ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星

    Posted by ブクログ

    美少年探偵団に依頼を持ち込んだことから始まる物語。
    登場人物達の会話のテンポが良くて、読みやすく面白かった。
    まだまだ、謎の伏線は残されたままなので続編も楽しみなシリーズ作品。

    0
    2025年11月29日
  • 新装版 46番目の密室

    Posted by ブクログ

    作家アリスシリーズ第一作目。私を沼に引きずり込んだ原因の一冊です。あなたも有栖川有栖に心を奪われていくんですよ。火村英生カッコ良すぎるんだよな...。キャラも魅力的、ミステリのトリック自体も本格的、オタクは好きになるしかない!

    0
    2025年11月29日
  • 黒猫の小夜曲(セレナーデ)

    Posted by ブクログ

    前作を読んだのがかなり前だったので少し内容を忘れていたけど思い出す事ができました。連作短編集でだんだん物語が繋がっていくところがこの本の醍醐味ですね。また、前作に登場したレオも再登場して活躍するので面白いです。今回は前回よりもミステリー感強めて最後の方はドキドキしながら読みました。

    0
    2025年11月29日
  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誰でもこの作品の主人公になり得ると思うと....
    真実に気付くことの哀しさ、人生において自分自身を客観的に見つめ続けることの難しさを感じる作品でした。後味悪いのに嫌いになれない。むしろ好きです。大好きな作品。

    0
    2025年11月29日
  • 言語化するための小説思考

    Posted by ブクログ

    小川哲がどういうことを考えて小説を書いているかを知ることができて、とてもおもしろい。
    よくある小説の書き方をレクチャーするような本とは、ちょっと趣が違う。
    私は小川哲が好きだし、それより前提に文章が上手くなりたいと日頃思っているので、この本は驚いた上に眉唾ものだった。よくある小説の書き方本とは違うが、「小説がどのように成り立っているのか」「どのような小説が評価されて多くの人に読まれるのか」「小説の面白さとは一体何なのか」とか、「小川哲は伏線が嫌いなこと」とか知ることができて、中にはクスッと笑える例文があったりして、小川哲全開でとても良かった!

    0
    2025年11月29日
  • 満月珈琲店の星詠み

    Posted by ブクログ

    素敵なイラストとともに綴られる望月麻衣さんの作品。
    悩める人の前に現れる不思議な喫茶店の物語。

    そこでは悩みを抱えるあなたにちょっとモフっとしたマスターと店員が占星術でのアドバイスと綺麗なデザートをくれるとか何とか...

    静かな夜、眠る前にたったの10分読んでほしい本です。

    続編もたくさんあるので、素敵な夜に私も読んでいこうと思ってます。

    コラボカフェまたあれば行きましょう...

    0
    2025年11月29日
  • 砂の女(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    安部公房の海外に翻訳されまくった名作。
    脱出不可の砂地獄で奔放する男とそこに住む女の物語。

    絶望的な世界でもがく男、そんな世界でどこか達観した女。

    閉鎖空間での心理描写、砂に対する情景描写がすさまじく、読んでるこっちがザラザラして息苦しくなるほど。

    気になりすぎて速読した結末は、渇いた現代人の価値観に確かな潤いをもたらしてくれるのではないでしょうか。

    どこか海外SFっぽさもありながら心に残してくるのはしっかり日本文学っぽさ。

    翻訳されてしかるべき名作を皆さんも是非...

    0
    2025年11月29日
  • 誘拐にドライバーはいらない

    Posted by ブクログ

    このミス大賞の作品(多分)。
    自動運転が発達した現代で事件に巻き込まれる車両窃盗団の物語。

    素晴らしいミステリー。
    綿密に伏線を貼りつつ、回収も鮮やか。

    現代技術を題材としていてリアリティもありしっかり惹き込まれる。

    テンポも良く無駄もなく、そして最後にゾクッとできる至高の作品でした。

    アイデアと好奇心こそが...これ以上は言えないか...

    0
    2025年11月29日
  • 塩の街

    Posted by ブクログ

    有川浩の自衛隊三部作一作目兼デビュー作。
    終末を思わせる塩に覆われた世界で素敵な恋をする人々の物語。

    幻想的で不気味な塩の柱と人が塩になる塩害、治安維持も困難で退廃していく世界。

    そんな世界で恋をする人々、なんと美しきことか!!
    有川浩のロマンチシズムここにあり!!

    ファンタジックでロマンチックな唯一無二の世界、皆も是非...

    「世界が終わる瞬間まで、人々は恋をしていた。」

    0
    2025年11月29日
  • わたしがいなくなった世界に

    Posted by ブクログ

    はじめに言います。このレビューは偏ってます。
    なぜなら自分が発達障害だから、メインのネタの意味が理解できるからです。
    だからこそ、ミステリとして好きだが、この作品を傑作として賞賛出来るかはわからない、なぜなら発達障害の自分に理解出来るって普通の人にこの感覚理解できる?って。
    なおかつ前作から15年って長いよ。前作の犯人忘れてるよ。

    3075冊
    今年303冊目

    0
    2025年11月29日
  • 夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶3

    Posted by ブクログ

    もっともむずかしい事は!
    いいかい! もっともむずかしい事は!
    自分を乗り越える事さ!
    そして、アライスとツェドカは自分の運命を乗り越える!!
    アルティヤさいこーでした!
    アリーヴェデルチ!

