【感想・ネタバレ】1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)のレビュー

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2023年05月31日

言葉遣い、単語のチョイス、表現、いいまわし。全てが最高。
そして読み返すたびに、新しい発見がある。
村上さんの小説が、電子書籍でいつでもどこでも読める世界が素敵

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Posted by ブクログ 2023年05月28日

Audibleで聞く読書。

10年ぶりに足を踏み入れた「1Q84」の世界は、新たな発見の連続だった。

一回読んだはずだが、忘れてしまったこと。

なんとなく覚えてはいたが、改めて気がついたこと。

杏が朗読する青豆の世界。

柄本時生が朗読する天吾の世界。

交わるはずのない二人の世界が少しづつ...続きを読む近づいていく。

幼き時に家族と別れる決断をした青豆は、必要最低限の人間関係の中で生きてきた。

だが、数少ない大切な人と悲しい別れを経験しなければならなかった。
そのことがきっかけに、もう一つの仕事の世界に足を踏み入れることになる。

予備校で数学の教師をしている天吾にも、幼少期の辛い体験があった。
数学の世界にのめり込むこと。
結論のない文学の森に入り込むことで、これまでバランスを保って生きてきた。

二人はそれぞれの生きる現実で、抗いがたい大きな出来事に巻き込まれていく。

優れた文学作品は、それを読むこと自体が人生の追体験になる。

世界を魅了し続ける村上春樹の世界に浸る幸せを感じる。

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Posted by ブクログ 2023年03月31日

少しずつ2つの世界線の繋がりが露わになってきた。そして読んでいく中で、村上さんはやっぱり一人一人の人間に魂を吹き込むのが上手だなと思った。豊富な知識と独自の感性を登場人物に吹き込んでまるで実在する人物であるかのような、また、私たちが彼らの生き方に憧れを感じさせるような、そんな人々が出てきてつい入り込...続きを読むんで抜け出せなくなってしまう。次が気になる作品です!

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Posted by ブクログ 2022年05月05日

リトル・ピープルが何なのかすごく気になる…。

二人の物語がどんどん
繋がってきたり謎が深まったり
一つ一つの表現がオシャレで読んでいて飽きない。
やれやれ。

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Posted by ブクログ 2021年12月29日

天吾と青豆。ついにふたりの接点がわかった。いや、実はわかっていないのかもしれない。そもそもふたりは同じ世界にいるのか?村上春樹初心者の自分には考える謎が多すぎる。どこまでファンタジー要素が含まれているのか。リトル・ピープルとは。犬の死因は。確実に動き出している物語。いや、全ては天吾の手中での出来事な...続きを読むのか。全くわからん。でもそれが面白い。次巻では接触するであろうふたり。楽しみすぎる。

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Posted by ブクログ 2021年09月11日

宗教集団さきがけ、リトルピープル、2つの月、殺された犬、ふかえりの行動…。一番気になるのが戎野さんの企み。天吾や小松がどう振り回されるのだろうか?青豆、女亭主側からのアプローチはどうなるのか?

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Posted by ブクログ 2024年03月23日

徐々に色々なものが繋がり始めていることが分かってきて、ワクワクしました!

全体的に考えたらそれほど大きく物語は動いていないのかもしれませんが、繊細な描写でひとつひとつが映像になって頭に流れて、満足度は高かったです。
青豆、天吾それぞれが最初とは明らかに違う状況にいること(当たり前ですが)、どんなこ...続きを読むとをどんなふうに考えているか、それがここではない世界1Q84を形作っているように思えました。
ここではない世界だけど、登場人物たちはきっと同じ1Q84を感じ取っていて、色々な人の視点から見えるそれが何なのか想像が膨らみました。

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Posted by ブクログ 2024年02月28日

この物語は、暴力と支配について描かれているのだと、唐突に理解した。それによって、この物語はジョージ・オーウェルの描く薄暗いディストピアにつながっている。
これは、1984を読んだ後でなければ分からないことだった。ビッグブラザーに対するリトルピープル。そして、夫から精神的な暴力を受けた後だから、これが...続きを読む暴力と支配についての物語だということが雷のように私の頭に降ってきた。
暴力というのは、見た目がどうであろうと、支配を目的として行われる。
ふかえりの、「リトル・ピープルからガイをうけないでいるにはリトル・ピープルのもたないものをみつけなくてはならない。」という言葉に、椎名林檎の「ありあまる富」を思い出した。誰にも奪えない、盗めない価値について。

