あらすじ
最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。(解説・佳多山大地)
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日々をなんとなく過ごしていても、何かに突き動かされて走り続けていても、大きな壁にぶつかって挫けそうになっていても、世界は回り続ける。
こじつけだし、ホラ話だし、それでも人は巡り巡って、今も世界を回し続けていると思う。
未来を向いて一歩ずつ歩いていける気がする。そんな小さいけど大事な勇気をくれた本です。
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やっぱり好きな伊坂ワールド。自分の知らないところで、誰かが誰かの役に立っている。気づかないけれど、自分は世界と関わっている。そう感じられる短編集だった。
カメオ出演で黒澤が出てきていて嬉しい!あと表題作で飛行機に乗っていた老夫婦はラッシュライフの老夫婦強盗かな。
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読書録「フィッシュストーリー」5
著者 伊坂幸太郎
出版 新潮社
p139より引用
“「私はもとから、あまり慕われていない
からな。そういう噂を流すと、みんなが飛
びついた。情報というのは、真実味や証拠
よりも、受け取る人間の需要に反応するん
だ」”
目次より抜粋引用
“動物園のエンジン
サクリファイス
フィッシュストーリー
ポテチ”
表題作を含めた、中編小説集。
同社刊行作、加筆・修正文庫版。
妻と娘と共に地下鉄で家に帰る男性。
人がそれ程いない車両の中で、学生達の
会話に含まれていた一つの単語が、彼の
記憶を引っ張り出した…。
(「動物園のエンジン」)
上記の引用は、古い山奥の村の、村長の
台詞。
人は、自分の信じたいものを信じる、と言
う事でしょうか。集めきれない程の情報が
あふれる今、情報の発信者に都合良く操ら
れないように、心がけておきたい台詞では
ないかと思われます。
不思議で切なくて少し泣ける、そんな
作品が好きな人向けの作品集。
「サクリファイス」の因習ミステリ感の
不気味さは、ホラーっぽくもありました。
過去作で登場した泥棒・黒澤が、またも
や登場どころか、話の中心になっていたり
もします。
何冊か著作を読んで今更ですが、著者は
作品世界を同じにする著作が多いようです
ので、出版順に読むほうが良さそうですね。
ーーーーー
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一見、独立した短編が集まっているだけかと思いきや、読み進めるうちに点と点が線で結ばれ、一つの大きなうねりとなって押し寄せてきます。この構成の美しさには、ただただ脱帽。笑いの中に潜む伏線が、最後には震えるほどの感動に変わる。伊坂幸太郎さんにしか描けない、計算し尽くされた「奇跡」を体験できる最高の一冊でした。
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それぞれ繋がるのか?と思いながら読んじゃったけど独立した短編でした。
ほかの作品とのリンクをちゃんと解説で言ってくれていて大変ありがたい。
「フィッシュストーリー」すごく好きだったなあ!瀬川さん!素敵!あとは「サクリファイス」と「ポテチ」での安定の黒澤ね、淡々としてて好き。今村と大西の話はここでしっかり出てくるんだなあと。「ポテチ」で尾崎がホームランを打つことで今村と大西が感動?してたのはちょっとあんまり分からなかったかも。
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4つの中編を収録。やはりこの人の作品は伊坂ワールドといっていいくらい独特で、人間模様がとびきり面白い。特に映画化にもなった【フィッシュストーリー】と【ポテチ】は読後感がとても温かい。
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「届けよ、誰かに。頼むから」
帯にも書かれていたこのフレーズがもう大好きで。メロディーのように口ずさみたくなります本当に最高です。笑
短編だけど読後にしっかりと重みも爽快感もどちらも味わえるような一冊でした。
