【感想・ネタバレ】フィッシュストーリー(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。(解説・佳多山大地)

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感情タグBEST3

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やっぱり好きな伊坂ワールド。自分の知らないところで、誰かが誰かの役に立っている。気づかないけれど、自分は世界と関わっている。そう感じられる短編集だった。

カメオ出演で黒澤が出てきていて嬉しい!あと表題作で飛行機に乗っていた老夫婦はラッシュライフの老夫婦強盗かな。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

読書録「フィッシュストーリー」5

著者 伊坂幸太郎
出版 新潮社

p139より引用
“「私はもとから、あまり慕われていない
からな。そういう噂を流すと、みんなが飛
びついた。情報というのは、真実味や証拠
よりも、受け取る人間の需要に反応するん
だ」”

目次より抜粋引用
“動物園のエンジン
 サクリファイス
 フィッシュストーリー
 ポテチ”

 表題作を含めた、中編小説集。
同社刊行作、加筆・修正文庫版。
 妻と娘と共に地下鉄で家に帰る男性。
人がそれ程いない車両の中で、学生達の
会話に含まれていた一つの単語が、彼の
記憶を引っ張り出した…。
(「動物園のエンジン」)

 上記の引用は、古い山奥の村の、村長の
台詞。
人は、自分の信じたいものを信じる、と言
う事でしょうか。集めきれない程の情報が
あふれる今、情報の発信者に都合良く操ら
れないように、心がけておきたい台詞では
ないかと思われます。
 不思議で切なくて少し泣ける、そんな
作品が好きな人向けの作品集。
「サクリファイス」の因習ミステリ感の
不気味さは、ホラーっぽくもありました。
 過去作で登場した泥棒・黒澤が、またも
や登場どころか、話の中心になっていたり
もします。
何冊か著作を読んで今更ですが、著者は
作品世界を同じにする著作が多いようです
ので、出版順に読むほうが良さそうですね。

ーーーーー

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2026年02月04日

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伏線の多い作品で面白いです。
『フィッシュストーリー』は、時を超えて話が繋がっていくストーリーは個人的に大好きです。
『ポテチ』早々に想像できたストーリーだが「間違えてもらって、かえってよかったかも」涙の理由がわからなかったけど、読み返して感動。

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2025年03月08日

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短編集かと思ったら、話に繋がりがあり感動しました。またラッシュライフで登場した人物も再登場して、その中で前作で少ししか描かれたかった人物が活躍した話がこれまた最高でした。
笑いあり、感動ありで伊坂幸太郎さん最高!!

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2025年01月23日

Posted by ブクログ

伊坂ワールドでした〜!
短編でキリが良いものばかりではないですが、いろんな解釈が出来る終わり方も良い。
最後のポテチのお話は突き刺さるね。伏線が最高でした。
ポテチってタイトルも納得。


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2025年01月03日

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表題作を含む中短編集。久しぶりの再読。

過去の伊坂作品に出てくる人だったり言葉だったりが所々に潜んでいて、往年の伊坂ファンは思わずニヤついてしまいそう。

表題作の『フィッシュストーリー』も良かったけど、個人的には『ポテチ』が好き。今村がいい奴すぎて、それに負けず劣らず黒澤がかっこよすぎて、めっちゃ泣いてしまった。弱いんですよ、スポーツものって。

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2026年03月14日

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読み終えた後に短編集だと知る。
読みやすかったです!特に「ポテチ」が印象的だった。これからも尾崎には頑張って欲しい。

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2026年01月01日

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ネタバレ

黒澤さん出演作品の短編集。
サクリファイス、ポテチ…。
それ以外もなかなか良かった。
動物園のエンジンも良かった。
やっぱりユーモアがあるね。

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2025年10月10日

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フィッシュストーリーの冒頭の文章『僕の孤独が〜違いない』の部分。誰が書いたどんな小説なんだろう?と調べた人、多そう。もちろん私も調べましたよ笑

ポテチ。車の中で今村が塩味とコンソメ味を間違えて渡してしまったシーン。そして今村が号泣したシーン。思わず唸った。

さすが伊坂さんだなぁ

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2025年09月24日

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「フィッシュストーリー」と「ポテチ」は昔映画で観ていた。映画は「フィッシュストーリー」の方が好きだったけど、原作は「ポテチ」の方が心にくるものがあった。

