小説・文芸の高評価レビュー
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職業柄読まねばならぬと思っていたが、読み始めたら一気読みだった。本書の筆者は映像作家の方だが昨年同タイトルの映画を公開。マイナーながらヒットしたように思う。著者は基礎医学研究に従事する医師夫婦の長男であり、統合失調症を患った姉を持つ。本書で扱うのは、医師夫婦のもとにいたにも関わらず、疾患を否定され、適切な医療を受ける機会を失っていた姉の記録。統合失調症は多くの方が漠然としたイメージでしか知らないと思うが、人生のある時期から幻覚(幻聴が多い)と妄想(ありもしないことだが本人が思い込み修正不能な思考内容)で特徴づけられる症状を呈し、社会性や認知能力を低下させていく疾患である。男性では思春期に、女性
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38歳にして初めて読んだ。
時間泥棒にいつのまにか盗まれていた。
知らず知らずのうちに大切なものを
見失っていく。
遠くまできて振り返ると
取り返しがつかないことに気づく。
残された時間で、
自分は、本当は何がしたいのか?
考える。
26.06.08-72冊目
以下、メモ
・いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。
・時間をはかるにはカレンダーや時計がありますが、はかってみたところであまり意味はありません。というのは、だれでも知っているとおり、その時間に -
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余韻が後引く、気持ちの良い恋愛小説でした。
まず、カバーのなんとも言えない青みがエモい!
好きすぎる!
主人公のオッソーと久遠の、焦げるような初恋がカバーに詰まっている!
吉田修一さん作品は初だったのですが、とても読みやすい文章でした。
533ページの厚さが気にならないくらい、夢中で物語を追っていけました。
20年前と現在が交互に描かれており、徐々に現在のオッソーと久遠のバックボーンが明らかにされていきます。
彼らを取り巻く登場人物たちも温かく味がある人ばかりで、それぞれのこれまでの人生を垣間見ることができるくらい魅力的に表現されている。
20年前に身を焦がすほどの恋をして、同時にその恐ろ -
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めちゃくちゃ読み応えがあった。クリスティファンにはたまらない興味深い分析やトリビアがふんだんに書かれているし、文章もとても読みやすい。
当時の時代背景、社会情勢、人々の価値観と暮らし、そしてクリスティ自身の人生と照らし合わせながら、作者とともに作品を読み解いていくのがとても楽しかった。異邦人としてのポアロと中の人としてのマープルの対比や、移りゆく時代、クリスティの真骨頂である人間関係の妙、騙しのテクニックの多様さなどなど、切り口がどれも興味深くてあっという間に読んでしまった。
特に、「メイヘム・パーヴァ」という概念を本書で初めて知り、勉強になった。というのも、マープルものに代表されるような、の -
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凄いのよ、パンって元々日本にはなかった食べ物なのに、日本で生まれたパンがたくさんあるの!
アンパンにメロンパンにジャムパンもクリームパンも揚げパンだって!
日本人って工夫するのが大好きなのね。って思ったわ。
日本人って実は結構面白いなと思うことが最近結構あって。
例えばひとつあげると、日本って決して小さい国ではないのに、九州も四国も海で離れてるのに、単一民族で、方言はあれども同一言語を話してるとか不思議じゃない?
その結果、私は日本人でよかったなって思うことも結構あって。
でも外国の人を見習わないとと思うこともあったりして。
でも全体的に日本人でよかったって思うのよね。
そんな -
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ネタバレ小学生か中学生の時に読んだのだ。子供にもわかるドキドキのストーリーだったのは覚えている。
たまたまウォーキングに行くときに目に留まってAudibleで聴いてみた。
あれ?こんな内容だったっけ…。これっていつの作品だ?1973年ドイツの作品だと…?実は前日に『<私>を取り戻す哲学』(岩内章太郎)を読んでいて、「なぜスマホを見続けてしまうのか」というような内容について深い哲学的指向を巡らせていた。時間泥棒…灰色の男たちに薦められたかのように「効率」「時短」「無駄を省く」を究極に突き詰めて仕事をしているのは誰だ?自分だ。これって今の自分に届けられた物語じゃないかと恐ろしくなった。
たまたま聴いてみた -
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首相殺しの濡れ衣を着せられた一般人が逃走する話。
の一言に尽きるのですが、物語の展開がとても上手いです。過去→現在に視点を変えたり、語り手が変わったり、飽きさせずに読ませてくれます。
登場人物がみんな魅力的で読み終わる頃には愛着が湧いてくるはずです。
お茶目で皮肉屋な面々が繰り広げる会話劇は最高です。本当に素晴らしい!
陳腐な言い方ですけど、会話が面白くてオシャレすぎる。鴨とアヒルのコインロッカーの会話劇ほどコミカルではありませんが、緊張と緩和でクスリと笑えてしまうのが本作のすごいところだと思います。
本筋は単純ですが、個性的で魅力に溢れる人物たちの群像劇がメインだと私は感じました。満足感 -
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ネタバレ面白かった!告白より好きかも。
湊かなえということで身構えてたけど、後味もそこまで悪くはなかった(そこまで、ね)
導入から不穏で、半ばあたりからかなり嫌な予感がしたので、ちょっと読むのやめようかなって、勇気が出なくて引き返しかけたけど、
何が待ち構えているのか気になって、ページをめくる手が止まらなかった。湊かなえはそういうところがある。思う壺。
終章までに、なんだかすいぶん綺麗な女子高生の友情の話で終わったから、あれ?綺麗な湊かなえ、、?
って思ったら、最後にただでは済まさないあたり、湊かなえー!ってかんじだった。まあ、比較的ライトでしたけど。
このくらいの後味なら元気じゃなくても全然読める。 -
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なんでこのタイトルなんだろうって思って読もうか迷っている方、池井戸作品の真骨頂なので読んでいただきたいです。
半澤直樹が好きな人なら絶対楽しめる!
あの登場人物は、林遣人だな、土屋太鳳だな、歌舞伎役者枠は誰にしよう、とか考えながら読むのも面白かったです。
ブティックといっても、洋服店のことではありません。池井戸作品の真髄はメガバンクのエリート役員と、彼らと対峙する日の目を見ない愚直な若手スタッフだと思っているので、その対決が面白かったー。
僕も一時期銀行員だったのですが、フィクションかとは思えないリアリティもあるのがほんとゾワゾワするんだよなー。 -
Posted by ブクログ
久々の池井戸潤作品。
期待を裏切ることなく、一気読みさせてもらった。この分厚さ、なんともないくらいのスピードで読み終わった。
一章毎に、新たなチャレンジが描かれて、その都度決着がつくので、気持ちいい。しかも、それらの話は全て結びついて最後の大逆転の大団円に繋がるいつもの池井戸潤作品であるところがまた、カタルシス全開!
こんなに大きな話だと、途中で迷子になりそうなものだけど、ちゃんと連れて行ってくれるところが、作者の手腕ですね。太田愛さんの小説にも感じたことだけど。
コンサルに対して、いいイメージ持ってなかったんだけど(特に「過疎ビジネス」読んでから)、池井戸さんの取材からの小説だと書いてい
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