あらすじ
一浪で憧れの医学部に入学した雨野隆治を待ち受けていたのは、ハードな講義と試験、衝撃の解剖実習・病院実習。自分なんかが医者になれるのか? なっていいのか? 悩みながらも、仲間と励ましあい、患者さんに教えられ、隆治は最後の関門・国家試験に挑む――。現役外科医が鹿児島を舞台に医者の卵たちの青春をリアルに描く、人気シリーズ第五弾。
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研修医の日常や病院の裏側を知ることはなかなかないので、医者を目指す人間の細かな心情とともに知ることができて好奇心が掻き立てられた。
職場で新人の私と、主人公の研修医の気持ちが重なる部分もあり、頑張ろうという気持ちになれた。
国家試験を受ける場面でも、公務員試験を受験した時の思い出が蘇って、当時の自分のことを振り返るきっかけにもなってすごく良かった。
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医学生の学生生活がよくわかる小説。解剖実習や病院実習をはじめとする医学部特有の教育を通じて、学生が学ぶこと、感じることが丁寧に描かれている。医学部受験を検討されている方や、現役医学生に特におすすめ。
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シリーズ第5弾!主人公、雨野隆治の医学部生時代に戻した。想像以上に過酷な受験勉強の末に入学。入学したての頃、医者になる勉強が出来ることに幸せを感じていた隆治の姿を想像すると全力で応援したくなる。国家試験の合格の場面で両親の喜んだ姿に涙が出た。
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天野先生の医学生時代のお話。
天野先生の歴史としては、ここが最初になるのでしょうか。
楽しく読むことができました。
医学生にならないと体験できない初めてがいっぱいです。
でも、人間臭さは医者も一般人も変わらない。
学生でも「先生」と私も括りたくなります。
でも、それが人によってはプレッシャーだったりして
そういう部分は他の職業でも一緒だなと感じたり。
天野先生の成長を見守ることが本当に楽しくて。
そしてまた「泣くな研修医」を読みたくなりました。
くううう、キッツいなあ!そして自分の頃のが懐かしい。
この学校は白衣はこんな感じで配布するのね、そりゃ喜びもひとしおだわ、、、
いつまでも調子に乗らず驕らず、初心を忘れないで頑張っていきたい
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いつも読後にホッとするか、悲しくなるかのどちらかですが、今回は感動でした!
隆二が医者になるのは分かってるはずなのに、最後の合格発表でドキドキしてお父さんとのやり取りに泣きました。お父さん…喜んで送り出して、立派になるまで帰るなって言ってたんだね。
突然の過去編でも、1巻に繋がっていくのが良かったです。
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医学生が1年生から医師国家試験を受けるまでのお話。
中山祐次郎さんの本はほとんど読んでいるが、これもまた 先生のご経験かと推測される
肛門の教授の講義の様子がなんとも印象的だ
あと、田村教授に諭される場面も好き
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いやあ、とても面白かった。
シリーズ4までで、どんどん外科医として経験を積んでいった雨野隆治の医学生時代の物語。
解剖実習や、人工肛門についての話、ものすごい勉強量、試験を経て、ようやくスチューデントドクターになり、卒業試験、医師国家試験を経て、ようやく研修医になる。
そこからはシリーズ1の現場での混乱につながる。
外科的に処置をして人を助ける。すごいな。面白かった。
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医学生時代の話。想像以上に壮絶な授業。1人の献体を半年以上かけてグループの3人でひたすら解剖、凄かった。ここでも泣き笑い、悩みに悩み抜いて成長していく。そして東京に出ていく。
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【仲間でありライバルと、ともに…】
雨野の薩摩大学 医学部時代のお話。
医学部の日常、試験、卒試、国試etc……
雨野が仲間と酸いも甘いも共有し、努力と
そのひたむきな姿勢で乗り越えていく様に
すすむ勇気と感動をもらえた。
雨野のまっすぐで誠実な性格は
この医学部時代に磨かれていって
その先の研修医での患者たちへの
接し方の基礎ができていったんだろうなと
なんだかドラマを見ているように
映像としてストーリーが入ってきます。
泣くな研修医シリーズは、読む度に
雨野のことが好きになって
応援したくなるのは、ぼくだけですかね?
いやきっと見てるみなさんも
同じような気がします。
医龍とかドクターXとか
ごりごりの医療系ではなく
青春と葛藤みたい医療の小説を
ライトに読みたい方にはめちゃくちゃ
おすすめします!
医療の話よりも医者の心持ちの話。
本当におすすめです。
ぜひ読んでみてください!
