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文芸編集者・夏美は、年下の郵便局員・成生と恋に落ちた。同業者の夫・一浩は恋人の存在を打ち明ける。恋と結婚、仕事への情熱。あるべき男女関係をぶち壊しているように思われるかもしれないが、今の私たちには、これが形――。AからZまでの二十六文字にこめられた、大人の恋のすべて。読売文学賞受賞作。
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「A2Z」
2023年2月~ Amazon Prime Video 出演:深田恭子、田中圭、片寄涼太
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Posted by ブクログ
数年前に『僕は勉強ができない』を読んで以来の山田詠美の小説 いくつになっても恋は素晴らしい 何十年と生きていると色んな制約がついて回り、自由に恋するなど叶わないが大人らしく自分の行動に責任が取れるならいいのではないか 物語の恋心は家庭を壊したり、一方的に誰かを傷つけるものではない 誰もが相手を想...続きを読むう気持ちに向き合い、愛し愛されている せっかく生まれて来たのだから今ここを正直に生きていくのがいいわと夏美が教えてくれた
高校生の時に読んで、なんて大人っぽい本!って思いました。 現実世界では不倫は良くないし、 私自身は不倫されたら、許せないし、。 自分自身も不倫したいとも思わないのですが。 この本の登場人物は、お互いに不倫をしながらも2人の絆は強く、軽やかで、いいなと思いました。 お互いに傷つき、傷つけながら...続きを読むもまた帰ってくる。 特別な関係性がいいです。 そして、自立して男に頼っていない夏美がとてもカッコよくて憧れました。
匿名
秀逸な表現の連続
1999年の小説とは思えない、現代にフィットした題材。深く、心を揺さぶられる表現が要所に出現し、何度も読み返したくなります。
#深い
あなたは、”W不倫”をしていますか? (^_^;)\(^。^。) オイオイ.. そんな質問に”はい!”と答える人はいませんよね。一方で、 あなたは、”不倫”をしていますか? そんな風に質問を変えると、”ドキッ!”とされた方はいるかもしれません。そもそも”不倫”という言葉があるわけで...続きを読むすし、世界最古の長編小説とされる「源氏物語」にさえ、そこには”不倫”な物語が普通に描かれています。”不倫は文化”と大胆な発言をされた芸能人の方もいらっしゃいましたし、それ自体は決して珍しいことでもないのだと思います。 しかし、そんな”不倫”をしているあなたは、旦那さんに、奥さんにその現在進行形な現実を隠すはずです。自分にやましいことがあればあるほどに相手のことは見えなくなってもいきます。そう、そこに”W不倫”が進行する可能性が生まれもします。夫婦となる二人が、お互いに他人と恋に落ちていく現実。自らに起こる出来事と考えるとそれは悍ましい現実ですが、それを他人事として聞く分には、一つの娯楽としてのドラマが生まれます。 さて、ここに、 『夫の一浩が、その女との関係を、ついに白状した時、私は、呆気に取られた』。 という先に展開していく物語が描かれた作品があります。その一方で『妻だって恋に落ちることもある。夫にもそういうことがあるように』という先に十歳年下の郵便局員と付き合う一人の女性が主人公を務めるこの作品。『a』から『z』で始まる英単語がそんな女性の物語を彩ってもいくこの作品。そしてそれは、そんな主人公と夫が”W不倫”な日常を送るその先に、大人な恋をあなたが目にする物語です。 『ね、母国語って英語で、マザー・タンって言うって、ほんと?』と『ベッドの中の成生(なるお)』に訊かれて『そうだよ、でも、どうして?』と返すのは主人公の夏美。