ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 私とあなたのあいだ――いま、この国で生きるということ

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     ともに第33回すばる文学賞をきっかけにデビューした二人の作家の、およそ1年6ヵ月にわたる往復書簡。2019-2020年の東京オリンピック狂騒曲から新型コロナウィルス禍の時間と社会の空気が書き込まれているという意味で、歴史の証言として読むこともできる。
     木村氏と温氏は木村氏のほうが10歳年長だが、木村氏の(いい意味で)青くさくて痛々しいほどまっすぐな思索と問いかけを、温氏がまるで姉のような包容力で受け止めたり、ふっと身をかわしながら別の文脈につなげていったり、という対話のキャッチボールが繰り返される。深い信頼がなければ書けない率直さと、そんな相手に甘えきってはいけないという気遣いと覚悟とがそ

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    2026年04月05日
  • たとえば孤独という名の噓

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    各視点からの物語展開が爽快な小説。

    完全に嵌められた感がありました。
    警察とスパイ絡みで、5つの章は各登場人物の視点で少しずる事件の真相が見えてくるミステリー小説です。

    正直、よくある刑事モノかなって呼んでいたら1章目から衝撃があり。
    読む手が止まりませんでした。それぐらい先が気になってどんな着地で物語が終わるのか見届けたくなりました。

    久々にワクワクしながら手に汗を感じながら読めました。
    著者の他の小説も読みたくなるぐらい完成度が高かったです。

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    2026年04月05日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    テッサの革命も、「月と太陽」も、確かに受け継がれてきたのだと感じた。
    そして、それをちゃんと心で受け取っている人がいる。
    人は亡くなっても、その想いは生き続けていくのだと強く思わされる。

    4作目にして、ようやく革命の兆しが見えてきた一方で、物語はどこまでも暗く、重く、そして切ない。
    レーエンデに自由をもたらすという同じ未来を見据えながら、異母兄弟はそれぞれ別の道を選ぶ。
    一方は正義を貫き、もう一方は悪へと進む。
    お互いを深く理解し、信じ合っているからこそ、その結末はあまりにも悲しいものになっていく。

    「正義っていうのは欲望を粉飾するための方便だよ」
    「十人いれば十通りの正義がある」
    「正義

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    2026年04月05日
  • イグアナの花園

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    動物、友人、同居人、家族、他様々な人との関係性を描いている作品でした。人間関係が苦手な主人公が、相手との距離が近づいたり遠ざかったりして時には嫌な気持ちにもなるけど、それでも最終的にはいい関係を築いていこうする姿に勇気づけられました。
    私もこの主人公と同じで人間関係を築くのが苦手です。自分の気持ちも相手の気持ちもよく分からなくなり戸惑うことも多いですが、それでも関係を築いていこうという勇気がもらえる1冊でした。

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    2026年04月05日
  • 本でした

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    自分だったらどーするかなー?と考えてながら読み進めると、予想外の展開過ぎて、さすがプロは違うなぁと実感した。自分には想像力がないなぁと自分のことがちょっとだけ嫌いになると同時に作家にならなくて良かったとも思ってしまった一冊です。

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    2026年04月05日
  • 夜市

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    面白かったです。ぐうの音も出ないってこういうことなんだなと思いました。これを低評価する人はいないんじゃないでしょうか。だって、誰にも論破できない。
    これがデビュー作ですか。信じられないな。頭がおかしいです。失礼、異常者ですか。違う違う、天才といったらいいですか。そんな言葉でおさめていいのか分からないほど、内部の構造が理解不能です。もちろん、良い意味です。
    圧倒されちゃいますね。へぇ、同じ時代に生きてるわけですか。なるほど、冗談ですよね?
    わたしは難しいことは分からないですけど、これは正しく純文学であると、そこだけは分かります。今すぐ教科書に載せてください。載ってる?まだ?早く、急いで。こんな美

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    2026年04月05日
  • 星を継ぐもの

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    ネタバレ

    科学の素晴らしさが分かるとても面白い作品でした。
    世界トップクラスの様々な分野の研究者たちが集まり謎を解明していく。
    はじめは各部門で研究していたが、主人公が他の分野の結果などを共有することによってどんどん解明や仮説が出でくる。
    次は何が分かるのか?そこの分野と結びつくのか!とワクワクしながら読むことができました。
    と思う半分、現実仕事でも他部署への情報共有など大事なんだなと少し我に返る時もありましたw

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    2026年04月05日
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    朗読がしたくて購入。初めての平家物語なので、色々調べてこの本を選びました。端折るところは簡単に要約で、要所要所、現代語訳と原文が掲載されている。

    平家物語がこんな話だとは知らなかった。
    平家が栄華を極めた時代が30年にもみたなかったことも、歴史の授業では学んだはずだけれど、そこに平家の一族の人たちの人生がどんなふうに頂上から奈落の底に落ちていったのか想像したことがなかった。

    敵味方含め、色んな人の死にざま。最期の立ち振る舞い方にすごく心を打たれました。

    一番泣いたのは、木曽の最期(木曽の義仲)部下で乳兄弟の兼平の思いや死にざまを号泣しながら読みました。

    他にも忠度の都落ち(死を覚悟して

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    2026年04月05日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    もう一回読みたくなる!最初、導入は、読みにくいと思ったが、途中から一気に読みたくなった!あの衝撃をもう一度味わいたい(^^)

