あらすじ
ふかえりはきっと特別な存在なんだ、と天吾はあらためて思った。ほかの少女たちと比べることなんてできない。彼女は間違いなくおれにとって、何らかの意味を持っている。それなのにどうしてもそのメッセージを読み解くことができない。……『空気さなぎ』、宗教集団さきがけ、リトル・ピープル、そして夜空に浮かぶ月。謎に満ちた「1Q84年の世界」を生きる天吾と青豆の運命は──。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
さきがけの正体が徐々に明かされ、月が2つになり、天吾の世界と青豆の世界が段々重なっていく過程が面白かった。また、青豆の友達のあゆみが意外と役に立つ登場人物で良い。ギリヤーク人の情報が物語でどのような役割を果たすのかも気になる。
おばあさんの所に来た女の子は大丈夫なのかな…?3を読むのが楽しみ
Posted by ブクログ
村上春樹さんの作品、私は好きだなあと思う。(まだカフカしか読み切ってないけど)
このあと青豆と天吾の運命が重なるようにストーリーが進んでいくんだろうけど、警察銃撃事件のこととかNHK のこととか断片情報万歳でこっからっていうこのミステリー感?が私はめちゃくちゃ好きです。
割と一章ごとくらいに頭が疲れてしまうので一気読みはできないけど、先が楽しみすぎて最後まで読み切ってしまいそうな予感がしてる。
青豆とあゆみの会話は卑猥よりむしろ上品に聞こえるまであるし、殺人を犯せる青豆も自死してしまった環もどこかおかしいんだろうけど、すごく共感してしまう部分もあったりする。
Posted by ブクログ
読むの止まらないです。
さすがです。
色々な話しが出てくるのですが、
今回私が注目したいのは以下の3つのテーマです。
①男性から女性への暴力(事実婚なども含む家庭内暴力)と子供への性犯罪について
②新興宗教2世について
③一つの小説を複数人が携わり書き上げるということについて
この『1Q84』は2009年に出版されたものだけれど、2025年の今でもまだ、①と②の話はニュースになったり、対策などが不完全な状況のままきてしまっていることだと思います。
①は各市がこの問題に対して、まだまだ政策を改善しようとしているところだと思います。相談窓口を設けたり、シェルターを提供したり、生活再建のサポートをしたり。ただ、まだ不完全なところも多く、随時改善しようとは試みていると思います。この作品の出版された16年前の状況よりは良くはなっているのかもしれないですが、まだまだ「昔の問題」とはなっていないのが現状だと思います。
それをこの小説が出版された時点で、ここまで問題提起するのが、すごいことだと思います。
②新興宗教2世についての問題も、「安倍晋三銃撃事件」で話題に上がったり、私が個人的に新興宗教2世としての辛さなどを語る「道端ドコカ」さんポッドキャストを聴いていたというのもあり、「昔あったこと」では全くないと強く感じていることでした。現在でも新興宗教2世として苦しむ子供たちや、そういった過去をもつ大人たちがいるとは思うし、その問題に私たちはどう向き合うのか、そんなテーマを2009年に掘り下げようと試みているところに作家の力をとても感じました。
そして③の一つ小説を複数の人が書くことについて、どうしてこんなにもタブーとされているのか、今まであまり考えたことがなかったなぁと気がつきました。映画や芝居は専門分野の違う複数の人が集まって作られるのは当たり前。漫画もアシスタントがいたり、なんなら絵画などの美術も昔から工房で弟子が手伝って描いたりするのも良くあること。
小説という分野だけ、1人の作家が中身も文章も絶対に全て担わないといけない。中身を考えるのが得意な人がストーリーを考え、文章が技術的に得意な人がその中身に基づいて文章を書く、と言った合作はダメとされていますよね?!
それによりたとえば芸術的に素晴らしい文学作品が生まれるとしてもタブー。なんでなんでしょうか。
良いか悪いかの話は一旦置いておき、むしろこれからは、AIとの共作やプロット担当+文章担当などの役割分担のある作品もどんどん生まれる可能性がある訳ですよね?!
そんなことを2009年に問題提起しているような小説を書く春樹はやっぱりすごい…と今なっている私です。
さぁ、続きを読むのが楽しみ!!
Posted by ブクログ
前提として、少女への強制性交などの極悪非道な現象が、我々の住む現実世界に存在することを認知しなければならない。そのような認知を現実の新聞等から得ている人以外は、胸糞悪すぎて読めない可能性がある。だが、村上春樹は真剣に「オウム真理教的な宗教」を掛け合わせつつ、物語でしか伝えられないことを伝えようとする。
村上春樹はこの小説によって一作家としての捨て身の挑戦を行っている。本当の倫理を書くためには、肉が切られることを許すほかない。文学史に名を残す作家が60歳で生涯をかけて語らねばならぬと決意(たぶんしたはず)した作品は常に新しい。これほど女性視点から思考を展開した春樹作品はない。
Posted by ブクログ
青豆の生きる世界はもしかしてそういうこと,,,?