タイトルにもなってる「フィッシュストーリー」はやっぱりホロッときましたし好きですが、他のどのストーリーも奇抜で面白いし、キャラクターも個性的で楽しい。
「ポテチ」に出てくる今村のお母さんと彼女の掛け合いが抱腹絶倒でした!今村、こんな二人が付いてるんだから大丈夫だよと言ってあげたい。いずれ二番煎じにならない世紀の大発見をしてくれることを期待しています。笑
あと他の伊坂さん作品でもあちこち顔を出す黒澤さんファンの方も必読です♪
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伊坂さんの中篇が四作収録されている作品。
この作品の前に、伊坂さんの『オー!ファザー』を読んでいたので、『ポテチ』の親子愛にグッときてしまいました。主人公の今村が抱えている悩みが少しずつ明かされていきますが、すべてがわかったとき、『タッチ』や『ポテトチップス』に感動する件がたまらなくなります。(特に若葉が「間違えてもらって、かえって良かったかも」というシーンは震えます)
『オー!ファザー』でも触れましたが、伊坂さんは血の繋がりに関係ない、親子の愛を色々な角度から描いていて、それはこれからもずっと、変わらずに在り続けものなのだという強いメッセージを感じました。
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どこかで読んだことがある内容だなと思いながら読みましたが、「終末のフール」と繋がっていたのかと、合点がいきました。
インディーズのバンドの一曲から、色々な連鎖を生んで地球を救う話です。
伊坂節がバリバリ効いていて、読んでいてワクワクが止まりませんでした。
終末のフールを先に読んでいましたが、個人的には著書から読んだ方が良かった気がしました。
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短編4編収録
フィッシュストーリーの短編が特に気に入った…
時代が早すぎて売れなかったバンド、最後のアルバム最後の収録から40年くらいの歳月をかけて繋がる物語。
バンドメンバーが自分達の曲から影響を受けて大きくなってほしいという夢が結果的に実現する話。そのベースには『僕の孤独が魚だったら…』の詩集がある。
のちのアイネクライネナハトムジークにも繋がる偶然の出会いの妙的作品であった。
その他の短編どれも毛色の違う伊坂ワールドで良かった…
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ラッシュライフの前に読んでしまったけど、よかった。
やっぱり伊坂作品は短編集のほうが好きかも。
伊坂先生らしいウィットに富んだ軽やかなユーモアが楽しい。
全体的に爽快感のあるお話で、読後感もよし。
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動物園のエンジン、サクリファイス、フィッシュストーリー、ポテチの4篇を収録。いつもながら、タイトルからは全く内容がわからない。読んだ後でも何だこれ。そういうところも伊坂幸太郎ワールド。人を喰ったような話の展開、とぼけているのか、天然なのか、意味不明な行動をする登場人物も他編と繋がりがあるのも、もうすっかり伊坂ワールドにハマっている自分には楽しい。
煙に巻かれたような、翻弄されているような、登場人物たちだけでなく、読者も一緒にフワフワできるのが楽しいのか。黒澤は今回も活躍するけど。ロックバンドでメジャーで夢見る話、作家で賞を取れたらいいなとか思って書いたのかしら。仙台の野球チームはどう思っているのかな、とか、作家伊坂幸太郎の心中を探りたくなるような展開も魅力的。
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表題作を含む中短編集。久しぶりの再読。
過去の伊坂作品に出てくる人だったり言葉だったりが所々に潜んでいて、往年の伊坂ファンは思わずニヤついてしまいそう。
表題作の『フィッシュストーリー』も良かったけど、個人的には『ポテチ』が好き。今村がいい奴すぎて、それに負けず劣らず黒澤がかっこよすぎて、めっちゃ泣いてしまった。弱いんですよ、スポーツものって。
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黒澤さん出演作品の短編集。
サクリファイス、ポテチ…。
それ以外もなかなか良かった。
動物園のエンジンも良かった。