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シリーズ『泣くな研修医』の5作目、主人公の雨野の医学部生時代に視線を戻した一冊です。
主人公の雨野は薩摩大学医学部に一浪して合格した。今日から医者になるために必ず通らなくてはならない医学部~医師国家試験に至る一本道への一歩が始まる。一年目、二年目、進んでいくにつれ生じる様々な難関や、”普通の一般の人”は経験しないような講義、実習へと進んでいく。時に悩み、苦しみ、それでも彼らはその先にある医の道を目指して進んでいく。
医学生の目線で、悩んだこと、目をそむけたくなった講義、印象深いエピソードが盛り込まれた作品でした。今までのシリーズ作品で、主人公の雨野は段々時間を重ねて成長していく姿を見てきましたが、ここで一度過去に戻ることで、シリーズがスタートする前の彼はこういうことを考えて、こんな悩みを持ってきたんだなと思ったりしました。優柔不断なところがあるのはそうですが、たくさん考えて、色々なことに悩んで、必死に医学部を、医師国家試験を、そして医師への道を歩んできたんだなと感じさせる一冊でした。
作者の方が医師だということもありますが、医学部時代の描写や主人公たちがそれに対してどう感じているのかという心理描写がとても丁寧で、これはきっとご本人がそうやって感じてきたことなのだろうなと思いました。今どこで働いている医師の人も、誰もが通った医学部~医師国家試験の道。初心忘るべからずではないけれど、初めての時に感じた色々な思いを、雨野先生には忘れずにいてほしいなと思います。
医師国家試験に合格したときの、ご家族のエピソードになんだか私まで泣けてしまいました。その後のお父様が、どうなったかと思うと……過去に戻ってやり直すことなんてできないし、先に進んでいくしかない。けれど、このお父様の喜びようを見ると、どうにも切なくて。雨野先生が、立派なお医者さんになってくれるのを願うばかりです。
今後のシリーズ作品もまだ続いているので、楽しみにしています。
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シリーズは以下の順番らしいです。
①泣くな研修医→読んだ
②逃げるな新人外科医→読んだ
③走れ外科医→読んだ
④やめるな外科医→読んだ
⑤悩め医学生右手読んだ
⑥外科医、島へ
5作目は①泣くな研修医の前の医学生時代の話です。
作品順に読むのがおすすめ。
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中山祐次郎の悩め医学生を読みました。
泣くな研修医の第5巻です。
5巻では遡って、主人公が大学生の話です。
人気漫画の島耕作やゴジラ-1.0みたいだなと思ってしまいました。
医者になるのには思ってはいたけど、やはりほんと学生時代も大変なんですね。
研修で病院に行っても、解らないことだらけで、教えても貰えない。
私も設計事務所に勤めて一年目は、解らないことだらけで大変でした。
先輩の板挟みに遭ったり、大変だったのを思い出しました。
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泣くな研修医シリーズです。
今回は遡って雨野先生が大学生の頃のお話し。医学部入学が決まって医師に近付いたワクワク感、知識が増えていく一方で患者さんの気持ちに鈍感になってしまわないかという不安。
お医者さんってつくづく大変なお仕事だな。冷静に医師として判断しつつも、患者やその家族の気持ちに寄り添って判断しなきゃいけない事もあって。
あと、4冊目までは鹿児島大学医学部卒でしたが、今回は舞台が大学だからか薩摩大学医学部になってました。実在する先生方に迷惑がかからないようにって配慮かな?
