小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
絵がきれいだと思って読んでいたら「えんとつ町のプペル」のメインイラストを担当した人が挿絵か。
そして相変わらずおもしろいんだよなあ……
この感覚はいつくらいぶりだろう。ハリーポッター、ダレンシャン、バーティミアス、十二国記、指輪。続きのある長い本にしか出せない没入感、これがいい。なにかにはまりたい人におすすめするし、そうじゃない人にはすすめない。
それにしても相変わらず本の金額がバグってる。
ハードカバーで銀押しのこの豪華な装丁で1500円???このご時世3000円はするよ?多くの本が値上げに踏み切るなか、なんでなんだろう。
物語も気になるけど、そこも気になった。 -
Posted by ブクログ
こんなにも胸を打たれた小説があっただろうか。
孤独と愛の描き方が秀逸。
人工的に知能を与えられ、世界を知っていくチャーリイ。その世界は彼がこれまで思い描いていたものとは全く違っていた。それ故の苦悩。
さらには、高度な知能は一時的なもので徐々に廃れていくことをアルジャーノンから悟る。身につけた能力をどんどん失っていく。
誰にも共感して貰えないという孤独感に苛まれる。
もうずっと苦しい。アリスやストラウスなど寄り添ってくれる人がいる。けれどもそれを拒絶してしまう。貴方には私の苦悩は分からない、と。
こんな経験をつい最近したからか、非常に共感して苦しくなった。人それぞれ違う人生を歩んでいる。だから共 -
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Posted by ブクログ
藤田嗣治の作品が好きで展覧会にもいくつか足を運んだけれど、彼に関してうわべしか理解していなかったと思わされた。
高名な軍医で、息子の嗣治に跡を継がせようとしていたけれど画家になりたいと告げられ(一緒に暮らしているのに手紙で!)絵の道具一式を与えて快く許すお父さんがまず素晴らしい。
パリでの藤田は社交的で面倒見がよい、ほんとにいい人。友人やパートナーを最後まで見捨てない。自分も遠い異国から来てたいへんだったのにね。島崎藤村がパリに来て藤田の世話になったことも初めて知った。
でもほんとうの苦悩は戦争画を描いた時から始まる。「戦犯」というレッテルを貼ったのは、GHQではなくて日本の画壇であったという -
Posted by ブクログ
ネタバレ大阪で質屋の男が何者かに殺害される。迷宮入りしたその事件から19年にわたる物語で、主人公は殺された質屋の息子の亮司と、容疑者とされた女の娘の雪穂。
質屋の事件の後、母が事故死したのをきっかけに裕福な親戚に引き取られ一流の人生を歩む雪穂だが、その周囲の人々は次々と不幸な目に遭う。その不幸を踏み台にするように雪穂は着々と成功を重ねていく。
一方亮司はコンピュータ技術を活かした海賊版ビジネスやハッキングで闇ビジネスのような稼業をしている。
雪穂の成功の裏で亮司が動いている気配はするものの、2人の心情は一切語られる事がなく周囲の人々の視点から物語が進行するところがすごくお洒落だなと思った。
質屋 -
Posted by ブクログ
ネタバレ長かった!ほんと長かった!でもずっとおもしろかった。こんなに長いのに、メインは2日間?とかの話なのびっくり。
おもしろい書き方だった。事件の前後とか傍観者からの視点の章があって、そのあと事件。でも青柳が生きててくれてうれしい。ただ、敵に回ってしまったものが大きすぎるし、原因もわからないし、こわい。ただ生き延びたから、逃げ切れたから、勝ちだなと思う。信じてくれてた人たちに、ちゃんと生きてるよってサインが送れたの素敵。ちゃんと受け取れてるのも素敵。映画見てみたいな気分。
映画化されてるけど、長編モノの映画化って短縮せざるを得なくて悲しくなることがほとんどだから、見ないほうがいいのかなあ。
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