臨床の砦

臨床の砦

小説・文芸
814円 (税込)

4pt

小さな病院は命がけでコロナに立ち向った。

『神様のカルテ』著者、最新作!
感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける
現役医師が自らの経験を克明に綴った記録小説!

「対応が困難だから、患者を断りますか? 病棟が満床だから拒絶すべきですか? 残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。筑摩野中央を除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?」――本文より

※この作品は単行本版として配信されていた『臨床の砦』の文庫本版です。

(底本 2022年6月発行作品)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    :
    小学館文庫
  • タイトル
    :
    臨床の砦
  • タイトルID
    :
    1148091
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年06月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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1~2件目 / 2件
  • 臨床の砦
    814円 (税込)
    小さな病院は命がけでコロナに立ち向った。 『神様のカルテ』著者、最新作! 感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける 現役医師が自らの経験を克明に綴った記録小説! 「対応が困難だから、患者を断りますか? 病棟が満床だから拒絶すべきですか? 残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。筑摩野中央を除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?」――本文より ※この作品は単行本版として配信されていた『臨床の砦』の文庫本版です。 (底本 2022年6月発行作品)
  • 命の砦
    891円 (税込)
    『神様のカルテ』に連なる勇気と希望の物語。 病む人がいるなら、我々は断るべきではない。 敷島寛治は長野県信濃山病院に勤務する四十二歳の消化器内科医である。令和二年二月、院長の南郷は横浜港に停泊するクルーズ船内のコロナ患者を受け入れることを決めた。呼吸器内科医も感染症専門医もいない地域病院の決断は、そこで働く人々と家族に大きな試練を与えることになる。敷島がコロナ診療チームに加わって二月後の四月上旬、保健所は信濃山病院の感染症病床を六床から十六床に増床するよう要請する。コロナ診療のすべてを小さな信濃山病院に背負わせようとする地元の体制に院内は紛糾するが…。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『レッドゾーン』を改題した文庫版です。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

臨床の砦 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コロナ第3波にみまわれた2021年1月の地方の病院のコロナ診療の現状が描かれている。著者は実際にコロナ診療に携わり、肉体的にも精神的にも極限状態にあり、寸暇を使って書くことで正常を保てたようだ。リアルタイムで、切迫する現場の状況が書かれたことになる。医療崩壊の現場がどんなものであったか、初めて知った。いろいろな立場の医師が,コロナ診療の状況にどう考えたのかも知ることができた。コロナ罹患患者の病院への受入れの難しさも,触れられている。地域での感染症患者への対応体制が整っていないことが,医療崩壊をおし進めた要因の一つだったが,このときの教訓は生かされているのだろうか。

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    コロナの時期の病院の現状が本当にリアルに語られている。あの大変な時期に、書くことで心を整理しこれだけの作品ができたことには驚きしかない。
    私自身もコロナにまあまあ初期にかかり、ホテル療養しつつも苦しくて、薬を処方してもらってとても助かった経験を思い出す。どれだけ医療現場は大変だっただろう。

    この先コロナを経験したことがない人に向けても伝えていきたいことだなあと思った。

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    年に数回、この作品に出会えて良かったと思える作品に出会うことがある。
    この本はまさにこんな本。
    すぐに続編の命の砦も買った。

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    新型コロナウイルスの第3波のときの臨床現場の話で、リアルな記録としても、後世に残すべき小説だと思う。夏川さんの世の中に対して発信しておくべきという真摯な思い、感銘を受けます。

    0
    2026年07月14日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍を大衆ではなく医療現場の視点から描いた点が心に残った。同じ出来事でも立場によって見えるものは変わる。医師は目の前の命を救いながら、冷静に未来を判断しなければならない。また、最前線で戦う医療者が、未知のウイルスへの恐怖から家族や仲間に避けられる矛盾も描かれていた。誰も悪くないのに生まれる孤独や苦しさが胸に響いた。

    0
    2026年06月22日

    Posted by ブクログ

    現役の医師が自身の体験を元に書いた小説。
    命がけで闘う医療従事者や、必死に利用者を助けようとしていた介護施設で働く方々に、心ない言葉を投げかける人がいたことをとても哀しく思う

    0
    2026年05月12日

    Posted by ブクログ

    最前線でコロナと闘った人々は、「医療従事者に感謝を!」なんて上辺だけの薄っぺらい感謝にどれだけ心折れ、絶望しただろう。
    それでも、倒れるまで、この砦が崩れるまで闘わない訳にはいかない、それはもう既に使命感などという言葉では足りない。
    崩れた砦の下敷きになった尊き人々のおかげで、今がある。そのことは忘れてはいけない。
    未知の脅威との闘いに正解などない。でも誰かが闘わねばならない。そうして闘い方を学び、前に進むしかないのだ。

    0
    2026年02月17日

    Posted by ブクログ

    『臨床の砦』の初版発行は2021年4月
    まさにコロナ感染が拡大しているとき。
    読みたい本リストに入れながら…
    でも、2025年の今だから
    冷静に読めたような気がしている。

    2020年1月16日
    国内で初めてコロナ感染者が確認された。
    その後、未知の感染症による感染は拡大を続け…

    テレビや新聞などから
    毎日、感染者数、死者数
    感染しても入院できない
    自宅待機中に様態悪化、等々の
    正常な思考が働かなくなるような報道ばかりを受け止めていた。

    ワクチンが接種できるようになれば感染は収束に向かうのかと思ったが
    ワクチン接種が始まっても
    ワクチン不足で打つことができず
    さらなる不安が募った。

    治療薬が使えるようになったと聞いても
    治療が手探り状態のように感じてしまった。

    自分たちでできることといえば
    マスク
    アルコール消毒
    なのに…
    それらの品は手に入れることすらできなくなった。

    オリンピックは延期され
    緊急事態宣言のもとで外出を控え
    日常生活を極小化して。

    何が何やらさっぱりわからないまま
    ただただ恐怖感だけが増幅していった。

    日本中が不安と恐怖感でぱんぱんに満たされた極限状態の中で
    私たちは自分や家族を優先するだけでなく
    ウイルスという得体のしれない物に対する怒りを
    誹謗中傷という形で「人」に向けるという過ちまで犯してしまった。

    それなのに私は
    未知の感染症に戦々恐々の日々を送っていたことすら
    忘れかけていた…

    あのコロナ禍で私たちは何かを学べただろうか?

    感染しても診てくれる病院がない
    入院できない
    ホテル療養すらできず自宅待機…
    さらに
    一般診療の停止で持病の診察さえ受けられない状況…

    同じ轍は踏まない、と言い切れるのだろうか…
    ふと頭をよぎるのは
    喉元過ぎれば熱さを忘れる…

    コロナ最前線で闘っていた著者・夏川草介氏のことば
    『この感染症と闘い続けるために必要なことは、
    突き詰めればふたつだけである。
    人間が互いに支えあうこと、
    そして希望を持つこと。
    本書を通じて、
    そんな私の思いがわずかでも伝わってほしいと願うばかりである』

    今、読んで良かったと思った一冊だった。

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    「実際のコロナ診療の最前線で、何が起こっているのかを世に伝えたい」
    「どんな悲しみでも、それを物語に変えるか、それについて物語れば耐えられる」

    読んでおくべき1冊だと思う

    0
    2025年08月20日

    Posted by ブクログ

    「生きていくうえで大切なものは何か」を至高の名言とともに気づかせてくれる一冊。あとがきまで心に染みる。

    0
    2025年06月29日

臨床の砦 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    :
    小学館文庫
  • タイトル
    :
    臨床の砦
  • タイトルID
    :
    1148091
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年06月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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