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2025年09月05日

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ネタバレ

良かった〜〜
伊坂幸太郎は長編ばかり読んでいて、短編は初めて読んだけどエッセンスがギュッと詰まっていて、より印象に残った気がする。
フィッシュストーリーは、不思議な曲が繋ぐ運命の物語。ピタゴラスイッチのような爽快感。時系列がバラバラだったが、これくらいならスッと理解もできて気持ち良い。橘さん、あのあと瀬川さんから両親の出会いと曲のこと聞けたかな?聞いてて欲しいな。
ポテチも良かった。
尾崎のホームランで救われたのかな?お母さんはもちろんその事実は知らないわけで…
でもあれかも。プロ野球選手って生まれつきなるもんじゃなくて、プロ野球選手に育てる親の努力も必要だろうから、あんま深く悩むなよって言ってあげたいな。

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2025年08月29日

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 売れないロックバンドの一曲が未来で世界を救うことになる表題作を含む四編が収録された中編集で、どれも外れ無しの面白さで特に表題作と『ポテチ』は「様々なことが巡りめぐって迎えるラスト」の完成形と言って良いぐらいクオリティが高かった。

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2025年08月10日

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「僕の孤独が魚だとしたら」
表題作のフィッシュストーリーが好みだった
まるでバタフライエフェクトのような、世界を少し変えるような、じんわり心が温まるお話だった

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2025年07月25日

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「ポテチ」が一番印象的だった!

中篇4作ともどれも読みやすくも読み応えもあり面白かった。「ポテチ」の今村がとても愛せるキャラクターで、物語のラストは少し涙ぐんだ

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2025年07月06日

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伊坂さんの安定のストーリー4本でした。特にポテチが良かったかな。途中でオチは想像が付いたけど、それでも最後の情景はとても美しく表現されていて涙を誘った。

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2025年06月21日

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恐らく初めて読んだ伊坂幸太郎さん作品で、繋がっていることがすごくおもしろくて何度も色んな順番で読んだ記憶がある。自分で相関図も書いて楽しんだな

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2025年04月11日

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シリアスからのホッコリで楽しい小説

ここにもあそこにも伏線。どの話も最後に、うわあそこと繋がるのか〜と感心させられた。
そして読み終えた後の満足感たるや、、これを味わえるから伊坂さんの小説はやめられません。中毒です。

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2025年02月08日

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突飛な妄想と思いきや案外本当にそうだった、みたいな流れとか
張り巡らされた伏線を回収して最後にほっこり切ないラストとか
伊坂幸太郎の世界観にどっぷり浸かる感じ。
大好き。

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2025年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

松岡茉優案件。
大好きな俳優の松岡茉優が本好き、読書好きと知り、彼女が読んだであろう本を、僕も読んでみようと思ったことが僕の読書動機。この文庫本に収められている『ポテチ』の映画版に“若かりし”彼女が出演していた。当時の彼女へのインタビュー記事には、伊坂幸太郎の物語は以前から読んでいたという趣旨の話が載っていた。具体的なタイトルの記述がなかったので、僕はこれから入手可能な伊坂幸太郎の物語を読み続けることにした。僕にとって伊坂幸太郎は、まだ2冊目。1冊目は『仙台ぐらし』エッセイ集だった。
 
『動物園のエンジン』
冒頭の一編は、いわばアイドリング状態。手ごたえを掴み損ねてしまったのは残念だけど、それは読者としての僕の至らなさ。申し訳ありません。

『サクリファイス』
黒澤が「こもり様」として取り込まれてしまう物語なのかと思った。安部公房かよ、と、早合点。
エンディングの「だから?」それを言っちゃお終いかも。黒澤の執念というか、彼は確信を得たいと思っていただけ。職業柄かな。

徐々にシフトアップ。

『フィッシュストーリー』
“ほら話”語源は釣果を話すときに“盛って”しまう釣り人の習性から、ってことでしょうね。面白い。
「争いは全部、正義のために起こるんですよ」
正義とは個々の解釈だし、それなら個々の胸の内だけで、やりくりしなければならない。“正義”とは、わがままを正当化する常套句。押しが強いね。
「届けよ。誰かに」切実。僕も届けたい。「誰かに」とは言わない。僕には具体的に、届いてほしいと願う「誰か」がいるから。
おすすめしたい快作。

トップギアまでシフトアップ。
心地良いクルージング。

『ポテチ』
予備知識をまったく持たずに読み始めるのは常のこと。ふたたび黒澤が登場で、お、となった。読み終えて知ったのは黒澤のこと。彼は他の物語にも登場するらしいですね。今後のためにも予備知識はこれくらいにしておく。
映画版は観ていないけれど、主要キャストだけは、どうしても見聞きする機会があり、彼らをイメージしながら読んだ。一際、情景が脳裡に浮かんだ。
終盤の野球観戦の場面で、今村の運命の秘密が明らかになってゆく展開には、不覚にも泣かされてしまうという想定外の事態。渾身の一打を目の当たりにした。

