小説・文芸の高評価レビュー
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世界中でシリア難民の存在が語られ続けた十数年であったが、そのシリアで何が起こっていたのかを命がけの取材をもとに記録した一冊が、日本人の手によるものだということに驚く。しかも彼女はシリア人と結婚しシリア人大家族の一員となっている。アサド政権崩壊は、様々な国際間の暗黙の了解のもとに行われたという彼女の分析も説得力がある。実際ロシアは、アサド政権を援助しなかったが、反政府勢力から引き続きシリア国内のロシア軍基地の使用を認められているのだという。国際社会のパワーバランスのもとで翻弄され、国土の荒廃を目の当たりにしたシリア人の美しいふるさとが、再びよみがえることを願ってやまない。そして自国の利益最優先の
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ネタバレ地味な超能力と、リアルな生活
「超能力で世界を救う」系の物語かと思いきや、予想外に地味で最初は「ん?」となりました。
でも、ジェインの硬すぎる爪が謎の爪切りで解決する展開や、ジェフンの過酷すぎるジョージア生活(トイレが外って!)など、読んでるうちにJJJ姉弟のことがどんどん好きになっていました。能力のルーツが「あの蛍光色のアサリ」だったとわかった時はスッキリしたし、三人の生活がどうなっていくのか最後まで目が離せませんでした。
ギョンアちゃんの恋愛模様にある「理想の押し付け」のようなリアルな痛みも、元彼を思い出して苦笑いでした。
あと、作中のバイオ材料の研究も気になって調べたのですが、現 -
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誰しも“初めて”を経験して強くなる。
本書は、主人公が料理や仕事を通して、成長していく話である。
話を読みながら「私も料理したての時は困ったな~」と感じた。
特に「レシピは写真集」という言葉に共感。
主婦歴は長いが、かと言って料理は得意かと言われたらそうでもない。
私も難易度の高いレシピは写真集化しているので、多くの人が共感するのではないかと思う。
印象的だったのは、主人公と母との関係性。
初めは毒親なのかな?と感じたけれど、ただ単に負けず嫌いな母だったという設定。
しかし、負けず嫌いという一言で片づける話でもないと感じた。
母は今でも仕事をしているとはいえ、子どもの気を惹くため -
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美味しい料理とお酒は人の心を動かし何かを気づかせてくれる。
誰かと一緒に食べる料理が(もちろんお酒も)幸せを生んで心も満たしてくれると私が知ることができたのは結婚したからだった。結婚して、子供の頃は知らなかったことをたくさん知ることができた。
初めて読んだ井上荒野氏の小説は句会のメンバーを中心にした様々な状況の人物たちの人間模様を瑞々しく粒立ちのくっきりした言葉たちでこまやかに描写している作品なのだけど、物語というのはいつもミステリアス。最初に登場した人物があやしげで(同い年なのがムカつくし(笑。)思わず登場人物をいちいち書き出した。余韻のある描写はあとでちゃんとつながって出てくる。猫も登場す -
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掬えば手には
瀬尾まいこ
講談社文庫
枯れる花はきっと大竹さんを悲しませてしまう。大竹さんは性格は悪いけど、世話好きな面である。
な。愛情受けてたのに、どうしてこんなに性格がひんまがってるんだって、誰でも思うよな
思い残すこと一つもなく大竹さんに愛情を注いだんだと思います。心残りがないくらいに大事にできたんだと。だから、大竹さんのこと、きれいに忘れられたんじゃないでしょうか。
お前、人のことばっか気にしてるもんな。人に目を向けてばかりで、自分のことあまり見たくないって、もう訳ありあり
『楽しもう』がモットーの空気にどこかしっくりいかなくて。ああ、そっか、俺、真剣にやりたいんだって、初
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