あらすじ
「ご主人の欠点は浮気性」帰宅すると不倫相手が妻と談笑していた。
こんな夜遅くに、なぜ彼女が俺の家に? 二人の関係はバレたのか?
動揺する俺に彼女の行動はエスカレートする。妻の目を盗みキスを迫る。そしてボディタッチ。彼女の目的は何か?
平穏な結婚生活を脅かす危機。俺は切り抜ける手だてを必死に考えるが……(「夜の訪問者」より)。
愛する人の“秘密”を描く傑作集!
感情タグBEST3
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サクッと読める短編集だけど、ラスト一行で「あっ!」とさせる。次の1ページ使って一行で終わらせる。
遊び心があり、清々しくもある。
催眠術の話が特に良かった。
旦那、バカじゃない?ってなった。
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ショートショートである。330ページに19編の超短編が収められている。そして各話の最後1ページは、たった1行。この1行、どんでん返しである。楽しませてもらいました。『カエルの楽園』『永遠の0』『輝く夜』『風の中のマリア』、筆者の豊かな才能を感じます。
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数年空けての再読。
見開きの1行目で各編が締め括られること、その1行が物語を大きく覆しかねないこと、その双方を覚えていたにも関わらず最後の一編まで十二分に楽しむことができた。
記憶を消して何度も読みたい作品。
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最後の一文の破壊力、または説得力。
どうしてもまた最初から読み返したくなるものや、声を上げて笑ってしまうもの、少しゾワッとするもの、どれを読んでも面白かった。
落語に様々な種類のサゲがある様に、ひとつひとつのサゲの毛色が違って、現代版の落語を聴いているかの様なそんな気分になった。
読み進めていくうちに、「今回はどんなオチが待っているんだろう」という期待と好奇心で、ページをめくる手をついつい早めてしまった。
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最後の一行に全てが詰まってる。
ぷぷっと笑えるものからゾワゾワするものまで。
大どんでん返しの繰り返し。
こんな短編なのに中身が詰まっている作品初めて出会ったかも。
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帯のない状態で読み始めたため、衝撃のラストがそれぞれあることを知らなかったのだが、10ページ前後の全ての短編小説の中にまさに結末を覆すようなオチがあり、そのオチにはまってしまって、あっという間に読み終えてしまった。
思わず「こわっ!」と最後につぶやいてしまったものもあった・・・
【プリズム】に続いて百田氏の作品は今回で2冊目であったわけであるが、作者を知らずに読んでいたら同じ作者であるとは気づかなかっただろうな。
少し過激(?)なオチもあるのだが、おすすめできる一冊であった。
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毎回ラストの1文にぞわっとする。
章が進むにつれて、おや?これはもしかすると?と推理しても、全然違う結論になることも。
その裏切られもクセになる。
「幸福な生活」だと信じて疑わない主人公の裏で、幸福とは程遠い日常が動いている怖さ。
幸福は案外、外堀をガチガチに固められた脆いものなのかもしれない、一瞬で崩れてしまうものなのかもしれないと、間接的に、自分の日常への有り難さを感じる1冊。
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こう言う小説もあるのか!と言う気持ちにされられました。短編集は1話読み終えたところで一息つく、というイメージでしたが、この小説は次へ次へと進みたくなるような推進力が全体を通して潜んでいる気がします。とっても面白かったです。
どんでん返しの面白さ
幸福な生活は文庫本、Audible版も所有しています。文庫本版はもう10回は読み返しています。最後の「どんでん返し」がなんとも言えない面白さです。19の短編から構成されていますが、私が特に気にいっているのは「母の記憶」「そっくりさん」「残りもの」「痴漢」「ブス談義」「ビデオレター」「隠れた殺人」「幸福な生活」です。どれも実際にありそうな話です、さすが百田尚樹という感じです。
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永遠の0以来の百田氏。
こんなテイストの小説も書かれるんですね。
ブラックユーモアの効いた超短編集。
ゾワッとしたりニヤリとしたり。
ページをめくって最後の一文でストンと落ちる。
全部面白かったです。
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面白かった
短い通勤時間の間にサクッと読めた
百田尚樹っていい意味で個性ないよね
好きだった話は、夜の訪問者、残りもの、再会、ビデオレターかなあ
笑えるもの、怖いもの、感動するもの幅広くいろんな話を書いているからパターンとオチは読めても飽きなかった
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1作あたり5分程度で読める超短編集
どれも最後の1文にパンチが効いてて読み応えありました
必ずページを捲ったところにラスト1文があるので、すごく文字数など工夫して書かれたんだなぁ、としみじみ感じました
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実家の本棚にあった本。
百田尚樹さんの本は、中学生の時に読んだ永遠の0以来。
短編集なので、とても読みやすかった。
ページをぺらっとめくったらオチが出てくるのも面白い。
ちょっと下ネタ多すぎて笑っちゃったけど笑
小学生とか読んでたらどうすんだーい。
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ー衝撃のラスト1行。あなたはページを開く勇気がありますか。ー
各章のラスト1行が必ずページをめくった後に来る面白い構成。ラスト1〜2ページは、急激に物語が動き出し、ラスト1行でしっかり落ちる。そのラスト1行も、全くの突拍子もない出来事かと思いきや、平和に思えた前半部分に少しだけヒントが隠れてる。少しの違和感が最後に繋がる感覚は、さすがと思わざるを得なかった。
少々、女性に対する描写が「???」と思う部分が無くもないが、それ以上にしっかりした起承転結に楽しませてもらいました。
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この人の本を読むのは初めてで、モタモタしているうちに右翼系政治家の人だーってイメージになってた。恐るべし。
まぁ本人の政治的主張はさておき、ショートは苦手な方ではあるけど、これはけっこう良い方ではないか。面倒くさい説教臭さがないのも良いというか、勝手な妄想ではショートがニヤッとさせる小粋なネタって感じだけど、こちらはド直球というかけっこうひどい仕打ちが多いのも個人的には好きよ。ちょっとくらいはええ話もあるかと思ったけどね、そんな甘えは許さん、って感じも好感度アップ。やっぱ男はそうでなくちゃね。
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短編どんでん返し集。
短編で読みやすく、隙間時間でも読める。
それでいて最後の1行で気持ちよく。
個人的に好きなエピソードは「夜の訪問者」「再会」「雪女」「ビデオレター」ですかね。
どれも「えっ」って終わる終わり方なのですが、これらは特に印象的です。
どんでん返しはいいねー。
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途中でオチが分かってしまう作品が多かったけど、それも含め、ドキリとするようなブラックユーモアがあり楽しめた。短編で読みやすいので、寝る前に読むのにちょうどよい。
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短編集がたくさん詰まった作品。
本当に最後の一行で覆されることが多かったです!
