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Posted by ブクログ 2023年01月09日
読みながらなぜか涙が出てきました。こんな世の中に藤堂師長さんや菊地さんみたいな人がいること。
上辺の優しさじゃない、染み入る優しさに。涙が出ました。
世の中いろんな人がいる。嫌な人もいるけど、いい人もいる。その時気づかなかったけど後から気がつくこともある。
主人公の気持ちの変化、行動の変化に心揺さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月19日
プロ意識と人間性は切っても切り離せない。
日頃自分がどんな仕事でもプロ意識を忘れずに
一生懸命やってきたことを肯定された気がして
とても嬉しくなりました。
医療機関は患者には見えない上下関係があり
権力関係がある。
でも患者を前にしてその権力は果たして必要だろうか?
と不満に思っていた私に、
とても...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月29日
素敵な話。
始まりは重たく、暗く、どこまでこの調子?とも思ったが、新しい藤堂看護師長が来てから全てがつながり、面白くなってくる。
看護師という仮面を被りプロの態度で看護し、患者を救い、院長に楯突いてやめさせらせられるものの、全ての看護師が意識を変えるきっかけになる。
弥生は、「自分で自分を育てた...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月17日
とても素敵な師長で良い本でした。
この顔はね、仮面なの。
看護師の仮面。病院に着いたら、仮面をかぶるの。
よく、若いひとが、自分探しとか言って、ほんとの自分を探して旅をしたり、転職してみたりするでしょり
ほんとの自分がどこにいると思ってる?
ほんとの自分なんてね、なんだっていいのよ。そんなのないと...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月04日
私は眼科やけども、病院で働くことの意義をそっと教えてもらえた。藤堂看護師長のような方がどの病院にもいてくれたら。。私も学ばせてもらえたことがあった。明日からまた頑張ろう。
そして、弥生ちゃんの最後の心の変化…とてもとてもステキやった。
祈ってもらったことがある。素敵だ。
とっても素敵なお話やった。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月04日
捨て子だった准看護師の弥生。
いい子じゃないとそこに居続けることができない。
だからいい子であり続ける。
居場所を失いたくなくて。
わかりすぎる。弥生ほどじゃないけど似たような境遇だったから。
でも弥生は出会った心温かい菊池さん、
藤堂師長に、
「だれかが私を見てくれていた」ことに気づかせてもらえ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月21日
『施設のものはみんなのものだった。
そんなこと知っていた。一度だけ、ほんとの気持を言ってみただけだった。
その一度きりで、自分がいい子じゃなければ、受け入れてもらえないことを知った。
だからこわかった。』
「名づけは親の最初の暴力みたいなものだし。 - つけられた名前で生きていかなきゃいけないんだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月26日
こんなにも人の心の傷をやさしく描けるのは、中脇さんならでは。
いわゆる”一般的”な子供時代を経ていない子供は、自己を確立し自分を保つためだけでも、極限に伸ばされた太く平べったいゴムを常に腰に巻きつけられ後ろから引っ張られているような状態のまま前に進んでいくという日常生活を送らなければならない。
そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月15日
「わたしはいい子」が余りにも辛すぎて
だからその分だけ
この本の感動があったのかと。
捨て子であった主人公が
いい子と隣り合わせで持つ心情に押しつぶされそうになりながらも
人との出会いで少しずつ変わっていく。
言葉にしてしまうとこんなに薄っぺらくなってしまうけれど
とても感動的なお話だった。
...続きを読む
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