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「男とか女とかじゃないのよ、文学に魅入られているか、いないか、なのよ」。女性作家が「女流」と呼ばれた時代、文学に身を捧げた女たちの創作の業を描く、著者40周年記念作。
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Posted by ブクログ
若い頃は古典や純文学に苦手意識があって、芥川賞よりは直木賞、それよりもミステリや小説家の書くエッセイが好みだったけれど‥近頃は好みも様変わり‥。これも年齢的なものなんだろうか。 今は“三頭の蝶”を覚えている世代としては、その存在を伝え、“女流作家達”の遺した作品を読まずに死ねるか!な気持ち。楽しみが...続きを読む増えた。
山田詠美氏がオーディブル用に書かれた小説。 確かに耳なじみが良いだろうなという語り口。 女流と言われた作家たちのすさまじい創作姿勢は圧巻。 それなのに、どうしてもモデルは誰?なんぞと考えてしまい、 思うように入り込めなかったのは、こちらの問題。
山田詠美だからかけたというか、書くのを許されてる空気感というか、なんかそんな感じでその世代の人たちをよく知らなくても面白かった。いい意味でドラマみたいで。
パートで同じ世代の気のいいオバチャン達と楽しく目立たず上手くお付き合いが信条の私としては、世界が違いすぎて興味深く読んだ。山田詠美さんの世界は人間くさい話でも、凛とした気品があって憧れる。自分に正直で一生懸命でかっこいい女性になりたかった。
三人称視点で描かれた物語。当時『女流作家』と呼ばれ、女性文学の礎を築いた3人の死をもって、彼女らの人生を振り返る。河合理智子、高柳るり子、森羅万里…モデルが気になる設定。互いの敵愾心が凄まじい。外野で3人を見続けた編集者や山下路美らの立ち振舞いにも注目。
モデルとなった3人、瀬戸内寂聴しか知らなかった。 この人は誰?と検索しながら読み進める、今の時代だからのスタイルだな。 あの人より先に死ねない、作家ならではの葛藤であり、愉悦でもある。寂聴さんが亡くなってようやく仕上がった作品とも言える。 女流作家と揶揄される時代から、現代にいたるまで女性独特の戦...続きを読むいは続いているのである。
昭和の香りがするような… 詠美先生の過ごしてきた当時の文壇と呼ばれる世界の生きづらさや人間関係などりあるすきて魔窟を恐るおそる覗き込んでいるようで落ち着かない。何に対してなのかわからず恥ずかしくなるほど。
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三頭の蝶の道
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