【感想・ネタバレ】泣くな研修医のレビュー

あらすじ

※本作品は、単行本版『泣くな研修医』を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。

なんでこんなに
無力なんだ、俺。

雨野隆治は25歳、大学を卒業したばかりの研修医だ。
新人医師の毎日は、何もできず何もわからず、
上司や先輩に怒られることばかり。
だが、患者さんは待ったなしで押し寄せる。
初めての救急当直、初めての手術、初めてのお看取り。
自分の無力さに打ちのめされながら、
がむしゃらに命と向き合い、成長していく姿を
現役外科医が圧倒的なリアリティで描いた、感動の医療ドラマ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今まで読んだ作品で片手に入るくらいシリアスな1冊。

医者という職業に対して、不慮の死を迎えた兄のことを背景に一生懸命向き合う主人公の姿が素敵だった。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

作者も現役の医者だからなんだろう、研修医がどんなものなのかがわかりやすく描かれすごく身近に思える。どんなに医療を勉強していても、現実では上手にことが運ばれることは多くはない。そして、分かってはいるものの、感情を切り離すことが難しいということも。どんな仕事もそうだが、経験が自身を成長させる。泣いてもいいよ、とだけど強くもなってね、と声をかけ、一緒に成長を見守りたい、とそう思える物語でした。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

写真家の方と母親と自分と喫茶店で会って話すること出来て良い経験でした秋の写真展が楽しみ ほんとこんな出会いあるんだなぁ。
この人でしたか広野町の病院を救ってくれたって、新聞で読んでいた、同県からありがとうございます。プロローグにエピローグに最高だった 琢磨くんのおならが出たところが1番かな現場の本物のある話で 死ぬとかコンパとか早く帰りたいと喫煙所のバカ医者の会話とかとにかく受動出来た 8も出ているのね、直ぐに読みたい

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

作者は外科医と言う事です。
医療の小説は難しい用語が多く読み辛いイメージだったが、
この小説は研修医の心情も多くて読みやすかった。患者の不安な気持ちにも近い感じなのかな!?
医者になる大変さを改めて知る事が出来た。シリーズで又読む。

ブグログで調べたら他にも医療系で読みやすいのもあるみたいなのでそちらも読みたい。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

面白かった
感動した

神様のカルテと似てる
でも研修医ということもあって何も分かってない感じがあって親しみやすい
続きが読みたい

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

初めて研修医の仕事内容を垣間見た感じ。正しさ、正義、道徳、倫理、、、いろんな選択肢がある中、心の葛藤を繰り返して1人前になる。どんな職業でも同じようなプロセスなのかもしれないけど、人の命と隣り合わせである研修医の重圧はものすごいんだろうな.......人様のためにありがとうございます。

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

自分自身も病院勤務の医療従事者なので、より心にずっしりと響くものがありました。
綺麗事だけでもダメ、同じ状況に置かれても患者さんひとりひとりで最良とする選択肢は変わってくる、そんな現場に身を置いていると逃げたくなることも多くありますがこれからもそれぞれの患者さん、ご家族と向き合っていくしかないんだよなと改めて感じた作品でした。次の作品も手にしてみようと思います。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

病院という場には、患者それぞれの人生とドラマがあり、それだけに医療小説は幅が広く奥が深い。
雨野隆治は外科で働き始めたばかりの研修医。
知識も経験も浅く、専門用語を言われても聞き返してしまうほど頼りない。
事故で担ぎ込まれて瀕死の子どもや、95歳で身寄りのない認知症の胃がんの患者、隆治と同じ年の末期癌の男性、患者に寄り添っては最期まで全力を尽くしたい隆治だが、上の判断は冷酷だ。
医者は常に死を目の当たりにしていくうちに鋼の心になっていくのか。
隆治はスポンジのように痛みを吸い取り涙を流す。
読む側はそんなまっすぐな隆治を愛さずにはいられない。
本来重苦しい題材であるが、隆治の涙して自分の無力さを嘆き、そしてまた奮起していく姿に、どんな時も強く生きていこうと思わせられる。
これから隆治の外科医としての成長を見ていくのが楽しみだ。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

中山先生の話にはいつも号泣させられます。泣くなという言葉がタイトルに入っていますがしっかり泣いてしまいました…いつか泣かずに読めるようになりたい…。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