やっぱりユーモアがあるね。
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フィッシュストーリーの冒頭の文章『僕の孤独が〜違いない』の部分。誰が書いたどんな小説なんだろう?と調べた人、多そう。もちろん私も調べましたよ笑
ポテチ。車の中で今村が塩味とコンソメ味を間違えて渡してしまったシーン。そして今村が号泣したシーン。思わず唸った。
さすが伊坂さんだなぁ
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「フィッシュストーリー」と「ポテチ」は昔映画で観ていた。映画は「フィッシュストーリー」の方が好きだったけど、原作は「ポテチ」の方が心にくるものがあった。
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良かった〜〜
伊坂幸太郎は長編ばかり読んでいて、短編は初めて読んだけどエッセンスがギュッと詰まっていて、より印象に残った気がする。
フィッシュストーリーは、不思議な曲が繋ぐ運命の物語。ピタゴラスイッチのような爽快感。時系列がバラバラだったが、これくらいならスッと理解もできて気持ち良い。橘さん、あのあと瀬川さんから両親の出会いと曲のこと聞けたかな?聞いてて欲しいな。
ポテチも良かった。
尾崎のホームランで救われたのかな?お母さんはもちろんその事実は知らないわけで…
でもあれかも。プロ野球選手って生まれつきなるもんじゃなくて、プロ野球選手に育てる親の努力も必要だろうから、あんま深く悩むなよって言ってあげたいな。
Posted by ブクログ
この小説の雰囲気は私にはそこまでハマらなかったものの、最後まで楽しく読むことができた。
正確には星3.7くらいのイメージ。
最後の「ポテチ」は、読み切ってからポテチのシーンをもう一度読み返して鳥肌が立った。なんと言うか、この回りくどさのようなものがすごく秀逸だなと思う。
また、最初の「動物園のエンジン」はかなり好きだった。オチもすごく私の好きな感じだった。
このまま伊坂作品をどんどん読んでいきたい。
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<目次>
略
<内容>
4つの短編からなる。伊坂ワールドの、なんとも言えない読後感に襲われる内容。伊坂ワールドでは珍しく、ハッピーエンドが多いか?
Posted by ブクログ
どの作品にもどことなくしんみりした空気の中の明るさを感じました。淡々と描かれているようでいて、人情味のあるキャラクター達が魅力的に写ります。表題作が特に好みでした。バンドが最後のあがきで出した一曲が、当人達も知らないところで世界を救っていたなんていう不思議な縁に、世界ってそんな縁の積み重なりなのだろうと思いました。小さな出来事が大きな世界を救う、バタフライエフェクトの運命的な効果を感じます。
Posted by ブクログ
再読
フィッシュストーリー、ホラ話
伊坂ワールドを好きには堪らない
他愛もない会話からもテンポの良いやりとりとユーモアを感じられる
短編でも繋がりがあって面白く人気キャラも度々出てくるので嬉しい
やっぱり面白かった
Posted by ブクログ
伊坂さんが好きなキャラで他の作品にも出てくる黒澤を見るためによんだ。全く違った色の話が4つほど続いておりそれぞれ少しづつ繋がっている。単なる強盗がある街の風習に興味をもち虜になる姿が人間味あふれていた
Posted by ブクログ
短編集は久しぶりに読んだが、たまに読むといいなと改めて思わされた。
父がボブディランやストーンズ、ビートルズが好きで私も幼い頃から聴いていたのでフィッシュストーリーで出てきてなんだか嬉しくなった。
作中に出てくる黒澤という人物は別の小説でも出てくるようなので、そっちも読んでみようと思う
Posted by ブクログ
〜1周目〜
2025.10.27
あまり短編集は読まないから久しぶりの感じだった。
小さい伏線がちらほらあるのと他の小説で出てきた人物が出てくるのが伊坂幸太郎という感じがする。
話としてはポテチが一番好きだった。
Posted by ブクログ
再読本だったけど、細かいところは覚えてなくて楽しめた!フィッシュストーリーがおもしろかった。
前回あまり刺さらなかった気がするけど、今回はポテチもすごいよかった。母からみた息子として感情移入するからかな?久しぶりの伊坂さんでした!