【感想・ネタバレ】エレファントヘッドのレビュー

あらすじ

精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。

謎もトリックも展開もすべてネタバレ禁止!
前代未聞のストーリー、尋常ならざる伏線の数々。
多重解決ミステリの極限!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

既婚男性が余所で男を抱くと聞いて興味を持って読んだら、それどころじゃ無い話だった。
洋画の「私が、生きる肌」みたいだった。
あと、小林泰三の「酔歩する男」。そしてドラえもんの「きゃあ、じぶんごろし」
それらが混ざった上での特殊ミステリーで面白かった。

多重世界で、人が死ねば連鎖して他の世界でも死ぬのを利用してるのが面白い。

作中何度も主人公のサイコパスさと、目的のためなら人を道具として使うというのが一貫していて良かったし、最後のオチも良かった。
イケメンの浦島一年は名前から、そういうウラシマ効果とか普通に浦島太郎から取ったネーミングなんだろうな。

最初の悪魔の正体を暴くところは良いミステリーだなと思ったら、自分が分裂して多重世界になったのが面白い。

エレファントヘッドは象の脳みそ由来かな。途中、エレファントインザルームからも来てるのかなあとも思った。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後のくだり、やっと意味が分かった

必ず象山は生き残るのだけど、それは今の逃亡者の象山がこれからいくつも分裂する中の1人で、自分はどうなのかは分からない、自分は当たり側でいられるだろうかという話か

でもこういうのを読むと自分とはなんだろうとなる。深海をテーマにしたゲームSOMAでも同じこと思ったけど

当たりを引き続けた象山も、今からアンプルを打ち始める記憶はあり、どこかでハズレを引く逃亡者の象山もその記憶はある、どちらも同じ履歴を持っている自分なので、【自分がどちらに属する(どちらになる】という問い自体がもはや意識の連続という解釈では正しくないのかなとかも思った
(シスマを打った時点でその人はいなくなって、そこからコピー2つが異なる道にそれぞれ別れるだけなので、どっちが元の自分とかないです。どっちの自分も履歴(記憶)を引き継いでるから地続きに感じるだけ、みたいな)




あと特殊設定ミステリってメタ読み対策として強いなと思った
例えば、ミステリーサークルで1人ずつ死んでくやつで高いとこに吊るされてるやついたら「アイツが犯人で他の奴が自分の死を確認できないように高いところで首吊りを偽装してるだけだろ(あいつどうにかおろしてみんなで刺して確認しようぜ)」とかなるんだけど、この専用の特殊設定みたいなのはそういう共通パターンではなく固有なのでお決まりのメタパターンが存在しないので浮かばない

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全体を通じてグロテスクな描写が多い。
プロローグが最後まで効いていて、主人公が精神を病んでいる幻覚の話なのか、作中で本当に起きていることなのか最後まで判然としない。
作者が世界の定義を決められる「小説」という形式だからこそ、この曖昧さが許されるのだと読み終えて感じた。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

☆4.8
普段ミステリー読んでても難しいけど、めーーっちゃおもろいやん
時系列とか、どの人とか考えること多い
でも伏線は割と分かりやすい気がする!
すぐあ、これさっきあったな、こうやったなって思って読めたね

グロかったり、キモかったりするところもあるけど、だいぶお気に入り!

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怒涛の展開だらけで、気づいたら1日で読み切ってしまった!
特殊設定を利用したトリックもぜんぜん予想出来なかったので気持ちよく驚けた!

でもこの世界のルールだと、ただの交通事故がパラレル世界の不審死になってしまうから、警察大変だなぁとか考えてしまい、没入感はあまりなかったかも。
こんなグロい世界に没入したくはないのでちょうどいいバランスで読めたのかもしれない。笑

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2026年07月12日

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ネタバレ

SFサスペンス系

ある薬を服用する事になり、その効果が時間逆行とパラレルワールドへの分岐…という物語

家族が殺されていく犯人を見つけるため並行世界の自分達と多重解決を繰り広げる様は面白いですが、凄いグロテスクなので読む人を選ぶ作品だと思います。

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これを読んだ夜は壮絶な悪夢を見た。

特殊設定と連鎖トリックはロジック問題を解いているような構造になっていてありえない事象に説明がつくようになっている。

とはいえ引っかかる部分は多く、動機の薄さ(これは象山の倫理がないのもあるが)、5人目の存在、入れ替わりが逆だった、赤ん坊の存在など、読者が解くことは想定されていない内容だったなと思った。

個人的には名探偵のいけにえの方が痺れた。

あとぎなた読み全然関係なかった。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

その昔流行った(?)悪趣味でポップな不条理ものの漫画のような荒唐無稽な世界観…から一転お得意のパズル的ミステリへ。なんでもなさそうな物も全部伏線として回収するとこはさすが、気持ちいい。
しかし多分にアイデア勝負であり、ディテールがある分いけにえの方が好み。
パラドクス理論のくだりで挙げられる死因はちょっと苦しい。医者が信用するとは思えない。
今敏あたりの映像と相性良さそう。

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2026年06月09日

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ネタバレ

いい医師に思えた象山先生が…
ぺぺ子のあたりからグロ過ぎて。
複雑すぎる設定に何度も遡るけれど、わけわからなくなる。

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2026年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

設定が面白い。このような発想ができる作家さんがいるのかと感心した。
ファンタジーと言えばいいのか、SFと言えばいいのか。とにかく特殊なミステリーだった。

特殊な設定を活かしたトリックには驚いたが、彩夏の殺害を筆頭に、「そうはならないんじゃないか」と思うようなものもあった。
そのような気になる点があったことから、評価3とした。

家族を愛していると言いながら、平気で殺害を企てるのは、正直意味が分からない。合理性が全く感じられない。
あくまで、象山は超利己的、自分本位な人物であり、その性根を前提とした人生のリスク回避に、狂気的に執着している。
一方で、優秀な頭脳ではあるが、完璧ではなく、度々ミスを犯す。
そんな人間味があるような、ないような絶妙なキャラクターが主人公というのも、まるで人間観察をしているような感覚で楽しかった。

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2026年05月11日

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