『おれの知らないこと、いっぱい知ってる』と言う成生に、『それは…』と言いかけたものの、『十年余分に生きてるから、などというのは、ただの事実で理由にならない』と思い黙った夏美は、『夕方から打ち合わせ』があると言うと成生の部屋を後にしました。『会社の向い側にある小さな郵便局で出会った』成生のことを思う夏美は、『窓口』で働く彼に『切手やら葉書やらを買いに行きさえすれば会える』日常を『素晴らしい』と思う中に生きています。『出版社勤務。既婚』の三十五歳という今を生きる夏美。場面は変わり、『夫の一浩が、その女との関係を、ついに白状した時、私は、呆気に取られた』という夏美は、『目の前で交通事故 accident を目撃してしまったような驚き』を感じます。『いつからなの?』、『一年ぐらい前から』、『名前は?』、『知ってどうするのか解らないけど、本宮冬子さん』と冷静に語り合う二人。そんな中、『コンビニ』で出会ったこと、『女子大』に通う学生であることを説明され『かがみ込んだ』夏美に『大丈夫か』と声をかける一浩に『夫に女作られたら普通泣くよ』と返す夏美。しかし、一浩はそんな夏美に『やっぱり、おれ、ナツのこと好きだよ』と話しますが、『冬は?』と訊かれ『冬ちゃんも好きだよ』とも言います。思わず『側に積んであった本を投げつけた』夏美は、それを素早く避けた一浩の姿を見て『彼の敏捷な身のこなし方が、たまらなく好きだ』と思った過去を思い出します。『恋人同士だったのは二年間程』、『別々の出版社に勤め、たまに同じ作家を担当することもある』という夏美と一浩は、『子供のいない私たちは、いつもやんちゃな仲間同士である』と二人の関係を考えてきました。『いつから気付いてた?』と訊く一浩に『しばらく前からだよ…いつもと違ってたもの』、『魂抜かれてた』と返す夏美。『ナツ、今、恋人は?』と訊く一浩に『いない。私は、カズに会ってから恋人なんて作ったこと、ない』と返す夏美。そして、一浩は、『おれ、ナツとは別れたくない。でも、彼女とも別れられない』と言います。『遅かれ早かれ、こういう事態は、二人の間で起きたのかもしれない』と思う夏美。そんな夏美と一浩が”W不倫”の危うい日常を生きていく物語が描かれていきます。 “文芸編集者・夏美は、年下の郵便局員・成生と恋に落ちた。同業者の夫・一浩は恋人の存在を打ち明ける。恋と結婚、仕事への情熱…AからZまでの二十六文字にこめられた、大人の恋のすべて”と内容紹介にうたわれるこの作品。まさかのW不倫が描かれていく物語は、内容紹介に触れられている通り、『a』から『z』の26文字に分けられた26章から構成されています。読み終えて、これは上手い!と山田詠美さんの構成の見事さに、読売文学賞を受賞されたというその受賞歴含めなるほどと納得しました。 では、そんな作品を三つの側面から順に見ていきたいと思います。まずは、『a』から『z』のアルファベット26文字が章題になる26章の構成についてです。この作品は主人公の夏美視点で最初から最後まで展開する物語ではありますが、そんな物語は細かく26の章に分かれています。そして、その章題に『a』から『z』のアルファベット小文字がまず記されています。これだけでは意味不明です。私もちんぷんかんぷんな思いの中に読み始めましたが、そこに唐突に登場したのがアルファベットで記された一つの英単語でした。『夫の一浩が、その女との関係を、ついに白状した…』と修羅場を予想させる場面が描写される冒頭の『a』の章。そんな時の夏美の内面をこんな一文が表します。 『テレビ番組の衝撃映像特集を見たような気分というのか。と、いうより、むしろ、目の前で交通事故 accident を目撃してしまったような驚きに近かったかもしれない』。 そうです。『目の前で交通事故を目撃してしまったような驚き』とするのではなく、そこに『accident』という英単語が挿入されているのに気づきます。 『事故』=『accident』 特にひねりがあるわけでもなくそのまんまの英訳とも言えるこの表現。それは、『b』以降の章でも同様です。少しだけ見てみましょう。 ・〈d〉 → 『ここが目的地 destination だったのだ』 ・〈m〉 → 『近頃の私、まるで、彼のあやつり人形 marionette みたい』 ・〈s〉 → 『あなたが来ると、私が孤独 solitude の楽しみを失ってしまうというのに』 このような感じで、『a』から『z』までさまざまな英単語が登場していきます。正直なところ、字句そのまま訳の英単語が26個登場しても、だから何?という感じもします。しかし、この繰り返しは不思議と読書を進める中で一つのリズム感を生み、また、次はどんな単語が登場するんだろう?『q』は?、『x』は?、そして『z』は?と候補が浮かべづらい文字から始まる英単語を思い浮かべながら読み進める読書はなかなかに楽しい時間を与えてくれるのに気づきます。上記の通り26分の4をお伝えしましたが、これから読まれる方には上記も参考に、他のアルファベットにどんな英単語が登場するのか、是非楽しみにしていただければと思います。 次に二つ目は、この作品の主人公・夏美、そして夫である一浩の職業が出版社に勤める編集者だということです。小説を書かれる作家さんにとって一番身近にいる存在、それが『編集者』です。そんな作家と『編集者』の関係性は額賀澪さん「拝啓 本が売れません。」に詳述がなされてもいますし、大崎梢さん「プリティが多すぎる」には、編集者が主人公となって雑誌が出来上がるまでの舞台裏を鮮やかに描かれてもいきます。一方で、この山田さんの作品に描かれるのは、主人公でもある夏美と夫の一浩が『別々の出版社に勤め、たまに同じ作家を担当することもある』という絶妙な設定の上に編集者の仕事が生々しく描かれていきます。 『仕事中、外で偶然出会う時、こいつには負けたくないな、と思ったりする。彼も同じように感じているのが解る』。 そんな二人がそれぞれの出版社に働く時、彼らは間違いなくライバルとなります。そんな関係性を描くワンシーンを見てみましょう。 『あいつ、今度の城山千賀夫先生の書き下しやるそうじゃない』、と同期の山内に言われた夏美は『そんな筈はない。城山千賀夫の書き下しは、私が担当することになっている』と思い、『ここ数日、顔を合わせていない』一浩に電話します。 夏美: 『城山さんの書き下しのことだけど』 一浩: 『あ、もう耳に入った? うちでいただくことになったから。悪いな』 夏美: 『どういうことよ』 一浩: 『うちみたいな新しくてパワーある出版社から本出してみたいってことだろ。ナツんとこは老舗だけど売れねえからな』 夏美: 『許さない。あんたって、ほんと、こそこそするのが得意なようね』 一浩: 『勘違いするな。最終的に決断するのは作家だからな。でも、決断させたのはぼくだけどね…甘いなあ、澤野くん』 ライバル社の編集者同士の会話とすればありうることだと思いますが、この二人が夫婦であるというところが強烈です。私などが言うまでもなく、この世は同業他社をいかに出し抜き、仕事をとってくるか、どんな業界でもそれは同じことだと思います。そんな関係性にあるライバル同士が夫婦であるということ自体、悲劇とも喜劇とも言えなくもありません。この本が刊行されたのは2000年1月のこと。そんな四半世紀前の時代感も漂わせながら編集者の”お仕事小説”の側面も見せるこの作品。”大人の極上の恋愛小説”という宣伝文句からは決して見えないこの作品のもう一つの魅力を是非お伝えしておきたいと思いました。 そして、最後に三つ目として取り上げたいのが、”恋愛小説”としての側面、まさかの”W不倫”を描く物語です。”W不倫”と聞いて目をぱっちり開かれた方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)、この方面の需要はそれなりにあるようで私が読んできた作品にも複数思い浮かぶものがあります。一見修羅場が展開すると見えた”W不倫”のその先をコミカルに描く井上荒野さん「それを愛とまちがえるから」、二組の夫婦が相手のパートナーと”官能世界”に溺れていく村山由佳さん「花酔ひ」などが思い浮かびます。