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Posted by ブクログ
本屋で京極夏彦の本の分厚さにのけぞることは多々あるけれども、本の薄さにのけぞったのは初めてだ。
たった250ページとはこれいかに?
この作品は、歌舞伎の原作として書かれたものなのだそうだ。
確かに京極夏彦の作品と歌舞伎は親和性が高いかもしれない。
そして確かにこの作品は、影や暗闇の効果が目に見えるようで、舞台映えがしそうである。
京極堂の曽祖父は、以前『了巷説百物語』にも出てきたが、衣装といい決め台詞といい、まったく京極堂そのもので嬉しくなってしまう。
ただ、単に”憑き物落とし”として雇われただけではなく、本筋にしっかりと絡んでいて、彼が出てくるのは物語の必然なのだ。
本来の京極堂シリーズの最新作『鵼の碑』では、新たな登場人物が出てきて世界が広がりそうだったけれど、もしかして中禪寺洲齋もぽつりぽつりとシリーズ化されるのだろうか。
それはそれで、楽しみが増えて嬉しい。
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