ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ハウスメイド2 死を招く秘密

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    8さん、まきさん高評価★5の作品をやっと読むことができました 

    期待は高まり、今回は最初からミリーへの応援態勢で読みはじめました

    まず気になったのがミリーが感じる視線
    誰かに見られているのか、首筋がちりちりする感覚!
    目に見えない恐怖が私にもジワジワ迫ります
    登場人物が少ないので、みんな怪しくみえて信用できません

    ミリーは正義感、使命感が強く…強すぎるので時に行き過ぎた行動になることもあります

    今回も開けなくていいドアをノックし、開けなくてもいいドアを躊躇なく開けてしまいます

    第一部から第二部へ、三部へと視点を変えながら話は勢いを増してすすみ、ドキドキの連続です

    あえてハウスメイド

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    2025年12月23日
  • 信仰

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    心にずしんとくる話だった。
    忘れられない本だし、何度も読まないといけないと思わされる本。
    カルトと流行に乗っ取った購買・行動、その二つに大きな違いはないのに、前者には当たり前のように嫌悪感を抱き、後者は当たり前のように容認する自分が恐ろしくなった。カルトの教祖になること、ブランドの人気プロデューサーになること、何が違うんだろう。

    個性や多様性を尊重することが大事な世の中、でも自分にとって異質で恐ろしく感じるものが身近にあったら尊重できる?と考えると、できない。

    様々な短編を通して、いろんなことをいかに自分の都合の良いように、気持ちの良いように考えていたかを痛感させられる本。

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    2025年12月23日
  • 白い人・黄色い人

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    キリスト教と人間の悪。「白い人」絶対的な神を持つ文化で生きる白人の道徳の中に沸き出す悪。「黄色い人」は信じるか信じないかの二択から解き放たれた人たちのただただ疲れた瞳、諦め、そして罪のない身軽さ。

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    2025年12月23日
  • インドへ

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    著者はインドそのものでなくインドが象徴するもの、例えば死が限りなく身近にあることなど、もっと言えばカルチャーとしてのインドに惹かれ、それを求めた。三島由紀夫の死によってインドへ導かれる横尾氏の彼の内側にあるインドへの旅行記。

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    2025年12月23日
  • 野火

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    これほどにも読んで悪い気分になるものはそうない。単にその事実がショッキングだというわけではない。私を含め多くの人は決して似たような経験はないはずなのに、納得してしまうからである。

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    2025年12月23日
  • パチンコ 上

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    ★★★★★ 韓国から日本に渡った一人の女性、彼女の人生で絶えることなく続く苦労と小さな幸せと愛。人生はパチンコの如く。負けると決まっている勝負、なのに続けてしまう。力強いエピック。

    ★★★★★ Life of a Korean woman who survived all the difficulties the life threw at her. And about her beloved ones, Korean or Japanese. Life is a Pachinko. It’s not fair. You’re bound to lose. But you keep play

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    2025年12月23日
  • 岳物語

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    父親の愛情に溢れた一冊で、しかも思春期の難しい時期に入るまでの息子と父の物語。自分に息子がいるとよくわかる。最近はじわじわ息子との接点もなくなって。でも子供が自分を越えていく、それが子育ての成功した証だと思う。

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    2025年12月23日
  • 博士の長靴

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    時の流れが何故か切なくて読むのに時間がかかりました。
    情景が浮かぶような表現がきれいだと思いました。
    私はこの作品が好きです。

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    2025年12月23日
  • 眠れない夜にみる夢は

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    短編で、ここまで余韻が残る作品は初めてだと思う。
    すっごく良かった。すきだーーー。
    もっとこの世界に浸っていたい。この人たちのその先を見てみたい。

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    2025年12月23日
  • 最後の一色 下

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    戦乱の世を舞台に、一色五郎と長岡忠興の激突が鮮烈に描かれる。物語は下巻で一気に加速し、その結末には深い余韻が残る一冊でした。
    史実でありながら、これほど胸を打つドラマがあったとは。

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    2025年12月23日
  • 枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い

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    ゼミで『枕草子』の授業提案をしている子がいたので、自分なりに『枕草子』の読みを持って参加しようと思っていたところ見つけた。同じ著者の『源氏物語の時代』を読んだことがあったことを読んでから知った。『源氏物語の時代』も好きだったけれど、今回のこれもかなり好きだったことを考えると、おそらく山本淳子さんの読み自体が肌に合うのだと思う。

    高校時代に受けた古典の授業で、『枕草子』は、中宮定子のために書かれた慰めの本なのだという説明をされたことを思い出した。というのも、まったくその通りのことがこの本に書いてあったからである。高校生時代、すいぶんその説明に感動して、忠義の心に溢れた清少納言のことを好きになっ

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    2025年12月23日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    叙述トリック小説の金字塔的作品
    数年ぶりに再読したけれどやはり面白い

    やたらと日付が細やかに書かれていたりしてて
    メモしながら読んでてても混乱してしまうほど
    かなり緻密に作り込まれているのが発見できて2週目も面白い

    ネタバレ的にも倫理的にも映像化は不可能

    本という媒体、文字という表現形式を最大限に活かしている
    安易に映像化できない点も含めて孤高の作品

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    2025年12月23日
  • 文豪は鬼子と綴る

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    幻想怪奇小説とでもいうのでしょうか、面白く趣があり、不思議な引力がありました。
    作家と少年の掛け合いがテンポが良くておもしろいです。箱入りお坊ちゃんな作家と、歳の割に大人びた聡明な少年のやり取りが楽しい。父親の情けなさも笑えてきます。
    その上で徐々に足を伸ばしてくる怪奇の恐怖。
    ミステリーとしては真相などにパンチがかけますが、時折作家先生の話す言葉に胸を打たれます。
    続編が読みたくなりました!

