ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 体の居場所をつくる

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    靴の中に小石が入ったり
    目にまつ毛が入ったりしたら気になって意識がそこに向く
    聞きたい音、見たいものだけ見て
    他はシャットダウンする

    敏感と鈍感
    自動的なオンオフ
    体ってうまくできてるなと思っていたけれど
    「自動的」「程よく」は当たり前のことではなく
    簡単にバランスは崩れ得る

    途端に体はよそよそしく、不気味な「他者」になる
    病を得る
    年を取る
    とはそう言うことなのだろう
    誰もが体と対話をすべき時が来る

    距離の取り方
    原因の外側を模索する

    体は唯一無二で
    同じも絶対もない
    「寄り添う」ことの難しさも忘れずにいたい

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    2026年08月24日
  • カラフル

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    素晴らしい小説だった。このような作品を名作というのではないか。
    僕はすぐに話の核心に気付いてしまったし、勘の良い皆さん読者もきっとそうなるだろう。

    だけど、それを差し引いてもやっぱり、本当に素晴らしい作品だった。
    そして、この小説の著者・森絵都さんは、読者にすぐに気付かれることも計算に入れている。そこもまたニクい。

    僕の中では、誰か、特に普段あまり小説を読まない方や、小説に苦手意識を持つ子どもたちに、胸を張って薦めたい作品になった。

    ここでは、この『カラフル』の魅力を様々な角度から分析・検討していきたい。

    革新的と言っていいほど読みやすく分かりやすい、しかも先の展開を思わず気にさせる魅

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    2026年08月24日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    タイトルから想像できないほど、ずいぶんと治安の悪い推理小説。

    でも、治安が悪いのにも理由があって、最後にはタイトルの意味も丁寧に明らかにされます。

    犯罪と暴力に満ちた世界から、希望が広がる明日への勇気がもらえました。

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    2026年08月24日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    「日日是好日」が良かったので続きを。
    元々茶道に興味があり、「好日日記」も興味深く読みました。
    季節の移ろい、自然と連動した心の動き…
    日本人が古くから大切にしてきたものがぎゅっと詰まっている、そんな一冊です。
    森下典子さん、絵もお上手で、挿絵も楽しみのひとつでした。
    私事ですがこの本がきっかけでやっぱり茶道を始めたいと思い、お教室に通うことにしました。
    もちろんこの本とおなじ表千家です。

    お茶の道に進ませてくれたこの本との出会いと、著者である森下典子さんに感謝を。

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    2026年08月24日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    御子柴礼司楽しい!!過去にドラマもやってたんだね。。観てみたい!元少年Aの弁護士。読み始めは悪い奴。段々と御子柴礼司の人となりが見えてきて楽しい。シリーズものなので次も楽しみ⭐︎

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    2026年08月24日
  • それいけ! 平安部

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    「成瀬」シリーズのワクワク感と疾走感を期待していたからか、初めはなんとなく物足りなさがあった。けれど、読み進めていくうちに、徐々に引き込まれていき、特に蹴鞠の辺りから平安部独特のゆるい感じが心地よく、平安部のメンバーそれぞれに親近感を感じるようになった。特に、蹴鞠選手権で京都へ行く章からとても面白く、顧問の藤原先生もいい味を出していた。
    平安部の亜以加、栞、大日向くん、明石さん、光吉くん、全員それぞれに個性があって愛すべきメンバー、亜以加の祖父の平尾鷲嶺、歴史研究部の原涼子も面白かった。ほのぼのしていて、笑えるところもあり、読んでいて楽しい本だった。

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    2026年08月24日
  • 新訳 モンテ・クリスト伯5

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    ネタバレ

     第5巻「判事」の章でヴィルフォールが妻に、「正義」が行われることを迫る。このシーンの迫力は圧巻だ。悪役なのに格好いい。決然とした口調に神々しさすら感じる。法に携わる人間の正義感というよりも、自身の家名や法曹界での名誉名声に傷がつくことが許せないという傲慢な潔癖さからきているのだが……。
     ここから三章くらいが怒涛のクライマックス、極上のドラマを堪能した。

