ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

    Posted by ブクログ

    原田マハの板上に咲くを読んだ。
    読み始めるまで、棟方志功の一生を描いた内容だとは知らなかった。
    チャッピーに勧められた一冊だった。
    棟方志功は、版画家ということぐらいは知っていたが、何でも鑑定団でよく偽物が出てくる巨匠というイメージぐらいだった。
    作品はあまり知らなかった。
    改めて、棟方志功の作品を見てみたいと思った。
    本書は、棟方志功のことが描かれているが、妻のチャの目を通して描かれている。
    ある意味、チヤの物語でもある。
    白樺の表紙のゴッホのひまわりに衝撃を受けたというのだから、凄い
    食べるものも無くそこまで没頭できるのは、やはり才能で、それを見出してくれる人と出会えるのも才能だろう。

    0
    2026年08月25日
  • 晩年(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    太宰治というと句点が多いイメージを勝手に持っていたが、『ロマネスク』はむしろ句点が少ない。
    『人間失格』ではカッコ書きが多かったし、『新ハムレット』は戯曲風だし。作家は色々試作しながら書いてるんだなーと改めて思った。

    『猿面冠者』に主人公(太宰自身?)が『書きだしに凝るほうであった』と書いてあったので、収録作の書きだしだけもう一度拾って読んでみた。たしかに太宰は書きだしに凝る人だなと思った。『晩年』以外でも『駈込み訴え』の一段落目とか本当、すごい。主人公が冒頭から落ち着いてない。なのに登場人物の関係性がちゃんと分かる。あれはすごい。書きだし一段落目選手権があったら『駈込み訴え』を私は推したい

    0
    2026年08月25日
  • 世界99 下

    Posted by ブクログ

    - [ ] 男の暴力性
    - [ ] 倫理観の底が抜ける。正しいことを言うことが迷惑に思う被害者もいる
    - [ ] 汚い気持ちを抱くことがいけない世界でもどうしても生まれてしまう憎しみとか嫌悪のしぶとさ
    - [x] かわいそうなことは娯楽になる

    0
    2026年08月25日
  • 水平と垂直

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作は、著者が大阪の大学で非常勤講師として、実際にゼミ生に小説の創作を教えて、その経験をもとに書いた作品である。デビュー以来私小説を書き続けてきた主人公は、大学に進学せずに働いたこともあって、大学の雰囲気や学生たちの生活に実感が湧かなかった。それでも妻の助言より、ワークショップ型のゼミを展開して、主人公と学生双方が真剣に、小説はもちろんのこと、それ以外のジャンルにも触れて、創作活動の本質に迫る。その為、本作は対象物の見方や小説の読解における着眼点、文章作成の要点など、著者による創作論がこの一冊に詰まっている。

    0
    2026年08月25日
  • 鹿男あをによし

    Posted by ブクログ

    マイシカです、が頭から離れないwこんなとっちらかった万城目カオスを最後にすっと纏めるの、さすがとしか言いようがない!とても面白い!そしてあの二人のこれからが気になるわぁ(˶ˆ艸ˆ˵ )フフフ

    0
    2026年08月25日
  • そして、バトンは渡された

    Posted by ブクログ

    子育て中だからかな。
    めっちゃ響いちゃった。
    別の作品がもう少しあっさりとだったので、サクッと終わると思ってたので、いいふうに期待を裏切られた。
    子どもたちにも読んでもらいたい

    0
    2026年08月25日
  • お伽草紙(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    珠玉の短編集。
    『浦島さん』この話めっちゃ好き。竜宮城の描写がいい。独特の空気感とどこか退廃的にも思える美しさ。聖諦という言葉はよく似合っている。相手が子どもだから助けたんだろうという亀の鋭い批判と、何もかもが許される竜宮城の対比もよき。温かい無言が広がっている。オチも好き。太宰だからこその視点で見出されたハッピーエンド。乙姫さまの柔らかな足の裏の描写は大変ドキドキいたしました。素晴らしいところに注目してくださった。

