小説・文芸の高評価レビュー
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人生とは、幸福とは何かを考えさせられた本。
人は皆生きる上でそれぞれ旅をしているのかなと星野さんのアラスカの生活を感じながら自分の人生を重ねることができ、とてもためになる本。
もっと人生は自由で自然は大きくて世界は繋がっている。
気がつけば自分の人生の旅路の中でできた考えや経験に囚われている気がして、もっと世界は大きくて自分の知らないところで鯨やオオカミやカリブーや色んな動物が生き、死に、それでも時間が進んでいる。
日常すれ違う人々もそれぞれ同じ時間を過ごしているにもかかわらず、その中で繋がりを持つことはほとんどなく、
自分と出会い関わりを持つことはとても奇跡的なことなんだと思った。
自分のた -
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ネタバレアイに限らず、人は生きる権利・目的・根拠を求めていると思う。望んだか否かにかかわらず、それは強いほど、長続きするほどよい。
血のつながりは生まれてきたのは正当性を担保するため。
震災の渦中に自ら残ったのは、不幸な運命に自分が選ばれたと証明するため。
しかし当事者性を持ったにもかかわらずアイが激しく苦しんだことがある。流産である。
そこでアイは、不幸の当事者でありたいと願うのは傲慢であったと心から理解する。世界中の死者数を数えて苦しみを摂取していた彼女は、たった一つの命が消えたことに絶望した。
さらにアイにとって理解できないことが訪れる。ミナが中絶することを打ち明けた。アイは非常に大きな怒りを -
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ネタバレ
虐待って文章でもすごく胸が痛くなりますね。
貴湖が受けた仕打ちも、愛が受けた仕打ちもどっちも酷くて読んでて悲しい気持ちでいっぱいでした。
血が連鎖することってよくあるよなぁ。
あれはなんでなんですかね?無意識下で引っ張られちゃうんですかね。
2人は将来、きっとまた一緒になれるのだろうけど、今度こそ穏やかに健やかに過ごせる日々であって欲しいです。
アンさん…貴湖のことを思うあまりに選んだ結末が悲しいです。
アンさんのお母さんもいたたまれない。娘の体を隠そうとしてて。胸が張り裂けそうでした。
親子間の埋まらない溝はあれど、この2人にしっかり愛はあって良かったです。
今まで読んだ町田先生のテイ -
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読み終えるまで大分時間がかかったが、読み終えて読んで良かったと思える本だった。エマのシャルルに対する背信的な情事がいつ発覚し結末を迎えるのかと思いながら気の重さを感じながら読み進めるのだった。やはり読後はやるせない寂しさがどうしても残る。
しかし多彩な描写や豊富な語彙に引き寄せられ読書本来の楽しさや学び、恩恵を感じ取る事が出来た。
後書きで参考となる実話が存在した事を知り、この小説が発表された時、フランスの品位を貶めるのではないかと裁判沙汰になる程センセーショナルな存在になったと、それも理解出来そうである。
フランスにはフローベールという偉大なというか特異なというか作家がいて、その代表作を読ん -
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警察ものらしいぶっきらぼうで横暴な刑事かと思いきや新人の指導が絶妙にうまい鳥飼さんがキャラとして好きになっちゃいます笑
どこか思惑があってキャリアになった新人の矢野に捜査とは、刑事とは、を口調は強いけどちゃんと考えさせて行動させる、しかも褒めるとこは褒めて沼るいい加減度合い!
謹慎中が復帰したらどうなるのか今後はワクワクしちゃいます。
あと中林一課長とのちょっと親密さの滲み出る会話もニヤニヤしちゃって笑
事件そのものも、最初に手がかりが発見されたのに全くそれがなんなのか予想つかないし最後最後で絶対的な状況証拠になるなんて複雑さを知った後にでてきて驚愕でした!そして矢野の成長まで感じられる!
梶 -
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若き日の半沢直樹を描いた本作は、シリーズの原点とも言える“信念の形成過程”に焦点が当てられており、これまでの作品とはまた違った深みを感じさせる一冊だった。舞台は大阪西支店。美術品を巡る融資案件を通じて、銀行の論理と顧客の想いがぶつかり合う構図が描かれる。特に印象的なのは、「価値とは何か」という問いであり、数字だけでは測れない本質に向き合う姿勢が強く心に残る。
まだ若く、葛藤を抱えながらも、自分の信じる正しさを貫こうとする半沢の姿は非常に人間味があり、その後の彼につながる芯の強さを感じさせる。組織の中で生きる以上、理不尽や圧力は避けられないが、それでも顧客と真摯に向き合うことの大切さが丁寧に描
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