小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
WOWOWでドラマが始まると知って、原作のある映像作品は、‘読んでから観る’のが好きな私は、まずは2巻まで購入
読み始めたらおもしろい!おもしろいけど、登場人物が多すぎて、1ページ読む間に2度3度と登場人物紹介ページに戻らないと進まない(笑)
1巻読み終わった時点で、キャラクターや背景がしっかり明らかになった人物は10人くらいか……このあと、まだ続々と魅力的な人物が立ち上がり、あちこちでまだ種のままの事柄がどんどん大きくなってゆくのが楽しみ!!
もろもろ忘れないうちに、どんどん読み進めるようにしたいと思います……19巻までコンプリートできるのか -
Posted by ブクログ
読書によってこんな体験ができるのか…。
私は、フカエリやその他の強制性交を天皇制を軸とした侵略戦争による日本人としての傷みと捉えて読んだ。そういった傷みを見つめることが、新しい通路を開く。「声を聞く」なんて玉音放送みたいじゃないか。
しかし、この作品はそのような歴史的視点の導入だけで安易に読み解かれるものではない。核心的な部分はここだ。
「心という作用が、時間をどれほど相対的なものに変えてしまえるかを、その光の下で天吾はあらためて痛感する。」
時間は乗り越えられる。心という作用によって。
ここに文学作品の必要性と人間が持ちうる資質への言及がある。苦しみを乗り越える資質を、私 -
Posted by ブクログ
ネタバレ鋭敏な嗅覚を持つ調香師である朔さんが、家政婦となった主人公と仲を深めていきながら、主人公の生活の場のありとあらゆる香りを支配していく様が、朔さんの独占欲の広がりのように感じられ、面白かった。
また、香りによって欲が理性を超えてしまい、人を攻撃してしまうという女性が描かれていたが、理性が崩壊するほどに魅力ある香りとはどんな香りか気になった。
屋台とかで良い香りがするとつい買ってしまうように、人間の根幹には、良い香りのものに包まれたい、良い香りのものを所有したいという欲があるのだなと再認識することができた。
続編である赤い月の香りも発注依頼をかけたので、届き次第、続きを読みたいと思う。 -
Posted by ブクログ
読書録「フィッシュストーリー」5
著者 伊坂幸太郎
出版 新潮社
p139より引用
“「私はもとから、あまり慕われていない
からな。そういう噂を流すと、みんなが飛
びついた。情報というのは、真実味や証拠
よりも、受け取る人間の需要に反応するん
だ」”
目次より抜粋引用
“動物園のエンジン
サクリファイス
フィッシュストーリー
ポテチ”
表題作を含めた、中編小説集。
同社刊行作、加筆・修正文庫版。
妻と娘と共に地下鉄で家に帰る男性。
人がそれ程いない車両の中で、学生達の
会話に含まれていた一つの単語が、彼の
記憶を引っ張り出した…。
(「動物園のエンジン」)
上記の引用は、 -
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Posted by ブクログ
ネタバレはじめてこういうクライムノベルを読んだけど、これぞ小説の醍醐味みたいな話だった。
ずっと暴力!暴力!暴力!の話なのになんでこんなに惹きつけられるのかわからなかった。わからないのに面白い!星★5!パーフェクト!
アステカ?のこともバルミロが信じる神のこともぜんぶよくわからなくても、コシモの人生の行くつく先を見たくて読んでいた。
コシモが純粋で無垢で悪意や殺意がないからこそ自分の犯していることの罪を直視することすらできないことが、もうどうしようもなくてつらかった。環境が人を作るならコシモが平穏な家庭で生まれ育っていたらこうはならなかったのか わからない。コシモも、心臓を奪われた子どもも、生まれて
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