ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 超人計画

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    ちょっとノリの寒い〇年代ブログのような文体の、なんてことのないエッセイ、それが筆の力だけで終盤にかけて盛り上げ切る。読み終えた頃にはなんとも言えない満足感が残る。文章をお金にできる人というのはこういう事なんだろうなと痛感させられる。

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    2026年06月08日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    菱刺しという伝統工芸を初めて知る。
    ひと針ひと針刺していくことで、こころが凪いでいく。手作業の魅力を改めて感じた。

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    2026年06月08日
  • 重力ピエロ

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    ネタバレ

    えっっぐいほど良かった。
    最強の兄弟だった。
    Triumphの1ワードで喉がグッと締まって泣きそうになった。★★★★★★

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    2026年06月08日
  • シリアの家族

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    世界中でシリア難民の存在が語られ続けた十数年であったが、そのシリアで何が起こっていたのかを命がけの取材をもとに記録した一冊が、日本人の手によるものだということに驚く。しかも彼女はシリア人と結婚しシリア人大家族の一員となっている。アサド政権崩壊は、様々な国際間の暗黙の了解のもとに行われたという彼女の分析も説得力がある。実際ロシアは、アサド政権を援助しなかったが、反政府勢力から引き続きシリア国内のロシア軍基地の使用を認められているのだという。国際社会のパワーバランスのもとで翻弄され、国土の荒廃を目の当たりにしたシリア人の美しいふるさとが、再びよみがえることを願ってやまない。そして自国の利益最優先の

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    2026年06月08日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ネタバレ

    奨励会の話は聞いたことがあったので、その目線で苦悩を読めたのが良かった。強者がいて、自分の位置を突きつけられ、上を見る理由が問われているプロ棋士の視点も新しかった。自分は電車の男だったな、と思った。早指しなら深刻でなくても、正解が分からないことの思考の鈍化は、はまると抜けだせない気がした。

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    2026年06月08日
  • J・J・J三姉弟の世にも平凡な超能力

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    ネタバレ

    地味な超能力と、リアルな生活

    「超能力で世界を救う」系の物語かと思いきや、予想外に地味で最初は「ん?」となりました。

    でも、ジェインの硬すぎる爪が謎の爪切りで解決する展開や、ジェフンの過酷すぎるジョージア生活(トイレが外って!)など、読んでるうちにJJJ姉弟のことがどんどん好きになっていました。能力のルーツが「あの蛍光色のアサリ」だったとわかった時はスッキリしたし、三人の生活がどうなっていくのか最後まで目が離せませんでした。

    ギョンアちゃんの恋愛模様にある「理想の押し付け」のようなリアルな痛みも、元彼を思い出して苦笑いでした。

    あと、作中のバイオ材料の研究も気になって調べたのですが、現

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    2026年06月08日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    金原さんの小説を初めて読んだ。
    引き込まれて一気に読んでしまったけど、本を読んで初めて疲れたー、と思った。それぐらいすごい熱量の本だった。他の作品も読んでみたくなった。

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    2026年06月08日
  • 地獄の底で見たものは

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    突然人生のどん底に突き落とされた4人のアラフィフ女性たちが、そこから這い上がっていく姿に勇気をもらった。

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    2026年06月08日
  • たびたび

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    過剰に遠慮して、人に会う度にお互い疲れていることに気付かされた。遠慮はしないけど配慮はする。難しいけど、この本に倣って人生楽しみたい。

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    2026年06月08日
  • 禁忌の子

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    救急医の元に瓜二つの遺体が運ばれてきたところから始まるサスペンス。主人公の救急医が禁忌の子なのだと信じて読み進めるが、ラストでそんな事が!!となる。
    グイグイ惹きつけるストーリーがすごい。

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    2026年06月08日
  • 少女

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    何度読んでも驚きがあって楽しめる
    今回初めて解説まで読んで、気づかなかった伏線に気づいた。これだからやめられないなーー

    解説より
    巧みに貼られた伏線どうしをのりしろにして、文字だけで書かれた世界が立体感のあるものに組み上がっていく快感。湊かなえを読むというのは、その快感に身を委ねることなのだ。

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    2026年06月08日
  • 今日からお料理はじめました

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    誰しも“初めて”を経験して強くなる。
    本書は、主人公が料理や仕事を通して、成長していく話である。


    話を読みながら「私も料理したての時は困ったな~」と感じた。
    特に「レシピは写真集」という言葉に共感。
    主婦歴は長いが、かと言って料理は得意かと言われたらそうでもない。
    私も難易度の高いレシピは写真集化しているので、多くの人が共感するのではないかと思う。