日々こんな思いをして闘っているのか、というのがしみじみと分かる。
自分を犠牲にして患者を救う姿に、本当に頭が上がらない。
あまりにリアルな描写だと思ったら、筆者は現役の外科医!そして著書が沢山ある!プロ褒めヤー!
あまりに素敵なのでXをフォローして別の本も読んでみる。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

読んでるこっちが泣いてしまうわ!ってお話でした。
医者一年目の隆治。研修医として奮闘する毎日が描かれ、寝れない日々、何をしていいか分からない毎日。怖い上司に亡くなってしまう患者。1つ理解する間に3つ分からないことが増えるような世界をひたすらに頑張る姿に胸を打たれました。
医者は時に感情を無にし、事実を伝えなければならない。それが分かった上での隆治の想い。どれだけ成長してもその想いを持ち続けて欲しいと思いました。
同じ社会人1年目として共感できる部分が多かったです!これはシリーズ全て集めるしかない…。

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2025年07月23日

匿名

購入済み

分かり過ぎて泣けた

来年卒業予定の医学部生です。
分かり過ぎて泣けました。
やっぱりお医者さんは大変です。
医者になるまでにいっぱい勉強しなきゃいけないのはもちろん、
医者になってからも責任は増えるばかり、主人公も現場で色々なことを体験したことと思います。
でも、大変なだけじゃなくて、目まぐるしい業務の中にも小さな感動ってあるものです。
自分も医者になったら雨野先生みたいな、心優しい医者になりたい。
患者のためにいっぱい悩んで考えて、少し不器用に見えるかもしれないけど、そんな医者になりたいです。

#アツい #泣ける

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2023年12月19日

購入済み

共感

医療とはまったく関係のない仕事をしていますが、新人の頃の焦燥感や疎外感はどの業界でも同じなんだと共感しました。

成長の中で過去と向き合う勇気を持ち、家族と話し合いをした場面は涙が止まりませんでした。

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2021年08月08日

Posted by ブクログ

不器用ながらも懸命に患者さんと向き合い、失敗を重ねながら少しずつ成長していく研修医の姿に心を打たれた。
医療の厳しさだけでなく、人を思いやる温かさが丁寧に描かれていて、読み終えたあとには「明日も頑張ろう」と優しい気持ちになれる一冊だった。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

アメリカの医療ドラマが大好物で、浴びるように観てきた身からすれば、主人公・雨野隆治の造形はいかにも「ステレオタイプな熱血研修医」に映る。海外ドラマの研修医たちが持つような狡猾さや野心、タフなサバイバル能力は乏しく、どこまでもウェットで不器用。
でも、読み進めるうちに、この「青さ」こそが物語の底にずっと流れている「圧倒的な無力感」を引き立てるための装置なんだと気づかされる。

冒頭、説明もなくプツンと切れたプロローグ。
そこから続く本編は、新人医師の理想が音を立てて崩れていく泥臭い日常である。
医療現場での未熟さはもちろん、プライベートの合コンでの空回り、そして失敗。

ありふれた医療ものの設定だと思っていたものが、最後のエピローグでパズルのピースがハマるように収束する。プロローグの空白が埋まった瞬間、雨野が抱えてきたカッコ悪い葛藤のすべてが、「命に向き合うために通らなきゃいけない道」だったんだと腑に落ちる。この「答え合わせ」の演出には、海外ドラマのシーズンフィナーレを観終えたときのような鮮やかな衝撃があり、「よくある設定」と高を括っていた自分を、心地よい読後感で裏切ってくれた。

このシリーズが続く中で、雨野の流す涙がどう変化していくのか。その軌跡を、冷ややかな視点と温かな期待を交えながら追いかけていきたい。


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2026年04月30日

Posted by ブクログ

医師も新人、研修医の時は何も出来なかったり、分からなかったりする。
1人の研修医が経験を重ねて外科医になって行く姿を見てみたくなった。
このシリーズ読んでみようかな。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

読んでいて、まさに「泣くな!研修医」と言いたくなる。
現役の医師だからこそ描けるリアルな研修医の日常。希望ではなく、絶望に触れる日々の中、成長していく医師を励ましたくなる。
シリーズ化されていくようで、次回作と言うよりも、研修医の成長が気になる小説だった。

