ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 旅をする木

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    人生とは、幸福とは何かを考えさせられた本。
    人は皆生きる上でそれぞれ旅をしているのかなと星野さんのアラスカの生活を感じながら自分の人生を重ねることができ、とてもためになる本。
    もっと人生は自由で自然は大きくて世界は繋がっている。
    気がつけば自分の人生の旅路の中でできた考えや経験に囚われている気がして、もっと世界は大きくて自分の知らないところで鯨やオオカミやカリブーや色んな動物が生き、死に、それでも時間が進んでいる。
    日常すれ違う人々もそれぞれ同じ時間を過ごしているにもかかわらず、その中で繋がりを持つことはほとんどなく、
    自分と出会い関わりを持つことはとても奇跡的なことなんだと思った。
    自分のた

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    2026年04月07日
  • 旅をする木

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    キスカ 懐かしい。高校の教科書に同じような文章が載っていた気がする。今読んでもジーンとくる。この本を読んでいる間は、普段の生活で感じる幸福感とはまた別の種類の幸福感を得られた。

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    2026年04月07日
  • 星を掬う

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    わたしたちが見ている相手は、相手の1つの側面でしかない。それぞれが過去を抱えながら生きているということの描き方がとても上手で引き込まれた。人間関係を構築する上で、若い頃から読みたかったとも思う。

    客観的にみているから感情移入できないところも多々あったけど、「家族」の中にいる当事者になると、自分中心になってしまうこともあるのだろうな。だからこそ、終盤の母の言葉には心に残るものがあった。タイトルの由来も良かった。

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    2026年04月07日
  • i

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    ネタバレ

    アイに限らず、人は生きる権利・目的・根拠を求めていると思う。望んだか否かにかかわらず、それは強いほど、長続きするほどよい。
    血のつながりは生まれてきたのは正当性を担保するため。
    震災の渦中に自ら残ったのは、不幸な運命に自分が選ばれたと証明するため。

    しかし当事者性を持ったにもかかわらずアイが激しく苦しんだことがある。流産である。
    そこでアイは、不幸の当事者でありたいと願うのは傲慢であったと心から理解する。世界中の死者数を数えて苦しみを摂取していた彼女は、たった一つの命が消えたことに絶望した。
    さらにアイにとって理解できないことが訪れる。ミナが中絶することを打ち明けた。アイは非常に大きな怒りを

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    2026年04月07日
  • のらねこノラ

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    ひろーい公園に住むのらねこのノラと、セーターを何枚も着たまぁるいおばあちゃんの出会い。
    おばあちゃんのセーターにノラのツメが引っかかって⋯。
    陽の射す車の中で読んでると、ノラたちと同じくポカポカとあったまってねむくなってきた。

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    2026年04月07日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    ネタバレ


    虐待って文章でもすごく胸が痛くなりますね。
    貴湖が受けた仕打ちも、愛が受けた仕打ちもどっちも酷くて読んでて悲しい気持ちでいっぱいでした。
    血が連鎖することってよくあるよなぁ。
    あれはなんでなんですかね?無意識下で引っ張られちゃうんですかね。
    2人は将来、きっとまた一緒になれるのだろうけど、今度こそ穏やかに健やかに過ごせる日々であって欲しいです。

    アンさん…貴湖のことを思うあまりに選んだ結末が悲しいです。
    アンさんのお母さんもいたたまれない。娘の体を隠そうとしてて。胸が張り裂けそうでした。
    親子間の埋まらない溝はあれど、この2人にしっかり愛はあって良かったです。

    今まで読んだ町田先生のテイ

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    2026年04月07日
  • ボヴァリー夫人

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    読み終えるまで大分時間がかかったが、読み終えて読んで良かったと思える本だった。エマのシャルルに対する背信的な情事がいつ発覚し結末を迎えるのかと思いながら気の重さを感じながら読み進めるのだった。やはり読後はやるせない寂しさがどうしても残る。
    しかし多彩な描写や豊富な語彙に引き寄せられ読書本来の楽しさや学び、恩恵を感じ取る事が出来た。
    後書きで参考となる実話が存在した事を知り、この小説が発表された時、フランスの品位を貶めるのではないかと裁判沙汰になる程センセーショナルな存在になったと、それも理解出来そうである。
    フランスにはフローベールという偉大なというか特異なというか作家がいて、その代表作を読ん

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    2026年04月07日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    わたしは今、生きている。

    そう感じるのは、現代では病か事故、事件で一度命が脅かされて九死に一生を得た時、もしくは何かものすごいものに触れて感動した時くらいか。
    女性ならば出産を終えた直後かもしれない。

    この時代の人達は、絵を描くこと、キリストを信仰すること、舟で海を渡ること、人生そのものが命懸けでなんと密度の濃いことか。

    羨ましくもあるし、恐ろしくもある。


    少年たちの冒険はどうなっていくのだろう。
    下巻も非常に楽しみ。

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    2026年04月07日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    想像するとひえー!ってなるえげつない描写が沢山あるのですが、淡々と殺していくので同情する暇もなくスムーズに読めました。読む前になぜかネタバレを何かで読んでしまったのですが、真犯人を忘れそうになるくらい叙述トリックの構成が素晴らしかったです!

