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ふかえりはきっと特別な存在なんだ、と天吾はあらためて思った。ほかの少女たちと比べることなんてできない。彼女は間違いなくおれにとって、何らかの意味を持っている。それなのにどうしてもそのメッセージを読み解くことができない。……『空気さなぎ』、宗教集団さきがけ、リトル・ピープル、そして夜空に浮かぶ月。謎に満ちた「1Q84年の世界」を生きる天吾と青豆の運命は──。
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Posted by ブクログ
読むの止まらないです。 さすがです。 色々な話しが出てくるのですが、 今回私が注目したいのは以下の3つのテーマです。 ①男性から女性への暴力(事実婚なども含む家庭内暴力)と子供への性犯罪について ②新興宗教2世について ③一つの小説を複数人が携わり書き上げるということについて この『1Q84』...続きを読むは2009年に出版されたものだけれど、2025年の今でもまだ、①と②の話はニュースになったり、対策などが不完全な状況のままきてしまっていることだと思います。 ①は各市がこの問題に対して、まだまだ政策を改善しようとしているところだと思います。相談窓口を設けたり、シェルターを提供したり、生活再建のサポートをしたり。ただ、まだ不完全なところも多く、随時改善しようとは試みていると思います。この作品の出版された16年前の状況よりは良くはなっているのかもしれないですが、まだまだ「昔の問題」とはなっていないのが現状だと思います。 それをこの小説が出版された時点で、ここまで問題提起するのが、すごいことだと思います。 ②新興宗教2世についての問題も、「安倍晋三銃撃事件」で話題に上がったり、私が個人的に新興宗教2世としての辛さなどを語る「道端ドコカ」さんポッドキャストを聴いていたというのもあり、「昔あったこと」では全くないと強く感じていることでした。現在でも新興宗教2世として苦しむ子供たちや、そういった過去をもつ大人たちがいるとは思うし、その問題に私たちはどう向き合うのか、そんなテーマを2009年に掘り下げようと試みているところに作家の力をとても感じました。 そして③の一つ小説を複数の人が書くことについて、どうしてこんなにもタブーとされているのか、今まであまり考えたことがなかったなぁと気がつきました。映画や芝居は専門分野の違う複数の人が集まって作られるのは当たり前。漫画もアシスタントがいたり、なんなら絵画などの美術も昔から工房で弟子が手伝って描いたりするのも良くあること。 小説という分野だけ、1人の作家が中身も文章も絶対に全て担わないといけない。中身を考えるのが得意な人がストーリーを考え、文章が技術的に得意な人がその中身に基づいて文章を書く、と言った合作はダメとされていますよね?! それによりたとえば芸術的に素晴らしい文学作品が生まれるとしてもタブー。なんでなんでしょうか。 良いか悪いかの話は一旦置いておき、むしろこれからは、AIとの共作やプロット担当+文章担当などの役割分担のある作品もどんどん生まれる可能性がある訳ですよね?! そんなことを2009年に問題提起しているような小説を書く春樹はやっぱりすごい…と今なっている私です。 さぁ、続きを読むのが楽しみ!!
1巻読み終わってやめられなくなって気づいたらあっという間に読み終えていた。早く先を読み進めたいので感想はあとで。
青豆の生きる世界はもしかしてそういうこと,,,? と疑問を残して終わった2巻。 天吾のふかえりに対して感じる気持ちが変わってきて、ここからどうなっていくのかさらに気になる。 「世界とはひとつの記憶とその反対側の記憶との果てしない闘い」あゆみ 「チベットにある煩悩の車輪と同じ。車輪が回転すると、外側...続きを読むにある価値や感情は上がったり下がったりする。輝いたり、暗闇に沈んだりする。でも本当の愛は車軸に取りつけられたまま動かない」青豆
少しずつ物語の輪郭が形を作り出す2冊目。物語の着地点はまだ見えていないものの、村上さんが当時の時事問題を軽やかに扱いながらいろいろな事を提示しようとしているのは分かる一冊。今後の展開がとても気になります。
青豆→「さきがけ」の事件について捜索中。老婦人が幼女にしようとしている、つばさちゃんのレイプの話など。 天吾→「空気さなぎ」が新人賞を獲得。フカエリの捜索願いを保護者である先生が出した。それをマスコミが少しずつ追い始めている。
最高
言葉遣い、単語のチョイス、表現、いいまわし。全てが最高。 そして読み返すたびに、新しい発見がある。 村上さんの小説が、電子書籍でいつでもどこでも読める世界が素敵
二つの月、リトルピープル... book1後編も謎が深まる展開だ。 性的描写が多いのが意外だが、不快な感じがしないのは不思議だ。
今、あっちの世界にいっちゃってる。 これぞ没頭の読書。 あとまだ最終巻まで何冊も読めるという安心感から、ひたすら読みふけってます。
主人公2人の関係性が、また少し見えてきた。関係性というより、生きている世界の関係。ただ、その関係が、一般的には理解できず、今後が気になる号でもある。、
新潮文庫の2巻まで読み終わりました。 青豆と天吾、それぞれの物語の共通項が少しずつ見えてきて、ますますこの世界から抜け出せなくなっています。 「早く先を知りたい!」という衝動に駆られる一方で、文庫本で全6巻というボリュームを前に「まだまだ先は長いな…」と嬉しい悲鳴をあげている状態です。 でも、この密...続きを読む度で描かれるからこその没入感。中だるみすることなく、このまま3巻へ突入します!
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