【感想・ネタバレ】蝋燭は燃えているかのレビュー

あらすじ

「宇宙空間の殺人」の次は、京都大炎上!

連続放火殺人事件に挑むのは、宇宙還りの女子高生・真田周(さなだ・あまね)!

宇宙ホテルでの連続殺人事件から帰還した女子高生の真田周は、大気圏突入時の配信が炎上し、個人攻撃にさらされ、まるで加害者のような扱いまで受けることに。
そんな中「まずは金閣寺を燃やす」と不穏な書き込みがあり、それを皮切りに名所名跡が次々と放火される。
その場にいたのは、消息不明となっていた友人の姿。京都を舞台に新たな事件!

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Posted by ブクログ

前作の『星くずの殺人』から帰ってきた女子高生にスポットを当てたストーリー。今回は金閣寺を皮切りに京都が大大大炎上し、周(あまね)がその事件を追いかけていく。

本作のスポットライト…テーマも重めだった。
マイノリティを叩くマジョリティという構図。マジョリティはマイノリティを助けるべきだという構図。マイノリティはマジョリティに迷惑をかけないようにすべきだという構図。
この世界は多数派に合わせて成り立っている。

読んでいて、痛いほど感情移入ができたし、有数の観光地でもある京都が炎上する場面は応仁の乱さながらだった。

次回作が出るとしたら周が大学生になった後になるのかな?楽しみ!

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

次々と燃えていく京都に
あ、こんなに行けるんだーって清々しさ待て感じていたら
どんどんと重たい内容に考えさせられるものが多かった。
被害者にも加害者にも簡単になってしまう世の中、
自分はどういたいか、そういう人が近くにいた時どうするか。当事者になってしまった場合などを考える。
あまねの反論は、よく内部分ももちろんありつつ、気持ちの良いものもあった。
結末は寂しいけど、読後感は良い

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

星くずの殺人よりも奥深い印象を持ちました。
闇が深すぎて読んでて苦しかったです。
あとは個人的には桃野雑派さんは息継ぎする余裕が無いので本の切りどころや休憩しながら読めない作家さんだなと言うイメージでした。
集中したい時にはいいけど脳が少し疲れますね…

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2025年12月07日

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