トップギアから気持ちよくシフトダウンが決まった心境。穏やかに減速して日常への回帰。

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2024年03月10日

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再読
フィッシュストーリー、ホラ話

伊坂ワールドを好きには堪らない
他愛もない会話からもテンポの良いやりとりとユーモアを感じられる

短編でも繋がりがあって面白く人気キャラも度々出てくるので嬉しい

やっぱり面白かった

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2026年03月21日

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伊坂さんが好きなキャラで他の作品にも出てくる黒澤を見るためによんだ。全く違った色の話が4つほど続いておりそれぞれ少しづつ繋がっている。単なる強盗がある街の風習に興味をもち虜になる姿が人間味あふれていた

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2026年03月20日

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短編集は久しぶりに読んだが、たまに読むといいなと改めて思わされた。
父がボブディランやストーンズ、ビートルズが好きで私も幼い頃から聴いていたのでフィッシュストーリーで出てきてなんだか嬉しくなった。
作中に出てくる黒澤という人物は別の小説でも出てくるようなので、そっちも読んでみようと思う

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2026年02月07日

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ネタバレ

面白かった。
「僕の孤独が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと獰猛さに、鯨でさえ逃げ出すに違いない」という言葉が好き。

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2025年11月27日

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ネタバレ

〜1周目〜
2025.10.27
あまり短編集は読まないから久しぶりの感じだった。
小さい伏線がちらほらあるのと他の小説で出てきた人物が出てくるのが伊坂幸太郎という感じがする。
話としてはポテチが一番好きだった。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読本だったけど、細かいところは覚えてなくて楽しめた!フィッシュストーリーがおもしろかった。
前回あまり刺さらなかった気がするけど、今回はポテチもすごいよかった。母からみた息子として感情移入するからかな?久しぶりの伊坂さんでした!

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2025年10月24日

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フィッシュストーリー&ポテチは映画で先に鑑賞済み。フィッシュストーリーは短いせいか映画の方が良かった。

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

伊坂作品にしては少し物足りない。

しかし、どの作品もそれなりに楽しく引き込まれるのも確か。

表題作「フィッシュストーリー」よりも断然「ポテチ」が好きだ。またもやグッときた。

最近涙腺が緩い。すぐグッとくる。

「だから何なのだ」と黒澤に言われそうだ。

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2025年04月06日

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ネタバレ

★3.5
ポテチが面白かった
まさか子供を取り間違えてたとは。
プロ野球選手と泥棒
ポテチを取り間違えたときに今村が泣いてたのは自分の境遇に重ねてしまってたからだっていうのが解説を読んでわかった

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

初めて伊坂幸太郎さんの本に触れました。
ポテチも良かったですが、
1番初めの、エンジンのトリックが面白すぎます。
ちゃんと騙されたのが、少し悔しくも楽しかったです。

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2025年03月10日

Posted by ブクログ

人気作家伊坂幸太郎の短・中編集。
「動物園のエンジン」
「サクリファイス」
「フィッシュストーリー」
「ポテチ」
の4つの物語が味わえます。

どれも楽しめる作品でしたが、
僕はなかでも「ポテチ」がよかったです。
ヒロインのさばさばしてユーモラスな物言いが
魅力的なキャラクターにしている。
空き巣という犯罪とヒューマンドラマが重ね合わされていて、
伊坂幸太郎ならではのくだけた感じと相まって、
読む楽しみを十分に感じながら、
引き込まれる読書体験になります。
こういうのを読むと、文章を読んでいても、
漫画を読んでいるかのように文字の存在を忘れながら
ストーリーを追う感じになります。
夢中、という状態ですね。

また、
「フィッシュストーリー」で語られる正義についての哲学は、
僕も何度か「善」については考えていて、
自作短編で編み込んだこともありますから、
目新しい考察とは感じ得ませんでしたが、
当時の伊坂幸太郎の年齢でちゃんと考えて答えを出しているなと
思考力の強さを感じました。
彼は確か法学部卒業でしたから、
余計、正義とか悪とか勉強し、考えてきているのでしょう。

と、まあ、さきほども書きましたが、夢中、という状態になること。
そう読者がなるには、言葉の言い回しや文体など、
どうしたらいいのかを今度書くときにも考えてみようかなあと思います。
言葉で語りすぎず、言葉になっていない状態の語るべきことを想像させる。
そりゃ、ストーリーや描写などは読者の想像にまかせるわけにはいかないでしょうけれども、
うまく読者の頭の中にできあがる言葉未満の空白を操作するというか、
そんな技術も書き手は持てるんだろうなあと思いました。

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2025年07月15日

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