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    2025年12月23日
  • わたしたちは、海

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    海の街で暮らす人達を主役にした短編集。
    皆それぞれに環境や立場が違っているけれども、皆それぞれの思いを抱えながらそこで生活している。
    読み終えると自分も頑張らなきゃではなく、なんとなく自分の生き方を許されるような気持ちになる。
    帯に窪 美澄さんが、泣く直前のあの感情の高まりのようなものがどの物語にも流れていると書かれているが、1つ1つの作品が何かしらズシンと伝わってくるものがある。
    海は見る人の気持ちに寄り添ってくれる。
    だから人は海が見たくなるのだと思う。

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    2025年12月23日
  • エピクロスの処方箋

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    舞台は、地方都市にある小さな病院。
    医師のマチ先生は、心優しくもどこか達観したような男です。
    彼は、患者の命を救うために日々奔走しながらも、「人はなぜ生きるのか」「幸福とは何か」という問いを抱き続けていました。
    そんな彼のもとに、さまざまな事情を抱えた患者たちが訪れます。
    人生の終末を迎える老婦人、家族に看取られることを拒む男、治療を拒否する若者……。
    水上はそれぞれの患者と向き合いながら、ただ病気を治すだけでなく、**「苦しみから人を解放する」**という医師の本質に気づいていきます。

    物語の軸となるのは、古代ギリシャの哲学者・エピクロスの言葉。

    「人間の幸福とは、苦痛のない状態(アタラク

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    2025年12月23日
  • 告白

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    物語は、ある中学校の終業式での、**女性教師・森口悠子(もりぐち ゆうこ)の「告白」**から始まります。
    彼女は、生徒たちの前でこう語り始めます。

    「私の娘・愛美は、事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」
    突然の衝撃的な告白――
    しかも、犯人はこのクラスにいる2人の生徒だというのです。
    そして彼女は復讐のため、**ある恐ろしい「罰」**を実行していたことを静かに語り出します。

    そこから物語は、犯人とされた生徒たちや、周囲の人々の視点で語られる章が続き、それぞれの内面や動機、事件の真相、そしてその後の変化が徐々に明かされていきます。

    最後には、**さらなる衝撃の

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    2025年12月23日
  • 不等辺五角形

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    インターナショナルスクールで知り合った5人の物語。
    1人が海外赴任が決定して再度集まったが、そこで殺人事件が発生。

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    2025年12月23日
  • 存在のすべてを

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    物語としても読み応えはあるけれど、それ以上にこの作品は、静かに深く心に入り込んで、自分自身と向き合う時間をくれる本です。
    日常に追われていると忘れてしまいがちな「生きることの重み」と「誰かとつながることの意味」を、優しくでも力強く思い出させてくれるような一冊です。

    派手な展開はないけど、読み終わったあとに、ふと空を見上げたくなるような、そんな読書体験になると思います。おすすめです。

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    2025年12月23日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    「静かで温かい時間旅行の物語が、心を優しく包んでくれる作品」です。

    この作品の魅力は、「過去に戻れるけれど、現実は変えられない」というルールの中で、それでも人々が過去へ行く理由と向き合い、心のわだかまりを解いていくところにあります。登場人物たちのささやかな選択や後悔が丁寧に描かれていて、「もし自分だったら」とつい考えてしまうようなリアルさがあります。

    特に印象的なのは、タイムトラベルのファンタジー要素を扱いながらも、決して派手な展開ではなく、あくまで「人の気持ち」にフォーカスしている点です。喫茶店「フニクリフニクラ」の独特な雰囲気や、そこで交わされる言葉たちは、読後にじんわりとした余韻を残

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    2025年12月23日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    物語の深いテーマ性と心に残る登場人物たちが交錯した、非常に感動的で引き込まれる一作です。最初は一見、犯罪小説やサスペンスのような印象を受けますが、物語が進むにつれてその本質は人間ドラマと倫理、そして「運命」を問いかける深いテーマに変わっていきます。

    この小説の魅力は、何と言ってもその複雑なストーリーテリングと多層的な構成です。物語は、二人の男が関わる“計画”を中心に進みますが、その計画はすべてがうまくいくわけではなく、予想外の出来事が次々に起こります。その一つひとつの出来事が、登場人物たちの心に刻まれ、彼らの人生にどれほどの影響を与えるのかをじっくりと描いています。特に「運命」や「過去の贖罪

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    2025年12月23日