【感想・ネタバレ】幸福な生活のレビュー

あらすじ

「ご主人の欠点は浮気性」帰宅すると不倫相手が妻と談笑していた。
こんな夜遅くに、なぜ彼女が俺の家に? 二人の関係はバレたのか?
動揺する俺に彼女の行動はエスカレートする。妻の目を盗みキスを迫る。そしてボディタッチ。彼女の目的は何か?
平穏な結婚生活を脅かす危機。俺は切り抜ける手だてを必死に考えるが……(「夜の訪問者」より)。
愛する人の“秘密”を描く傑作集!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった
短い通勤時間の間にサクッと読めた
百田尚樹っていい意味で個性ないよね
好きだった話は、夜の訪問者、残りもの、再会、ビデオレターかなあ
笑えるもの、怖いもの、感動するもの幅広くいろんな話を書いているからパターンとオチは読めても飽きなかった

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2025年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これまで百田氏の作品は長編は幾つか読んだことはありました。で、今回は短編集。

全部で19篇収録されています。

帯にはデカデカと「衝撃のラスト1行」とありますが、確かに最後のオチの付け方が唸らせます。

・・・
作中には、社内結婚後は女性は寿退社で主婦、女性を前に猥談を平気でする等、かつての昭和な背景が描かれ、それがためにやや古色を感じる部分もあります。

ただ、そうした中に(こそ)女性側からのカウンターアタックかのようなツイストも効果的になるわけで、これらが本作のスパイスになったと言うこともできましょう。

・・・
なお、私が気に入ったものと言えば、「残りもの」、「豹変」、「ブス談義」、「ビデオレター」あたりでしょうか。

「残り物」は、選びすぎて婚期を逃したかのような女性が掴んだイケメン旦那様の正体という流れ。

それ以外の上記の作品は、総体として女性からの(手厳しすぎる)反撃、とでも言った風合い。ある意味ブラックなオチでした。

でも、それに限らず、全19篇、どれもオチがきちんとつく作品でありました。

・・・
ということで、久しぶりの百田作品でした。

氏が探偵ナイトスクープの放送作家であったことは有名な話ですが、オチをしっかり付けるのは経験上・職業柄・出身地の土地柄?、当然ということでしょうかね。

かの番組、依頼のVTRの終わりに「チャチャチャ」っていうあの効果音が、短篇ひとつひとつを読み終わる度に頭の中に響きました。

なお文庫本解説は宮藤官九郎氏。一風変わった解説でした。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幸福な生活

竹蔵雑記も700エントリーを迎えました。パチパチ。
「永遠の0」や「風の中のマリア」で楽しませてもらった百田氏の短編集です。
所謂、ショートショートに近い形態で、最後の一行のオチに向けてプロットや話が組み立てられています。竹蔵は昔ショートショートが好きで、「ショートショートランド」という隔月刊の雑誌を楽しみにしていたくらいです。それから30年位の年月が経ちましたが、最近はプロットとオチに趣向を凝らしたものがそんなに面白く無くなって来てしまいました。年なのか?成熟したのか?
まあ、それはさておき、この短編集は思わずニヤリとしてしまう、ユーモアの効いた辛口のオチが用意されています。ショートショート好きにはたまらない短編集だと思います。
と言っても、何字でいくらという原稿料の取り決めで、最近はめっきり切れの良い短編集はなくなって来てしまっていますが・・・
1000エントリーを目指している竹蔵雑記と同じで、”まだ道半ば”といったところでしょうか。

竹蔵

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2025年06月20日

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