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

シリーズを読み進めたいと思い、その前に久しぶりに読み直した。
凄腕の医師になるには、みんな経験する研修医時代。
本当に厳しい世界で、主人公の雨野隆治はあがき続ける。
重症の子供や末期ガンの青年と向き合うシーンは目頭が熱くなった。
エピローグも良かった。
隆治が凄腕外科医として大活躍するところまでシリーズが続いてほしい。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

世の中の医療物といえば、敏腕の医師が手術をして簡単に治せる!すごい!みたいな話が多い中、研修医が主人公というのが珍しくて面白かった。
ギャグの要素はないのに、お医者さんも普通の人間なんだなと、当たり前なことを感じた。

自分の判断で人を殺してしまうかもしれないというプレッシャーと、自分の判断で人を助けることが出来たという自信で、どんどん成長していくんだなと思った。
しかし川村の存在は、私の中で「だからそういう風には考えられないんだって」と、イラつかせた。
もちろん組織には必要なんだと思うが、身近にいると1番仲良くなれないタイプで、解析度が高いなと思った。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

あのさ、『確か』とかやめてくんないかな。人の命かかってんだけど──


中山祐次郎氏の大ヒットシリーズ『泣くな研修医』シリーズ。最近8巻目が刊行されましたが、7巻までのシリーズ累計発行部数は70万部を突破しているとのことです。
2021年には白濱亜嵐氏が主演でドラマ化された作品でもありますね
 
一言で言えば、研修医がたくさんの苦悩や葛藤を乗り越えて、一人前の外科医になっていく模様を描いた医療ドラマってとこでしょうか。
物語自体王道の医療ドラマですが、僕医療ドラマ好きなので、まんまとのめり込んで読んでましたね笑
中山祐次郎氏の他の作品は元々読んでたので、『泣くな研修医』シリーズも、きっとどハマりするんだろうなーと思ってましたが、その通りでしたね。
 
ずっとこのシリーズ積読してたし、第8巻も刊行されたので、今年は一気に『泣くな研修医』シリーズ制覇したいなー。





「なんでこんなに無力なんだ、俺」

現役外科医が、新人医師の葛藤と成長を
圧倒的リアリティで描いた感動のドラマ。

雨野隆治は25歳、大学を卒業したばかりの研修医だ。
新人医師の毎日は、何もできず何もわからず、上司や先輩に怒られてばかり。
だが、 患者さんは待ったなしで押し寄せる。
初めての救急当直、初めての手術、初めてのお看取り。
自分の無力さに打ちのめされながら、
命を守るため懸命に戦う雨野の物語、第1弾。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

患者として接する時は少し頼りなく感じ、人として接する時は一番興味のわく立ち位置にいる研修医。私はお医者さんに対して、あなたはなんで医師になったのですかと聞いてみたくなるのだが、そのアンサーソングの様な小説だ。シリーズものみたいだから他も読んでみたいと思った。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

紛れもなくこの真夜中の街を、
働き疲れて倒れるように眠る大人たちを、
無垢に眠れる子どもたちを俺は守っている。

ここめっちゃ好き。
同じ医療従事者として、苦しいくらい同感できる部分や初心を思い出させてくれる内容が沢山あった。
夜中勤務の時なんて、激務すぎて「間違いなく私の方が体調悪い!」と叫び出しそうな夜もあった。
でも、ちゃんとこの街を守ってたんだ。

同期の川村との絡み
なんか辛いなぁ…。
ただ、川村はチャラいけど優しいなぁ。
こんな同期、本当一生もん!

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

現役医師の手によって描かれる、あまりにも過酷で、あまりにも「リアル」な医療の最前線。
医療従事者ですら立ち止まってしまうほどの濃密な描写の連続に、胸が締め付けられるような痛みを覚えました。そこにあるのは、ドラマのような奇跡ではなく、泥臭い葛藤と、やり場のない無力感。しかし、その「苦しさ」こそが、命を預かる職業の尊厳そのものであることを、本書は静かに、そして力強く突きつけてきます。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

