったです。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

最近のミステリーはこういう感じになってきているんですね、と思う次第でございます。

その中でも極北にあたる作品となるのでしょうか。

色々な手法というんですかね、余すところなく使われており、あれこれ手法を織り交ぜながら複雑なプロットを作るのはだいぶ骨が折れる作業ではないかと感じました。

しかし、それ以上に作者である白井さんの異常性といいますか、無機質な残忍性といいますか、そのあたりが作品に特異性をもたらしていることは間違いないのかと。

そのせいか好き嫌いはだいぶ出るかなと思います。

僕は声を大にして「好き」ということはできないです。無機質な残虐性や極めて倫理性に欠けた主人公の象山の行動はとても好きとは言えるものではありません。

ただ作品がすごい!ということは間違いなく、最近の新しいJ-POPを聴くかのような新しさと複雑さを兼ねそろえており、読み始めたら終わるまでひたすら没入させられました。

僕が昔楽しんでいたどこか情緒があり、どこか牧歌的な探偵が取り組む謎解きというようなのんびり感はなく、あちこちに張り巡らされた謎の糸を搔い潜り、あっちへこっちへ右往左往動かされるかのような感覚でこっちも変態で大変です。

このような異常なことを考えつつ、独りひたすら筆を走らせて作品を完成させていく作者はどのような変態なのでしょうかとか考えてしまいます。

時に描く世界と現実との間で自分を保つのに難儀したりするのでしょうか。

描かれる性癖のようなものが全くないところから生まれてくることはないかと思うので、思考にそのようなものが宿っており、それらは頭の中で処理をしていたりするのですかね。

そんな火種がいつか爆発したりしないのかな、なんて考えてしまったりします。

そう考えるとこういう作家さんというは色々な能力や嗜好、好奇心、知識が必要とされており、本当にすごいなとただただ尊敬と畏怖という感じでございます。

ありがとうございました。

機会があれば、過去の作品も読んでみたいと思います。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

シスマという時間を戻すことの出来る薬が発動する条件を巧みに使ったTENET的な設定がやや強引な部分はあったが面白かった。異なった時間に存在する複数の自分と夢の中の地下室で一堂に会しながら事件の真相を解いていく。行ったり来たりする時間軸に混乱しそうになりながらも、最終章〜エピローグに向けて明かされる真実に、あぁその手があったか、といっぱい食わされた感があって良かった。
軽快な語り調子のおかげかグロさも軽減されてるように思う。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

「あ、この医師はまともなんだな。良かった」と思ったのも束の間、めちゃくちゃド変態だった笑

たまにはこういう作品を読むのもいいかも。たまにはだけど。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

相変わらず複雑…
キーパーソンに納得。
白井智之にしてはグロ少なめだったけど、
ゲロをゲボというのはこだわりなのか…

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2025年09月23日

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精神科医・象山が、打つと自意識が分裂し時間遡行する薬を用いて身の回りに起きる猟奇的な殺人の謎を解いていく。分裂した自分と、犯人役や探偵役を入れ替わっていくさまが面白いし、最後の最後で明かされるトリックも、論理的に整合しており感嘆。エログロ&サイコパスが強いので、そういった作品と自分との距離をとって読むことができる人にはおすすめ。章の見出しは、前兆、変異、分裂、増殖、発症、進行、拡散、消滅とあり、感染症のや腫瘍を想起させる病理学的なプロセス。小説のプロットと符合しつつも、読書体験を表しているようにも思う。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

理解が追いつかなくなったところで図が登場したので何とか整理しながら読み進められました。最後どうなったのか気になるのは私だけ⋯?

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

精神科、精神疾患患者が登場するため、18禁ゲームの「さよならを教えて」が真っ先に思い浮かび、文哉についてもきっとアルバイトではなく患者なのだと予想がつきました。
予想がついたから、余計に没入していき、以降のストーリー展開やキャラクターについても予想・考察が捗り、頭を使って読める作品で楽しいです。

プロローグで「さよならを教えて」を感じ、主人公のキャラは「怪物の木こり」を感じ、裏島と主人公に起こる現象はジョジョ6部のプッチ神父と7部の大統領を感じました。
面白かったです。プロローグが1番ワクワクして好きで、終わり方も好みです。

もぐら誕生は最後まで理解が追いつかず、?でした。
八/消滅のシスマの使用による5人目の登場は腑に落ちてないんだけど、時間や量子力学の観点からは理論の筋が通っているのだろうか。

と思いつつ、文庫の発売が待ち遠しい・・・

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2025年08月23日

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本格ミステリ大賞第一位で、前年度も「名探偵のいけにえ」で第一位。2年連続で第一位がまずすごい!そして、その他のミステリランキングにもどんどん入っている。
グロいとも話題になっていたので、どうだろう…と不安になっていたけど、なかなかにグロテスクだった。友人、家族には読んだことは言えるけど、同僚やちょっとした付き合いしかない人にはおすすめしにくいし、おもしろかったよ〜とは言いにくい笑