    0
    2025年11月29日
  • ヒトリコ

    Posted by ブクログ

    2025/11/29
    10年前に刊行された本ですが、機会があって今になって読んでみました。
    青春系の小説イメージが自分の中で強かった額賀澪さんですが、この「ヒトリコ」という作品は青春のキラキラした世界の裏側の人間模様に焦点を当てたような内容になっています。
    主人公の深作日都子は小学校のときに起きたできごとがきっかけで人と関わることをやめ、1人でいることで学校生活を過ごすようになりました。
    その件に関わっていた海老澤冬希という男の子は小学校のときに転校。
    幼馴染の堀越明仁は日都子に寄り添おうとしますがシャットアウトされる…というのを高校まで繰り返します。
    無理に人と関わる必要がない人が主人公なの

    0
    2025年11月29日
  • 午後

    Posted by ブクログ

    初めましての著者の本!
    犯罪を読もうかなって出た時思ったような思わなかったような。
    今作がかなり良かったからいずれ読みたい。

    短編集ってあるのにタイトルのみで目次なし。
    ありゃなんで?って思いながらスルスル読んで4か5で訳者さんのあとがき読んでやっと理解した。そういうことか!なら番号のみにそんなに困惑しなくても読んでけるわと気を取り直して進めました。

    特に良かったのは8.12.16
    どれもいい映画見たあとくらい満足感があった。オチも切れ味良くて最高でした。
    他にも3.5.20.21もかなり楽しかった。

    0
    2025年11月29日
  • 月とアマリリス

    Posted by ブクログ

    ヒューマン小説 
    主に女性に焦点を当てた物語であった。北九州市が舞台となっており、方言や実際の土地や建物がより一層リアリティを増していた。 
    男尊女卑、発達障害、虐待、共依存など、さまざまな問題が浮き彫りになっており、残虐な事件が多い現代の課題提唱をしている物語であった。
    家庭の形、愛情表現は様々であるが、やはり歪んだ価値観の犠牲になるのは子ども。そして循環してしまう現実。その歪みに、一声かけられる周囲との繋がりがいかに大事であるかをひしひしと感じた。 人との関わることは必ずしも素敵なことばかりでなく、傷付け、傷つかれ、しんどい事もあるけど、結局救うのも人。

    0
    2025年11月29日
  • 儚い羊たちの祝宴

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読書サークル「バベルの会」を巡り起きる数々の殺人事件・奇妙な事件。まぁ、気分が悪くなる(笑)、というか人間の闇怖いなぁ。「そんなことで?」と首をひねりたくなるような常識では考えられない理由で人を殺すのか、と思う。米澤穂信作品の底知れない真骨頂な感じだと思った。

    0
    2025年11月29日
  • おまけのこ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ・こわい
     孤者異
    ・畳紙
     厚化粧のお雛と屏風のぞき
    ・動く影
     栄吉と一太郎が親友になったいきさつ
    ・ありんすこく
     禿の足抜け。一太郎18歳
    ・おまけのこ
     これを読んだら、鳴家が好きになる。

    0
    2025年11月29日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    泣きたいとき、誰かの優しさに触れたいときにおすすめの本です。
    主人公の女性(母親)とその息子と、記憶が80分しかもたない数学に愛情のあるおじいさんのお話。
    心がほっこり温まりますし、最後息子が数学の教員になったというのは、穏やかで幸せな(小説としての)結末だなと思いました。

    0
    2025年11月29日
  • 噓つきジェンガ

    Posted by ブクログ

    まさにジェンガのごとく主人公たちの嘘が崩れていく様は、心がギュッと縮む思いをしつつも、怖いもの見たさで展開を追ってしまう。それは辻村深月さんの円熟した筆さばきというか物語作りの巧さに他ならない。常に高いクオリティを提供してくれる安心の作家であることは既に織り込み済みにも関わらず、本作も優に超えてくる切れ味ある短編になっている。
    嘘をついたことによって取り返しのつかないことになりそう、そういった経験は大なり小なり誰もがありそうで、その言語化があまりに秀逸すぎて、毎回唸らされる。傑作です。

    0
    2025年11月29日
  • 人間標本

    Posted by ブクログ

    榊史朗…西島秀俊
    一之瀬佐和子…公彦…留美…宮沢りえ
    一郎
    一之瀬杏奈…伊東蒼
    深沢蒼
    石岡翔
    赤羽輝
    白瀬透
    黒岩大
    ビーダブル
    榊至…市川染五郎
    ジョン
    前田コウセイ
    マエダ恵麻

    0
    2025年11月29日
  • 捨てられないTシャツ

    Posted by ブクログ

    神保町のstacks bookstoreにて購入。誰しも一枚は持っていそうな、それでいて誰も被っていないであろうTシャツ。その思い出70人分のエピソードが詰まっている。自分も探せばきっとあるし、なんならこれから捨てられないTシャツも出てくるだろう。あとがきを読んで「著」ではなく「編」と書いていることになるほど。

    0
    2025年11月29日