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青豆に言わなくてはならないことがいくつもあった。しかし今ここで天吾にできるのは、ただ名前を口にすることだけだ。青豆、と彼は呼びかけた。それから思い切って手を伸ばし、空気さなぎの中に横たわっている少女の手に触れた。……天吾と青豆、空に二つの月が浮かぶ1Q84年の世界で、二人はもう一度めぐり逢えるのか。深い森の中へ分け入るように、物語は続いて行く──。
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Posted by ブクログ
美しい抽象的な比喩と引用がやはり凄まじい。 抽象者を残した表現は読者に咀嚼することを要求し,それはある種の煌めきを見つけることや発見に近いなにかを引き出す そして映画の比喩も素晴らしい 時代感とその場の雰囲気のわからなさ それこそがそれをよりそのシーンにしている これは美しい また,父親と青豆と...続きを読むふかえりと。 それぞれが単調に進んで変わっていく様がとても美しい。 空気さなぎは何を指し示すのか,どうして我々の前に現れるのか.精神的な弱さが弱点な人間は果たしててんごだけなのか. 物語の濃淡は驚くほどに濃く,ストーリーは単調である. そのキャップがある種時間の経過間隔を危うくさせてしまうのがすごくリアルで鮮明な読書体験を産んでいる。 変化は進化を指し示すのか,それとも退化を指し示すのか。 何かの形がいじられるということはどのような影響を及ぼすのか. また,ここにきて鮮明に描かれたメタ構造がとても美しい. 創作をするという行為の当事者意識や,それを描くことでそれに否応なく関わってしまうということを自覚させられた村上春樹の哲学が読み取れる。 そして,それがある種、雷であるとか雨であるとか,はたまた曇りであるとか。 そんなものが指し示す物語のいく先を理解した人物が存在するということがとても面白い 危うい存在がその危うさを言語化できないのもリアルで良い。 物語の当事者はどうして物語がそのように転がるのかそこまでは認知できないのがこの物語の展開において親切なガイドであり且つその奇妙さを深掘りさせている。素晴らしい技法である
さあ、青豆はどうなるのか。 この世界はいったい何なのか。 ようやく、空気さなぎやリトルピープルの姿が見えてきたけれど、それがいったい何を意味するのかは不明です。残り2冊を楽しんでいきます。
どうにかして青豆と天吾を会わせてあげたい。 そんな思いが強くなっていった。 最後の二つの章があまりにも鮮烈で 衝撃的だから。 共通するのは自分の中の 真実、本当をまっすぐに受け入れているところ。 かすかに光明はあるのか。 今日、第5巻も手に入れたから 明日の朝、扉が開かれる。
物語が佳境に入り、様々な謎や事実が明らかにされ進展したので、一気に読み進めてしまうほど面白かった。謎がとき明かされる一方で新たな謎も生まれ続ける、、、どう終わるのか楽しみ。 2人の世界がぐんぐん重なるように近づいていく様子がよかった。とうとう22章と23章の「天吾くん」 の呼びかけが連動していそう...続きを読む。 天吾の空気さなぎが現れたのは怖かった、、、 青豆は死んだのかどうなったのか、気になる終わり方。
深い
他のレビュアーさんも書かれているように、現実なのかそうじゃないのか。 主人公達がどうなっていくのか、とても深い。 でも楽しい
青豆と天吾がこれからどうなっていくのか。 他にも不思議な点がいくつかでてきた、それがBOOK3でわかるようになるのかな? 現実世界のようでなんかちょっと違う世界が面白い。
いよいよ、青豆と天吾の世界が重なる展開。 新興宗教団体のリーダーは、本当の「黒幕」ではなかった。 彼もまたリトル・ピープルに利用される存在だったということがわかるのだが… リトル・ピープルは超自然の存在。 ヤギの死体から現れたり、人数も自在に変えられたり。 宗教コミューンの暗部に切り込んでいく社会...続きを読む派小説と思っていたので、突然のファンタジー展開にやや戸惑う。 青豆がふかえりの「空気さなぎ」を読むことで、不可解なリトル・ピープルや空気さなぎのこと、1Q84という世界のことが少しわかってくる。 リトル・ピープルは選ばれた少女に空気さなぎを作らせ、そこに彼女とうり二つの「ドウタ」を作らせる。 ドウタはマザ(元の少女)のレシヴァ(受信者)となり、知覚をパシヴァ(知覚者)であるマザに送る。 生きているドウタは、リトル・ピープルの世界とこの世をつなぐ通路となる。 ドウタの眼ざめにより、月は二つになり、それぞれにマザとドウタの心を映すようになる。 ドウタを失うとマザは、心の影を失う。 これが「空気さなぎ」の物語で、「1Q84」冒頭から出てきた二つの月の謎がやっと解ける。 ふかえりの美しい耳の描写がやけに生々しくされるのが気になっていたが、それは彼女がパシヴァだからであり、彼女の父(さきがけのリーダー)が「聴くもの」であったことと関わっているのだとやっと理解した。 天吾が手を入れて公開したふかえりの「空気さなぎ」は、彼らの世界支配への「ワクチン」になりうるために、天吾の周辺の人たちを消していく。 認知症になっていた父が危篤状態になり、駆け付けた天吾は、そこで空気さなぎから青豆が生まれていくのを目にするところで、この巻は終わる。 生身の青豆と天吾はまだ出会えていないが、たぶん早晩出会うことになるだろう。 決して単なるハッピーエンドには終わらないだろうという予感がする。
この巻で話がかなり壮大になったと思う。今までの4作中、際立って良かったポイントは思いつけないものの、青豆と天吾の再会に身を焦がれ続け、ページを繰る手が止まらなくなるような面白い一編だった。またすぐに5を買いに出向こうと思う。
ここまで読んで面白かった。1番面白いと思うのは全てが全部繋がっている感じと、孤独な人の願いと希望。ストーリーの設定に無駄なく伝えたいことが絡み合って一つの作品としてできてる感じがする。
壮大な物語が各巻に分割されている場合、その各巻についての独立した感想は特にない。ただ全体として非常に面白い展開になってきている。
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1Q84(新潮文庫)
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