【感想・ネタバレ】悩め医学生 泣くな研修医5のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

医学生時代のお話

作者の経験談もあるんだろう、かなりリアリティー溢れる。
実習の相手に女子学生を選ぶ医師。
学生の報告を無視して病気を見逃す医師。
看護師に横柄な態度を取る医師。
どこにでも居そう(笑)

死産してしまった双子の一人。
現実と向き合わなければならない事実。

そして卒業前に辞めてしまった仲間。
これはなんというか、医者免許をとってからでも良かったんじゃないか?の気持ちしかない。
免許さえ取って研修医を遅らせることも出来ただろうに。

そして国家試験。
良かったね……本当に!

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2023年12月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
隆治がどのように一生懸命に勉強して医者になったのか、応援したくなる気持ちになった。

医者は人体のことについて色々記憶しないといけないからとても大変そう。

肛門の話や法医学で人がどのように亡くなったか、または殺されたかの授業は印象的。

あらすじ
雨野隆治が医学部に入ったところから話がスタートする。一年生で班分けされ、指宿真子と伊佐の3人班となる。二年生の解剖実習では、初めて遺体にメスを入れ、人体について学ぶ。他の4人班に比べて人手が足りないので遅れぎみになり、班内もギクシャクする。

三年生は試験に継ぐ試験、その後は実習。四年生は臨床実習とスチューデント・ドクターの試験。五年生では、実際の患者を受け持った実習。担当医が適当で困った話。六年生は、臨床と病院探しに卒業試験と国家試験。

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2024年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

国家試験は合格率9割と初めて知った。それまでに学ぶ膨大な量がすごいんだなぁ。医学部は馴染みがないので物語はとても新鮮だった。合格するのはわかっていたが最後のご両親の涙は、第一弾と第二弾の物語があっただけに泣けた。

奄美さんの双子の出産は胸が痛い。私が双子を妊娠している時も、双子の心拍がなかなか確認できず、1時間探し回った上に見つからず、そのまま入院したことがあった。一児の心拍を見つけてモニターし、二児目の心拍も見つけた!と思ったら、しばらくすると同じ心音になり、一人目の心拍を二つのモニターで測っていただけだったり。特に妊娠後期は探しづらくて、しんどかった。双子がそれぞれ動き回るし、奥の方に入ると大変なのかな。妊娠している私自身、お腹の中で二児の区別は全くわからなかったのだから。
双子に限らず、本当に出産は奇跡だなと感じる。
訴訟リスクから産科医の成り手が減っているとも聞くが、だからこそ、産科は医学生にもきちんと丁寧は対応をしていたのかもしれない。

伊佐の「自分なんかが医者になっていいのか」と悩み、そこから、子どもの貧困支援へと人生を転換する姿は尊敬しかない。医者も貧困支援もどちらも必要で尊い。でも、教授をしている父親はなんといったのだろう、とか、きっとその奥にもたくさんのドラマがあるのだろうな。

物語に出てくる時折憎く思える医師も、もしかしたら、疲労困憊と頑張っても太刀打ちできない病や死に自分の無力さを感じ、看護師や患者に酷い対応をするようになったのかもしれない、など考えてしまった。

田村教授のような存在は素晴らしいし、セクハラをした医師や担当患者の腹痛を放置した医師へ処罰があったのは当然とはいえ、よかったなぁと思う(現実は知らないけど、そうじゃなきゃ報われない)。

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2024年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつも興味深く読ませてもらってるシリーズ。
今回は、一浪して医学部に入学、6年間の医学部を経て国家試験に合格し、研修医になるまでの話。
医師になるのは、本当に大変なハードルを超えた人だけなのだと感じた。
最も印象的だったのは、献体していただいたご遺体と5か月の間向き合って、細部にわたるまで解剖するところ。そして、解剖する中で、自分がそのご遺体と会話し、ご遺体に腑分けされている離人的な感覚を味わい、そのひとときを癒しの時間と表現しているところ。それは、経験した者しか描写できない場面だった。

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2023年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

そしてあの夜に繋がっていく。

肛門の授業で、前々作の肛門異物セッションを思い出した。
それにしても解剖実習、ほんと大変そうね…

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2023年11月07日

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