小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ買っただけで読んでなかったこの小説を
不意に引き出しの中から発見して読んでみたんだけど
あまりにも衝撃的な本を
私は引き出しの中にしまっていたんだなぁと
それこそハートにバンドエイドを貼りすぎた結果なのか
最近何も感じないことが多かったけど
さすがに嫌悪感だったり苛立ちだったり悲しさだったり
読んでていろんな感情がたくさん湧いてきた
私の好きな人はとても賢くて
どうせ私は馬鹿だからと思うことがよくあって
この小説を読んでいて、
もちろんこんなひどいことはないけれど
つばさや譲治たちと似た思考回路を
もしかしたら持ってるのかもなとか考えてた
なぜ伝わらないんだろう…みたいな
彼もきっと、ぴ -
Posted by ブクログ
ネタバレ上司から「温かい気持ちになるよ」と貸してもらった
『本日はお日柄もよく』。
読み終えた今、生涯大切にしたいと思える一冊に出会えたと思う。
千華の結婚式でこと葉が贈るスピーチが本当に大好きで、何度読んでも胸がじんわり温かくなって、目頭が熱くなる。
言葉ひとつで、こんなにも人の心は動くのだなぁと。
野党のスピーチライターになる場面では、正直「政治って難しそう」と思ったが、読み進めるうちに、政治は人の想いを言葉にするとても熱くて面白い世界なのかもしれないと思えた。
気づけば私も、今川陣営の一員として戦っているような気持ちになっていった。
胸が熱くなるシーンがたくさんあって、読みながらずっと鳥肌 -
Posted by ブクログ
大好き❤
なんて良い小説なんでしょう。
孫たちが5年生くらいになったら、絶対に読んでもらいたい。
6年生って、本当にいろんなことが起こるお年頃だと思う。
大人のことも少しわかってきたりして。
もちろん、友達関係も複雑になったり、喧嘩したり。
この小説にはそういういろんなことがギュッと詰まってて。
レオンくんが一番好きかも。
ダイも。
子供だけど、大人感のある子って、素敵。
『旅立ちの日に』
は、息子が中学校の合唱祭で歌ってからは、
SMAPが歌う時でさえ、無条件に涙が出る曲なので、
小説の中でさえ泣けました‼️
いろんな国の子がいるのは、わかっていたけど、
スカイくんだけには、騙された( -
Posted by ブクログ
ネタバレ音楽×スパイの異色な物語。
職場と自宅の往復を繰り返す、変わり映えのない橘の生活が、チェロによって彩られていく様が読んでいて心地よかった。
スパイ活動の中で心を取り戻していく橘の中にある「スパイ活動は仕事、だが音楽をしている時の自分や周りの人間のことは好んでいる」というなんとも言えない葛藤にリアリティを感じた。
スパイではもちろんないが、私自身も職場ではある程度「職場に適した自分」を創り出している。その中で「これは本当の自分なのか」と思う時もある。素で接したら職場の人たちはどういう接し方をするのだろうと。
物語終盤で橘の素性がバレても、囲む会/ヴィヴァーチェのみんなは橘を遠ざける事はしなかった -
Posted by ブクログ
ネタバレ2025年間46冊目は、ウィリアム・ケント・クルーガーの「真実の眠る川」です。「怪物の森〜」に引き続いてミネソタが舞台ですが、こちらは、1958年のミネソタになります。ブラックアース郡ジュウェル、アラバスター川と共に生きる人達の物語です。
第二次世界大戦からベトナム戦争前までのアメリカというと、繁栄、栄光の時代というイメージでしたが、別の一面も有る事を教えてくれる小説でした。
第二次世界大戦や朝鮮戦争に従軍した兵士の多くが、精神的・肉体的に大きな傷を抱えて故郷に戻った事、それに対して留守を守った女性達が総じて逞しく描かれています。男性は、石ころのように砕けてしまうと描写されていますが、全くその -
Posted by ブクログ
個人的にとても好きなお話でした。
バレエのことをほとんど何も知らず、作曲家や童話、神話もよく分からない。ぼんやりとしたイメージで読み進める箇所もかなりある。それでも文章から読み取れる作品の雰囲気やキャラクターたちの人となりや関係性がとても魅力的で、読み進めるのが楽しかったです。
読み心地としては『蜜蜂と遠雷』に近いのですが、ただあの作品のようにコンテストで優劣や勝ち負けが出るという物語の大きな“引き“になる要素がないため、そういうエンタメらしいアップダウンのある話を期待して読むと「思っていた感じと違うな…」となってしまうかもしれませんが…。
『蜜蜂と遠雷』を読んだ時は恩田陸さんの音楽を文章に落 -