ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    上巻同様、なかなか時間が取れなくて読むのに時間がかかってしまった。ずっとこの世界観にいたい気もして、焦ることなく少しずつゆっくり読み進めた。
    どの登場人物も魅力的で素敵な関係性。読み終わると少しだけピアノに詳しくなれたような不思議な気持ち。
    最後の解説も裏側を知れて面白かったです。

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    2026年04月04日
  • 喪の旅 愛しい人に出会い直す

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    「喪の旅」。憂のある、優しいタイトル。

    近しい方を亡くされた悲しみを癒すための「グリーフケア」。
    悲しみのあり方は人それぞれで、標準的な手順や処方箋があるわけではない分野。

    ご自身も旦那さんを亡くされた悲しみを抱えている新聞記者の河合真美江さんが、同じように親しい人を亡くされた方々からの言葉を引き出しつつ連載していた記事を本にまとめた、というものでした。

    悲しみの形も、悲しみの収納の仕方も、悲しみの終い方も、それぞれ違っているのだな、と思いながら読みました。

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    2026年04月04日
  • 普天を我が手に 第二部

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    ネタバレ

    1巻で描かれた親世代に続き、その子どもたち4人が主人公。戦中から戦後にかけてのさまざまな暮らしが描かれる。
    ヤノタツの養子である矢野四郎は父と同じくどうしても力に訴えてしまうが、商才にたけ、世渡り上手だ。仲間から慕われ矢野組も立ち上げてしまう。あと少し終戦が遅かったら人間魚雷回天で死んでいたところだったが、生き残った。子供の頃から面倒を見てくれた木下が頼むので、大学へ行くが、裏稼業も次第にエスカレートしていく。
    竹田志郎は陸軍少将の息子で正義感が強く、日本人収容所に入れられながらも、無事帰国できた。英語ができるため東大生の頃にGHQで通訳として働き始める。
    満洲生まれの五十嵐満は父と同じくエン

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    2026年04月04日
  • MORAL 善悪と道徳の人類史

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    ネタバレ

    久々にスリリングな内容。こういう本に出合えるのが読書の醍醐味、という感じ。訳のせいもあるのかわかりにくい部分が多いが、時間をかけて読む価値がある本だった。

    最初の数章では、生物学や社会学を駆使して、先史時代から初期の社会におけるモラルは主に淘汰の文脈で形作られていったとする。個人的には、最も読みごたえがある部分。
    ドーキンスの利己的な遺伝子で語られるとおり、生物を遺伝子が複製を行うためのキャリアであると見なすと、本来は利他的行動は遺伝子を残すうえでは不利になるが、遺伝子プールの一部を共有する親戚も含めて考えた場合は利他的行動がプラスになりうる。よって、近しい親戚を中心とするバンド内においては

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    2026年04月04日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    体が金になってしまう金塊病の女性と、死後その金を相続されるかもしれない男性のお話(?)。

    徐々に減っていく日数、チェッカー対決、愛か金か、二人の距離が縮まっていくと同時に死までの距離もまた短くなっていく。

    切ない系?。

    余命わずかな人間とその周りの人間を描く作品は多くあれど(?)、死後金塊へと変わるということで、悲しみだけでなく金も残す、そうない死の形がなかなかだった。

    正解は何か?、最後は切ないながらも清々しい終わり方だと思いました。

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    2026年04月04日
  • 呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

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    ネタバレ

    いつもハラハラドキドキさせられているシリーズだが、今回は人間のドラマ要素が強い話で感動した。小鳥遊先生の恩師が登場し、小鳥遊先生の内科医になった理由やトラウマが描かれ、彼が鷹央先生の元で働くようになった経緯をもっと知りたくなった。どんどん診断技術が身についていると同時に、事件解決のため犯罪まがいのことに手を染める抵抗も薄くなってきている気がする笑。いつも鷹央先生と一緒になってからかっている鴻ノ池が、彼が鬱病を経験した過去を察する場面が印象に残った。