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    2026年08月24日
  • 炎立つ 四 冥き稲妻

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    なんだか喧嘩いい加減にやめたら?という気持ちになってしまい、読み進みにくくなった。最後の巻を読み切れるかどうか自信がない。次の主人公に望みを託す以外ない。

    結友は清原武貞に嫁いでいる。清丸は無事。弟の家衡が産まれる。鎮守府将軍になった武貞は貞衡と名を改める。16年経つ。貞衡は病の床につく。後継は真衡だが、真衡には子がいなかった。

    家衡は秀武と結んで真衡を討とうとする。そのために真衡の家族を人質に取ろうとする。清衡もたち、瞬く間に人質にとって立てこもった。そのあと束の間の平安。

    多賀城に義家が入る。真衡は戦を起こさないよう注意されるが、無理を押して出兵。義家が味方につくと信じている。真衡は

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    2026年08月24日
  • ぼくはなんでもできるもん

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    ネタバレ

                   【ぼくはなんでもできるもん!】※結構ネタバレ⚠

           一年生になった〜ら♪ 一年生になった〜ら♪ 友達100人できるかな
            
            ということで、このお話の主人公たっくんが1年生になりました!
    1年生になったらランドセルに黄色いカバーをつけることに!それを嫌がるたっくんでしたが、1つ下の仲良しの子に
    『僕も黄色いランドセル!たっくんみたいなのがいい!』とたっくんは青のランドセルなのに勘違いされました

     その後学校で班での遊びが始まるということでたくさんの六年のお兄ちゃん・お姉ちゃんが迎えに来ます!
            そんな中、たっ

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    2026年08月24日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画化では、徳次と弁天がバッサリカットされ過ぎてて、不憫でならない。この両者のキャラクターのかっこよさをどう表現すれば良いのかわからないが、この2人の映像化は見てみたかったと思わせます。(勝手にキャスティングかなり悩む。)

    逆に万菊さんは小説では菊雄に対して塩対応だし、そんなに魅力を感じなかったが、映画での存在感は圧巻でした。

    とにかく徳次と弁天なんですよね。推し。
    大河ドラマかネトフリでドラマ化して欲しい。

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    2026年08月24日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を観た後に小説を読みました。
    映画でいまいちピンとこなかった部分は、なるほど、こんんにざっくりカットされていたからだったのかと、伏線じゃないけど伏線回収する感じでとても楽しく読むことができました。

    (彰子のはもっと大きな役割があったんだとかさ、藤駒と娘にももっと関わってたんだとか、万菊さん全然菊雄推しじゃないじゃんとか)

    実際の歌舞伎は数回しか鑑賞したことがなく、
    映画を観ていなければ、歌舞伎の描写画面を読んでもピンとこなかったと思うので、映画を観てから読むのが良いかと思います。

    下巻に続く

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    2026年08月24日
  • ハウスメイド

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    イエーイ!
    NISMOんもやっと読めました!
    ブク友さんもかなり読まれて高評価でしたね♡
    面白かった〜というか、◯って怖いって思ってたら、外から見えないことでそんなことがあったんだーとヒトコワを感じました⁄⁠(⁠⁄⁠ ⁠⁄⁠•⁠⁄⁠-⁠⁄⁠•⁠⁄⁠ ⁠⁄⁠)⁠⁄

    プロローグの語りはあの彼女だったんだ!
    2巻の展開もまた楽しみ。
    家政婦はこっそり見るのです。

    では2巻読みます!

