小説・文芸の高評価レビュー
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高校卒業後のクラスメートたちはそれぞれ
自分の心に素直で
人生を真剣に生きている
恋に破れる人もいれば
情熱をどう燃やしたらよいのか
わからない人も。
私は
夢に届かなくて どんなに落ち込んだとしても
何度も立ち上がり突き進み続ける
希望の塊のような原千夏さんが好きだ。
彼女の親友である 御木元玲は
「歌で一番でなくてはいけない」
でもどうしたらよいのかわからない
ある程度歌えていても
自分の感情と情熱で歌うことができない。
夢も希望も、前向きなだけのものではない。
それがあるから苦しい。
でもそれなしではやっていけないと
もがき続けている。
ある日 原千夏の誘いによって原千夏とともに
舞台で歌うことになる。
御木元玲は「歌いたくてしょうがない」
そう思える場所に出会うことになる。
そこで御木元玲は
「一番のひとには見えない景色を」見た。
聴いてくれる人がいて
歌うことのよろこびを感じる場所を。
「私はただ、今、歌いたい、ここで 」
心のモーターが回り続ける。
彼女はその熱い情熱を燃やし続けながら
歌い続けていくだろう。
情熱の迸る 彼女にしか歌えない
「終わらない歌」を。 -
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野村美月さんの作品は「ものがたり洋菓子店月と私」シリーズが大好きで読んでいて、初めて違う作品を読みました。
こちらの作品も、流れている時間が
とてもあたたかい。
登場する人たちみんなひっくるめて、
幸せであってほしいと勝手に願いながら
読み進めてしまいました。
現実の世界とは違う要素も多いストーリーでしたが、逆にそれが素敵な物語として楽しく読めました♡
そしてまるで物語は文字として読んでいるはずなのに、ずっと想乃が優しいタッチの色鉛筆で描いた絵本を読んでいるような気分で読み終えました。
一旦完結したお話しなのかもしれませんが、
その後の世界をまた読んでみたいと思える作品でした!
野村先生!
素敵な物語の世界へ連れて行ってくださりありがとうございます。
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◎あらすじ
ニューヨーク近代美術館(MoMA)のキュレーターであるティム・ブラウンは、ルソー研究者の早川織絵とともにバーゼル美術館に招かれる。
そこで目にしたのは、アンリ・ルソーの「夢」と酷似する「夢をみた」。
7日間という期間で、作品に関連する物語を読みつつ、「夢をみた」の真贋について、講評する。
ティム、織絵のうち、優れた講評をしたものに、「夢をみた」の取り扱い権利(ハンドリングライト)が得られる…
◎感想
展開、「夢」をもとにしたフィクションの構成、登場人物たちの絵画への愛情や尊敬、何をとってもよかった。
「夢」に描かれているとされる女性(ヤドヴィガ)が登場する作中の物語も好き!
