あらすじ
盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女が弘前の旧家にいるという。明治二十年、教育係として招かれた去場安は、その少女、介良れんに出会った。大きな苦難を背負った少女と、人間の可能性を信じて彼女の教育に献身する女教師、ふたりの長い闘いがはじまった――。『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の著者、渾身の感動傑作!
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Posted by ブクログ
私は無学である。「奇跡の人」と聞いてもヘレン・ケラーが浮かばない。タイトルを聞いてもどんな話かとピンともこない。だけれど、無学でよかったぁと思った。この作品をまっさらな状態で読めてよかった。れんと安とキワの物語を身体全体で感じて、受けとめられた。贅沢すぎる時間だった。三重苦の少女の成長に、先生の厳しさと優しさに、世の中の不条理さに、なんの雑念もなく、のめり込めた。解説まで、最高だった。原田マハという人間は本当に存在するのだろうか。本を読んで、「人」が見えない。何もない。原田マハは私にとって、とても遠い。
Posted by ブクログ
読み始めてすぐ、50ページ位で衝撃に襲われる。
久しぶりにマハさんでアタリ引いたと思い、ページを捲る手が止まらなかった。
最後、完全に泣く準備してたのに泣かせるより余韻に浸らせる良い終わり方。
余韻に浸りながら解説読んでいて、「そうやん!ヘレンケラーやん!」ってなった。
違和感感じてた去場安、スッキリしました。
ヘレンケラー知らずに読んだ方が面白いかも。