【感想・ネタバレ】メスを置け外科医 泣くな研修医8のレビュー

あらすじ

災後の福島で医療支援をしていた友が死んだ。志半ばでの友の死に、自分は何もしなくていいのかと自問する外科医・雨野。そんな中、福島のある病院が、院長の急逝で診療を続けられなくなったという知らせが。「ならば俺が行く」。外科医を辞め地域医療の現場に飛び込んだ雨野を待ち受けていたのは―― 。現役外科医によるシリーズ第八弾。

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Posted by ブクログ

メスを置いた半年のお話。院長先生としての活躍も見ていたかったが、この経験を生かした次のステージでの活躍に期待しています。

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2025年12月14日

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久しぶりに読んだ、「泣くな研修医」シリーズ、その最新作。キャリアを順調に積み重ねた雨野医師が向かうのは…。

離島に赴任していた作品を思い出しながら、そんな動機でメスを置くの?やめとけ、やめとけー、と思ってしまうのは自分がもう若くないからか。

新たな赴任地で待ち受けていたのは…。
初めての単身赴任中としては、わかる、わかる!そのアウェイ感と共感できるところもありつつ、え??そんな急展開が…というのも医師や医療を取り巻く環境ならでは。

いつもながらの臨場感が素晴らしかった。
ロスになっちゃいそう…。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

泣くな研修医シリーズの最新作。幼い子を持つ親として読んでいてツラくなる場面もあった。
物語の中では、「自分の選択は正しかったのか」「もっとできることがあったのではないか」といった葛藤が丁寧に描かれる。その揺らぎは医師という特殊な現場に限らず、仕事や日常の判断にも通じる普遍的なものだと感じる。自分にも似た思いが少なからずあり、読みながら自然と考えさせられた。

印象的だったのは、「病気と闘いたいのか、人を救いたいのか」という問いである。医療現場の話ではあるが、自分の仕事に重ねても大切な問いだと思う。大局的なことに目が向きがちで、そうであることが重視されがちであるが、向き合うべきはあくまで“目の前の一人ひとりの人間”であることを思い出させてくれるフレーズのように思う。
隆治の、不器用でも愚直で、真っ直ぐな姿勢にも強く心を打たれた。理想論に見える部分もあるが、正直であろうとする姿勢には素直に共感できる。
人としてどう在るべきか、静かに問いかけてくるような一冊。

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2025年12月03日

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ネタバレ

「泣くな研修医」シリーズ、なんだかんだでもう8冊も出たのかー!すごいな。
雨野先生、ついに福島の病院の院長として赴任しました。すごい決断だよね。もう完全に、著者の分身だから、このあと結婚して父親になるところもずっとフォローしていきますよ。楽しみ楽しみ。
目の前に困っている人がいる。福島で困っている病院がある。誰かが行かなければいけない。
そんなときに「じゃあ自分が」って思える、そういう人でありたいけど、人はみんな、「でも〇〇だから…」「自分じゃなくても」と、行動しない理由を探してしまう。
実際に行動した中山祐次郎さん、っていうか雨野先生?っていうか両者とも、本当にすごい決断をして、その結果中山祐次郎さんは今に至っているわけだよね。雨野先生はそのあとをおっかけていくわけね。
私がやらなくちゃ!と思ったときは、行動しなくちゃ。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

今回のお話もぐいぐい引き込まれました。

場を変えること。
本気で、新しい場に臨むこと。
それぞれの考えと、その先で起きてくること。

時を経て、ようやく語り得ることもあるのかなと思いながら読みました。

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2025年11月19日

QM

購入済み

新刊の通知が来てすぐに購入、待ってました。

医療に対する自分の理想と、時にはどうにもならない現実が衝突して、自分はなんて無力なのだろうと思わされる、そんな医師の苦悩がよく描かれていたと思う。

30代の若さで過去に培ってきた経験や知識を駆使して、被災地でもある地方の小さい病院の院長になろうと決心した雨野先生の勇気には感動した。
外来から治療方針の決定から経営まで、どんなことも自分が主となって決断していかなきゃいけない環境、想像を絶するものがあるんだろうな。