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Posted by ブクログ 2023年07月05日

最近気がついたのだが、登場人物の息遣いや指の動きなど克明に描写されていて集中して読んでいると目の前にいるかのような錯覚を覚える。物語に重厚感を与えることにも役立っていそうだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月09日

物語にぐいぐい引き込まれていく。
青豆の1Q84年。天吾の描く小説での月。どう絡んでいくのか全く想像ができない。

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Posted by ブクログ 2023年01月27日

村上ワールドは独特な世界観だな、と久しぶりに読んで思った。
早く続きが読みたいけど、ちゃんと読まないとわからなくなっちゃうという間で、最適な解を探しながら読んでいる。

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Posted by ブクログ 2022年12月21日

柔らかすぎてちぎれまくっていたスパゲッティの麺に、コシが出てきた感じ
物語としての連続性が出てきた
回りくどすぎてイライラしていた文体にも慣れて、逆に文体のリズムが心地よく、楽しく感じるようになってきた
青豆と天吾、どっちも好きだけど、青豆とあゆみのチームがすごく好き
リトルピープルとか、空気さなぎ...続きを読むとか、核心に迫りそうなことが少しずつ明らかになってきて、ワクワクしてくる

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Posted by ブクログ 2022年07月24日

2巻目を読み終わりました。だんだんと物語の輪郭が見えてきたような見えないような...
いづれにせよ、3巻目に向けてのモチベーションは落ちていません。

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Posted by ブクログ 2022年06月19日

引き込まれていく

ふかえりはどこにいるの?
青豆の初恋の相手の天吾
リトル・ピープルがポイントか?

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Posted by ブクログ 2022年03月29日

リトルピープルは何を示しているんだろう。さきがけが作り出した偶像なのか、人なのか、別の生物なのか。

本当に少しづつではあるけど、さきがけや、ふかえりについて具体的な話が増えてきた。でも、それ以上に抽象的な話が多くて謎ばかり深まる。

いろんな話が断片的に進み、それらがどのように繋がっていくのか想像...続きを読むしながら読むのが楽しい。

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Posted by ブクログ 2022年03月25日

(2021.12.22-25)
2022.3.8-3.19(12日)

天吾パートと青豆パートの繋がりが少しずつ見えてきた。徐々にこの話の世界観にも慣れてきて、今後の二人の関係性や物語の展開がかなり気になる。

あと、自分なら一生思いつかないであろう比喩表現が数多く出てきて、そういった表現面でも読ん...続きを読むでいて楽しい。

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Posted by ブクログ 2022年02月22日

全部で6冊あるうちの2冊目。
362ページ。先が気になる度★4。

先が気になる度が★5に近い。
どうなっていくんだ…。
謎の扉がどんどん現れて床には鍵が散らばっているような感じ。早く手にとって扉を開けたい。

比喩表現は真似しようとしてもうまくできないかは村上春樹氏はやっぱすごい。







...続きを読む以下ネタバレ!!!



























青豆と天吾がどう接点を持つのかと思ったら、小学校が同じで青豆が天吾に片思いをしていた!
探そうとせずたまたま再会するのを待っているらしい。
果たして会えるのだろうか…。
「一人でもいいから、心から誰かを愛することができれば、人生には救いがある。たとえその人と一緒になることができなくても」
すごく良い。


