命の砦
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命の砦

891円 (税込)

4pt

『神様のカルテ』に連なる勇気と希望の物語。

病む人がいるなら、我々は断るべきではない。

敷島寛治は長野県信濃山病院に勤務する四十二歳の消化器内科医である。令和二年二月、院長の南郷は横浜港に停泊するクルーズ船内のコロナ患者を受け入れることを決めた。呼吸器内科医も感染症専門医もいない地域病院の決断は、そこで働く人々と家族に大きな試練を与えることになる。敷島がコロナ診療チームに加わって二月後の四月上旬、保健所は信濃山病院の感染症病床を六床から十六床に増床するよう要請する。コロナ診療のすべてを小さな信濃山病院に背負わせようとする地元の体制に院内は紛糾するが…。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『レッドゾーン』を改題した文庫版です。

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臨床の砦 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • 臨床の砦
    704円 (税込)
    小さな病院は命がけでコロナに立ち向った。 『神様のカルテ』著者、最新作! 感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける 現役医師が自らの経験を克明に綴った記録小説! 「対応が困難だから、患者を断りますか? 病棟が満床だから拒絶すべきですか? 残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。筑摩野中央を除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?」――本文より ※この作品は単行本版として配信されていた『臨床の砦』の文庫本版です。 (底本 2022年6月発行作品)
  • 命の砦
    891円 (税込)
    『神様のカルテ』に連なる勇気と希望の物語。 病む人がいるなら、我々は断るべきではない。 敷島寛治は長野県信濃山病院に勤務する四十二歳の消化器内科医である。令和二年二月、院長の南郷は横浜港に停泊するクルーズ船内のコロナ患者を受け入れることを決めた。呼吸器内科医も感染症専門医もいない地域病院の決断は、そこで働く人々と家族に大きな試練を与えることになる。敷島がコロナ診療チームに加わって二月後の四月上旬、保健所は信濃山病院の感染症病床を六床から十六床に増床するよう要請する。コロナ診療のすべてを小さな信濃山病院に背負わせようとする地元の体制に院内は紛糾するが…。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『レッドゾーン』を改題した文庫版です。

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命の砦 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の過酷な医療従事者の状況を、忖度無い視点で描いた作品。

    これまでも、コロナ禍の状況を描いた作品はいくつもありますが、これは、より本音に踏み込んだ描き方で描写されていて、“リアルな本音だな”と思わずにはいられませんでした。

    確かに当時、感染者や感染地域のみならず、治療に当たっている医療従事

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    最前線でコロナ診療を行ってくださった先生方には、本当に感謝しかないです。

    「目の前の人に誠意を尽くす」人として大切なことを見せてもらいました。
    私もこうありたいです。

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    ○『命の砦』
    ※「レッドゾーン」(文庫本)を改題したもの
    ○著者名 夏川草介(なつかわそうすけ)
    ○カバーデザイン 山田満明
    ○カバーイラスト 石居麻耶
    ○小学館
    ○医療小説
    ○Audible にて。
    ◯どんな本?
    著者の実体験をもとに、コロナ禍の中で懸命に闘う医療従事者たちの勇気と苦悩がリアルに描

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    困っている人がいれば手を差し伸べなさい。
    医師だからではありません。人間だからです。

    この感性を持てるかどうかで、生き方が変わると思える。

    0
    2025年07月08日

    Posted by ブクログ

    臨床の砦の続編だが、敷島の仲間医師達のお話し。それぞれが未曾有の感染症コロナに向き合っていく姿勢を描いている。

    一言で医師と言っても色んな人がいるだろうし、それぞれに家族がいて違った立場にあるだろうに、何故にこの信濃山病院の先生は前向きなんだろう。何度も胸の熱くなる展開があった。

    コロナ感染者が

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    医療従事者である前に人であるから、家族が居て、守らなくてはいけない尊い存在がいる。そんな当たり前の事を忘れていた自分が恥ずかしくなった。そんな存在がいる中で、人々を助けるため未知の脅威に身を投じる。これほど美しく逞しい姿は他に無いだろうと思った。

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の、初めの頃のお話。
    正体が見えない恐怖、先の見えない不安に包まれたあの時の空気感を思い出しました。
    物語という形で書き残してくださったことをありがたく感じた物語でした。

    0
    2024年12月17日

    Posted by ブクログ

    最前線で戦ってくださった方に感謝しかない。
    忘れかけていたあの時をまだリアルに思い出せる今だからこそ
    この2冊は今読んで良かった
    誠実さとユーモアを忘れずに生きていきたい

    0
    2024年12月05日

    Posted by ブクログ

    各章ごと視点となる人物が変わるから
    同じ状況下でもそれぞれの環境と本音があって
    フィクションだけどリアルだった。

    未曾有の事態、普通でない。
    正しいことも正解もわからない。手探りでやるしかない。
    そういう時こそ最善を目指して尽くせるか。
    人間として当たり前で大切なことを忘れずにいられるか。

    『病

    0
    2024年12月03日

    Posted by ブクログ

    4年前のコロナ禍を思い出させる内容でした。
    今振り返ると本当にあの時代を生きていたのか?
    と自分に問いただしたくなるほど、記憶が薄れている。
    ただ現実に起こった事柄であり、あの出来事は将来に渡って伝えていく必要があると改めて感じた。
    ※夏川草介さんの小説は、人の心を奮わせる力があり読み終えた後は、誠

    0
    2024年12月01日

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