そして、この作品「A2Z」で山田さんが描くのはあくまでそんな”W不倫”をする夫婦の妻側、夏美視点の物語です。『知り合って十年近く、その内、恋人同士だったのは二年間程』という中に結婚した相手、一浩とは『いつもやんちゃな仲間同士であるのを自分たちに許』す中に夫婦として生活を続けてきました。そんな中にコンビニで出会ったという女子大生と深い関係にあることを夏美に告げた一浩。そんな一浩に『夫に女作られたら普通泣くよ』とかがみ込み、労われる夏美。しかし、そんな夏美も作品冒頭に描かれるように『会社の向い側にある小さな郵便局で出会った』十歳年下の成生と深い関係にありました。 『私たちは結婚しているけれども、結婚生活を送って来ただろうか。結婚生活って何だろう』。 『ひとつの家に帰り、そこで笑い合うことだけがルール。それを守るために、私たちは結婚した筈だ』。 結婚というものをそんな風に冷静に見る夏美。しかし、その一方で、自らの内側にこんな感情が潜んでいることにも気づきます。 『一浩に、私を失わせたくない。そして、私は、成生を失いたくはない』。 “W不倫”と聞くと、そこには修羅場を見る物語が浮かび上がります。この作品では、上記した通り、そこにライバル出版社に務める編集者同士というさらなる対立の軸が描かれてもいきます。しかし、そんな愛憎極まりない舞台設定がなされているにも関わらず、この作品はもう信じられないくらいに清々しい結末を見せてくれます。これには、違う意味で衝撃を受けました。そう、どこまでも山田詠美さんの圧倒的な物語作りの上手さに舌を巻く、そんな鮮やかな”W不倫”の物語がここには描かれていました。 『本来、夫とは愛すべき味方であるべきなのだろう。でも、私には、それだけではつまらない』。 『別々の出版社に勤め、たまに同じ作家を担当することもある』という夏美と一浩が”W不倫”をする中に夫婦という関係性を続けていく様が描かれるこの作品。そこには、夏美視点から見る夫・一浩と、恋人・成生への心の揺らぎが鮮やかに描かれていました。『編集者』の”お仕事小説”の側面も見せるこの作品。『a』から『z』を頭文字に持つ英単語が物語に絶妙なアクセントを与えていくこの作品。 『恋』とは何か、『愛』とは何か、そんな根源的な言葉の意味を読者に問いかけもする、美しい表現の数々に彩られたこの作品。洗練された大人の”恋愛小説”を強く感じさせてもくれる素晴らしい作品だと思いました。
めちゃめちゃ面白かった、初山田詠美なんだけどなんで今まで知らなかったんだろう 逆に今出会えてよかったのかもしれない、年下が可愛く思えるこの年代、浮気は罪だ、不倫は悪だと大声で言う清廉潔白さが無くなりそしてそんなことを言う必要が無くなったこの価値観の今読めて良かったなー 登場人物の中で一番言葉に関わっ...続きを読むていない成生の言葉の端々に瑞々しさがある、それに感心する時間もなくまた楽しい言葉がたくさん走っていて読み終わるのが口惜しかった 本当にとても良かった、最近素敵な本ばかりに出会えて幸せ、大人の恋愛って楽しいね、楽しいと思える人生を歩んだんだね
アラサー以上の年代に刺さる言葉が溢れているのではないだろうか。恐らく二十代の頃の私は冬ちゃん側の熱烈なひたむきさをまだ持っていた。 三十代の今、夏美と一浩は理想の夫婦だ。すれたな自分と感じるが、余裕ができたな、とも感じる。 実際問題こういう夫婦は意外といるんじゃないかと思ったりもする。ただ周りが必要...続きを読む以上に騒ぎ立てるので口には決して出さないが。 外で恋をしたから慰謝料とってさよなら、じゃなくてお互い傷つきながらもそれがスパイスとなり、気づきがあり、帰る場所になっている。そんな強固な関係ってめちゃくちゃ大人だなぁ。子どもがいない夫婦だから『お互い』が成立し、かっこよく描けたのだろうけれど。 「『不倫って言葉使わないでくれる?おれ、大嫌い。その言葉』私だって、実は嫌いだ。でも便宜上、使う。