【登場人物のメモ】
青豆(あおまめ)
母親に宗教(証人会)の勧誘を手伝わされていた。
小5で両親と袂を分かち母方の叔父の家に行った。

川奈 天吾(かわな てんご)
小5でプチ家出をしてから集金を手伝わなくて良くなった。
彼女を作ったり就職したりという責任があるものから逃げて生きている。

つばさ
青豆編に出てくる少女。
宗教団体から逃げてきて保護された。
レイプされていた形跡あり。
言動や見た目の描写がふかえりっぽい。


【内容メモ】
青豆と天吾視点。

青豆は月が2つあることに気づきパラレルワールド1Q84年であることを確信する。
ロリコンレイプ魔を暗殺するために宗教団体のことなど調査し始める。

天吾は美少女ふかえり名義で小説を応募し賞をとった。
ふかえりが消息不明になり色々とやばい状況になるのではと心配になる。
天吾の世界は月が1つだけなので1984年を生きている。




次へ続く!!!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年11月01日

book1前半では全く予想がつかなかった、リトル・ピープルの正体、青豆と天吾の関係性が少し考えることが出来た。
確証は無いし、真実も全てが明らかになった訳ではないが憶測が立てられた。
空気さなぎは、主人公が盲目のヤギを誤って殺したせいで懲罰を受け、ヤギと共に小屋で一晩を過ごす。その間、リトル・ピープ...続きを読むルがやって来て主人公と共に空気さなぎを作るという話だ。
初めは、主人公はふかえり自身で盲目のヤギが「さきがけ」の信教者の事かなと思ったが、老婦人が引き取ったつばさの話を聞く限り、つばさの両親も「さきがけ」の信教者で、つばさはリーダーと呼ばれるボスから性的暴行を受けていた。つばさが発する言葉は「リトル・ピープル」のみのため、リーダー含め、「さきがけ」の幹部をリトル・ピープルと呼ぶのではないか、と思った。
つばさとふかえりは何かしらの関わりがあるはずだ。


いつも村上春樹を本を読んでいて思うのが、文章がユーモアに溢れすぎている。
喉が酒のせいで潰れているのを「ついさっきバスにひかれたみたいな声だけど」と表現したりするところが大好きだ。
今回は前編と比べて、宗教抗争についてが詳しく書かれていたり、月が2つ見えると言った春樹ワールド全開差が出ていて少し読むのが大変だった。だが、面白かった。

ふかえりの好きな小説を言うシーンがとても好きだった。
ひとつの問題についてある程度の予想が着いた、と思えばまたさらなる問題が出てくる。そして構築された予想は鮮やかに裏切られ、迷宮入りすると言った本だった。だけどこの展開があるからこそ次巻も読みたいと思える。
空気さなぎとリトル・ピープルの正体がなんなのかとても気になる。

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Posted by ブクログ 2021年08月29日

こんなに長い話を読もうと思ったのはいつぶりだろうか。携帯を変えて2からのスタートのようになってしまったけど、1から変わらず面白い。村上春樹さんの本を読んでいると自分の無教養を痛感する(苦笑)

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Posted by ブクログ 2021年06月30日

リトル・ピープルとは何なのか。
少しずつ見えてくる設定に、メインの二人がどうなっていくのか心配になってくる。
まあ、今回は二人よりあの人がすごく死にそうで、次を読むの怖いな。

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Posted by ブクログ 2021年05月01日

「世界というのはひとつの記憶とその反対側の記憶との果てしない闘いなんだよ」とあゆみに言わせた真意はなんなのだろうか。
アンダーグラウンドの執筆を通して、「悪しき物語」に対抗するための「善き物語」を自分が作り続けなければならないと村上自身が感じたのだろう。

遺伝子の乗り物に過ぎない私たちがなぜここま...続きを読むで苦悩し、奇妙な生涯を送らなければいけないのか。自分で選び取った人生のようでその実、「選ばされている」。人が運命を選ぶのではなく、運命が人を選ぶ。海辺のカフカや世界の終わりとハードボイルドワンダーランドでも見られたテーマがまた瀟洒な表現で語られる。

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Posted by ブクログ 2023年12月12日

おもしろくなってきたーーー
作者と編集が色々頑張って描いたのかなぁ、っていう文章なのかなと感じました。
定期的に入る設定、条件の説明がかなり繰り返されますが、作者は説明が必要という脳みそにはなかなかならないと思うんですよね。(違うかもだが)
それにしても、天悟と青豆を交互にかきながら物語をびみょーー...続きを読むーーーに交差させていくの、すごいとしか言いようがないですね。
どっちかの話を書いて分割してたら書けないような構成だなと思います。

