小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
第二次大戦下のドイツ、ハンブルク。
恵まれた環境に生まれながらも頽廃音楽たるスウィング・ジャズに魅せられたエディ。ピアノの天才であるマックスやユーゲントのスパイ、クーらを巻き込みながら、スウィングで踊り狂うパーティーを開催したり、海賊盤レコードを売り捌いたりする日々。刻々と悪化する戦況にも軍部の締め付けにも背を向けて、時に憲兵の裏をかき、時に手痛いしっぺ返しをくらいながらも、ただひたすら享楽的に情熱的に狂騒的に退廃的に刹那的に、ただし用意周到に生き抜いて行く...
ドイツ国内に住む少年、のちに青年の視点から第二次大戦を描いた作品。
イデオロギー、戦争の悲惨さ、ナチスの暴虐などを声高に訴えるの -
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Posted by ブクログ
多くの読者の感想のように、文体は散文詩のようで、読めば深い心の底にある思いに気づく。
過ぎた者たちや風景の懐かしさだったり今手に取っているものもいつか消えていくという寂しさだったり、それが時間によって、傷が治るように次第に癒され、さまよっていた過去が浄化されていくことだったり。
心の深層に隠れていたものを鮮やかに語り、それを読み解き、自分の中でとらえどころがなかった出来事や時間がすべてが過去になっていくという。通り過ぎて、ある、あったと思って生きていた時間はもうとうに過ぎ去っている。ということ。
人すべてに通じる生きることの普遍は、身近にある白いものに託して、思い出す過去の、今も湧き上がる悲
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