小説・文芸の高評価レビュー
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原田マハの板上に咲くを読んだ。
読み始めるまで、棟方志功の一生を描いた内容だとは知らなかった。
チャッピーに勧められた一冊だった。
棟方志功は、版画家ということぐらいは知っていたが、何でも鑑定団でよく偽物が出てくる巨匠というイメージぐらいだった。
作品はあまり知らなかった。
改めて、棟方志功の作品を見てみたいと思った。
本書は、棟方志功のことが描かれているが、妻のチャの目を通して描かれている。
ある意味、チヤの物語でもある。
白樺の表紙のゴッホのひまわりに衝撃を受けたというのだから、凄い
食べるものも無くそこまで没頭できるのは、やはり才能で、それを見出してくれる人と出会えるのも才能だろう。
脇 -
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ネタバレ太宰治というと句点が多いイメージを勝手に持っていたが、『ロマネスク』はむしろ句点が少ない。
『人間失格』ではカッコ書きが多かったし、『新ハムレット』は戯曲風だし。作家は色々試作しながら書いてるんだなーと改めて思った。
『猿面冠者』に主人公(太宰自身?)が『書きだしに凝るほうであった』と書いてあったので、収録作の書きだしだけもう一度拾って読んでみた。たしかに太宰は書きだしに凝る人だなと思った。『晩年』以外でも『駈込み訴え』の一段落目とか本当、すごい。主人公が冒頭から落ち着いてない。なのに登場人物の関係性がちゃんと分かる。あれはすごい。書きだし一段落目選手権があったら『駈込み訴え』を私は推したい -
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ネタバレ珠玉の短編集。
『浦島さん』この話めっちゃ好き。竜宮城の描写がいい。独特の空気感とどこか退廃的にも思える美しさ。聖諦という言葉はよく似合っている。相手が子どもだから助けたんだろうという亀の鋭い批判と、何もかもが許される竜宮城の対比もよき。温かい無言が広がっている。オチも好き。太宰だからこその視点で見出されたハッピーエンド。乙姫さまの柔らかな足の裏の描写は大変ドキドキいたしました。素晴らしいところに注目してくださった。
『義理』(新釈諸国噺)「人間も空を飛んだり、眠りながら移動できたらいい」それ旅客機ぃ〜!
新釈諸国噺は出家オチが多いな~と思ったけど、最後の『吉野山』で出家後の楽じゃない感じを -
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ネタバレ珠玉のアンソロジー。
収録作『外れの家』(望月諒子さん)が特に面白かった。
住宅地から外れた家に住む銀行員の女性のサイコホラー。
辛いね……と思いながら読みすすめた。焦りや恐怖が丁寧に、かつ情緒的になりすぎずに描かれるので、自然と感情移入する。巨大な脅威がひとつ来る、というよりは、じわじわと絞るような恐怖が細切れに襲ってくる感じかな。
本人からするとものすごく大きいけど、他者からは分かりづらいような出来事の連続。
恥ずかしいと思っていなかった、っていうのは大事なところ。こういった空気を作った周囲にも問題はあるのかもしれない。
自分自身が主人公になった気持ちで読んでいたのに、最後に見せる妖艶な微 -
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想像の遥か上を行く出来すぎているミステリーだった。次第にメインとされる事件の犯人は察することはできたけれど、ここで二転三転もしてくるか!と。
極力ネタバレせずに本書の魅力を伝えたい。まず、文章が読みやすくてテンポが良い。翡翠の可愛らしい描写が挟まる度にぐっときながらもミステリーとしての程よい緊張感もある。特に終盤にかけての盛り上がりと息のつまりそうになる空気感が堪らなかった。
そして、なんと言っても登場人物が魅力的。翡翠の甘いそれも香月の淡々としていながら面倒を見ているようなところも読んでいて楽しませてくれる。個人的には本当に翡翠が好きで続刊も読みたい。ただ今作を超えてくれるのかという不安もあ -
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思わず涙…゚(゚´Д`゚)゚。
くさくさしたワタシの心はとっても癒されました
ひとつひとつの物語がひと粒ずつのおいしいチョコレートのように思っていたら、私だけに用意されたとってもとっても特別なチョコレートスイーツのよう(◍︎´꒳`◍︎)
ブックデザイン、完璧すぎる✨
作中の増田彩来さんの写真も
作中のフラワーディレクションされている井上樹さんの作品も…
最高、たまりません♡
作品をさらに美しくつつみ込んでます
チョコレートを食べるときに起こる感情、、
癒される、そっと背中を押してくれる、、しあわせ♡
という物語かと思いきや
人と人とのつながりをとってもあったかく描かれていて、すてきな作品 -
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上巻の展開もかなりおもしろかったのだけど、後半はさらにスリリングさが増していく。
夫・孝之があまりにしょうもないし、情けない。
自己保身しかなくて、事故で彼の身に起きたことは、ある意味、自業自得というか・・・、因果応報というか・・・
それに対して、妻・涼子はかっこいい。
泥棒猫の美登利も含め、女性たちは修羅場になってもキモが据わっていて、何というか、男前だ。
性描写はかなり官能的だし、ドロドロ感もハンパない。それなのに、読後感は不思議なほど清々しい。
タイトルの「ロウ」とは「漕ぐ」という意味のようで、「人生を自分の力で漕いでいく」ことがこの小説のテーマなのかな。
だから、読み終えてたど