配信予定・最新刊

作品一覧

  • みんなの「読める」をデザインしたい わたしは書体デザイナー
    NEW
    -
    1巻1,760円 (税込)
    だれもが読みやすい文字をめざして開発された「UDデジタル教科書体」を手がけた著者の、限りない挑戦を描きます。小学校の調べ学習などで、子どもたちにとっても身近になった「ユニバーサルデザイン」の考え方に、デザインの視点からふれられる一冊。
  • 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    読み書き障害でも読みやすいフォントが生まれるまでのノンフィクション!  UDデジタル教科書体の完成から3年が経った頃、私は仕事の関係で、障害のある子どもの教育や就労を支援している会社を訪れました。  そこでは発達障害、学習障害、ダウン症といったさまざまな困難を抱える子どもたちを支援する学習教室を運営していたのですが、あるベテランの女性スタッフの方が、こんな話をしてくれました。 「うちの教室に、ディスレクシアの小学生の男の子がいるんです。その子は普通の本や教科書では文字がうまく読めなくて、『どうせおれには無理だから』って、いつも途中で読むのを諦めていたんです」 「それで、あるときUDデジタル教科書体のことを知って、試しに教材のフォントを変えてみたんです。そしたら教材を見た瞬間、その子が『これなら読める! おれ、バカじゃなかったんだ!』って。暗かった顔がぱあっと明るくなって、その顔を見たとき、私、思わず涙がこみあげてきてしまって。その場にいたスタッフ皆、今まで男の子が悔しい思いをしてきたのを知っていたから。みんなで男の子の周りに集まって、泣いてしまいました」 (「はじめに」より抜粋)

ユーザーレビュー

  • 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語

    Posted by ブクログ

    昔からフォントに興味があり、フォント開発に関わるノンフィクションということで純粋に面白そう、と思い購入

    著者がフォント開発者になったキッカケから、文字を読んだり理解することが苦手な子供たちのためのフォントの開発過程のお話までが綴られていて、とても興味深い内容でした

    日頃何となく目にしている文字、フォントは、想像以上に手間ひまかけてデザインされていることがわかり驚きの連続でした

    また、フォント以外にも、子供が抱える文字認識に関わる障がいに関する内容も書かれていてとても勉強になりました

    最後に特別章として、著者が文字認識が苦手な子供たちのために8年かけて開発された「UDデジタル教科書体」に

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    2025年11月07日
  • 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語

    Posted by ブクログ

    個人の情熱と時代の要望がかみ合って、世界が劇的に変わってゆくさまを、当事者の語りで追体験できる本。こういう話は大好物です。それだけでなく、毎日UD教科書体使ってるし。

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    2025年06月23日
  • 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・UDデジタル教科書体の開発は素晴らしい仕事だと思った。
    ・意識したことがなかったが山、しんにょうなどの明朝体は手書きの形とは異なっている。こういう違いにより文字を読むのが困難な人がいる。
    ・書体の開発がこんなに大変なことだと初めて知った。今まで何気なく見ていた文字の裏側には大変な努力、工夫、職人のプライドが詰まっているのだと知った。
    ・学生時代に書体デザイナーという仕事を知っていたら目指していたかもしれない。それくらい熱いお仕事だと思った。

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    2025年04月22日
  • 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本に書かれている文字が読めない、という障害があることは知っていました。
    内容を理解できないのではなく、文字を認識するのが難しいというディスレクシアという障害。
    それが、文字のフォントを変えたら読めるようになった人がいるというニュースを見て、興味を持ちました。

    以前、構成員の半数以上が60代~70代の組織で事務局の仕事をしていた時に、会議の資料はメイリオというフォントで作るように言われました。
    明朝体は横線が細いので、老眼が進むと読みにくい(または読めない)というのがその理由。

    UDデジタル教科書体は、年齢や障害や国籍などを問わず、誰もが読みやすい文字というコンセプトで作られています。
    それ

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    2025年03月25日
  • 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語

    Posted by ブクログ

    漢字の自体・字形に関する拠り所は、文化審議会国語分科会、しきるのは文化庁国語課。国語課が発表している「常用漢字表の字体・字形に関する指針」

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    2025年02月23日

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