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    2026年08月24日
  • グレート・ギャツビー

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    今は村上春樹訳が定番となっているようだが、この小説が好きな方にはこちらの野崎孝訳との読み比べをお勧めしたい。原著のold sport を村上版は「オールド・スポート」、野崎版は「親友」と書き、語り手のニックとギャツビーの会話を村上版はタメ口、野崎版は敬語口調で書く。地の文についても、村上版はできるだけ原著の語順を尊重しているのに対し、野崎版は日本語として一般的な語順で書くのを優先している。時代による言葉選びや雰囲気の違いに加え、良い翻訳とは何かを考えるのにも役立つだろう。

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    2026年08月24日
  • 777 トリプルセブン

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    やっぱりいいです!
    伊坂幸太郎作品はほとんど読んでいるけれど
    飽きたことがない。
    スピード感溢れるドタバタ劇。ありえない殺し屋たちの、時には人情味溢れるセリフ。
    死体が溢れかえってしまうのは、ちょっと‥と、思いながらもその世界にのめり込んでしまう!
    「ベイビーわるきゅーれ」に似ているところがある。

    『梅の木が、隣のリンゴの木を気にしてどうするんだよ。梅は梅になればいい。リンゴはリンゴになればいい。バラの花と比べてどうする』
    高良さんが言った言葉は素敵すぎて思わずメモメモ!
    相変わらずの天道虫もおもっいっきり暴れ回っていました。
    『俺なんてスロットマシーンを回そうとしたらレバーが壊れる、そうい

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    2026年08月24日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    使者(ツナグ)の歩美が研修中だったことに驚いた。
    この手の案内人はベテランか、人外で生まれた時から案内人のケースが多いので、歩美もてっきりどちらかのケースかと思い込んでいた。
    四話の暴走は新人時代のトラウマを刺激されたのかな?と盛大に勘違い。

    つまり本作の主軸は、歩美が使者になるまでの出来事だったわけだ。

    研修を通して死者の正体を怪しんだり、生者と会わせる意味を深く考察したり、この時点で使者になるために生まれてきたような子だと感じたが、あまりに聡すぎて使者の力を受け継いだ故に亡くなった両親の秘密に気づいてしまったのは実に皮肉である。

    使者は善意のボランティアではなく、死と隣り合わせのボラ

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    2026年08月24日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    ネタバレ

    神社で出会った不思議な猫ミクジからお告げをもらったことで、日常が明るい方向に動いていく人々を描いた物語。でもこのお告げは魔法の言葉ではない。お告げはなんだろうと思うことで、今まで気づけなかったことに気づいていく。
    7枚目『タマタマ』での月の話や女性が伝えたかったこと、『あなたはこんなにも素晴らしいのだと、すべての人に、ただそれだけを』ここはとても好きだった。
    青山美智子さんの話らしく、ほわっと心があたたまる、前向きになれる物語だった。

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    2026年08月24日
  • 異人たちの館

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    私の中では1番好きな作品。
    作中作。
    漂い続ける不穏さ。
    圧倒的叙述トリック。
    700ページほどあったと思いますが「もう終わり?」というくらいのめり込めます。ぜひ読んでください。

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    2026年08月24日
  • これは経費で落ちません!14 ~経理部の森若さん~

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    シリーズを追いかけて読んでいます。
    リアルがうまく融合していると思います。
    同じ会社で結婚していると2拠点生活のような状態はあるかもしれないし、
    企業が成長していくために吸収合併とか、システム改変もある話。
    現実と仮想がうまく絡み合って、より身近に感じさせてくれます。
    早く続きが読みたいです。

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    2026年08月24日
  • タイム・アフター・タイム

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    表題「タイムアフタータイム」
    作中にでてくる「ステイゴールド」
    世代にはそれだけで刺さる
    ストーリーに相まって絶妙!

    吉田修一さんの本は「路」しか読んでなく
    路が好きで他の作品は手をつけずでしたが先日、本屋で手に取って思わず買ったのがこれ。
    歳とるとこういうストーリーはたまらないです。
    じぶんは真っ直ぐだった時はあったのか
    あったとしたらその時から何を失い何を得たのか。
    悪い人がでてこない
    読後感が幸せなストーリーは好きです
    長崎行ってみたい!

    国宝も読んでみようかな、やっぱり無理かな笑⁡

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    2026年08月24日
  • バベル消滅

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    多重推理の解決編からエピローグまでが圧巻

    「殉教カテリナ車輪」より好みかな

    ミステリファンへのサービスも感じられた

    あとがきと解説も良い

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    2026年08月24日