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Posted by ブクログ 2023年11月03日

少し読むのが疲れてきた。
まだまだわからないことばかり…
軽めの本を間に挟んでから続きをさがしにいこう…

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Posted by ブクログ 2023年07月02日

遅ればせながら、村上春樹のこの名作を読んでます。
物語は、主人公の女性「青豆」と男性「天吾」の視点から交互に進行します。彼らはそれぞれの偶然の出会いから、その後の人生に大きな影響を与える出来事に身を投じていきます。
相変わらず、描写は独特であり、物語の雰囲気を繊細に表現してます。また、登場人物たちの...続きを読む心の揺れ動きや内面の葛藤も丁寧に描かれていて、共感できる部分も多いです。リアリティとファンタジーの融合していて、非常に引き込まれる作品です。まだ、物語の全容がわからないので、これからの展開が楽しみです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月19日

2010年(第7回)。10位。
青豆には警察官のあゆみというナンパ友達ができた。天吾はふかえりを特別な存在と考えたが、ふかえり失踪する。リトル・ピープルって何?青豆と天吾は再会するんだろうなぁ。続きがきになるので読むのだが、ちょっと読むと眠くなるのだ。個人の好き嫌いなので仕方ないのだ。

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Posted by ブクログ 2023年04月29日

初版された時から10数年ぶりの再読。年齢も違うからか初めて読んだ時と印象が違った。天吾と青豆の深い恋愛小説。村上ワールドに引き込まれ次が気になりどんどん読み進められた。2人の育った環境からか小さな頃の純粋な思いをずっと互いに持ち続ける気持ちが作り出した村上春樹の恋愛ファンタジー。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月15日

物語が進み始めた。
ふかえりが姿を隠していること、犬が内側から爆発したこと(リトルピープルの仕業?)、不穏な気配が漂い始めた。リトルピープルとは一体何なのか、さきがけの中では何が行われているのか、、続きが気になる。
しかし登場人物が魅力的。ふかえりはもちろん、あゆみも。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月21日

謎が謎を呼ぶ、凄いお話だな……と思いました。
テーマが宗教や男尊女卑だったりするので中々読むのがつらい場面もあるのですが、なんとか読み切りたいです。

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Posted by ブクログ 2022年11月23日

〈4-6〉後編2では、「一九八四」について多少の記述があり、関係性を仄めかす感じ。ビッグブラザーの対比?としてのリトルピープルの存在が、ふかえりの「空気さなぎ」等から明らかになっていく。

ふかえりが両親と共に所属していた組織「さきがけ」、そこから発生した過激派グループ「あけぼの」。この「あけぼの」...続きを読むと警察との武力衝突が、青豆の記憶にない1Q84での出来事の象徴となっている。
月が二つ均衡を保つ1Q84、これは空気さなぎの世界観でもある。

「一九八四」が、ビッグブラザーをストーリーの中に充満させていた重量感を思うと、リトルピープルの象徴的な表現がもの足りなさを感じる。

まだまだ続くんですよ。

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Posted by ブクログ 2022年01月05日

読む速度が上がってきた。物語の世界にどんどん引き込まれていくし、続きが気になる。リトルピープル、2つの月•••。青豆と天吾の世界が、近付いてきていて、明らかになってくることと、まだわからない謎により。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月16日

「私たちは自分で選んでいるような気になっているけれど、実は何も選んでいないのかもしれない。それは最初からあらかじめ決まっていることで、ただ選んでいるふりをしているだけかもしれない。自由意志なて、ただの思い込みかもしれない。ときどきそう思うのよ。」-「もしそうだとしたら、人生はけっこう薄暗い」-「かも...続きを読むね。」

「お笑いみたいな制服を着て、ミニパトに乗って、駐車違反なんかを取り締まるのが、私のいまのところの主なお仕事。もちろんピストルなんてか持たせちゃもらえない。トヨタ・カローラを消火栓の前に停めた一般市民に向けて、威嚇射撃なんてする必要もないからね。」

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