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2026年最初に「面白い!」と感じた本。さすがの貴志祐介、読み応えがあった。使われている言葉やモチーフでも、読書欲や知的好奇心のようなものが満たされた。1ページ目からクライマックスのような疾走感ある作品。
あまりにも最初からが面白すぎて、途中で中弛みもしたが、途中でふとページ数を確認したときに「まだこんなにページが残っている」という感覚が良い。よくこの題材で、これだけのボリュームのものを書いてくれたものだ、という満足感があった。通常の作家なら同じような題材でも、この半分のページ数で終わっていそうなものである。
ホラーミステリーの場合、犯人探しや死因究明の際に「不思議な力があるならなんでもありじゃん」となって白けることが多い。こちらの作品でも漏れなく「そんな非現実的な…」ということはあるが、作品内である一定の守るべき法則のようなものはちゃんとあるので、ホラー要素が「なんでもありの魔法」ではなくなっている。
ところで私は個人的に貴志祐介の作品に出てくる主人公があまり好きではないのだが、今回の主人公も最初のうちはほんのり嫌いだった。貴志作品あるあるなのだが、序盤の動きがおばかすぎてちょっとストレスなのである。しかし、読み終わる頃には「まぁこいつも頑張ってたな」と思えるようになっていた。
大抵の作品では数個しか出てこないような「呪物」に焦点をあてていたのも面白かった。霊能者バトルならぬ、呪物バトルであった。霊能者自体のキャラクターも非常に魅力的で、前日譚や後日譚などのシリーズも読んでみたいと感じた。 -
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リボルバーの次に読んだ本。
ゴッホに関わる本を読むごとに彼らの解像度は上がっていき、今回またそれは増していった。
フィンセントとテオの関係性はなんとなくでしか知らなかったが、どの時期にどんなやり取りをしたか、フィクションではあるが知ることができた。
パリ時代、アルル時代、サン=レミ時代、オーヴェール時代という大きく分けて4つの時代の定着も自分の中でできてきた。
今作に出てきた林と重吉。浮世絵がどうフィンセントと結びついたのか疑問だったが、本当にこの本のやり取りがあったとするならば、スマートかつ面白い出会いだったと思う。実際にフィンセント達との関わりについてどんなものがあったかは史実にはないそうだが、本当にこの本に沿った出来事があったと疑わないできだった。
原田マハさんの、続きが気になるワードが出てきてすぐに場面転換という流れは、またかー。と思うが先が気になるページをめくる手が止まらない。 -
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中学生か高校生のときに読んだ記憶があって、自分自身も学校にあまり行けていなかったり、行きたくなかったりしていたから親近感を感じて読んだんだと思う。数年後の今読んで、昔の記憶と重なることもあれば重ならないこともあった。昔の私は正直に言うと期待より大したことないなという感想で、1度読んで読み返すことはなかったけど、だいぶ年月が経って、自分自身が学校という呪縛から解放されてから読むと、また違う感じがした。当事者であるときよりと心に迫るものがあった。それは読書に慣れたり、心が成長して価値観や感じ方、読書における重きが変わったのもあるんだろうし、当事者じゃないというのもあるんだと思う。だけど、こころがクラスメイトの真田さんからいじめられる場面は苦しくて、怖くて、大人の自分でも実際に体験したら怖くて仕方ないはずなのに中1のこころは本当にとんでもないくらい、それこそ殺されてしまう、と思っても仕方ないくらい怖かっただろうなと思って泣きそうになった。下巻へ。
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宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の研究を通して、自らを見つめ直す主人公。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は小さい頃に読んですごく難解だった記憶があります。作品集だったので「セロ弾きのゴーシュ」「注文の多い料理店」「風の又三郎」なども収録されており、それらに比べると格段に難しいと感じました。ただ、宇宙を旅するという雰囲気はとても好きでした。
今回、銀河鉄道の夜の宗教的な視点からの解釈が描かれており、大人になった今、もう一度読んでみたいなと感じました。
島本先生の作品は、自分が今まで読んできたものは強烈に印象に残るものが多かったのですが、この作品は案外さらりとしていて、読みやすかったです。恋人に真相を追求する場面は少し唐突でしたが、大人の青春物語のように感じて楽しく読むことができました。
とてもおもしろかったです! -
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ネタバレクローズド・サークル×館ものってなんでこんなにワクワクするんだろう!
【クローズド・サークル内で連続殺人が起きてしまったら、疑心暗鬼にならずみんなで協力して一部屋に籠るのが一番】と、多くの人が思っていることを実行してくれたときは「そうだよ!もうそれが安心!」と大きく頷きたくなった 笑
なのに替え玉かー!
それにしても何でもかんでも替え玉だな 笑
よく犯人たちはわけわからなくならず、連続殺人なんていう大仕事を成し遂げたなと感心してしまうほど。
替え玉の多さに「なんでもありじゃん!」って思う人もいるだろうけど、私はそれでも十分楽しく読めた。
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