医者だけど医者じゃない、
と言ったら失礼かな

研修医は患者の前では「医者」としての責任がある
知識はあっても経験は無いが「医者」を求められる
恐ろしい仕事だなと実感する

毎日手を抜かず必死に不器用に責任と向き合っていたのに
たった1回の判断ミスが重大な事態を招く

頑張り方が下手といったら失礼なのかな
真面目すぎるというか肩の力はいりまくりの主人公

手を抜く所を見極められずがむしゃらだった
自分の20代の頃を思い出す

頑張れ〜頑張れ〜と応援したくなる若者の話

川村みたいな世渡り上手な人、おるよなぁ
医者の世界にもおるんやなぁ

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鹿児島出身の主人公(この本の著者さんがモデル)が、医師になっていく過程でさまざま患者と出会い、成長していく姿が描かれている。

研修医は、患者としての視点と医師としての視点を同時に持ちうる唯一の存在である。医療に精通していない人が医療行為に対して感じるものは、やはりプロである医師とは違ったものである
患者を無機質なモノとして捉え、症例に対してどうするのが最善かを考えることも大事である。だが、患者を1人の命、人間として感情を共有しようとする謙虚な姿勢は、一人前になっても忘れてはいけないと思うし、それができるのが本物のプロであると思う。実際、主人公を取り囲む駒込病院の看護師含むスタッフ全員が「プロフェッショナル」であった。

私も獣医師の卵で研修医と似た立場であるので、主人公に感情移入する場面が多々あった。医療行為を施し命を扱う存在になる者として一度は読んでおくべきだと思う。将来に繋がる沢山の知見を得た気がする。続編もあるみたいなので、絶対に読みたい

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

お医者さんってほんとにすごいなって思える。命を扱う仕事って想像できないくらいの重責なんだろうなぁ。隆治は患者に寄り添って時に泣いたりして人間味があってそこがよかった!お医者さんってすごい!

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2025年08月19日

Posted by ブクログ

医者ではないけど医療関係者として、何もできない無力感や、知識不足・未熟な技術が命に関わることの恐怖感など共感できる部分が多かった。

読みやすいし、とってもリアルに感じた。隆治はすごく心の温かい医師なんだなと。


(メモ鹿児島で買ったやつ)

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2025年06月26日

Posted by ブクログ

息子さんをドクターに持つ友人のオススメ本でした 

研修医が現場に立つということ。
教科書で学んだ知識と、目の前にいる血の通った人間を診ることとの狭間に立ち、一人ひとりの心情にも寄り添いながら医師として成長してゆく物語です。
著者がドクターなので、臨場感あふれるリアルな描写、人間模様が今までにない医療物として新鮮でした。

ドラマ化も決定したようです 
来年3月からは舞台があるそうなので、是非観に行きたいです 


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2026年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雨野隆造
さつま揚げ屋「薩州あげ屋」の店主。

隆造の妻

雨野隆治
隆造の息子。二十五歳。大学を卒業したばかりの研修医一年目。

裕一
隆二の兄。

佐藤玲
隆治の直属の上司。後期研修医の外科医。

岩井
外科医。

女性の麻酔科医

山下拓磨
交通事故に遭った五歳男児。

拓磨の父
無傷。

磨の母
鎖骨と下肢の骨折。

須郷
外科部長。

川村蒼
隆治と同じ一年目の研修医。都内の私立大学医学部出身。

吉川
そこそこベテランの外科病棟の看護師。日頃から何かと隆治の仕事に助言をくれる。

九十四歳。男性。胃がん。

山田
四十代。膵がん患者。

タキミ
腹痛で救急搬送された男性。尿管結石。


腹痛で救急外来にきた。十四歳の女の子。

イシイ
二十五歳。男性。大腸がん。ステージⅣ。

ヨシ
合コンのメンバー。ダイリテン勤務。二十八歳。東大出。

KJ
合コンのメンバー。ショーシャ勤務。

はるか
合コンのメンバー。普通のOL。教育関係の営業。


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2026年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず、医療関係者じゃなくても非常に読みやすい文書になっていて、作者の文章力に感動した。

ただ、研修医の自分が読んで、共感できるところとできないところがあった。

共感できたところ。
同期の川村くんの言葉もわかる。
でも、主人公の言葉もわかる。
結局、何が正解かわからない医療はたくさんある。
それは、私も日々感じているところだった。
患者さんそれぞれに、どこまで、なにをするか。
患者さんの希望は?家族の希望は?一般的にどう考えられるか。
それを決めるのは私たち医者の仕事で、誰も私たちの代わりはできない。
そこが、医者の責任が重いところだなと思う。