誰だって、もう、この言葉に深い意味を与えていない。『倫理にあらずって誰が決めるんだよ馬鹿馬鹿しい。』他人の生活に審判を下すのは、私たちの趣味じゃない。出来るのは、感じたことを話すだけ。」 「特別な機会は、何度も重ねられて行くと特別ではなくなる。この年齢になるとそれが解る。私は、怖がっている。永遠に続くものなどないと知っているから。」 「何年も続く夫婦生活の中で、必ず訪れる出来事。それを隠し通して何もなかったような振りを続ける夫婦もいるだろう。でも私たちは、露呈させることを選んだ。そのことによって、私が一浩を解放したように、私も彼に解放されたのだ。」 「演技する必要のない密室の中で、大人たちは、いつだって子どもに戻る。問題は、その密室を用意してくれる人間が側にいるかどうかだ。一浩は、もう私にそれを与えてくれない。そして、私も彼に与えてあげることが出来ない。その方法が解らない。何故なら、お互いのみっともなさを、私たちは、もう、いとおしがれないからだ。その姿に出会うのが、特別な機会でなくなった時、私たちは、共有していた密室を失ったのだ。」 「はたから見たら、夫婦で恋人作ってよろしくやっちゃって、なんて思うかもしれないけど、人が恋するのは仕様がないじゃない。でも、恋って、やがて消えるよ。問題は、恋心の到達できない領域にお互い踏み込めるかどうかってことじゃない?二人の間にはその領域があって、そこのスペアキーをどこかに預けているような気がするの」 「恋愛がいかに身勝手な自分を正当化しながら進行するのものかを知らないようだったから。相手を想うふりをして、皆、自分の都合で動いている。本当に相手の都合を第一に考えられるようになった時、その恋は、いつのまにか形を変えていたりする。退化する。あるいは、進化する。」
恋の賞味期限.既婚者の恋。 なんか【既婚者】【夫婦】【不倫】に対しての今までの自分の固定観念がペシャンコになった(笑)こんな夫婦…とゆうか男女関係いいな(^_-) 「あの子はひと晩だけでは味わい尽くせない」 「二人でいる時にどうして二人だけのことを楽しめないの?」 「もしもここが訪...続きを読むれるのではなく、帰るための部屋になったとしたら?」 「会いたい優先順位は彼女が一番だったけど、失いたくない優先順位は、いつもナツだった」
始まり方も好きだけど終わり方も好きです。 私はバカラのエキノックスにジョニーゴールド入れて飲みたい。
パートナー以外の人に恋することはある。 結婚していてもそういうことは現実としてあると思う。 相手を大切に思う気持ち、自分を大事にする気持ちを考えさせられた。 不倫のお話だが素敵な小説だった。 出てくる人たちの素の心が上手く書かれていて好きな本でした。
出版社で働く35歳の森下夏美。ある時同業者の夫から浮気を告白されてしまう。そんな夫に対し嫌悪感を抱く夏美だが、自分自身も10も年下の男と浮気をしてしまい... ただ単に「不倫」をテーマにしたものではなく、根本的にはもちろんあるのだが、同業者の夫婦であるためお互いをさらにライバル視したり、不倫は...続きを読むしたが結局一番失いたくないのは結構相手など新たに気付くこともある。一夫多妻制やその逆もまたしかり、最近よく聞くがこういう夫婦もあるんだなと多少一夫多妻などに理解ができた。個人的には「不倫」に対し、不倫字体が悪いのではなく、これだけでなくパートナーにこそこそ隠しながらするのがすごくダサくて嫌悪感がある。「不倫」に対し斬新な設定で面白かった。もちろん自分自身はしたくないのだが。 タイトル通りAからZの26個の小タイトルで構成されている。しかし、それぞれのタイトルの頭文字を取る形ではなく小タイトルはそのまま「a」や「c」など。文中に「encounter」や「うuntitled」など特徴のある単語を太字で記載している。今まで体験したことのないアプローチ方法で面白かった。
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