    印象的だったのは、主人公と母との関係性。
    初めは毒親なのかな?と感じたけれど、ただ単に負けず嫌いな母だったという設定。

    しかし、負けず嫌いという一言で片づける話でもないと感じた。


    母は今でも仕事をしているとはいえ、子どもの気を惹くため

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    2026年06月08日
  • 1+1

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    美味しい料理とお酒は人の心を動かし何かを気づかせてくれる。
    誰かと一緒に食べる料理が(もちろんお酒も)幸せを生んで心も満たしてくれると私が知ることができたのは結婚したからだった。結婚して、子供の頃は知らなかったことをたくさん知ることができた。
    初めて読んだ井上荒野氏の小説は句会のメンバーを中心にした様々な状況の人物たちの人間模様を瑞々しく粒立ちのくっきりした言葉たちでこまやかに描写している作品なのだけど、物語というのはいつもミステリアス。最初に登場した人物があやしげで(同い年なのがムカつくし(笑。)思わず登場人物をいちいち書き出した。余韻のある描写はあとでちゃんとつながって出てくる。猫も登場す

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    2026年06月08日
  • 米露開戦下

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    著者は預言者なんでしょうか?
    10年も前に出版した著書が、今正に現実に起こっている戦争を表しているとしか言いようがありません。
    戦争に対して、どちらが正義でどちらが悪ということは言えませんが、著書ではだいぶロシアを悪者として描いています。
    そして自分も含めて日本人はアメリカ派が多いと思うので、どうしたってアメリカ寄りで読んでしまいました。
    預言書と言っても過言ではない著書は、今だからこそ読むべき一冊だなと思いました。

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    2026年06月08日
  • 凍りのくじら

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    何故『ドラえもん』が本作の題材になっているのか。読み始める前から少し不思議だった。辻村と言えば本当に幅広く様々な題材の小説を描いてきた。
    クライマックス、かつて子供だった頃を思い出して無心で貪るように読んでいた。ここで止めろというのがまず無理な話だ。
    ストーリーの構成が良い。暗い過去と現在を行き来するような進行は否応なしに読者をその世界へとそっと手招きする。
    あちこちに張り巡らされたドラえもんのひみつ道具、それらが一つの道を照らす時、我々は主人公の視線に立ち、共に走り、息をして、少し不思議な世界を見つめている。

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    2026年06月08日
  • 掬えば手には

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    掬えば手には
    瀬尾まいこ
    講談社文庫

    枯れる花はきっと大竹さんを悲しませてしまう。大竹さんは性格は悪いけど、世話好きな面である。

    な。愛情受けてたのに、どうしてこんなに性格がひんまがってるんだって、誰でも思うよな

    思い残すこと一つもなく大竹さんに愛情を注いだんだと思います。心残りがないくらいに大事にできたんだと。だから、大竹さんのこと、きれいに忘れられたんじゃないでしょうか。

    お前、人のことばっか気にしてるもんな。人に目を向けてばかりで、自分のことあまり見たくないって、もう訳ありあり

    『楽しもう』がモットーの空気にどこかしっくりいかなくて。ああ、そっか、俺、真剣にやりたいんだって、初

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    2026年06月08日
  • 米露開戦上

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    著者は預言者なんでしょうか?
    10年も前に出版した著書が、今正に現実に起こっている戦争を表しているとしか言いようがありません。
    戦争に対して、どちらが正義でどちらが悪ということは言えませんが、著書ではだいぶロシアを悪者として描いています。
    そして自分も含めて日本人はアメリカ派が多いと思うので、どうしたってアメリカ寄りで読んでしまいました。
    預言書と言っても過言ではない著書は、今だからこそ読むべき一冊だなと思いました。

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    2026年06月08日
  • 斜め45度の処世術

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    忙しい時期はエッセイがすごく良い息抜きになるなあ。
    面白い友人の話を聞いている気分になって楽しい。
    小川哲さんの知的なひねくれ具合に笑ったり、励まされた気分になったり。
    スーパーのカゴの中身は私も気にしたりするので、読んでいてつい笑ってしまった。
    小川哲さんの小説もまた読もうっと。

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    2026年06月08日
  • できたてごはんを君に。

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    できたてごはんを君に。
    行成薫
    集英社文庫

    ボクサーかつ丼
    カレー
    ラーメン
    米粉パン

    苦しいときこそ、笑顔を絶やしちゃだめなのよ

    いつも自分が一番飯を食わせしてやりてえ相手を思い浮かべるんだ。

    言葉を失って、一瞬ぽかんとした後、菜乃花は涙をこぼしながら、おいしい!と何度も叫んで、壊れた人形のようにげらげら笑ったのだ。

    照星の米粉パンを口にしたとき、菜乃花が体中から放出したエネルギーは、照星の心をどかんと揺らした。まるで爆風だ。喜びの爆弾。

    パンの力で、人に人生をプレゼントすることだってできる

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    2026年06月08日
  • 四つの署名

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    シャーロックホームズシリーズです。
    宝を巡った心理戦とアクションが絶妙にマッチしていて、シリーズの中でもかなりお気に入りの一冊です。
    ワトソンの結婚があったり、ホームズが普通にコカインやってたり、面白要素が詰まっていて、最高のエンタメだと思いました。

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    2026年06月08日