小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
とんでもない本に出会ってしまったと、自分の中で納得できない、でも読まずにはいられない一冊でした。
教誨師は、ざっくりいうと罪人を社会復帰させるための手伝いをする仕事となるのでしょうが、既に死刑を宣告されているいわゆる死刑囚に、死ぬ前の心構えや懺悔、そして死との向き合い方を説いています。
罪人たちからの言葉は少なめではありますが、彼らにも救いが必要だと真意に向き合う教誨師の姿勢に心打たれました。
死刑囚ということは、必ず被害者がいるということで、被害者家族は加害者に救いや悔い改める時間などいらないと思うかもしれないので、すごく複雑な気持ちになりながら読み終えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレジョーカー・ゲームシリーズ第3弾
・誤算
記憶を失いながらも任務を遂行する話。このシリーズの魅力には「人間離れしたD機関の活躍」がある。久々にそれが見れたので良かった。
・失楽園
キャンベルの披露した「パーカー大尉と揉み合った時にブラントは死んでいたが、自分が殺してしまったと思ったジュリアはありもしない罪に悩み自主した」という仮説あまりに無理がありすぎるのではないか。推理力のないキャンベルが披露したとはいえ周囲の人間を納得させているのだからそれなりの説得力は欲しい。まず、ジュリアがなぜ自分が殺したと思ったのかという動機付けが一切ない。これは後に真相らしきもののように、ジュリアが死に関与したか -
Posted by ブクログ
失ってしまったもの、できなくなってしまったことを喪失や欠陥と捉え続けるのではなく、そうじゃない別の道ややり方に出会う可能性があると捉えることができたら、世界は一気に変わって見えるということを教えてくれる一冊。
あれがやれない、これがやれないから、代わりにそれを受け入れるしかないんだという考えから、少し踏み出すことができたら、気持ちはずっと楽になるかもしれない。前に進めるかもしれない。何かの代替ではなく、そっちの方が楽しいと思える日がくるかもしれない。
おそらくとても優秀で、何でも完璧にこなし、周囲のことも自分のこともがっかりさせるような人生とは無縁だったはずの山添君。そんな彼がパニック障害 -
Posted by ブクログ
苦しみを持つ本人はその苦しみを365日24時間持っている。
誰かを助けたくても、それはパート制で、週に何回何時間とか、そのレベルでしか助けられなくて、それ以外は自分の時間に戻るために、誰かの苦しみは箱に入れてしまっておく。
それは自分だけじゃなくて他人もそう。
想像することが、誰かの切実な苦しみを無意味にすることになるかもしれない。知識も想像も多分限界があって、わかったと思うことは傲慢なのかも。だけど解決策はよくわからないから結局ずっと悩んだまま自分を疑っていくしかない?
沈黙と説明責任。どちらもいやなのは、すごくわかる。
自分が少数派になる出てくる苦しみ。黙ってやり過ごせるほど優しくない
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