    『義理』(新釈諸国噺)「人間も空を飛んだり、眠りながら移動できたらいい」それ旅客機ぃ〜!
    新釈諸国噺は出家オチが多いな~と思ったけど、最後の『吉野山』で出家後の楽じゃない感じを

    0
    2026年08月25日
  • 本屋さんのある街で

    Posted by ブクログ

    本屋を中心とした短編集。客側というよりややる側の話が特に良かった。大変かもしれないけどそういう生活にちょっと憧れる。

    0
    2026年08月25日
  • 街は謎でいっぱい~日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作家アンソロジー~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    珠玉のアンソロジー。
    収録作『外れの家』(望月諒子さん)が特に面白かった。
    住宅地から外れた家に住む銀行員の女性のサイコホラー。
    辛いね……と思いながら読みすすめた。焦りや恐怖が丁寧に、かつ情緒的になりすぎずに描かれるので、自然と感情移入する。巨大な脅威がひとつ来る、というよりは、じわじわと絞るような恐怖が細切れに襲ってくる感じかな。
    本人からするとものすごく大きいけど、他者からは分かりづらいような出来事の連続。
    恥ずかしいと思っていなかった、っていうのは大事なところ。こういった空気を作った周囲にも問題はあるのかもしれない。
    自分自身が主人公になった気持ちで読んでいたのに、最後に見せる妖艶な微

    0
    2026年08月25日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    想像の遥か上を行く出来すぎているミステリーだった。次第にメインとされる事件の犯人は察することはできたけれど、ここで二転三転もしてくるか!と。
    極力ネタバレせずに本書の魅力を伝えたい。まず、文章が読みやすくてテンポが良い。翡翠の可愛らしい描写が挟まる度にぐっときながらもミステリーとしての程よい緊張感もある。特に終盤にかけての盛り上がりと息のつまりそうになる空気感が堪らなかった。
    そして、なんと言っても登場人物が魅力的。翡翠の甘いそれも香月の淡々としていながら面倒を見ているようなところも読んでいて楽しませてくれる。個人的には本当に翡翠が好きで続刊も読みたい。ただ今作を超えてくれるのかという不安もあ

    0
    2026年08月25日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

    Posted by ブクログ

    面白っ!恋愛小説の楽しさも、ミステリー、ファンタジーの良さも全部詰め込まれてる!
    いつまでも見つからないエスタや謎がどんどん出てくるけど、過去が明かされることも多く引き摺り込まれる。
    下巻に行く直前にまた新たな事件が起きるので、混乱しながらもワクワクする。

    0
    2026年08月25日
  • 透明ポーラーベア/I LOVE YOU

    購入済み

    恋愛というより人との繋がり

    人とのつながりは、会わなくなったからといって簡単に消えてしまうものではないのだと感じた。主人公は姉の元恋人たちと関わる中で、別れてしまえばその人との関係も終わってしまうものだと思っている。しかし、物語が進むにつれて、過去のつながりが思っていた以上に今の自分たちに残っていることが分かり、その描き方が印象に残った。

    #ほのぼの

    0
    2026年08月25日
  • チョコレート・ピース

    Posted by ブクログ

    思わず涙…゚(゚´Д`゚)゚。
    くさくさしたワタシの心はとっても癒されました

    ひとつひとつの物語がひと粒ずつのおいしいチョコレートのように思っていたら、私だけに用意されたとってもとっても特別なチョコレートスイーツのよう(◍︎´꒳`◍︎)

    ブックデザイン、完璧すぎる✨
    作中の増田彩来さんの写真も
    作中のフラワーディレクションされている井上樹さんの作品も…
    最高、たまりません♡
    作品をさらに美しくつつみ込んでます

    チョコレートを食べるときに起こる感情、、
    癒される、そっと背中を押してくれる、、しあわせ♡
    という物語かと思いきや
    人と人とのつながりをとってもあったかく描かれていて、すてきな作品

