臨床の砦

臨床の砦

704円 (税込)

3pt

小さな病院は命がけでコロナに立ち向った。

『神様のカルテ』著者、最新作!
感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける
現役医師が自らの経験を克明に綴った記録小説!

「対応が困難だから、患者を断りますか? 病棟が満床だから拒絶すべきですか? 残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。筑摩野中央を除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?」――本文より

※この作品は単行本版として配信されていた『臨床の砦』の文庫本版です。

(底本 2022年6月発行作品)

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  • 臨床の砦
    704円 (税込)
    小さな病院は命がけでコロナに立ち向った。 『神様のカルテ』著者、最新作! 感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける 現役医師が自らの経験を克明に綴った記録小説! 「対応が困難だから、患者を断りますか? 病棟が満床だから拒絶すべきですか? 残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。筑摩野中央を除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?」――本文より ※この作品は単行本版として配信されていた『臨床の砦』の文庫本版です。 (底本 2022年6月発行作品)
  • 命の砦
    891円 (税込)
    『神様のカルテ』に連なる勇気と希望の物語。 病む人がいるなら、我々は断るべきではない。 敷島寛治は長野県信濃山病院に勤務する四十二歳の消化器内科医である。令和二年二月、院長の南郷は横浜港に停泊するクルーズ船内のコロナ患者を受け入れることを決めた。呼吸器内科医も感染症専門医もいない地域病院の決断は、そこで働く人々と家族に大きな試練を与えることになる。敷島がコロナ診療チームに加わって二月後の四月上旬、保健所は信濃山病院の感染症病床を六床から十六床に増床するよう要請する。コロナ診療のすべてを小さな信濃山病院に背負わせようとする地元の体制に院内は紛糾するが…。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『レッドゾーン』を改題した文庫版です。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

臨床の砦 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『臨床の砦』の初版発行は2021年4月
    まさにコロナ感染が拡大しているとき。
    読みたい本リストに入れながら…
    でも、2025年の今だから
    冷静に読めたような気がしている。

    2020年1月16日
    国内で初めてコロナ感染者が確認された。
    その後、未知の感染症による感染は拡大を続け…

    テレビや新聞など

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    「実際のコロナ診療の最前線で、何が起こっているのかを世に伝えたい」
    「どんな悲しみでも、それを物語に変えるか、それについて物語れば耐えられる」

    読んでおくべき1冊だと思う

    0
    2025年08月20日

    Posted by ブクログ

    「生きていくうえで大切なものは何か」を至高の名言とともに気づかせてくれる一冊。あとがきまで心に染みる。

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    いまこの物語を読んで、コロナに翻弄されていたことを思い出し少し暗い気持ちになったりしたけど、最前線で死闘を続けられていた方たちの姿を目の当たりにして胸がいっぱいになった。

    特にあとがきでは涙が止まらなくなった

    また同じようなことが起きるときのために、誰もが読んでいていい本だと思う

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    長野県の信濃山病院(しなのやまびょういん)は200床に満たないが、「感染症指定病院」となり、発熱外来が設置された。
    コロナ禍という災害を最前線で食い止めるための砦となったのだった。

    ドキュメンタリーのような小説。
    実際、ほぼドキュメンタリーであるが、実際はもっと過酷、関係者に迷惑をかけないように小

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    新型コロナウイルス感染症に立ち向かう、医療従事者の話し。

    著者の作品にしては珍しく、作品全体を通して憤りが感じられた。それだけあの世界的パンデミックは異常だった。

    0
    2025年04月23日

    Posted by ブクログ

    コロナの話、2021年1月のコロナ3波の1日に100人を超える死者が出てた頃の話。
    物語仕立てだけど、
    実際に長野の病院のお医者さんでコロナに関わってたそうなので実体験がもとになってるんだろうねー
    過ぎてしまうと覚えてない、そうだったなあと思いながら読んだ。
    大変だったあの頃・・・

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    あんなに大変な思いをしたのに、もう忘れてしまっているのか…と、最近感じることがあります。
    マスク、咳エチケット、除菌…
    皆さんにも思い出して欲しいと思います。
    医療現場で頑張ってくださった方々がいたことを。

    0
    2025年02月05日

    Posted by ブクログ

    今となってはコロナはだいぶ落ち着き、そして対処も出来るようになったが、あの頃は途轍もない脅威に侵されまた誰もが疑心暗鬼になっていた。何を信じれば良いのか、どうしたら元の生活に戻るのか、果たして戻れるのだろうか…と。
    その中、最前線で命を救おうと懸命に戦った人たちがいる。そのことを私たちは覚えておかな

    0
    2025年01月15日

    Posted by ブクログ

    これは小説であって、小説ではない。
    コロナ最前線で命懸けで診療を続けた現場の医師の偽らざる記録であり、決して忘れてはならないドキュメントである。

    0
    2024年12月12日

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