でも、「名探偵のいけにえ」で味わったような多重解決がまた表れて、頭が追いついていかなくなるぐらいにぐちゃぐちゃになって、何が本当なのか、この後また解決されていくのか、終わりはどうなるのか、と読み進んでいった。
どつやってこんな作品作るんだろうと、白井智之さんの頭の中がそれこそ「象の大きさ」なんじゃないかと思わされた。

でも、象山みたいな世界には行きたくない…
精神的におかしいと思っていた裏島が最後には正常に思えるぐらいだった。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何がどうなったらこんな設定思いつくのか すごい読書体験だった
プロローグからの展開の仕方がすごい、読み始めたときはなんの話かまるで掴めないんだけど徐々にね…
設定が特殊すぎて、気づいたら意識?が分裂してるし人は死んでもう戻れないところまで来てて、これどう終わるんだって気になる 最終章にかけてがすごい種明かしなんだけど完璧には理解できない
もぐらが出てきたあたりからもう頭がついていかなくなりかけたけど見えない爆弾ってそうきたか〜って感じだし裏島とエデンが?!18回もシスマ打たれたのってあなたの事?!ってなり怒涛だった
幸せ者も修復者も死にそこないももぐらもそれぞれの意識?世界?は結局どうなったのか結局何が何だかわからないままだ!!!でも面白かった!!

小さな綻びすら取り除いてきた象山の思考回路めちゃくちゃすぎるけどでもそうやって裏で人を手にかけててたとしても象山と季々と舞冬と彩夏の家族の幸せが続いていたらよかったのにと思ってしまった

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

アイデアいろいろてんこ盛り。トリックと種明かしからの更なるトリック…というループに、降りかかる強烈なエロと粗悪なグロ。濃いです。とんかつソースを飲まされてる気分。
なんというか、最近の傾向はこういう感じなんでしょうね。最初からずっとサビな流行りの音楽みたいだし。
読んでてつらいけど、展開が気になって一気に読んじゃいました。嫌いじゃありません。発想と構成は面白いです。ただ、若い時ならもっと楽しめたかなとは思います。これを楽しむには、人間というものを知りすぎた。人が被害に遭う際の描写がライトで現実感がなく、そこが一番恐ろしかったです。

次は昔ながらで普遍的なテーマの、文体を味わう読書をしたい。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

彼らを殺したのはいったいどの自分であるのか...という形での推理はあまり見たことがなかったし、事実が二転三転して明らかになる過程も面白かった。一方で、グロや暴力のレベルが気持ち悪さを催すほどのもので、中盤以降は主人公に共感できる部分が何一つもなく、とんでもなくイカれた人間の話を読まされているなという気分になった。面白さと気持ち悪さの比重で、後者に軍配が上がってしまったので少ししんどかった。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

おもしろかったのですがグロ過ぎでした。読み終わってから、そうだった…この作者の表現はグロかったんだったと思い出しました。他の方の感想を見ると、それでも今作はグロ少なめらしいとのことでびっくり。相当グロいんだけど…。
ちょっと設定がおもしろい多重人格的なストーリーなのですが、時間を遡った先に生まれた主人公たちを、「幸せ者」「修復者」などとあだ名をつけてくれたので分かりやすかったです。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

帯にもあったけども、知らずに読むのが楽しい猟奇で奇怪なミステリ。

個人的には最初の100ページくらいは結構辛かった。猟奇的な描写は平気だし、導入として必要とわかりつつ退屈に感じてしまった。
それ以降はあっという間でした。
猟奇的な描写が平気なミステリ好きには勧めたい。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

トリックがすごい!とオススメされたので読んでみた。

途中から「あー理論は通るけど設定が特殊タイプかあ……予想が外れてたら良いなあ」って思いながら読んだけど、まあ、特殊タイプでしたね……。
なんかミステリーも擦られすぎてネタが苦しいんだろうなあ。
分かりやすい芸術からモダンアートに移行してるのを見ているみたい。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

面白かったけど、タイムラインがゴチャっとしたのを解く楽しさを満喫できたのかっていうとそうでもないかな。もっと心理状態を追う方が好きだからなのかも。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

エロとグロとサイコパス
途中までエロとグロとサイコパスと
よくわからない要素満載でなかなか進まず
途中の謎解きあたりから急速に進み出す
がしかし、伏線が絡まりまくりで難しい!
もう一度くらい読まないと理解できなさそう
(読まないかな)

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

面白かった!発想がすごいし読みやすい。グロくて最悪なのにするする読めるし続きが気になる。けど倫理観が決定的に合わなかったから、好みじゃないかも!

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2025年11月11日

匿名

購入済み

多重人格?難しくて先生の考えには理解が及ばなかったです。すごい内容でした謎解き要素も多かったです。

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2025年01月01日

Posted by ブクログ

最初はミステリとも感じがなかったが
だんだんミステリになってきて
SF、サスペンスの要素も相まって楽しい。
酩酊状態になる感じはさもドラッグを使っているようだった。

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2025年12月04日

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