あらすじ
災後の福島で医療支援をしていた友が死んだ。志半ばでの友の死に、自分は何もしなくていいのかと自問する外科医・雨野。そんな中、福島のある病院が、院長の急逝で診療を続けられなくなったという知らせが。「ならば俺が行く」。外科医を辞め地域医療の現場に飛び込んだ雨野を待ち受けていたのは―― 。現役外科医によるシリーズ第八弾。
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泣くな研修医シリーズ8作目。これまで東日本大震災の話は敢えて避けてきた。おそらくありとあらゆるエピソードがうごめいていると想像できたから。しかしこの作品は震災の背景は残すも普遍的な内容で良かった!特に冴木さんとのお別れは胸熱でした。出会いと別れ、初春の今、最高に読んで頂きたい作品です
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外科医としてすっかり成長した隆治は、毎日の生活がいつもの繰り返しで、今までのようなドキドキや達成感がない。後輩の凛子も一人前になった。そんな時、大学の同期の伊佐の訃報をテレビのニュースで目にする。彼は、福島の復興のために奮闘している志半ばで交通事故に遭ってしまう。彼の生き様を見て悶々とする隆治に今度は福島の病院の院長が急死して、後継者がいず、地域医療が立ちいかなくなることを案じたニュースが目に入る。周囲の反対を押し切って、彼は福島に向かう。そこで出会った、理事長の三春、看護師の冴子など個性的で明るい人たちに支えられて、紙カルテを使って、アナログな病院で、院長として頑張る隆治。そんな時、冴子は病魔に侵されてしまう。終末期医療を担い、冴子が最後まで人間らしく生活する手助けをする。雨野先生は、外科医としてもっとたくさんの人を救って欲しい、若いあなたをここに縛り付けていてはいけない、そんな三春のあたたかさ。続編が楽しみです。
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泣くな研修医シリーズ8作目。医師としての在り方に疑問を持っていた友人が亡くなった。人が人を動かした。外科医として活躍していた雨野先生が福島で院長として奮闘する。新たな患者さんやスタッフとの出会いあり地域医療を担う医師として成長する。今作も涙、涙の物語でした。
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メスを置け、外科医
まさかまさかの、牛ノ町病院を辞めるという展開には本当に衝撃を受けました。あまりにも突然で、思わず声が出るほどです。何より、大好きだった佐藤先生とのやりとりがもう見られなくなると思うと寂しくて、中山先生、ひどいよーと心の中で叫んでしまいました。
メスを置き、福島で地域医療に向き合う決断。その意義はよく分かります。自分も田舎に住んでいるからこそ、地域医療の大切さを身近に感じています。それでもやはり、まだ若いのに、これからもっと技術を磨いて、日本の医療全体に貢献してほしいという気持ちが強く残りました。
理想と現実、医師としての成長と使命。その間で悩みながら決断する姿がとてもリアルでした。
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久しぶりに読んだ、「泣くな研修医」シリーズ、その最新作。キャリアを順調に積み重ねた雨野医師が向かうのは…。
離島に赴任していた作品を思い出しながら、そんな動機でメスを置くの?やめとけ、やめとけー、と思ってしまうのは自分がもう若くないからか。
新たな赴任地で待ち受けていたのは…。
初めての単身赴任中としては、わかる、わかる!そのアウェイ感と共感できるところもありつつ、え??そんな急展開が…というのも医師や医療を取り巻く環境ならでは。
いつもながらの臨場感が素晴らしかった。
ロスになっちゃいそう…。
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泣くな研修医シリーズの最新作。幼い子を持つ親として読んでいてツラくなる場面もあった。
物語の中では、「自分の選択は正しかったのか」「もっとできることがあったのではないか」といった葛藤が丁寧に描かれる。その揺らぎは医師という特殊な現場に限らず、仕事や日常の判断にも通じる普遍的なものだと感じる。自分にも似た思いが少なからずあり、読みながら自然と考えさせられた。
印象的だったのは、「病気と闘いたいのか、人を救いたいのか」という問いである。医療現場の話ではあるが、自分の仕事に重ねても大切な問いだと思う。大局的なことに目が向きがちで、そうであることが重視されがちであるが、向き合うべきはあくまで“目の前の一人ひとりの人間”であることを思い出させてくれるフレーズのように思う。
隆治の、不器用でも愚直で、真っ直ぐな姿勢にも強く心を打たれた。理想論に見える部分もあるが、正直であろうとする姿勢には素直に共感できる。
人としてどう在るべきか、静かに問いかけてくるような一冊。
新刊の通知が来てすぐに購入、待ってました。
医療に対する自分の理想と、時にはどうにもならない現実が衝突して、自分はなんて無力なのだろうと思わされる、そんな医師の苦悩がよく描かれていたと思う。
30代の若さで過去に培ってきた経験や知識を駆使して、被災地でもある地方の小さい病院の院長になろうと決心した雨野先生の勇気には感動した。
外来から治療方針の決定から経営まで、どんなことも自分が主となって決断していかなきゃいけない環境、想像を絶するものがあるんだろうな。
命のはかなさ、医療の限界、理想と現実、そんなことについて深く考えさせられる内容でした。
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大好きなシリーズ。今のところ最新刊。雨野先生の決断、立派だけどシリーズがこれだけ続くと、もはや自分のなかで雨野先生が息子?甥っ子?のような存在で、両手を挙げて賛成できず、心配のし通しでした。