命のはかなさ、医療の限界、理想と現実、そんなことについて深く考えさせられる内容でした。

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2025年11月11日

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『泣くな、研修医』シリーズ第8弾。

医者になることを辞め、震災後の被災地で支援活動をしていた雨野の後輩・伊佐が事故で亡くなった。
一方、震災後の福島では医師不足が深刻化、そんな中、地域医療を支えてきた医師が亡くなり、病院が立ち行かなくなっているとのニュースが…
牛ノ町病院を辞めて、福島のその亡くなった医師の後任となることを決めた雨野…
理事長の三春、看護師の冴木、栄養士の米衣らに助けられ、なんとか地域医療を担ってきたが…

強い決意で牛ノ町病院を辞めた雨野。
もっとどっぷりと地域医療につかるのかと思いきや…
三春の言う通り、雨野は若い。まだ外科医としてもっと救える命があるはずだ。
なら、最初から…

雨野は冴木を救えなかったことがこたえたのか…
雨野ができる精一杯のことはやったのだから、そこまで自分を責めなくても…

雨野はどこへ行くんだろう…
牛ノ町病院には戻らないんだろうな…

でも、雨野は成長した。
もっといい外科医になるだろう。

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2025年12月12日

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雨野先生は本当に良いDrだと思う。
こんな先生に診てもらえたらしあわせだ。
この病院での経験はきっと先生をステップアップさせてくれたはず。応援したくなる。

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2025年12月11日

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待ちに待った泣くな研修医シリーズ。
以前いわきにいたことがあり、懐かしかった。
隆治の周りにいる人は、みんな温かい人たちだった。
印象に残った言葉
人生には選択の分岐点がいくつもある。
まさしくそのとおり。
自分はどうだったか考えてしまう。

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2025年12月08日

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雨ちゃん先生第8弾。
9年目で日々の手術も作業のようになり、意を決して福島の病院で院長就任へ。
この辺りは中山先生の自叙伝のような感じかな。
そこからは院長としての頑張りや、冴木看護師や米衣との出会い等、相変わらずの雨ちゃん先生の活躍だった。

牛ノ町病院のみんな、特に佐藤先生の今後の活躍も気になる

次作は外科医干された話かな。

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2025年12月07日

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シリーズ第8弾。
震災後の福島で医療支援をしていた友人が死んだ。
牛ノ町病院では、中堅の外科医になっていた隆治は、友の意思を継ぐため、院長が亡くなり、地域医療がストップしていた被災地の病院へ転職することを決意する。
外科しか経験のない中、正直、一人で地域の中核病院を回せるのか、読者も不安になる。
れでも理事長の三春、調理師の米衣などの協力を得て、何とか地域医療の院長として頑張るのだった。
そして、1番の理解者の看護師の冴木。
彼女はすでに病に侵されており、外科医の隆治さえも助けることが出来なかった。
大きな悲しみを抱えることになった隆治に持ちかけられたのは、院長を辞めること。
正直誰から見ても、大きな病院で外科しか経験してない隆治に、地域医療の経験は負担になっていたのだろう。
志し半ばで、その場を去らなければならなかった隆治の苦悩はどれほどだっただろう。
文章の中の隆治は淡々としているが、隆治の心の中を考えると胸が苦しくなる。
福島の病院に移って、作者の自叙伝になるのかと思ったら、そうは簡単にいかないみたい。
この先どこへ行くのかは分からないけど、出来れば牛ノ町病院に戻ってほしい。

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2025年12月04日

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ネタバレ

今回の隆治は被災後のいわきで小さな病院の院長として地域医療に貢献する。ただし、外科医としては引退することを意味している。赴任して半年は様々な患者に接することになるが、理事長はまだ若い将来のある外科医としての将来を地域医療に捧げてしまうことは正しくないと判断し、より適任な年配医師に院長を引き継がせ、隆治には外科医に戻ることを促す。
今回も大いに悩み、苦悩し、これを乗り越えていく隆治のs鵜方が描かれているが、隆治もすこし経験を積んだせいか、感情移入はやや抑え気味か?