高齢化が進んでいる日本では、医師はますますそこを考えなければならない。
目の前にいる患者さんと、その家族と、医療資源と。
色々を見て、判断する力が問われる。
それをとても緻密に描いていて、医師側の苦労が医療者じゃない方々にも伝わるといいなぁと、そう思いました。


反対に、共感できないところ。
まず、この時代に研修医が毎日病院に泊まり込みは現実的では無いな、と。
もちろん、責任をもって一人の患者を見ることは大事だと思う。
でも、夜中を含めてずっと自分だけで責任を取るなんて。じゃあその医師の人生はどうなる?
我々医師はずっと患者さんのことを考えて生きなければならないのか。
それは違うと私は思う。
全部を仕事に捧げなきゃいけないなんて、私はまっぴらごめんだ。

研修医を呼び出して「遅い」というシーン。
あれも、ありえないなと。
呼び出す可能性があるなら事前に伝えるべきだし、慣れないながらも必死に、そして毎日泊まり混んでる研修医に対する発言とはとても思えない。
もちろん、研修医を気遣ってるシーンもあるにはあったけれど、、

あとは上級医の指導がちょっと、、いや、だいぶいただけない。
私が研修してる病院は、先生たちがものすごく面倒見が良くて、手技も必ず一緒に入ってくれるし、方針も我々を無視して上級医だけで決められることはない。
研修医が指導医に相談して、方針を決める。
だから、カルテにある方針を見て、研修医が方針を知ることに驚いた。
そんなの、ただの学生じゃないか、と。

それに、うちの病院では死亡診断をひとりでやらされることはない。
絶対に側についていてくれて、私ひとりで頼りない時にはいつもフォローしてくれる。
もちろん、終わったあとのフィードバックもある。
でも、この小説は違う。
最初から外科ローテ自体もどうなんだ、とは思うけど、それ以前に指導医たちから温かみを感じない。
もちろん、そんな先生たちも昔は主人公のようだったエピソードも出てくるけど、主人公との関係ではそれがまったくわからない。

よくそんな環境で研修してるなと、逆に主人公を尊敬した。

研修医のうちから色んな場面が見れた主人公は、きっと成長すると思う。
1年目から経験するには重い事柄ばかり経験していて、すごいなぁと。
でも、成長するにしても、後期研修先は別のところがいいんじゃないかと(笑)、そう思いました。

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

本作は、未熟な研修医が医療現場での葛藤を通じて、医師として、そして一人の人間として成長していく過程を描いた物語である。もっとも、一巻時点では成長の「萌芽」が見られる段階に留まっており、劇的な変化や深化については、続編以降の展開に委ねられていると言っていいだろう。

作品全体としては、純文学のような重厚さを追求したものではなく、平易な文体とある種予定調和的なストーリー展開が特徴だ。時に読者の情緒に訴えかける「感動の演出」が透けて見える点は否めないが、それこそがエンターテインメントとしての読みやすさを担保している。

しかし、本作を単なる凡庸な医療小説から引き上げているのは、現役外科医である著者による圧倒的な描写力だ。病院内部の空気感、緊迫した医療行為のディテール、そして現場の冷徹なリアリティ。これらは創作上の想像力だけでは到達し得ない領域であり、本作の真骨頂と言える。

「お涙頂戴」的なプロットの裏側に、現場を知り尽くした者のみが描ける「医療の真実」が横たわっている。一般的な小説とは一線を画す、その独自の切り口こそが、本作を手に取るべき最大の理由である。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

研修医を頼りない新人としてデフォルメして書いているのだと思うが、あまりに頼りなくてあまりにピュアで、読みながらフィクションであることをいちいち感じてしまう。研修医が問題意識を持つのはいいが、それに対するいろんな見解が出てくるわけではなく、たとえば高齢者が「年齢」だけを理由に手術しないということに疑問を持っても、それを彼自身が納得するまで考え、自分なりの結論に落とし込むところまでいかない。なんとなく中途半端に、ある頼りない研修医の日々を眺めているだけのような、そんな印象だった。
文章は簡単でサクサク読めるので、気楽な読書にはいいかも。

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2026年03月15日

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