本を守ろうとする猫の話

本を守ろうとする猫の話

小説・文芸
715円 (税込)

3pt

「お前は、ただの物知りになりたいのか?」

夏木林太郎は、一介の高校生である。幼い頃に両親が離婚し、さらには母が若くして他界したため、小学校に上がる頃には祖父の家に引き取られた。以後はずっと祖父との二人暮らしだ。祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。その祖父が突然亡くなった。面識のなかった叔母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るために林太郎の力を借りたいのだという。

お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう--。

感涙の大ベストセラー『神様のカルテ』著者が贈る、21世紀版『銀河鉄道の夜』!

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守ろうとする猫の話 の一覧

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  • 本を守ろうとする猫の話
    715円 (税込)
    「お前は、ただの物知りになりたいのか?」  夏木林太郎は、一介の高校生である。幼い頃に両親が離婚し、さらには母が若くして他界したため、小学校に上がる頃には祖父の家に引き取られた。以後はずっと祖父との二人暮らしだ。祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。その祖父が突然亡くなった。面識のなかった叔母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るために林太郎の力を借りたいのだという。  お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう--。  感涙の大ベストセラー『神様のカルテ』著者が贈る、21世紀版『銀河鉄道の夜』!
  • 君を守ろうとする猫の話
    737円 (税込)
    40言語以上で翻訳された『本と猫』続編! 幸崎ナナミは、中学二年生。重い喘息のため、放課後はもっぱら、ひとりで図書館に通う日々を過ごしている。その図書館から最近、本がなくなっているらしい。ある日、館内で「書棚に潜む影」を見かけ、そっと後を追いかけると見慣れたはずの通路の奥が、青白い光に包まれていた。「近づかぬ方が良い」。振り返るとそこにいたのは翡翠色の目をした猫であった。  危険を諭す猫をよそに、光の中へと踏み出すナナミ。書棚に囲まれた通路を抜けると現れたのは、巨大な壁がそびえ、銃を構えた兵士が守る城であった。中ではなんと、本が燃やされていたのだ。  これまで、持病のためにさまざまなことを諦めてきたナナミだが、大切な本が燃やされていくのを黙っているわけには行かない。 「人は歳を重ねた分だけ、視野が広がるとは限らない。大切なものは心で見なければいけないのに、心の目はあっという間に曇ってしまう。子供の頃はあんなに大切にしていた本を、時とともに忘れてしまうように、気づかないうちに大事なことをどんどん失って、それだけ身軽になったつもりでいるんだよ」  新たな迷宮へ、ようこそ。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『君を守ろうとする猫の話』 の文庫版となります。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

本を守ろうとする猫の話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    解説を読み終える頃には、涙があふれていた。そして、唾をゴクリと飲み込んだ。唾を飲むことさえ忘れるくらい、心に深く響いた。

    私が本を読み始めたきっかけは、人の気持ちがわかる人になりたいと思ったからだ。以前の私は、他人への関心が薄く、人のことを決めつけてしまう傾向があった。

    でも、この本を読んで気づいた。本を読んだからといって、人の気持ちがわかるわけではない。他人の気持ちを完全に理解することなど、できないのかもしれない。

    それでも、本を読むことで、さまざまな登場人物の人生を知ることができる。自分とは違う境遇や考え方に触れることで、現実の世界でも、自分以外の人に興味を持てるようになるのではないか。そして、相手の気持ちを理解しようとする人に、少しずつ変わっていけるのではないだろうか。

    「本には力がある」。

    そのことを、何度も教えてくれる一冊だった。

    解説には、読書の三千メートル峰に挑んでほしいとある。

    ぜひ、挑戦したい。まずは『神様のカルテ』から、一歩一歩進んでいこう。いつか『百年の孤独』を読み終えることができたら、最高だな。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    夏川草介さん。
    本を愛する気持ちがひしひしと伝わってくるお話でした。

    あとがきもとても良かった。
    変化目まぐるしく殺伐とした現代を如何に生きるか…

    「時にはトルストイやカミュや遠藤周作、ゲーテやダンテや漱石を、多くの人に手に取ってもらいたい」
    いずれ読みたい。読めるかな。

    「一番大切なことは、単に生きることではなく、善く生きることである」(クリトン)

    0
    2026年10月08日

    Posted by ブクログ

    本を守ろうとする猫?って事で自分は猫が大好きなので、猫の話しならっと思い購入し、猫の話しでもあるけど、本の話しで、読書にハマるきっかけになった一冊です。
    主人公の本に対する思い、素晴らしいし、続編も出版されてるのでまた、購入します。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    不思議な猫と書店を営む老人の孫、そして同じ学校の女の子と進んでいく本を守る物語。 祖父が無くなりヤケになる主人公を周りが助け、そして本の力や繋がりで主人公もまた周りを助けていく。 また現代の読書離れや分厚い書物を読まないのを「本が痩せる」という表現をしていて見事なものだと思いました、読書離れに警鐘を鳴らすと共に古き良き本にも着目し視野を広げてくれる作品でもありました。 猫の正体は一体なんだったのか、解釈の余地を残してくれているのが1番の高評価ポイントかもしれません。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    夏川草介さんの考え方を大尊敬しており、その考え方に触れたことへの感動が大きい。
    『エピクロスの処方箋』を起点に夏川草介さんにどハマりしており、その延長でこの本も読む。
    夏川草介さんみたいになれるように精進してまいります。

    0
    2026年07月27日

    Posted by ブクログ

    面白かった。古書店店主の祖父を亡くし、叔母と暮らすことになるまでに、本を助ける旅に出る少年の話。
    本を読んでいるからこその本への愛と知識と、旅を超えて行くうちに強く、人に優しくなるのがとても素敵だった。
    続きがあるみたいだけど、旅は終わったはずなのにどんな話になるのか、楽しみに読んでみたい。

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

    本を守るとは何なのか。読書の数が偉いのか。読めば読むほど賢くなるのか。もちろん、そういうわけでもないけれど、昨今本を読む人が段々と減っている世の中。難しい、読めないと思う古典でもチャレンジしてみたくなる本。

    0
    2026年06月15日

    Posted by ブクログ

    人間の言葉を話すトラネコ。ファンタジー系のSFなのかなと読み進めると、次第に、ああ…なんて面白い題材なんだ!と視界が広がる。
    読書家を名乗って、こういう人いるよね(批判ではなく、分かるんだけれど〜…という感じ)と思ったり、自身を省みたり。

    コレクション、速読、書籍とは…本を読むということは……
    つまるところ、皆、本が好きなんだよね。

    医療系ではない夏川草介さんの作品。気がつけばこちらもしっかり、哲学的で現代社会への問いかけもあり、とても良かったです。

    0
    2026年06月12日

    Posted by ブクログ

    帯にあった、神様のカルテ著者が贈る、21世紀版銀河鉄道の夜!
    その通り。そして整理しながら改めて気付かされる本の魅力、いつかまた読もう

    0
    2026年06月11日

    購入済み

    本は人生の栄養だと思う

    最初は何気なく読んでいた物語であったが、読み進めるうちに世の中への風刺といった印象を感じ始めた。そして、振り返ってみると、本から今まで様々な生きる糧のようなものを受け取っていたのだなと知った。後書きを読んで、また読み返してます。

    #癒やされる #タメになる #共感する

    0
    2023年10月29日

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