【感想・ネタバレ】奇跡の人 The Miracle Workerのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月05日

ヘレンケラーの話に似てる

と思い、他の人の感想を見てたら和製版のヘレンケラーらしい…
しかも名前もヘレンケラーとサリバン先生に近しい和名で面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年02月11日

去場安がサリヴァン先生だと気付くのが半分読み終えてからだった自分の勘の悪さにおののいた。
そんな自分の情けなさを忘れさせるくらい激しい、先生の信じる力、突き進む力。本当に感動しました。

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Posted by ブクログ 2024年02月01日

この小説はフィクションなんだ
この作家の素晴らしさを再認識した
最終章、もう終わりと残念な気持ちが溢れた
あっという間に約70年が過ぎ去っていた
二人の途中の人生がほぼカットされているのも残念だし、どのような人生を歩んだかも、書いて欲しかったかなというのが多くの読者の望むところだとと思う

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Posted by ブクログ 2024年01月27日

目が見えない、耳が聞こえない、話せない、三重苦の介良れんが、去場安の献身的な教育のもと、言葉を獲得していく物語。
本編を通して響くのは、安の言葉の力強さ。れんが生まれ持つ能力を信じ続け、この世界にはすべてのものに名前があり、感情は言葉で伝えられることをれんに知ってほしいという強い情熱が胸を打ちます。...続きを読む

そして、見どころは盲目の旅芸人の少女、キワとの出会い。二人がお互いを思いやり、言葉だけでなく、心も成長していく姿が微笑ましい。
さらに、二人を通して、どんな身分、境遇に置かれていようとも、子どもには等しくすばらしい能力が備わり、成長の可能性があることを改めて実感させられました。

読みながら、目頭が熱くなるシーンが何度もあり、原田マハさんの作品のなかでも特に大好きな作品となりました。

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Posted by ブクログ 2024年01月20日

去場安の情熱が介良れんという人間に出会えてよかった。去場安みたいな情熱的な人間になりたいと思いました。字体も全く変わっていないのに、文面、文字だけでこんなにも衝撃と感動を受けて鳥肌がたった物語は初めてでした。 読んでよかった。心から!キワの底から優しい心、安の情熱、れんの誰もが持っているはずの才能、...続きを読む私にはうまく表現できないけど、本当に本当に読んでよかったです!上手くいえないです!笑でも大好きな作品です!!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月03日

ヘレン・ケラーの伝記は小さい頃に読んだきり
あとは、高校生の頃だったかな?一番有名なウォーターの場面を英文で書かれていて長文読解みたいなことをやった覚えがあるくらい
だから内容は違うのに少し、懐かしささえ覚えました
奇跡って、待ってても来ない
人が起こすものだと、改めて思う
そして、今ここに生きてい...続きを読むる、何かを感じることができる、これもやっぱり、奇跡だと思う

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Posted by ブクログ 2023年08月23日

ヘレン・ケラーを素にしたフィクションストーリーであった。最後の解説にもあった通り、私たち日本人からすれば、ヘレン・ケラーの伝記は素晴らしいサクセスストーリーにしか聞こえないかもしれない。しかしそれが同時期(明治)の日本に置き換えられ、更に津軽という盲目の女性が生きる術を身につけていた地域にフォーカス...続きを読むされることで日本の障がい者差別、女性差別の存在に気付かされる。去場安ならぬヘレン・ケラーの教育力の高さにも驚かされるが、人間が持つ果てしない可能性を感じた。健常者である私には三重苦の苦しみを体感することは出来ずとも、重要な認知器官であるそれらがなくなったとき、同じように絶望せずに生活できるとは考えづらい。私もヘレン・ケラーをはじめ、この作品内の安やれんのように強く、自分を信じて歩んでいきたいと思った。

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Posted by ブクログ 2023年08月13日

実は最後の解説を読むまで、元ネタがあることに気が付かず(というのも元ネタを読んだのが小学生だったこともあり)、その解説を読んで「うわーー、確かに!水!」となりました。。元ネタが頭に浮かぶことなく最初から読み始めて、純粋に物語を楽しめました。
主人公たちの成長していく様子を見るのはとても楽しく、一緒に...続きを読む心躍る反面、それを邪魔する周囲の人たちには「なんて嫌な人たちなんだ。」と一緒に苛立っていました。
元ネタも改めて読んでみたいです。

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Posted by ブクログ 2023年06月30日

「もっと読みたい」と思った1冊。

れんの成長していく姿、安が奮闘する姿、キワとの出会いと別れ、たっっっくさん涙しながら読みました。

私も1人の女性として、強く、生きていきたいと思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月23日

恥ずかしながらヘレンケラーの教師を“奇跡の人”と呼ぶことを知らなかったので、全く何の先入観もなく読むことができた。
読み進めるとさすがに「おや、随分ヘレンケラーみたいな少女が出てくるな…?」となり、日本版ヘレンケラーになっているのかと気がついた。
あんはれんに対してどこまでも真っ直ぐに接し、その努力...続きを読むが実を結ぶことになるが、彼女の献身的な愛はキリスト教から来ているものというのが一番興味深く感じた。
なぜ日本で広く浸透している仏教にしなかったのか考えたのだが、仏教では愛=執着という意味もあるらしく、これではあんとれんの関係性が依存的なものになってしまうからキリスト教ベースにしたのかとも思った。

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Posted by ブクログ 2023年05月21日

積読だったものを引っ張り出し読みましたが、
一気に惹き込まれて本当に良かった!!
安先生と出会い、レンが変わり始め、
キワに出会い更に変化し…最後また2人が出会えたのが感動でした。
日本版ヘレン・ケラー素晴らしかったです!!

