小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ自由な母親と父親のもとで育った更紗は父親の他界をきっかけに家庭環境が崩れていく。
母親は更紗という重荷を捨て、叔父叔母の家では冷遇とトラウマになるわいせつ。
そこから自らの意思で逃げ出す形で佐伯文と出会う。
自由な共同生活も長く続かず、文は誘拐犯として逮捕され、更紗は施設で過ごす。
ある日更紗は文との再会を果たす。お互いの生活がすでに進んでいる中で2人の距離は縮んでいく。
世の中の「普通」からはみ出してしまった2人による命綱をつなぐ物語。
物語の中で度々登場する普通の感覚の押し付けが2人を追い詰めていく。世界はどうしようもないことで溢れている、気持ちを薄くしてやりすごすしかない。でも寂しい -
Posted by ブクログ
ネタバレこれはとんでもなく良作。
絶対読んだほうがいい。
自殺した4人の幽霊が、天国へ行くために自殺志願者100人を助けるお話。
設定は少しファンタジーだけど、内容はとても心に刺さる。死んだらあかん。
お揃いのつなぎを着て、まるでゴーストバスター。
最高にカッコいい。
実は私も元自殺志願者。
詳細は省くけど、17歳で家を出て、夜の世界へ飛び込み、初めは刺激的な世界に楽しくしていたけれど、根が真面目な私は、すぐにダメになっていった。
区切りがついたら…このタスクが片付いたら…
死ぬ事を目標にする様になっていた。
けれど19歳の秋に『捨て猫拾ったんやけど飼ってくれへん?』と。
産まれて約2週間の母猫 -
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清明 隠蔽捜査8
ミソギを終えた竜崎伸也は、神奈川県警に刑事部長として着任した。着任後間もなく東京都町田市と神奈川県との境で他殺体が発見され、警視庁との合同捜査本部が設置された。ここでも早速、竜崎部長の手腕を発揮、原理原則に従った行動で周りの部下を黙らせる。前作のシリーズ5宰領で、要らぬ縄張り争いで気まずい関係となった幹部たちと今度は立場が変わって、再会をするところは、読みどころの一つだ。また妻冴子の自動車教習所通いでのトラブルも加わり、竜崎をドキッとさせる演出にも 今野敏作品としての面白みが出ている。合わせて、横浜の中華街の名店『梅香楼』での飲食の場面が出てくるが、実際にその店を探して食べて -
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私と相手の中でわかっていれば、いいんだなと思った。
他の人に理解してもらう必要ない。
私と相手の中の話。
全ての人間関係においてそうで、家族も友達も恋人も、"こうであるべき"と決められる必要はなくて、お互いだけが分かっていればいい。
完全にわからなくても、相手のそのままを受け入れることができればいい。
理解できなければ、谷さんのように、そういうこともあるんだと受け入れて離れればいい。
もっと自由に、のびのび。
他の人の型にハマらなくていい。
でも理解するというのは難しいこと。
理解できなくてもありのままのあなたがいいのだと受け入れることができる、そんな広い器を自分の中で育 -
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2021年10月号を今さら…コロナ禍だったんだなぁ。
「三人書房」柳川一 …先日『三人書房』をAudibleで聞いたので、この時ミステリーズ新人賞だったんだ、と。
「白が揺れた」櫻田智也 …こちらもAudibleで聞いて、このエピソード印象に残ってました。
「ゼロ」加納朋子 …ドンと構える先輩犬とまだまだ落ち着きのない新米のワンちゃん。
「スフレとタジン」近藤史恵 …コロナ禍のビストロ・パ・マルでの話。
「フォトジェニック」秋永真琴 …初めての作家さん。短いのに、ラスト美しい、泣ける。
「108の妻」石川宗生 …初読みの作家さん。声になる妻、点描画の妻、解脱する妻…。
「セリアス」乾石智子 … -
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2冊目のアルマジロの手を先に読んでしまい、急いで買い求めた短編集
最初に収められている表題作も期待通りの内容だったが、その次の「鯨神」の素晴らしさに圧倒された
芥川賞作家とだけは知ってはいたものの最後のページに該当作品との記述があり、そうとは知らずに読んでしまったが納得の出来
「花魁小桜の足」
どんでん返しが好み
「西洋祈りの女」
鰻の伏線
「ズロース挽歌」
ラスト5行の現実が際立つ
「リソペディオンの呪い」
言葉は知らなかったが現象は手塚治虫ブラックジャックで知っていたのでイメージしやすかった
好きな作品は鯨神、次点でズロース、花魁小桜
2冊目と比べるとインモラル度が高いけれ
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