    0
    2026年08月25日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    10年前に読んだことあって再読。トリックとか一切忘れて読んでいたのでもう1度衝撃を味わいました笑 ミスリードさせられる部分もあったりするし外部犯なのか!?内部犯なのか!?が最終章付近までわからないしどんどん犠牲者が出ていく様にパニックになっていく感じのドキドキ感で2日間で一気に読んでしまいました。

    0
    2026年08月25日
  • 刑事の境界線

    Posted by ブクログ

    刑事モノだけど従来の刑事モノの"型"とはちょっと違う作品かなと。
    登場人物が比較的多めだけど大きく分けると2人の刑事を軸にそれぞれのストーリー構成をされてる感じ。面白かった!

    0
    2026年08月25日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最初の1文にここまで心を奪われ、惹かれた作品は初めてだったと思う。

    ライムのような作品だと思った。
    みずみずしく爽やかな部分もあるが、人間の内なる苦い部分もある。
    日本語の美しい表現とはまた違う、海外ならではの比喩表現や言葉選びに心が潤ったのと同時に、思春期の感情や経験したことのある感情を言い当てるような書き方に胸が苦しくなった。

    18歳にしてここまで書けるのか。18歳だから書けるのか。
    いずれにしても、若者が虜になった理由が分かった気がした。

    0
    2026年08月25日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    上巻の展開もかなりおもしろかったのだけど、後半はさらにスリリングさが増していく。

    夫・孝之があまりにしょうもないし、情けない。
    自己保身しかなくて、事故で彼の身に起きたことは、ある意味、自業自得というか・・・、因果応報というか・・・

    それに対して、妻・涼子はかっこいい。
    泥棒猫の美登利も含め、女性たちは修羅場になってもキモが据わっていて、何というか、男前だ。

    性描写はかなり官能的だし、ドロドロ感もハンパない。それなのに、読後感は不思議なほど清々しい。

    タイトルの「ロウ」とは「漕ぐ」という意味のようで、「人生を自分の力で漕いでいく」ことがこの小説のテーマなのかな。
    だから、読み終えてたど

    0
    2026年08月25日
  • アンダスタンド・メイビー(上)

    Posted by ブクログ

    ほんと、とんでもない。恋愛小説とかあんま読まないんですが、なぜか引き込まれてしまって。すごい波瀾万丈な人生。ちょっと自分と通ずるところがあってしんどくなりながらも一気に読んでしまいました。それにしても、この物語に出てくる人間は男も女もまともな人間がいないな。下巻も楽しみます

    0
    2026年08月25日
  • 容疑者Xの献身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前から友達に勧められて読むことが出来た。数学系の難問のミステリーなのかなと不安だったが、意外とすらすらと読めて、面白かった。特に、石神が靖子のことを守るために、自ら殺害して、死体をすり替えさせたトリックは衝撃で、テンポがよかった。

    〈題名の意味〉

    最初、容疑者Xは、靖子のことで、Xなのは、石神は天才数学者で関数のことをよく口にしていたからXと彼女のことを当てはめいたのかなと考えた。しかし、調べてみるとXは未知数という意味で、容疑者Xは実は石神の事だったというタイトル回収があり、良かった。

    0
    2026年08月25日
  • この冬、いなくなる君へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み進めていくうちに、風子ちゃんではなく文ちゃんが実の母親で主人公が養子だったりと、驚きの展開でとても面白く、すぐにスラスラと読めた。特に、序盤は風子ちゃんからの手紙だと思っていたのが実の母親からの手紙で母親が病のため、娘と離れている事実を知り、とても感動した。

    最初は反発を覚えながらも気づいていく大切なこと、悲しい出来事もあり、毎年冬に篤生と会うたびに変わってゆく想いもあり、運命を変えてみせた陽葵の新たな決意が微笑ましくなる結末だった。前作のこの冬、いなくなる君へも読んでみたい。

    0
    2026年08月25日