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どこまでも真面目で、そして不器用な隆治。
不器用さも彼の長所。
医学部で医師を目指す過程での物語であるが、あくまでも過酷である。
1人の医師が誕生するまでには、膨大な勉強時間、お金、マンパワーが必要なんだな、と改めて思った。
最後、隆治が医師国家試験に合格したシーンは本当に感激した。
とりわけご両親の喜びようと言ったら。涙
そうだよね、嬉しいよね。それにしてもこんなに嬉しいんだ。泣笑
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雨野の医学生時代の話。
医学生って、こんなにも大変なのかー。と、思わずにはいられない。
息つく暇もないような学びの日々。
そして、研修医になった後も、しばらくは息つく暇もない日々が待っている。
医師にならないと決断をした人も、医師になった人も、みんな真剣に戦った人々なんだなー。。、と、しみじみ思う。
それにしても。。
肛門の授業、面白そう。。。
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研修医シリーズ5作目。遡って医学部時代の話。
医学部って入るのも、そして入ってからもこんなに大変なのか…
「その生活の全てを患者に捧げよ」という教授の言葉。医療を受ける側からしたらありがたいけれど、皆さんお体大切に!と思ってしまった。
そして、肛門科のエキスパートの教授の授業、とても面白そうで受けてみたくなった。
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オーディブルで聴いた。
医学部の話で面白い。
解剖も大変だし、勉強も試験も大変で、医学部まじで大変だねぇ。
終盤、主人公の医師国家試験の合格に喜ぶ父母の姿に泣いた。
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雨野隆治の医学生の振り返り。医師になるってこんなにも勉強だけでなく精神的にも、医師にふさわしい立ち居振る舞いを身につけることなども含め大変、なんて言葉で追いつくものでは無いと知った。これだけの勉強をし続け、覚えアップデートしていき、さらに自分の体調も整えなければ…そんな事ができる医師の体調管理ってすごい。
病院はつらいところ、でも自分にあうドクターに出会えるとラッキー、雨野先生のような先生にかかりたいと思う。全てのお医者さん、研修医、もちろん医療従事者さん、応援してます。
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「泣くな研修医シリーズ」第5弾は、雨野隆治が一浪後、薩摩大学医学部に入学し、医学部での6年間を経て、牛之町病院に研修医として赴任するまでを描く。
牛之町病院での研修医生活、その後の外科医としての日々を描いてきた4話の後、何故今頃入学式シーンから始まる?と唐突感は否めないが、医師の生活の前にある医学生としての生活を覗き見ることができて良かった。
医師を目指すものとして勉強はもちろんのこと、倫理的にも精神的にもこれほどハードな学生生活を送っているんだと知り感慨深い。
解剖の緊張感、初めての白衣と聴診器を手にする高揚感、そして国家試験のプレッシャー、昨年研修医となった息子もこんな思いで6年間を過ごしていたんだな〜。
そして国家試験に合格し東京に行く隆治に父親がかけた言葉
「一人前になるまで帰ってくるな」
泣けたわ。
結局、帰る前に亡くなった父の姿を既に知っているだけにね。
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過去に遡って、大学生から卒業までの物語。この時に知り合った人達のその後も描いて欲しい。苦悩しながらも、医者になっていく主人公の根幹を知れた思い。田村教授と長老院教授が良い。
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シリーズ5作目。
時間が少し遡り、隆治の医学生時代のお話です。
一浪の末、医学部に入学した隆治。
この時には既に朴訥としたキャラクターは確立されているんですね。医学生の6年間がよく分かる、興味深い内容でした。
隆治が医師国家試験に無事合格した時の父親の「ああ…隆治が…俺たちの息子が...大切な息子の一人が!」がよかったです。亡くなった隆治の兄がご両親の心の中にあり続けていることが伝わってきました。
学生時代に親交を深めた彼らは6作目以降に登場するのでしょうか。その点でも次作を読むのが楽しみです。
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仕事柄たくさんのドクターと関わりますが、あの先生も、この先生も、通ってきた道なのか…と思うと不思議…あの先生やこの先生の医学部時代の話を聞いてみたいと強く思いました。
しょーもない医師もたくさん見てきたけど、みんなこれほど猛烈に勉強して難しい試験に合格してきたんだよな…と想像しながらやっぱり不思議な気持ちに。
雨野先生はいいね。愚直、と言うか。
素直で飾らない素朴な人柄が好きです。
ただシリーズ全部読んできてこの巻で急に気になったんだけど、女性の外見について書かれた場面がちょっと多くない?美人だ可愛いだ、顔立ちに関して「ここでその詳述いる?」となるポイントが目について、なんかじんわり嫌な気持ちになった…作者が女性の外見を気にするおっさんなんだろうなとなんとなく想像。そこだけホント残念。
Posted by ブクログ
時はさかのぼって主人公が医大生になってから国家試験に合格、卒業までの話。
お医者様になるのって凄まじい努力が必要なんだね。
普通の若者には無理だな。
で、私の住んでいる町内には医科大学、医科大学病院がある。
学生たちとはよくすれ違うし、たまに話もする。
親元を離れてここに暮らしているのかもしれない。
頑張ってくださいね。
応援しています。
Posted by ブクログ
最初は主人公が青すぎて痛いところもあったけど、後半の実習らへんで面白くなった。産婦人科の話は辛かった。
最悪な医者がちょこちょこ出てきて、リアルは残酷だと思った。
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終わりかたがブッツリで驚いたけれど…
医学生の苦労を垣間見た
これほど大変な過程を経て医師になり隆治はこれからどう変わっていくのだろう
楽しみでもあるし、がっかりしたくないという不安もある
Posted by ブクログ
一浪で憧れの医学部に入学した雨野隆治をまっていたのは、ハードな講義と試験。衝撃の解剖実習・病院実習。自分なんかが医者になれるのか?
悩みながらも、仲間と励まし合い、患者さんに教えられ、隆治は最後の難関・国家試験に挑む。現役外科医が鹿児島を舞台に医者の卵たちの青春をリアルに描く。