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Posted by ブクログ 2023年03月23日

去場安(さりば あん)と介良れん、、、世界の偉人で読むようなまんまサリバン先生とヘレン・ケラーのようなお話である。小学生のころ幾度となくあの本(マンガ)を読み返したか。そしてガラスの仮面でマヤと亜弓がダブルキャストをし、そのときのオーディションから何もかも忘れられない話である。

話がそれたが、まさ...続きを読むか青森は弘前、しかも明治という封建も封建でよいところの時代と場所でやつまてのけてしまう。やはり安先生は強し。あと、なにより浪野キワという、ボサマと呼ばれる盲人の三味線引きの少女の登場。キワという友人ができた所でれんは劇的に言葉を覚えていく。父様が抜き打ちテストを行い、早速本邸に連れて帰るが再びれんは甘やかされてケモノ化する。安が格闘し「箸で食べてます」というシーンは「スプーンで食べてます」の再現。もちろん、その後水(MIZU、元の話ではWater)も登場。粋な演出だった。

大好きな偉人たちの話をこうやって書いてくれてたことが嬉しい。伝えたいことはこうやって語られるのかと新たな発見だった。

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Posted by ブクログ 2023年02月27日

とても面白い。そして感動しました。

安とれんの関係。
れんとキワの関係。
上手く言えないけど、この関係性がとても素敵でずっと感動しっぱなしでした。

安先生の心の広さ、強さ。
れんの素直さ、強さ。
キワの純粋さ、優しさ。
全部が素敵で、とても考えさせられる作品でした。
そして、れんのその後の話も読...続きを読むみたくなるほど没入してしまいました。

とても心が温かくなりました。

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購入済み

奇跡の人

2020年08月16日

ただただ、感動した。何か見えないもので、結ばれている運命に、何度も涙腺がやられました。

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Posted by ブクログ 2024年04月02日

青森という盲目の人達が活躍していた地域に目をつけて、ヘレンケラーの物語と掛け合わせた点、作家ってすごいな…と思いながら読んだ。

れんの指導は私だったら途中で屈していたと思う。

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Posted by ブクログ 2024年02月26日

ヘレンケラーとアンサリヴァンの物語を、津軽地方でのお話にリメイク。
舞台が日本になったからこそ、「どこかの国の偉人の話」ではなく「戦いの物語」としての現実味を帯びるという解説に納得。
安先生もれんもハンデがありながら突き進んでいるというのに、私はなんて怠惰な人間なんだ…と思わずにはいられない。この作...続きを読む品自体が強力な光を放っていることは間違いない

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Posted by ブクログ 2024年01月21日

ヘレンケラーとアンの話を日本版にしたフィクション。現在障害児教育に携わっていることもあり、自分ごととして読むことができた。
2人の友だちが再会するシーン、よかったなぁ

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Posted by ブクログ 2023年11月26日

「ヘレン・ケラーみたいだなぁ」とは思いつつも、最後の水のくだりになるまではつゆ知らず、安の「なんとしてもれんの秘めたる力を開花させる」という諦めない心に引き込まれ、一気に読んでしまった。原田マハさんの作品には必ずパワフルな女性が出てくるから、大好きです。

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Posted by ブクログ 2023年07月17日

2023.16
原田マハ作品、長編。

目、耳、口が聞けない少女とその少女を教育する先生の話。
日本版ヘレンケラー。
女性軽視の時代に強く生きた女性の温かいお話だったなぁ。

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Posted by ブクログ 2023年06月27日

大連への旅行のお供にしました。実話かと思って買ったが、そうではないと分かって読んでも、まるで実話のように感情移入して読めました。

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Posted by ブクログ 2023年06月24日

キワとレンと安 友情、愛情、激突、人間が元々持っている光。

キワがレンの元を去っていく場面は今、思い出しても胸が苦しくなります。

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Posted by ブクログ 2023年04月29日

ヘレンケラーの偉人伝は、貧しいながら小さい時から人一倍の努力をして立派な大人になりましたという通り一遍の伝記と違い、三重苦で明かりも音もない世界を乗り越えて社会に溶け込んでいった事に驚愕を禁じ得ない。 なんの苦労もせずに、当たり前のように見聞きしノホホンと生きている自分が恥ずかしくなる。これもすべて...続きを読むはサリヴゥン(あん)先生あっての賜物で、ヘレンケラー(れん)は、いい先生に出会えたね・・・。 (o^^o) 関係ないけど、この本を読んでる間中、頭の中を北島三郎の「風雪ながれ旅」が流れてた。(^_^;)