予測できるものもあったけれど、思いもよらない展開になったお話もあり、短編集ということでサクッと読めました。
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短編集で、どんどん読みたくなっちゃう
薄々、この話ってこういう結末かなぁと予想できちゃうんだけど、最後のページめくった先にある一言が楽しみでたまらない。良い意味で裏切られる。
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衝撃のラスト一行、という言葉通り、ラストできちんと物語のオチをつけてくれる。予想できたものもあったが、感嘆するばかり。短いのですぐ読めるしおもしろいので、これから読書を始めようとする人にもおすすめしたい。
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【どんでん返し好き集まれ!】短編集って大好き。一冊でいろんなお話が楽しめてまるで宝石箱みたい。しかしこの作品はとにかくハラハラさせられて、何が出てくるかわからないびっくり箱。最後に口がぽかんと開いてしまう様な話の詰め合わせかつ話もわかりやすい。厳しく言うとオチに想像ついてしまうものが多いけれど、それを含めても文才がありすぎるので飽きることなくドキドキさせられる。
毎日に退屈を感じてる人におすすめな作品。
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おすすめ度 ★★★★☆
衝撃度 ★★★☆☆
短編ストーリーで最後の一行を予想しながら読むのがおもしろかった。
何話か、ん??っとオチが分からないものもあったけど基本的に読みやすくて大体がオチは幸せなものじゃなかった笑
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ラスト一行で衝撃をもたらすショートショート集。
オチが予測しやすいものもあれば、どういうこと?って読み返してしまうものもあり、シンプルで読みやすかった。人間って怖いね〜となる話が多い。
『ママの魅力』のママがチャーミングで好き。
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これまで百田氏の作品は長編は幾つか読んだことはありました。で、今回は短編集。
全部で19篇収録されています。
帯にはデカデカと「衝撃のラスト1行」とありますが、確かに最後のオチの付け方が唸らせます。
・・・
作中には、社内結婚後は女性は寿退社で主婦、女性を前に猥談を平気でする等、かつての昭和な背景が描かれ、それがためにやや古色を感じる部分もあります。
ただ、そうした中に(こそ)女性側からのカウンターアタックかのようなツイストも効果的になるわけで、これらが本作のスパイスになったと言うこともできましょう。
・・・
なお、私が気に入ったものと言えば、「残りもの」、「豹変」、「ブス談義」、「ビデオレター」あたりでしょうか。
「残り物」は、選びすぎて婚期を逃したかのような女性が掴んだイケメン旦那様の正体という流れ。
それ以外の上記の作品は、総体として女性からの(手厳しすぎる)反撃、とでも言った風合い。ある意味ブラックなオチでした。
でも、それに限らず、全19篇、どれもオチがきちんとつく作品でありました。
・・・
ということで、久しぶりの百田作品でした。
氏が探偵ナイトスクープの放送作家であったことは有名な話ですが、オチをしっかり付けるのは経験上・職業柄・出身地の土地柄?、当然ということでしょうかね。
かの番組、依頼のVTRの終わりに「チャチャチャ」っていうあの効果音が、短篇ひとつひとつを読み終わる度に頭の中に響きました。
なお文庫本解説は宮藤官九郎氏。一風変わった解説でした。
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物語の最後の一行を、楽しみに読んだ。
最初の方のストーリーの方が面白くて、中盤から少し展開の面白みに欠けたけど、最後の幸福な生活が読み納めのストーリーで、一冊読み終えてよい読後感だなと感じた。
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幸福な生活
竹蔵雑記も700エントリーを迎えました。パチパチ。
「永遠の0」や「風の中のマリア」で楽しませてもらった百田氏の短編集です。
所謂、ショートショートに近い形態で、最後の一行のオチに向けてプロットや話が組み立てられています。竹蔵は昔ショートショートが好きで、「ショートショートランド」という隔月刊の雑誌を楽しみにしていたくらいです。それから30年位の年月が経ちましたが、最近はプロットとオチに趣向を凝らしたものがそんなに面白く無くなって来てしまいました。年なのか?成熟したのか?
まあ、それはさておき、この短編集は思わずニヤリとしてしまう、ユーモアの効いた辛口のオチが用意されています。ショートショート好きにはたまらない短編集だと思います。
と言っても、何字でいくらという原稿料の取り決めで、最近はめっきり切れの良い短編集はなくなって来てしまっていますが・・・
1000エントリーを目指している竹蔵雑記と同じで、”まだ道半ば”といったところでしょうか。
竹蔵