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    2026年04月04日
  • フロスト気質 下

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    ストーリーも文章の一つ、一言も主人公も登場人物達も面白い
    事件は悲惨だけど文体が生き生きしていて、鬱々としていないので読みやすいし、読んでること自体が楽しい
    下巻だけで453ページと長い小説だが読み飽きた感じる部分は皆無だ

    今回のフロストは一層ドジを踏んじゃう
    そこそこ、そいつが怪しい等を裏切り、失敗を繰り返しながらも、信念で捜査を文字通り不眠不休で続けていく

    これが日本のドラマなら、登場人物それぞれのスピンオフ物がいっぱい作れそうと思った

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    2026年04月04日
  • お探し物は図書室まで

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    読み終わったら司書の小町さんに会いたくなる♪
    そして、自分の町にもこんなところあるかなーと地域を散策したくなる!
    やっぱり悩みは、本を読んで自分の考え方を広げたら解決できるなーと改めて思わせてくれる物語。
    小町さんのファンになりました!

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    2026年04月04日
  • 家族

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    尼崎連続変死事件から着想を得た物語だという。
    人間はここまで屈服できるものだろうか、というのが1番の感想だ。たとえ悪の中心で君臨する女がとてつもなく怖い存在だとしても、それに従ってしまう普通の人が不思議でならない。
    ここまで社会が進歩してきても、倫理観がクソの役にも立たないという諦観は拒否したいが、トランプの妄想で壊れかける世界と写し鏡のようにも見える怖さだ。

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    2026年04月04日
  • リカバリー・カバヒコ

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    読書家の友達からのおすすめの一冊。
    タイトルと絵がぴったりで心温まる作品。
    読みやすく、癒される。青山美智子さんのファンになったきっかけの一冊!

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    2026年04月04日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    2021年の幕開けは こちらから。
    心が洗われるような 清々しい気持ちになる 大切なことに気づかせてくれる大好きな1冊。
    2026.5
    再読。
    ここにいるだけでいい。季節を五感で感じて歓ぶ。
    しあわせ。

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    2026年04月04日
  • 動物農場〔新訳版〕

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     こちらのジョージ・オーウェル氏は「一九八四年」の方で御存知の皆様もいらっしゃるのではないでしょうか?

     私はどうも「星を継ぐもの」以来、SF的な作品に慎重になってしまいまして(笑)。

     「狐には向かない職業」のヴェラに出会った事ですっかり気持ちは「シェイディ・ホロウ」の住人になってしまっておりました故、以前から気になっていたこちらの「動物農場」を購入致しました。

     こちらの作品も、私は非常に楽しめました!!!

     一説では当時の時代を風刺した作品だとも言われており、実際後書きにもそのような内容が書かれてはいるのですが、個人的には風刺うんぬんは関係無く普通にファンタジーとして楽しみました

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    2026年04月04日
  • 声をあげます

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    ネタバレ

    初めての韓国の小説。翻訳だからなのか、文化なのか、独特の文章だったけど、読みやすかった。アメリカ人作家の小説を読んだ時のことを思いだした。「国民の恋人」という表現は韓国らしいと思った。

    十一分の一
    退廃的で耽美的。生き返った恋人を束の間あたたかい時間が流れ(回想の中では恋人になったという確たるシーンがあるわけではなく、雰囲気と様子からそれを感じ取り、再開の時に思いがちゃんと通じ合っていた、となったのがまた良い)、すぐあとに地球はほろびてしまう寸前の状態であることが読者に明かされ、ゾッとさせられる。そこが怖くもあり耽美的なところなのかも。
    ミミズの話の「リセット」は想像すると気持ち悪いけど、映