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    2026年04月05日
  • 火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    ネタバレ

    人体発火のトリックが誰しも手に入るものできるところにびっくりしました。犯人や動機も複雑で最後まで真相がわからなかった。相変わらず面白かった。

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    2026年04月05日
  • 強運の持ち主

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    ネタバレ

    どこかユーモラスで、時折クスッと笑いながら読み進めた。個性的な登場人物も面白い。

    悩みには結局最後は自分の直感に慕うのがいいのかな。占いに来ている人は背中を押してもらいたい人がほとんど。
    竹子が占いの結果通りに(悪いことも)伝えようとするのに対して、幸子は物は言いようで、うまくプラスになるように伝えるところはうまいなあと思った。物事は捉え方次第なんだなあという学びになった。

    「強運の持ち主」である通彦の「強運」は幸子といっしょになったことかな?と思う。通彦のために占いを駆使していろいろと頑張ってくれる。これは「強運」だ。幸子は気づいてないようだけど。

    『ありか』でも感じたが、瀬尾作品には

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    2026年04月05日
  • アコーディオン弾きと小さい死神

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    昔から聴いてて大好きなユニット、歌詞は実話とかライブのたびに聞いてたけどいやまさかでも…と思ってはいた。事実は小説よりも奇なり、とはまさにこの事。波乱万丈という言葉以上のことが起きてる。そして自分にも当てはまることが多い。きっと恋愛体質だったらこうなってたんだろうな。

    アンニュイや深音くんを見ている姉妹の瞳が、昔より優しくなっている気がする。幸せなんだろうな、と感じるしこれからも幸せでいてほしいなって願わずにはいられない。

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    2026年04月05日
  • 運転者 未来を変える過去からの使者

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    【2026年4冊目】
    「あなたは運がいいですか?」
    人の人生はその時だけではなく、今までも、これからも、連綿と繋がっていくものー小説のように読めるが自己啓発を促す良書。読みやすい。

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    2026年04月05日
  • シルバー保育園サンバ!

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    保育園で働くことになったシルバー人材さん、家庭を顧みなかった頃からかなり成長する。

    自閉症スペクトラムや障がい児の療養、多様性や共生など今の時代に沿った内容もあった。

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    2026年04月05日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    純粋で邪悪、現実で夢想に生きる彼女達に畏れと拍手を送りたい。
    「ティータイムに再読しよう」と思わせるサイコ(?)ミステリは初めて。ドキドキ感がたまらない本でした。

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    2026年04月05日
  • ひまわり

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    面白かった!
    読みやすくもあり、あっという間に読めた。
    私には脳梗塞を患った家族がいる。
    後遺症で苦しんでいる。
    でも、この本を読んで、その家族の苦しみ、想い、これからの未来。決してもう終わりではないんだ。まだまだ人生は楽しめる。そういうことに気づかせてくれた。希望が持てた。
    今、この本を読めて。よかった。
    ありがとう。

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    2026年04月05日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    なかなか思うように進まない中での粘り腰の取材。面白かった。
    途中から明らかに避けられてるし。
    ヒグマの習性について記述があり、それがとても興味深かった。

    人間に恐れられていたOSO18は、競争に敗れたヒグマの成れの果てだった、という展開は衝撃だった。
    人里に降りてくるクマ達もまた、生き残るため、危険を感じながらも人間の生活圏に足を踏み入れる。正直可哀想に思う。
    野生動物保護政策の結果が巡り巡って、今度は人の手で処分される動物達を生み出している、というのは滑稽でしかない。
    「共存」とは何か、真剣に考えなければならないと警鐘を鳴らされたような思いだ。

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    2026年04月05日
  • 大地の子(一)

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    冒頭から読んでいて辛くなる極限状態が描かれる。「夜と霧」に似ている。人はこれほどまでに残忍になれるものかと、悲しくなる。

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    2026年04月05日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    とっっってもよかった!!!
    鯨のように付箋の量がとんでもないです。
    心に残る言葉がたくさんあり私が今28歳ということもあり、大共感する部分がたくさんあり今読んでよかったなと思いました。
    それと同時にもっと早く読めばよかったなとも思いました。
    エピローグから始まり最後のプロローグ最初??の状態で読んでいたらそういうことか!!と納得しすごい!!と思いながら読んでいました。
    主人公都さんは、辛そうなことばかり自分に起こりなんだか可哀想だなと思いました。そして都だけでなく周りの人達も苦しい思いをしてなんとか乗り越える姿やこういう考えもあるんだと考えさせられました。
    あまりいい考えではないですが、自分が

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    2026年04月05日
  • 猫と私

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    Xでずっと追い続けていた猫さんたちとの出会いから今まで。改めて通して読んでほっこり。
    6匹の猫と暮らすのはとても大変に違いないとは思うものの、家族の一員としてとても大事にされているのだろうなというのが伝わってきた。何度でも読み直したい。 

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    2026年04月05日