1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)
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1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

その誰かは、そこにあるものが本当にあることを確認するために、彼の幅広い手をいっそう強く握りしめた。長く滑らかな指、そして強い芯を持っている。青豆、と天吾は思った。しかし声には出さなかった。彼はその手を記憶していた。──青豆と天吾、二人は「物語」の深い森を抜けてめぐり逢い、その手を結び合わせることができるのか。ひとつきりの月が浮かぶ夜空に向かって……。

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1Q84(新潮文庫) のシリーズ作品

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1~6件目 / 6件
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    1Q84年──私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。……ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれて、主人公・青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    ふかえりはきっと特別な存在なんだ、と天吾はあらためて思った。ほかの少女たちと比べることなんてできない。彼女は間違いなくおれにとって、何らかの意味を持っている。それなのにどうしてもそのメッセージを読み解くことができない。……『空気さなぎ』、宗教集団さきがけ、リトル・ピープル、そして夜空に浮かぶ月。謎に満ちた「1Q84年の世界」を生きる天吾と青豆の運命は──。
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)
    完結
    781円 (税込)
    心から一歩も外に出ないものごとなんて、この世界には存在しない──君たち二人の運命が、ただの成り行きによってここで邂逅したわけではない。君たちは入るべくしてこの世界に足を踏み入れたのだ。この1Q84年に。……雷鳴とどろく夜、青豆はさきがけのリーダーから「秘密」を明かされる。天吾と父親の宿命的な再会、そして猫の町。二人が迷いこんだ世界の謎はまだ消えない。
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)
    完結
    693円 (税込)
    青豆に言わなくてはならないことがいくつもあった。しかし今ここで天吾にできるのは、ただ名前を口にすることだけだ。青豆、と彼は呼びかけた。それから思い切って手を伸ばし、空気さなぎの中に横たわっている少女の手に触れた。……天吾と青豆、空に二つの月が浮かぶ1Q84年の世界で、二人はもう一度めぐり逢えるのか。深い森の中へ分け入るように、物語は続いて行く──。
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    青豆は「さきがけ」のリーダーが最後に口にした言葉を覚えている。「君は重い試練をくぐり抜けなくてはならない。それをくぐり抜けたとき、ものごとのあるべき姿を目にするはずだ」。彼は何かを知っていた。とても大事なことを。──暗闇の中でうごめく追跡者牛河、天吾が迷いこんだ海辺の「猫の町」、青豆が宿した小さき生命……1Q84年、混沌の世界を貫く謎は、はたして解かれるのか。
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    その誰かは、そこにあるものが本当にあることを確認するために、彼の幅広い手をいっそう強く握りしめた。長く滑らかな指、そして強い芯を持っている。青豆、と天吾は思った。しかし声には出さなかった。彼はその手を記憶していた。──青豆と天吾、二人は「物語」の深い森を抜けてめぐり逢い、その手を結び合わせることができるのか。ひとつきりの月が浮かぶ夜空に向かって……。

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1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分史上最長の長編だったので読み終えた後は達成感。。となっていた。

    最初はどこに向かっているかわからない物語が中盤から青豆と天悟の2人の純愛物語と理解すると続きの展開が気になってページをめくる手が止まらなかった。

    村上春樹にしてはかなり綺麗にまとまっている終わり方になっていて読み終えた後はそこま

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    ひとつのことがきっかけとして、良くも悪くも大きく世界が変わってしまうことは実際にあると思う。それでも共に生きていけると思えるような誰かと巡り会って、世界も変えてしまいたいよな

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    全6冊、読み終わりました。村上春樹作品の雰囲気は残しつつ、哀愁は少なめで、とても素敵な物語でした。物語の解釈はいろいろあるのだろうなと思いつつ、比較的分かりやすい作品のように思います。久しぶりの村上春樹さんの作品、楽しませていただきました。

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    ありえないのに、それがあり得ることもあり得なくないのかなってふと思っちゃうくらい自然な描写で描かれていてすごく良かった。
    やっぱり村上春樹は、1人の人間についてどんなに描写しても、どこかしらに謎を残したり説明せずに寂しさとか孤独を表すのがうまい。 
    なんだろう、天吾と青豆は夢想家でもないのに、小さい

    0
    2024年09月27日

    Posted by ブクログ

    村上ワールドが終始すごかった。よくある現実世界に設定が付け足されたようなものではなく、著者によりまったく新しい世界が構築されている。しかしかといって、遠く離れた空想的な世界の物語のようにも感じさせない。まるで自分が主人公らとともにその世界に移動したことを錯覚させる、吸引力がその物語にあった。今夜月を

    0
    2024年09月06日

    Posted by ブクログ

    どこまでいってもラブストーリー
    でも本当に上質なラブストーリー
    キュンやエロスでかたずけちゃいけない 純度がものすごく高い
    読めてよかった
    まるで長いマラソンを走り終えたような、がない質の高い睡眠からの起床にも似ているかもしれない
    すっきり 気持ちが良い けど道中いろいろなおそろしいものを見たけど 

    0
    2024年08月14日

    購入済み

    嬉しい

    村上作品が電子書籍になり、クーポン等で割引で購入できるなんて、なんていい時代なんだ。
    電子書籍を了承してくれた著者と版元に深く感謝。
    いつでもどこでも村上作品が読める。大きなタブレットでじっくり読める。幸せ

    0
    2023年01月01日

    Posted by ブクログ

    村上さんの有名な代表作
    1度読んでみようと思っていました

    騎士団長殺しに似ていると思うところも多く
    不思議ワールド
    スピ的なところも多いので好みが分かれる作者さんだなと思います

    0
    2025年06月19日

    Posted by ブクログ

    初めての村上春樹の作品。中2から読んだから、ほぼ10年かけて読んだ伝説の小説
    村上春樹の小説の読み方が分からず、抽象的な表現が多い本でもあることから、読み終わった時に掴みどころのない感覚を味わった記憶がある。
    もう少し歳をとってから時間をかけて読みたいと思える作品

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

    青豆と天吾が1Q84年(猫の街)を抜け出せたようで良かった。ふかえりやタマル、老婦人たちのその後が気になる。
    読み始めた時はここまでファンタジーだと思っていなかった。ふわふわした感覚で読み進めるうちに面白くなってきて、最後は結構あっさり終わったなと思った。

    0
    2025年02月04日

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