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Posted by ブクログ 2023年04月05日

介良れん(けられん)と去場安(さりばあん)
去場安先生って、なんか聞いたことある名前...と思いながらも、なぜもっと早くに気づかなかったのかと苦笑い。

ヘレンケラーが偉人であることは誰もが知ってることだけど、見えず聞こえず喋れず暗闇で育てられた「けものの子」から「人間」へと引っ張りあげるために血の...続きを読む滲むような努力をしたサリバン先生の尽力があってこそだなと改めて思った

舞台は明治の青森県弘前で、ボサマと呼ばれる盲目の三味線引きの少女キワとの出会いもとてもよかったし、「water 」のところも「MIZU」でしっかり再現されていてゾクゾクした
あんな有名な話をこんなストーリーにできるなんて原田マハさんやっぱり凄い!

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Posted by ブクログ 2023年02月27日

やっぱりこの作家の本は読みやすく、ストーリーに惹かれる。名前からして明らかなフィクションだが、なぜ明治の元老が出ているのかはナゾ。

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Posted by ブクログ 2024年02月06日

なぜだか安先生を好きになれず、、
彼女の信念を曲げず厳しくある部分のおかげでれんは「人」になれたのだけど、なぜこんなに他者のために生きれるのか、自分が想像できなかったからかもしれない。

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Posted by ブクログ 2024年01月03日

去場安と介良れん、奇跡の人、
ヘレンケラー物語りの日本版を無理やりつくったのか…と冒頭は萎えたが、流石原田マハさん。
原作にはないキャラクターや三味線など独自の設定で楽しませてくれた。

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Posted by ブクログ 2023年12月29日

伝記みたいな本なんだろうな〜と想像していたけれど、あ、そうくる?! という舞台変換があって面白かったな。ラストシーンをもっとちゃんと見たいよ! という気もしたけど、「少し足らない」くらいがきっとちょうどいいんだろうな。楽しく読めた本でした。

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Posted by ブクログ 2023年08月23日

よい。良い本は反芻する。
まず読み始めると去場安ってネーミング。何をふざけてるのか、と思いつつ、介良れん、って何やねん。日本人名じゃないだろ、ふざけたネーミングは、「まぐだら屋」以来だなー、と。ってなってはじめて気が付く。ヘレンケラーの伝記をちゃんと読んだ記憶がないが、ここまで正面突破で、伝記の焼き...続きを読む直しを書いて、ヘレンケラー部分とフィクション部分の判別容易で、みんな知ってるエピソード満載なのに面白いのがすごい。「フィクションだから出来ることがある」と解説にあるように、この焼き直しは、パクリでもなく、オマージュでもなく、カバー曲でもなく、同人誌でもなく、アナザーストーリーでもない。「実在の人物の伝記」で無くすることによって浮き上がってくる人物模様や人間性が面白い。伝記を読むときのお勉強ぽい感覚が無くなるからか。

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Posted by ブクログ 2023年03月30日

情熱、愛情、信じる気持ちって感じ
結局は教養が人生を分けると思った
持って生まれた総量は誰しも同じで
そこを伸ばしたり光らせたりするのは教養なんだと
教養は人を自由にする
理想は子供時代だけど大人でも伸びる

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Posted by ブクログ 2023年03月28日

時代は明治20年。弱視であり、いずれ視力を失ってしまう運命を背負った主人公は、その人生を生きるためにと両親が与えてくれた最高の教育(アメリカへの留学までも)を与えられていました。結婚までも諦めていた主人公は、弘前に目が見えず、耳も聞こえない少女が居て、その教育係を頼まれます。運命を感じ東京から遠い青...続きを読む森までやってきた主人公。幼い少女と出会い、その過酷な運命を変えるために奮闘します。心を閉ざした人間を、人間として自立できるように、人間として他者に接することのできるように、人間として自覚できるように、多くの困難を感動的な発見によって克服していく様は心を打ち、生きるための強さについて考えさせられます。ヘレンケラーの生涯を、日本の明治時代に舞台を変え、どのようにして困難を克服していったのかを、考え方の面から物語られた意欲作だと思います。

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Posted by ブクログ 2023年03月25日

「奇跡の人」というタイトルでなぜ気付かなかったのか。登場する去場安(さりばあん)と介良れん(けられん)の名前を見て、変わった名前〜なんてぼーっと読んでいた私。
途中でやっと気付く!あれか!

本家そのままのお話のようだけど、舞台が津軽で本家と同時代昭和20年代戦後という設定でちょっと捻って語られてい...続きを読むく。
この時代に暗黙の了解であった「家」としての立場「女性」としての立場。うっすら昭和を生きた私にも分かる。でもそこから「個」を尊重する今の時代になってる。すごいよね。きっと沢山の人達の尽力があったんだろうなあ。そりゃ時代だって令和にもなるわ。

これは単純に面白かったー!とは能天気に言えない...。深いなあ...。色々考えさせられるなあ...。
それでもこのテーマで、色々な問題を絡めることの出来るマハさんすごっ。

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