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お医者さんを辞めちゃう話か!?と思ったら、外科医をお休みして、地方の病院長になる話だった(^_^;)辛い経験だったけれど、ここまできたら、もっと経験値を上げて、生涯現場で頑張って欲しい(;_;)
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震災後の福島の病院へ。
その決断をした雨野先生は、勇気と責任感と、本当にすごいと思う。
知り合いもいない異国の地。
そこでももちろん出会いはあり、雨野先生の人柄だからこそ、支えてもらえる環境なんだなって思った。
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このシリーズ大好きです。最新刊楽しみにしてました。一気読みだったけど、最後が物足りなさを感じました。それまでは、福島へ行くという決意、小さな病院の責任の重さ、とても尊敬のまなざしで読んでました。いろいろな人との出会いがまた雨野先生を成長させてくれたのだろうと思います。次も楽しみです。
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このシリーズは好きなのでほぼ読んでる
筆者の経験談からなんだろうけど、冴木の話がメインとなってて、私の期待外れであった。
福島に行く決心、離れる決心の辺りをもっと深く書いて欲しかった。
まぁ、特に離れる決心の辺りは書けない部分が多いと察するが。
一人で全科の責任を負わなければならない途方もない重圧感は感じられた。
実際、こういう医師のお気持ちだけで医療が成り立ってる地域は相当ありそうで、都会に集中する医師を国策でなんとか分散できないのだろうか?
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このシリーズが大好きで、新シリーズが出るたびに読んでます。
今回も泣かされました。
中山さんの経歴を見たけど、彼の実体験が結構反映されているのかな?と思いました。
次の外科医の話も期待してます。
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「泣くな、研修医」シリーズももう8作目。
離島の診療所も経験し、浅草牛ノ町病院での外科医療に行き詰まりを感じていた雨野隆治は、震災後の福島で医療支援活動をしていた医大の同級生が事故死したことをきっかけに、周囲の反対を押し切って外科医をやめ、急逝した老医師の代わりに福島の地方病院に院長として赴くことを決意する。
一人医師状態の激務に耐えつつ、地方病院の実態を体感する隆治だが、患者と真摯に向き合ううちに、患者や看護師、スタッフたち、特に看護師冴木綾乃・萌江母娘、管理栄養士橘米衣らと心を通わせるようになる。
小さな町、小さな病院だけに人々の心の距離が近く、よけいに感情移入する隆治に、冴木母娘を襲った悲劇の衝撃は大きかった。
現役外科医の作者らしく臨場感溢れる現場の描写と、人々を見つめる温かい中にも冷徹な視線。
控えめで静謐な描写が、かえって読者の胸を打つ。
周囲の勧めもあり、再び外科医の道を選ぶ隆治の次の舞台はどこになるのか?
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そうよね、外科医ってタイトルについてるだもん、そうなるよね
雨野先生いい経験をしましたね。
へぇ、ここに留まるのかなぁと思ったけどやはりまだまだバリバリ外科医であってほしいです。それに大きく導いてくれた三春さんにも心から感謝ですね
そしてまたまた恋愛は不完全燃焼
それでいいです。米衣さんはとても素敵な女性。いつかきっと再会して次のステップへ進めそうな予感がします
今回も読みやすくあっという間でした
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あるきっかけで主人公が被災地で院長を務めることになり、慣れない被災地での勤務に励む話。大学病院での同僚との関係もあるので、物語としてはいずれ元の場所に戻るんだろうなぁと思ったら案の定院長は辞める結末になり、せっかく患者と築いた信頼関係が…と残念に思った。
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キャッチコピーをつけるとしたら、「仕事にやりがいを感じている?」でしょうか。 雨野医師が「充実感がなくなってきている」と感じて外科医として勤めている病院を辞めて福島の病院へ行く。 なかなかできることではないと思います。
雨野先生らしい言えばそうなのですが。 果たして私は仕事に充実感を感じているのだろうか・・・。
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『泣くな、研修医』シリーズ第8弾。
医者になることを辞め、震災後の被災地で支援活動をしていた雨野の後輩・伊佐が事故で亡くなった。
一方、震災後の福島では医師不足が深刻化、そんな中、地域医療を支えてきた医師が亡くなり、病院が立ち行かなくなっているとのニュースが…
牛ノ町病院を辞めて、福島のその亡くなった医師の後任となることを決めた雨野…
理事長の三春、看護師の冴木、栄養士の米衣らに助けられ、なんとか地域医療を担ってきたが…
強い決意で牛ノ町病院を辞めた雨野。
もっとどっぷりと地域医療につかるのかと思いきや…
三春の言う通り、雨野は若い。まだ外科医としてもっと救える命があるはずだ。
なら、最初から…
雨野は冴木を救えなかったことがこたえたのか…
