小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ円花みたいな後輩がいたら比較してしまって自己肯定感下がりそう…と冷や冷やしながら読んだ。笑
圧倒的な知識とセンスがある円花に対抗しようと、自分の得意分野の例え話を持ち出す山田にとても親近感を覚えた…。
そんな2人がいいコンビに成長していくのがよかった〜
硯、大津絵、漱石、灯台、円空、全ての回が読みやすかった。知ろうとするのはとても大事で、興味がないことだっても深掘りすればとても面白くなると気づく話だった。
取材したあとの執筆作業が最も骨が折れるし読みたいものじゃないけど上手くはしょってくれていてよかった。
読みやすかったー!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ何度か読んだことがある作品だけど、シーシュポスの神話を読んで改めて異邦人を読み直した。シーシュポスが繰り返し岩を持ち上げるように不条理を生きるという姿がここではどのように描かれているのかという視点を持って。
主人公ムルソーは太陽、自然、夕暮れ、女、世界の色々な物事の美しさを感じ取る能力はある。しかし物事へのこだわりは極度に薄い。ほとんど全てのものが彼にとってはどうでも良いことだ。母の死すら彼の心に大きな感動を与えることはない。その感情の薄さや、「太陽のせい」で人を殺す論理の通らなさは、字義的には「不条理」という言葉に沿った人物のようにも見える。しかしカミュのいう不条理は単なる意味の通らな -
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ネタバレ兄妹の関係や、人それぞれの「普通」の違いについて深く考えさせられる作品だった。
発達障害の可能性がある兄と、その兄にずっと苦手意識を持っていた妹が、ガラス工房を通して少しずつお互いを理解していく流れがとても面白かったし感動した。
特に印象に残ったのは、118ページの、
「ぼくにとってはひとりひとりが違う状態が『ふつう』なんや」という言葉だった。
羽衣子は“特別な人”と“その他大勢”という感覚を持っていたけれど、道にとっては、一人ひとり違うこと自体が当たり前だった。その考え方がすごく優しくて、「普通になりたい」という気持ちが「普通にならなきゃ」としんどくなっている羽衣子にとって大切な考え -
Posted by ブクログ
ネタバレ過去2作とも外国を舞台にした話だったので、登場人物の心情描写だけでなく、異国の描写にも心を惹かれていたので、今回の日本を舞台にした話はどうなんだろうとワクワクしていた。
今回も期待通り面白かった。
普段関わりのない層の人々が描かれておりその知見に驚きを感じた。
また、舞台が現代日本ということで登場人物の心情描写や思考について、深い理解が感じられた。
登場人物に喋らせる言葉は、基本作者も考えていることが多いと思うのだが、自分は作者と近い思想を持っているのかもなと感じた。
過去2作もそうだが、登場人物の行動や感情、思想について違和感がなく、私も同じことを思ってた、と、自分のふわっとした考えが言語 -
Posted by ブクログ
約3ヶ月後に確定で死ぬとされた世の中において、死刑囚でなく、自由な身の健常者の心理状況はどんなものなのか?そしてどんな行動を取るのか?
・3ヶ月待たずに自殺する人
・生き残りたいがために出国を試みる人
・自国に残り生活する人
・殺人を行う人
公的機関は機能不全、死体は野ざらし、スマホ通話は限定的、お金の価値は紙切れ同然、限られた食料…
そんな中、自動車学校で講習を受ける主人公と教官が警察組織に代わって事件の調査を行う物語
400ページ超で、すごい引力のある本です♫
2人のバディに引き込まれます♫
個人的には真夜中のテンション描写が印象的、絶望的な状況のはずなのに、ふと心の余裕が感じられ -
Posted by ブクログ
ネタバレ自己啓発マシマシだが、感動した。運は、「良い・悪い」ではなく、「貯めて・使う」もの。修一の、将来に怯えるところや、ネガティブな他責思考、損得で物事を考えるところに自分を重ねた。
この話の軸にある運の定義から、これまで自分は運が悪かったのではなく、運は貯まっていて、アンテナが立っていなかっただけなのだと思えた。ただ大事なのは、その貯まっている運は自分だけのものじゃないということ。周りの人達が与えてくれて、そして自分も誰かに与えて、そうやって誰かの笑顔や思いやり、上機嫌が巡って、これまでの社会が作られ、今、その後が作られていく。この本と出会えたのも何かの縁ということにしたい。これから生