小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
謎の魅力を放つ1人の老人?を中心に、
彼と関係を持つ様々な人たちのストーリーが次々と展開される。次は誰だろう?というワクワクのあとに、読み始めると、これは誰のことだ?と考えさせられ、一つの物語を読み終える頃には、この人はあの人から見てこういう続柄で、さっきの人とはこういうつながりで…といった具合に、頭の中で関係図を描きながら読むのが、とても楽しい。本当に好き。
そして今回は解説にも心を打たれた。
まさに、これまで小説を読む人間ではなかった私をこんなにもハマらせた三浦しをんのことを、めちゃくちゃわかりやすい表現で説明してくれている。
そうだよね、やっぱりこの人すごいんだ、デビューからずっとすご -
Posted by ブクログ
ネタバレゲームの中の単純なタスクに没頭するのは単に楽しいからではなく、自分のやるべきことを一つづつ片付けていくこと自体に満足を感じるからではないかと前々から思っていた。それが何の価値も生み出さないとしても、何かを達成し続けることで自分を保っていけるかのような。
時間を無駄にせず、何かを効率的に操作していないと落ち着かない私たちを象徴する行為がここにある。そしてそれは幼少時から植え付けられた呪いであることをこの作品は示唆する。その道具となるのはゲームとは限らないが、AIの時代においてこのような困難は広がる危険があるだろう。
てゆうか、私も気をつけよっと…まずはバスに人を乗せるゲームのアプリを削除しようか -
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ネタバレ最初は難しいなと思ったけど、静かな環境でじっくり読むと味わい深いというか、ほうと感心しながら読めた。
占い師の話めっちゃ好き。占いは面白いというか、もし自分が地の底まで辛かったら占いを信じられたならばいくらか救われるだろうと思うけど、絶対に詐欺だし信じていないので、コテンパンに言っていて面白かった。
詐欺師の友達の話。見栄というか、理想と現実のギャップって辛いよなぁと。自分のして欲しいことは相手にもする、自分のして欲しくないことは相手にしないを大切に生きているので、確かにそれって人それぞれだなと考えさせられた。
ホメホメカードは気持ち悪いと思った。でも、私も小学生の時にそんなカードあったな。自 -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
「ピンク」についての絵本。
絵本と言っても文字数が多く、小学校〜読めるかな。大人が読んでも読み応えあり。
作者のなかむらるみ氏が男の子のピンクのランドセルについての新聞記事を読むところから始まるのだが、とても引き込まれた。
ピンクの中にもかっこいいピンクとかわいいピンクがあると自分の中で気づいたなかむら氏。
自分が好きな「かっこいいピンク」を探すことにしたのだが、その発想が素敵。
ピンクが使われている建物から絵画、制服など様々なものを調べる中でピンクに対する世間のイメージは時代や国に寄って多種多様にあることがわかっていく。
色彩計画家や染色家など専門家へのインタビューも合間合間に載っていて -
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はじめ、「キッチン常夜灯は幻のお店」なのかなと思ってた。
ただただ、そこに集う人を温かく迎える幻の場所。
でもそこに集う人は、そこで美味しい料理に癒されて、明日を生きる活力を得て、自分の毎日に帰っていく。
幻のお店ではなく、「こんな場所があったらいいな」という願望のかたちなのかも。
それぞれのエピソード、それぞれの人生がある。
みもざちゃんが想像していた「夜中に帰宅した時に、いつも私の部屋の明かりがついているのを見て、無意識に励まされていたのかもしれない。」って言葉、すごく心に染みた。
人間はつくづく1人で生きてはいけないなぁと。
1人で生きているつもりでも、知らない誰かの存在に勇気づけられ -
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ネタバレ以下、個人的な推理。
ぐへぇえええ! やられた。明らかに怪しいのに。こういうパターンがいちばん悔しい。
推理としては、まず血と音が偽装であることは想像できる。そうだとするとどういうことか、というと被害者シメオン・リーこそが仕掛け人だったということ。
家族に対して何らかの動揺を誘うことが目的であったと考えられる。
しかしシメオンはリウマチ患っている老人なのであそこまでの破壊工作はできなかったんではという気がするので、おそらく協力者がいた。あらかじめその協力者に頼んで部屋をいいかんじに(静かに)壊してもらって、事件時には叫んで簡単に壊して血を撒き散らして死んだふり。
で発見されたあとは最後に残 -
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大変面白かった。
道頓堀グリコ下に足を運んだ椎名和彦が、顔役と名乗る半グレ集団にスカウトされるところから、転げ落ちるように悪事へと進む様は行先に暗澹たる結末を予感させ、読者を強引に物語に引き摺り込んでいく。
物語は椎名和彦が顔役のヤオに甘言をもって引き込まれていく様や、対抗する愚狼會との抗争、寺西雄次の強靭的暴力、それらが違法薬物、児童売春、恐喝、ヤクザが絡むなど、危ない要素満点のストリートファイト小説の趣いっぱいで緊張させられる。
前半では物語に干渉しなかった澤田刑事が、後半で実に味のある役回りとなり、この小説の結末を見事に盛り上げてくれていた。
バイオレンス溢れる小説に大満足。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ防諜捜査
『ゼロ』の研修から戻った倉島警部補は、外事一課と掛け持ちで「作業班」に入ることになる。そんな折、ロシア人のホステスが線路に転落し轢死する。警察は事故か自殺の線で捜査を始めるが、これは、ロシア人の殺し屋による暗殺で、自分もまた狙われていると証言する日本人が現れた。倉島警部補はオレグというその暗殺者を追う。公安警察の面白さはハンパない。刑事警察の上を行く面白さである。企画ハズレの行動が随所に出てくる。作業班のメンバーの中で私が好きな人物は伊藤巡査部長である。公安のスペシャリストとしての本能を持っている。存在感が全く感じられないのだ。人の記憶に残らない行動を身につけている。忍者みたいにいつ
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