雨野ができる精一杯のことはやったのだから、そこまで自分を責めなくても…
雨野はどこへ行くんだろう…
牛ノ町病院には戻らないんだろうな…
でも、雨野は成長した。
もっといい外科医になるだろう。
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雨野先生は本当に良いDrだと思う。
こんな先生に診てもらえたらしあわせだ。
この病院での経験はきっと先生をステップアップさせてくれたはず。応援したくなる。
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待ちに待った泣くな研修医シリーズ。
以前いわきにいたことがあり、懐かしかった。
隆治の周りにいる人は、みんな温かい人たちだった。
印象に残った言葉
人生には選択の分岐点がいくつもある。
まさしくそのとおり。
自分はどうだったか考えてしまう。
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雨ちゃん先生第8弾。
9年目で日々の手術も作業のようになり、意を決して福島の病院で院長就任へ。
この辺りは中山先生の自叙伝のような感じかな。
そこからは院長としての頑張りや、冴木看護師や米衣との出会い等、相変わらずの雨ちゃん先生の活躍だった。
牛ノ町病院のみんな、特に佐藤先生の今後の活躍も気になる。
次作は外科医干された話かな。
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シリーズ第8弾。
震災後の福島で医療支援をしていた友人が死んだ。
牛ノ町病院では、中堅の外科医になっていた隆治は、友の意思を継ぐため、院長が亡くなり、地域医療がストップしていた被災地の病院へ転職することを決意する。
外科しか経験のない中、正直、一人で地域の中核病院を回せるのか、読者も不安になる。
それでも理事長の三春、調理師の米衣などの協力を得て、何とか地域医療の院長として頑張るのだった。
そして、1番の理解者の看護師の冴木。
彼女はすでに病に侵されており、外科医の隆治さえも助けることが出来なかった。
大きな悲しみを抱えることになった隆治に持ちかけられたのは、院長を辞めること。
正直誰から見ても、大きな病院で外科しか経験してない隆治に、地域医療の経験は負担になっていたのだろう。
志し半ばで、その場を去らなければならなかった隆治の苦悩はどれほどだっただろう。
文章の中の隆治は淡々としているが、隆治の心の中を考えると胸が苦しくなる。
福島の病院に移って、作者の自叙伝になるのかと思ったら、そうは簡単にいかないみたい。
この先どこへ行くのかは分からないけど、出来れば牛ノ町病院に戻ってほしい。
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今回の隆治は被災後のいわきで小さな病院の院長として地域医療に貢献する。ただし、外科医としては引退することを意味している。赴任して半年は様々な患者に接することになるが、理事長はまだ若い将来のある外科医としての将来を地域医療に捧げてしまうことは正しくないと判断し、より適任な年配医師に院長を引き継がせ、隆治には外科医に戻ることを促す。
今回も大いに悩み、苦悩し、これを乗り越えていく隆治のs鵜方が描かれているが、隆治もすこし経験を積んだせいか、感情移入はやや抑え気味か?
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シリーズ第八弾。大学の同級生だが医師にならなかった友が死んだ。福島で医療支援をしていたという。自分は何もしなくていいのかと自問する雨野。福島のある病院の院長が急逝。そのピンチを救おうと地域医療の現場に飛び込む雨野。そこまではまだいいが、結局1年たたずに外科医に戻る雨野。それってどう?
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泣くな研修医シリーズ最新刊。
8年目の外科医が、東京で勤務する病院を辞めて福島県の小規模病院の院長になるお話。
患者との触れ合いは今までどおりよかったです。
人生、いろいろな迷いがでるのは当たり前で紆余曲折しますよね。その迷いの中の物語りかと思いました。
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東日本大震災の被災地で、隆治の医学部時代の同窓生が不慮の事故で亡くなった。その彼は生前から「医とはなにか」を語っており、隆治も影響を受けていたのだろう。東北の個人病院の院長が亡くなったニュースが隆治を動かしてしまう。外科医としてのキャリアを捨てて、その病院に行くことが正解なのか? そして、赴任先の病院では後腹膜肉腫に侵された看護師の看取りをすることに。これって期間もプロットも『外科医、島へ』の焼き直しに見えてしまうのだが……。
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読み終わった感想は、正直悔しい。
ベテランの域に達している雨宮先生が、かつて医学部で一緒に学んだ友の死を知って、外科医の職から離れる決心をする。そして迷いながらも地方病院の院長として、唯一の常勤医として、奮闘した半年の先に待っていたものがそれなのか!
作者の語り口は静かで、雨宮先生の戸惑いや怒りが伝わりづらい。納得したの?だろうか。
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東京浅草にある総合病院の外科医、雨野隆治はもはや中堅だ。しかし淡々と手術をこなす毎日に疑問を持つ。そんなある日、大学時代の後輩の死をきっかけに地域医療の世界に飛び込む。そしてまさかの展開・・・
う〜ん、ストーリーとしてはありだがネタ切れ感が拭えない。この先、隆治が医師としてどう成長していくのか心配だ。