【感想・ネタバレ】あのとき、そこに きみがいた。 2016年4月 熊本地震の現場からのレビュー

あらすじ

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2016年4月16日、午前1時25分頃、熊本県熊本地方をマグニチュード7.3、震度7の巨大地震が襲いました。本書は、熊本市在住のイラストレーターが、実際に体験した震災と、避難所の様子を描いたもの。熊本地震を扱う唯一の絵本です。誰もが途方に暮れる避難所に、やがてボランティアの中学生たちが訪れると、その溌溂とした仕事ぶりに著者は希望を見出します。写真による報道とは一味違った、絵本ならではの一冊です。

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Posted by ブクログ

熊本地震もとんでもない災害だったよね。
体験した作者さんが体験したままを絵に、言葉にした絵本だから言葉を失う。

何年か前にね、大型台風で家のすぐ側を流れる用水路が氾濫寸前になって避難したことがあるの。
私の住む地域は昔1メートル程浸水したことのある地域だったらしくてね。
その時は結局ギリギリ溢れずに済んだんだけど。
初めて避難所で一晩過ごした。
不安で浅い睡眠しか取れなかった。
でも武道場だったから、畳があったから、エアマットを作ってくれたから、毛布を貸し出してくれたから、お水や食べ物を配布してくれたから、小さかった子ども達は安心して眠ることができた。
避難所を運営してくださった方には感謝しかない。

たった一晩でこれだもん。
長期の避難生活を余儀なくされる人たちはいかばかりか。
そんな中で明るく笑って動いてくれる中学生ボランティアはどれほど救われるだろう。
でも中学生が自分を鼓舞するために背中に貼り付けた言葉には涙が出た。

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2025年04月25日

Posted by ブクログ

イラストレーターの著者自身が熊本地震で被災。
避難先の様子を描いてくれた。

「きいろいビブ」
そのフレーズを聞いただけでグッときて涙ぐんでしまう。

0
2020年08月31日

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