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ふかえりはきっと特別な存在なんだ、と天吾はあらためて思った。ほかの少女たちと比べることなんてできない。彼女は間違いなくおれにとって、何らかの意味を持っている。それなのにどうしてもそのメッセージを読み解くことができない。……『空気さなぎ』、宗教集団さきがけ、リトル・ピープル、そして夜空に浮かぶ月。謎に満ちた「1Q84年の世界」を生きる天吾と青豆の運命は──。
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Posted by ブクログ
天吾がふかえりにムネの形が綺麗に見えるセーターを着るようにと指示を出す。それは記者に好印象を与えるからだと。(この場合の記者は男性) ふかえりは言われた通り夏物の、まるで出来立てほやほやのような美しいムネが浮かび上がるセーターを着て記者会見に臨む。記者は予想通り好印象で、大半の記者がふかえりに対して...続きを読む穏やかな記事を書いた。胸は男性にとって(女性にも言えるが)、母性の象徴ではないだろうか。子供は母親に対して結局抗わず、安心感を与える母に対して好意を持っている。記者がムネの美しいふかえりに好印象を抱いたのも、ただのエロスの象徴ではなく、母性の象徴からきたのではないだろうか。少なくとも天吾は母親に対して憧れがあり、それをふかえりに投影しているようにみえる
すごくよかった 自分は青豆と自分重ねてしまってるかもしれない 青豆と環 その関係がわたしにもあった 痛いくらい重なる 性的な描写多いのにどれも綺麗 性的というよりプラトニック すごく一気に引き込まれる世界観 人が欲しくなる 触れたくなる しばらく抜け出せない
最高
言葉遣い、単語のチョイス、表現、いいまわし。全てが最高。 そして読み返すたびに、新しい発見がある。 村上さんの小説が、電子書籍でいつでもどこでも読める世界が素敵
Audibleで聞く読書。 10年ぶりに足を踏み入れた「1Q84」の世界は、新たな発見の連続だった。 一回読んだはずだが、忘れてしまったこと。 なんとなく覚えてはいたが、改めて気がついたこと。 杏が朗読する青豆の世界。 柄本時生が朗読する天吾の世界。 交わるはずのない二人の世界が少しづつ...続きを読む近づいていく。 幼き時に家族と別れる決断をした青豆は、必要最低限の人間関係の中で生きてきた。 だが、数少ない大切な人と悲しい別れを経験しなければならなかった。 そのことがきっかけに、もう一つの仕事の世界に足を踏み入れることになる。 予備校で数学の教師をしている天吾にも、幼少期の辛い体験があった。 数学の世界にのめり込むこと。 結論のない文学の森に入り込むことで、これまでバランスを保って生きてきた。 二人はそれぞれの生きる現実で、抗いがたい大きな出来事に巻き込まれていく。 優れた文学作品は、それを読むこと自体が人生の追体験になる。 世界を魅了し続ける村上春樹の世界に浸る幸せを感じる。
少しずつ2つの世界線の繋がりが露わになってきた。そして読んでいく中で、村上さんはやっぱり一人一人の人間に魂を吹き込むのが上手だなと思った。豊富な知識と独自の感性を登場人物に吹き込んでまるで実在する人物であるかのような、また、私たちが彼らの生き方に憧れを感じさせるような、そんな人々が出てきてつい入り込...続きを読むんで抜け出せなくなってしまう。次が気になる作品です!