と疑問を残して終わった2巻。
天吾のふかえりに対して感じる気持ちが変わってきて、ここからどうなっていくのかさらに気になる。
「世界とはひとつの記憶とその反対側の記憶との果てしない闘い」あゆみ
「チベットにある煩悩の車輪と同じ。車輪が回転すると、外側にある価値や感情は上がったり下がったりする。輝いたり、暗闇に沈んだりする。でも本当の愛は車軸に取りつけられたまま動かない」青豆
Posted by ブクログ
(青豆)
「さきがけ」での暴力とリトルピープルの存在を知る
天吾は幼少期に唯一心を開いた相手
(天吾)
爆売れする『空気さなぎ』
ふかえりはどこかへ姿を隠す
リトルピープルは文字にされたことで怒っている
最高
言葉遣い、単語のチョイス、表現、いいまわし。全てが最高。
そして読み返すたびに、新しい発見がある。
村上さんの小説が、電子書籍でいつでもどこでも読める世界が素敵
Posted by ブクログ
かなり面白い
今まで村上春樹の小説は二冊ほどしか読んだことがないが、思っていたよりも伏線などがしっかりしていて違った面白さがある。「さきがけ」をめぐる問題(謎)にどんどんと巻き込まれていく主人公二人が、後半ふっと関連してくる場面がいい。続きがすごく気になる!
さすが文章もきれいで読みやすく、こちらも巻き込まれていく気がする。book2も楽しみ
Posted by ブクログ
読み進めるにつれてだんだん筋を思い出してきた。この本が出た直後、ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」が売れたというニュースがあったが、確かに聞いてみたくなる。
Posted by ブクログ
殺人を犯した青豆は、あゆみという婦警に出会って戸惑い、ふかえりという女子高生の作品『空気さなぎ』の代筆をした天吾は、それが予想外の売上を伸ばして、複雑な心境となった。青豆と天吾は共に普通の人間ならやらないであろう行為をしてしまうが、それでも彼らは社会に溶け込んで生活を送る。しかしながら、これらの行為が尾を引いて、のちの展開に繋がる。
Posted by ブクログ
前作から引き続きサクサク読めた。
2人の主人公の話の中で少しずつ共通点が出てきて、今後の重なりが楽しみになってくる。
この先も長いけど最終的にはどんな結末が待っているんだろう…
Posted by ブクログ
青豆と天吾の繋がりが分かったけれど、この2人の時系列は同じなのか、居る世界は同じなのか、確証が持てないまま読むことになる。
一見すると「さきがけ」という宗教団体を渦の中心としたミステリーのようだけど、リトル・ピープルの存在で村上春樹の小説だと実感する。
村上春樹はひとつのジャンルなんだな。
平家物語を知っていればもっと面白く読めた。
Posted by ブクログ
青豆のように適度なストイックさが欲しい。
どこかで折れたり緩んだりしてしまうから。
一度出会った人と連絡が取れなくなってもまた会える可能性、確率ってどれくらいなんだろうか。
記録や足跡を残さないことは簡単なことなのか。
2026.8.6再読。
Posted by ブクログ
変な宗教の話好きなので面白い。空気さなぎ読みたい。鹿児島に空気さなぎっていうアパートがあるらしくて住民が羨ましい。
殺人を肯定する奴、小児性愛?みたいな奴、平気で不倫してる奴とかクズみたいな奴ばっかでどんよりするけどなんか面白い。
Posted by ブクログ
1984年と1Q84年の二つの世界が混じり合いながら物語は展開していきます。
BOOK1では謎が多くて、十分に引き込まれました。
BOOK2、BOOK3で色々と明確になっていきますが、青豆と天吾の絡みも含めて、世界観に透明性が出てきて読み込んでしまいました。
ただ、最終的に根本的な解決は…と思ってしまい、キレイに納めた感で誤魔化されないぞと思ってしまいました。
長編ですが、飽きることなく世界観を堪能できました。
私事ではありますが、2000冊を突破しました。
人生の中で後何冊読むことができるのかはわかりませんが、一冊でも多くの本を読みたいと思っています。
子供の頃から本を与えてくれた両親に感謝し、ゲームばっかりやっている子供たちに、彼らにとって衝撃な一冊を、自分たちで見つけてほしいと強く願う父でした。
Posted by ブクログ
主人公2人の関係性が、また少し見えてきた。関係性というより、生きている世界の関係。ただ、その関係が、一般的には理解できず、今後が気になる号でもある。、
Posted by ブクログ
新潮文庫の2巻まで読み終わりました。
青豆と天吾、それぞれの物語の共通項が少しずつ見えてきて、ますますこの世界から抜け出せなくなっています。
「早く先を知りたい!」という衝動に駆られる一方で、文庫本で全6巻というボリュームを前に「まだまだ先は長いな…」と嬉しい悲鳴をあげている状態です。
でも、この密度で描かれるからこその没入感。中だるみすることなく、このまま3巻へ突入します!