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    2026年04月07日
  • 推理の時間です

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    これ、ぜひぜひ続編出してほしい!
    読む前は普通のアンソロジーだと思っていたけれど、他人の推理(しかも普段書き手の作家さんの推理!)を聞くのがこんなにおもしろいとは。
    自分でもいつも以上に推理しながら読めて、読んでは戻り…考えてもう一度読んでとがんばったけど、なかなか犯人や動機は当たらず。

    『封谷館の殺人』と『ペリーの墓』がおもしろかったな。
    『波戸崎大尉の誉れ』は、軍隊もの(っていうのか?)が苦手だから読み進めるのと理解が少し大変だった。

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    2026年04月07日
  • 透明な夜の香り

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    執着と愛着。 
    執着はもう自分しか見えなくなっている状態。
    なるほどと思う。
    愛着が執着になって、厭わしく思われることを恐れて変化を止めた気持ちはとても理解できる。その上であなたがいなくなってから紅茶の味が違う、香りは変わらないのに。と表現された気持ちの動きが、とても美しい、繊細な、生々しく表現されてて、締め付けられる思いだった。

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    2026年04月07日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    ネタバレ

    副題がしっかり回収されて、しかもわかりやすくてよかった。かつての呪いや、他の面壁者達の計画が集約したような結末で、ここからあと1巻どう広げるんだ?という気持ちになった。

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    2026年04月07日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

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    館シリーズ3作目。
    途中まで「この人犯人じゃね?」と予想しながら読んだが、見事に騙された。
    そういうことだったのか!という驚きを3回くらい味わい、最後までワクワクしながら読むことができた。
    十角館に並ぶ衝撃度じゃないかと思う。
    綾辻先生の頭の中を覗いてみたい。

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    2026年04月07日
  • 罪を喰らう~指導捜査~

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    警察ものらしいぶっきらぼうで横暴な刑事かと思いきや新人の指導が絶妙にうまい鳥飼さんがキャラとして好きになっちゃいます笑
    どこか思惑があってキャリアになった新人の矢野に捜査とは、刑事とは、を口調は強いけどちゃんと考えさせて行動させる、しかも褒めるとこは褒めて沼るいい加減度合い!
    謹慎中が復帰したらどうなるのか今後はワクワクしちゃいます。
    あと中林一課長とのちょっと親密さの滲み出る会話もニヤニヤしちゃって笑
    事件そのものも、最初に手がかりが発見されたのに全くそれがなんなのか予想つかないし最後最後で絶対的な状況証拠になるなんて複雑さを知った後にでてきて驚愕でした!そして矢野の成長まで感じられる!

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    2026年04月07日
  • 絶縁病棟

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    不思議な聴診器に耳を当てると見えてくる患者が抱える本当の問題。病棟シリーズ4作目。今回は、3つのお話、短編集。テーマは毒親、毒家族、毒兄姉。

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    2026年04月07日
  • 願わくば海の底で

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    友だちからのお勧め本。
    サラッと読めるのに読後感は重く印象強く残る作品。
    あらすじを全く見ず、表紙からは全く想像していなかったストーリーに驚かされつつ、
    登場人物が同世代で、同3月に読めたこともあり
    簡単に感情移入して一気読みしてしまった。

    額賀澪さんの作品は初めてだけどとても良かった。
    大きなものに飲み込まれて有耶無耶になった多くの犯罪。焦点の当て方が良い。
    友だちと、この題名の続きは何だろね、と話した。

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    2026年04月07日
  • ノーサイド・ゲーム

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    やはり池井戸作品は最高
    ラグビー業界のタブーに切り込み、同時進行で、トキワ自動車の社内闘争にアストロズの存続が利用されるなど、最高傑作の一つだと思います

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    2026年04月07日
  • 柳橋物語・むかしも今も

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    辛く哀しい読書だったが、読後ささやかではあるが確かな温かさに包まれる。貧しいからこそ耐えられる辛苦、得られる幸せがあるということを教えてくれた。

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    2026年04月07日
  • 中年男ルネッサンス

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    軽い気持ちで手に取った本でしたが、なんというか
    「ああ! そうそう!」
    と頷きたくなる痒いところに手が届く内容でした。

    普段疑問に思っていたことや気づいてなかったけれど、よく身の回りで起きていた現象がお二人によって文章化されています。

    そしてやっぱり山田ルイ53世さんは一発屋なんかじゃないです!
    とっても面白いです。
    テレビの向こうの人だと思っていたのに、すごく身近な存在に感じています。
    これからも応援していきます。

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    2026年04月07日
  • 半沢直樹 アルルカンと道化師

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    若き日の半沢直樹を描いた本作は、シリーズの原点とも言える“信念の形成過程”に焦点が当てられており、これまでの作品とはまた違った深みを感じさせる一冊だった。舞台は大阪西支店。美術品を巡る融資案件を通じて、銀行の論理と顧客の想いがぶつかり合う構図が描かれる。特に印象的なのは、「価値とは何か」という問いであり、数字だけでは測れない本質に向き合う姿勢が強く心に残る。

    まだ若く、葛藤を抱えながらも、自分の信じる正しさを貫こうとする半沢の姿は非常に人間味があり、その後の彼につながる芯の強さを感じさせる。組織の中で生きる以上、理不尽や圧力は避けられないが、それでも顧客と真摯に向き合うことの大切さが丁寧に描

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    2026年04月07日