小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
主人公の三歩がかわいい。『この世界の片隅に』のすずさんみたいな人。ちょっとぼーっとしてて、食べ物が大好きで本が大好き。
「~でしゅ」とよく語尾を噛むのも面白い。天然で食いしん坊でドジっ子。職場のみんなにも愛され、失敗して落ち込んでも、また同じ失敗をしちゃう。
そんな能天気な愛されキャラ。と思いきや、意外と情に厚い一面も。
自殺まで思い詰めた友人の告白に、「君の気持ちはわからない」「そんなに辛いなら死んでもいいよ」と、非情に思える言葉をかけます。
けれどそれは、「大丈夫だよ」といった、うわべだけの慰めじゃなく、相手の立場とか気持ちとかを受け止めた言葉なんです。
美人の友人には、その美貌 -
Posted by ブクログ
現代における言葉の重要性や難しさ、面白さについて考察した本。バックグラウンドはおろか顔も見えない相手とのコミュニケーションが当たり前な現代において、言葉を使いこなす力は、生きる力とも言える。現代の言葉と言えばインターネット上が筆頭にあがるが、本書では子育て、芝居やラップ、小説・短歌など多岐に渡る側面から考察している。
考察といってもアカデミックというより日常的・実存的で、とっつきやすい展開で時にユーモアもありつつ、新たな発見がたくさんあったので最後まで楽しく読めた!
絵本の読み聞かせやゲームをお菓子に例えて制限すること、息子の中学受験など、子育て論も面白いのがたくさんあるので、親御さんにもおす -
Posted by ブクログ
現在の社会におけるこれだけの重いテーマを、しかも現実感満載で描いているのに、今回も藤岡さんには何度も泣かされてしまいました。大変な思いをしながらそれぞれの立場でそれぞれが考えを信じて最善を尽くす介護業界で働く人たち。私も仕事柄そのご苦労を目にしていますが、国の仕組みがお粗末すぎて彼らの犠牲がなければ成り立たない状況と分かっています。彼らが背負わされている理不尽な負担が、利権に群がる寄生虫のような政治家や経済団体に吸い取られるのではなく、介護を必要としている高齢者のためになっていることを祈っています。でも、本に登場した区議会議員よりも意識の低い女が総理大臣の国では無理でしょうね。
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Posted by ブクログ
ネタバレ息子が中学生になったので、「中学生の子どもに」というカテゴリを増やしました。
さて、息子が「永遠の0」を読みたいから買って、と言われ、すぐに買ってあげたのですが、まだ少し難しいかも?戦争を題材にした物語を読みたいなら、もう少し読みやすいのもセレクトしておこう…と思って、児童文学で定評のある作家さんを調べ、本書を購入しました。
そしてまず自分が読みました。
息子はまだ「永遠の0」に食らいついているので、次、これを勧めたいと思います。
さて、本書の感想↓
戦時中に、東京の下町で、父親と、祖母と暮らしていた少女、イコの物語。
お母さんが病気で亡くなり、お父さんは再婚する。戦局が悪化していく中、お父