Posted by ブクログ
前編は、青豆と天吾がそれぞれの物語で進んでいった。
後編も同様だが、一つの共通点リトルピープル。
何か不明だが、それぞれのダークな世界に引き込まれており、次が気になる展開。
魅力的な2人の主人公。仕事も出来て、人間的にも出来ており、好かれるタイプ。物事ははっきり言うし、自分の世界観を持っている。
他にもふかえり、あゆみ、老婆など魅力的すぎる登場人物も好きです。
Posted by ブクログ
第2巻、でもBOOKⅠ後編だから、単行本なら3冊なのかな?
不穏な空気がだんだんと濃くなってきた。一見、日常的な世界だけど、何か異様な雰囲気を感じる。
登場人物たちもそれぞれ抱えるものを持っていて、結構重い話になってきたような。
それにしてもリトルピープルとは何ヤツか。シリアスな展開にますます先が気になる。
Posted by ブクログ
自分がいる世界が1984年とは少し違う1Q84年だと気づき、「あけぼの」事件と宗教団体「さきがけ」を調べ始める青豆。ふかえりの「空気さなぎ」を書き直してベストセラーとなった天吾の描いた世界には月が2つあり、青豆のいる1Q84年と一致するなど、ストーリーが進みながら、色々と繋がってきつつあることで、さらにページをめくる手が早まる作品だった。天吾が考える小説を書く意味や、青豆の考える遺伝子キャリアとしての人間の意味など、興味深い解釈も随所にあった。
Posted by ブクログ
謎が深まっていきますねぇ。
青豆と天吾のパートだと青豆の方がいい感じに気味悪くていい感じに謎だね。
今回青豆パートはほとんど女の性欲の話かと思いきやじわじわじわじわ進んでいきましたね。
天吾パートではようやく『空気さなぎ』を完成させて、これがまためちゃくちゃ売れちゃうんです。
その中で青豆と天吾の関係性がだんだんわかってきて、いつか出会うんだろうなぁと思わせる。
ただまぁどこでどんな風にどういう展開で出会うんかは全く想像つかんな今じゃあ。
セックス好きすぎねあと登場人物。やり系描写多くて人間ってこうなんだよって言われてるような気分になってくる。小松の言葉を借りるなら「逆説的なおかしみ」はあるね。「シリアスな笑い」ってか。
青豆の過去がじわじわ明かされてきて、天吾の過去との共通点が明らかになってきている。
うーん興味深い、もっと読みたくなる。。
この世界はフィクション要素あるっぽいんだよなーそこが妙にリアル。
登場人物がみんな落ち着きあるところもじわる。
Posted by ブクログ
青豆と天吾がつながってきた。なぜ「2つの月」が青豆には見えるのか、リトル・ピープルがいったい何なのか、わからない点がいっぱいで、いろいろな伏線が張り巡らされているような気がするが、それが何かまるでわからない。実際の世の中で、宗教という名のもといったい何が行われているのか、究明されてほしいと願わずにはいられない。
Posted by ブクログ
自分の想像力が欠如しているだけで、前半には本当にさまざまな伏線が貼られていたのだと呆気に取られる。自分自身にも。繋がりを持ち始めると本は進む。気になる。
この話がどういう結末を迎えるのか。すでに前編から読み返したくなる気持ち。でも読み終えてもまだまだよくわからない謎ばかり。果たしてしっかり回収してくれるのか?
ストーリーを客観的に見るとよくある復讐劇や愛情ものにも見えなくないが、述べる角度と順番を変えることで展開をいくつも作っているのがすごい。
Posted by ブクログ
物語の骨格がやや解り始めた感じ。
今のところは、
青豆は物語の中の人物?
天吾がふかえりの話をきちんとした小説にした
物語が「空気さなぎ」で青豆はその中の登場人物?
なのかなー。
推測だと今のところそうなる。
Posted by ブクログ
少しずつ面白くなってきた
リトルピープルがますます気になる
内容はまだまだこれからだろうけれど、村上春樹が持つ知識量の深さに思いを馳せてしまった、、。
Posted by ブクログ
宗教組織、戎野先生、ふかえり、リトルピープルなどのミステリー的な要素が物語に推進力を与えていた。主人公らの出生はとりあえず明らかになった。数学、バッハ、空気サナギのファンタジー性が創作意欲をそそった。音楽、風景、性交など人間の本能に訴えかけてくる要素が多いと思った。自分の思考が飛ぶ瞬間もあった。個人的に、ふかえりのキャラクターが2人の同級生とダブった。「墜落する飛行機にシートベルトは意味ない→気休めになる」など例えや返しがシニカルで気持ちいい。正直今の自分の想像力では何を示唆しているのかよくわからなかった。天吾と青豆がどう交わっていくのか、どこが現実でどこがファンタジーなのか気になった。可愛らしいファンタジーに興味を持ち始めた。