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2025年12月04日

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医師としても人間としてもどうしたいのか、悩み苦しみ、それでも少しずつ前に進んで行く姿がリアリティがあって良いです。

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2025年12月01日

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 「メスを置け〜」とのタイトルから幾つかの予想はいたしましたが、かなり突然の展開で思いの深さと惰性への嫌悪を感じた。
 雨野先生が行くところにはいつもハキハキとした女性がいて頼もしい存在になる。何がちょっとズルいと思ってしまった。羨ましい出会いとは裏腹にもどかしい行く末なのもいつもながらの流れです。
 生涯通じてひとつの職に就く時代はとうの昔に過ぎ去ったこの頃、決断は突然かつ大胆に動くのがトレンドなのか?前触れなく去る決意を突然伝えられる実態も耳にする。
 多様性を受け入れるには多様な経験値が大切な判断材料になりそうな気がする。経験値に基づく見識を広げられればより受け入れられる異質なものも広がりを見せる?
 突然の大きな辞退は新たな出会いと受け入れる意識の拡張が得られる気がした。雨野先生の次なる出会いを楽しみに待ちます。

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2025年11月29日

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外科医としての成長していく姿を見ていたところからフェーズが変わり新鮮な気持ちで一気読み。次はどこでどんな出会いがあるのか楽しみ。

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2025年11月11日

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読み終わった感想は、正直悔しい。

ベテランの域に達している雨宮先生が、かつて医学部で一緒に学んだ友の死を知って、外科医の職から離れる決心をする。そして迷いながらも地方病院の院長として、唯一の常勤医として、奮闘した半年の先に待っていたものがそれなのか!

作者の語り口は静かで、雨宮先生の戸惑いや怒りが伝わりづらい。納得したの?だろうか。

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2025年12月10日

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東京浅草にある総合病院の外科医、雨野隆治はもはや中堅だ。しかし淡々と手術をこなす毎日に疑問を持つ。そんなある日、大学時代の後輩の死をきっかけに地域医療の世界に飛び込む。そしてまさかの展開・・・
う〜ん、ストーリーとしてはありだがネタ切れ感が拭えない。この先、隆治が医師としてどう成長していくのか心配だ

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

「泣くな研修医シリーズ」第8弾。

医学部同期だった伊佐の突然の死をきっかけに、牛之町病院を辞めて震災の傷跡残る福島へ。外科医としてではなく、地方の小さな病院の病院長として地域医療の現場に飛び込んだ雨野を待ち受けていたのは…。

医師9年目、外科医としてやっと一人前になったのに突然病院を辞めるとか、周りはがっかりだろうな〜。そして、結局8ヶ月でまた外科医に戻ることになるとはいやはやなんとも言い難い。

患者のことを第一に考えて、一生懸命で、優しくていい医師なんだけど、ちょっと線が細すぎるというか、頼りないというか…。

そして、離島の時もモテたけど、今回も軽いロマンス。でも女性から見放されるパターンは今回も同じ。
作者の経歴とリンクするこのシリーズ、次の病院ではWikipediaにあるように外科医として干されたエピソードが出てきそうで楽しみ。
なんだかんだこのシリーズ好きです。凛子先生も佐藤先生もまだまだ出てきて欲しいな〜。

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2025年12月01日

購入済み

期待はずれでした

短銃なストーリーで恋愛小説ぽく全く期待外れでした

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんとも気持ちがざわついた。フィクションだからかそんなにすぐに辞めてしまうのか。同級生が亡くなり地域医療を支えるため向かうのはいいと思うが外科医の仕事に飽きてきた、そんなふうに見えてしまう。指導してきた先輩から見たらやっと使えるようになったのにと残念だろう。当直がきつかったとしても他に外科医を続ける方法はなかったのかな。そして福島の病院長として骨を埋めるでもなく半年で外科医に戻るって。どちらの患者からも信頼を失いそう。
全く余計なお世話だと思うけど…
でも雨宮先生は魅力的なので次作も読むだろう。女性からモテモテだねえ。

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2025年11月24日

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