リトル・ピープルが何なのかすごく気になる…。 二人の物語がどんどん 繋がってきたり謎が深まったり 一つ一つの表現がオシャレで読んでいて飽きない。 やれやれ。
少しづつだが二人の物語が交差してきた。 天吾と青豆の過去が繋がってきた。 リトルピープルは形のない存在とふかえりは 言っていたのだが、その正体を知ることはあるの だろうか今後が楽しみです。 宗教の存在が特に物語に強く反映されています。 舞台背景も、現実で起こった事件とか団体をモチーフにしている節があ...続きを読むります。 二つの月とリトルピープル、lunaticとinsane、 さまざまなワードが出てきますね。
読みやすい。あと自分がいる世界が分かんなくなる話とか、自分が1番怖いのは自分自身とか、過去の蓄積で成り立つ現在とか登場人物同士で交わされるテンポはいいけどちょっと深めの会話の内容が読んでておもろい。ただやっぱし性的描写が多い。オーウェルのビックブラザーネタが織り込まれてるのもよい。
注! 内容に触れていますが、あえてネタバレ設定にしていません。 『BOOK1後編』は、面白さが加速する。 いや。ストーリー自体は『BOOK1前編』と同じく、天吾は10歳上の人妻にタマを弄ばれているだけだし、青豆は相変わらずあゆみと男漁りだ(^^ゞ ただ、その合間、合間に、少しずつ、少しずつ、話...続きを読むが進み、その話と話が噛み合っていく感じが、読んでいて楽しい。 村上春樹は、その辺りが本当に上手い。 ぶっちゃけ、村上春樹っていうのは、あくまで人気作家であって。世間で言われているような大作家や文豪みたいなタイプの作家ではないように思う。 昔もそうだけど、ネット等情報が反乱する今みたいな世の中では、ひとたび「それがすごい」となれば、猫も杓子も長いものには巻かれていればいいとその情報になびくことで、「すごいそれ」はさらに評価が上がっていく。 今の世間にある村上春樹の評価の大半はそういうものだ。 これから村上春樹を読んでみよう思っている人、あるいは、小説の面白さに目覚めていろいろ手を出している中で著者の本を手に取った人は、村上春樹だって、所詮は数いる作家の一人にすぎなくて。 仮に、村上春樹の小説が面白くなかったとしても、無理して「すごく面白かった」なんて感想を書く必要なんてないんだと頭に入れた上で読んだ方がいいように思う。 (もっとも、「面白かった」と書いた方が、面白くなかったのに「面白かった」と書いた多くの人たちから「いいね」は貰えるんだろうけどさw) いや。それは、村上春樹を決してクサしているのでない。 というのは、村上春樹が書く小説というのは、今の小説の主流である、読者に至れり尽くせりすぎるエンタメ小説というのとはビミョーに違うのだ。 現在、多くの人に読まれている作家の小説のように、読者の気持ちに寄り添ってきたりはしないし、読者が求めている通りのどんでん返しや伏線回収の展開なんてこれっぽっちもない。 合わない、わからない、つまらないと感じる人がいるのは当然のことだし。 世間の評判通りに、面白い、すごい、著者はここで書いているのはこういことだとわかったからって、そんなのエラくもなければ、カッコイイことでもない。 世間の評判や権威を頭から一切取っ払って、自分なりの価値基準で読んだ方が村上春樹が持つ、稀有と言っていい物語る才能を楽しめるように思うのだ。 この人は、物語を語ることが異様なくらい上手い。 それは、そもそも、その才能に長けているというのはありつつ。 著者が、読者を物語に引き込ませるために、なるべく読者の気持ちをざわつかせないように表現や展開を抑えて書いているからのような気がする。 読んでいて、物語の内容に気持ちがざわつかないから、読者はストーリーに集中出来るのだ。 そこは本当にすごい才能だと思う。 そういえば、「BOOK1前編」の感想で、この『1Q84』は、“たんなるラブストーリー”だということは頭に入れて読んだ方がいいよ、と書いたんだけど。 それは、「BOOK1前編」の冒頭、首都高からハシゴを降りてしまったことで1Q84の世界に行ってしまった青豆が、たまたま見かけた警官が自動拳銃を持っていることに驚くという伏線が全くストーリーに絡んでこないことを見ても明らかだろう。 ジョージ・オーウェルの『1984年』的な管理社会の恐怖的な要素は「BOOK1」を書いている時点で、著者の頭の中から自然にテーマから外れていったんだろう。 それによって、『1Q84』はジョージ・オーウェルの『1984年』とは何の関係もない小説になったけど。 でも、むしろ読みやすくていい小説になったように思う。
徐々に色々なものが繋がり始めていることが分かってきて、ワクワクしました! 全体的に考えたらそれほど大きく物語は動いていないのかもしれませんが、繊細な描写でひとつひとつが映像になって頭に流れて、満足度は高かったです。 青豆、天吾それぞれが最初とは明らかに違う状況にいること(当たり前ですが)、どんなこ...続きを読むとをどんなふうに考えているか、それがここではない世界1Q84を形作っているように思えました。 ここではない世界だけど、登場人物たちはきっと同じ1Q84を感じ取っていて、色々な人の視点から見えるそれが何なのか想像が膨らみました。
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1Q84(新潮文庫)
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