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    2026年04月04日
  • 対岸の彼女

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    地元出たってだけでどこにでもいけると思ってたけど、結局どこも世界は一緒なんだと昔感じた無力感と重なり、泣いてしまったところがありました。
    何歳になっても、自分の人生の一部になるような出会いがいつか自分の背中を押してくれるんだと前向きになれる素敵な本でした。

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    2026年04月04日
  • 花のれん

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    1910年

    大阪、南で一流の寄席をもつことに
    寄席を自分で商いすることに
    東奔西走した女性多加の一生の物語

    落語中心から、新しい笑い「漫才」に着目しする多加の才覚には驚くべきものがある

    当時の興行を現代の「笑いの総合商社」へと成長させる道標を作ったのが多加というバイタリティのある女性というのが驚きだった

    その溢れる行動力、気力、生命力の反面、胸にしまった恋情にグッときた


    吉本興業の成り立ちを思いがけず知れておもしろかった

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    2026年04月04日
  • 運転者 未来を変える過去からの使者

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    人生とは何か、考えさせられる一冊。
    今まで読んだ本の中でダントツに好きな本!
    運がいい、悪いなどはなく、徳を積んでそれをいつ使うかは人それぞれ。今最悪のことが起きているように見える状況でも、このぐらいで済んだならよかったのかなと考えられるようになった。
    読書をあまりしない家族にもおすすめして「最高だった」と感想をもらった本。
    タイトルも好きです!まだ読んでない方はぜひ読んでこの世界観を味わってほしいです!
    この本に出会えてよかったー!

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    2026年04月04日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    5年前くらいに買って読み終えてなかったので、そろそろ読むかと久しぶりに本を開いてみた。

    何故読み終えてなかったか。
    独特な文体と世界観に10数ページ読んだだけでは入り込めなかった。
    "オモチロイ"って何…いつの時代の話なの…読みにくい…10数ページ読んだだけでは分からなかったが、今回最後まで読み進めて何となく世界観が掴めた。

    純粋無垢な少女が京都の街を歩き回り、ある時はお酒をたらふく飲んで、またある時は古本市で運命の本を探し、その他にも大学の文化祭で劇の主役を務めたり、風邪に苦しむ人たちのお見舞いをしたり。この自由奔放さが可愛くポップに感じられた。そんな彼女に恋する先輩

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    2026年04月04日
  • イルカも泳ぐわい。

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    加納さんの思考回路がはちゃめちゃで面白かったです。普段言葉にしない曖昧な感覚が言葉になって読めて、共感と時々よく分からない結果があって、ん?って思ってたけど、フワちゃんの解説でこれでいいんだって思いました。
    書き下ろしの帰路酒も最後のセリフが面白く、どこかで使ってみたいです。

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    2026年04月04日
  • 私たちの世代は

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    突然奪われた日常の中で、懸命に、でも優しく成長していく子どもたちの物語。大人がみんなピリピリしていたあの頃、子どもたちはもっと大変だったよな…
    読み進めるうちにこちらまで元気をもらえるのは、登場人物たちがどんな境遇になっても人への優しさ温かさを忘れていなかったから。特に冴のお母さんの突き抜けた明るさには、私まで救われた気持ちになった。孤独を感じることもあるけれど、やっぱり人と繋がるって幸せなことだと再確認。

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    2026年04月04日
  • ひとりずもう

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    学生時代、学校を行く前に毎朝TVで見ていたちびまる子ちゃん。母と出身が同じ清水区で親近感を覚えていた。
    エッセイでは、ちびまる子ちゃんで知っている小学生以外の時にさくらももこがどういう人生を歩んできたかが分かる。

    ひとりずもうでは、高校生の時に漫画家という夢に向かって負けじと努力する姿が描かれていた。ぐうたら怠け者のイメージだったまるちゃんが、あんなに頑張って今では日本中の誰もが知っているキャラクターになったのかと思うと感動した。

    あのまるちゃんがあれだけ頑張ったのだから、私ももっと頑張りたいと思えた。

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    2026年04月04日