ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    終始、息苦しい作品だった。

    夫婦の外側の人間たちの描写に救いがなくてとてもリアルだった。
    普通、では息ができなくなってしまったのに壊れた心と身体のまま仕事をし続けていた夫の気持ちを想像すると辛すぎる。
    正常な判断ができていないのに、頭からミネラルウォーターかけたり雨水で頭洗ったり。目を背けてしまう、、
    そんな時、やっと息ができる場所を見つけることができた。最後の描写も、生死はわからないけれど彼はやっと息ができるようになったんだと思う。そこに辿り着くには死ななければならなかった寂しさ。

    母親からの電話に何度も大丈夫という彼。大丈夫ではない人間に大丈夫と言わせる残酷さと、大丈夫か聞く側の想像力の浅さ。でも親ってそうなんだよなぁ。憎みきれないところがある。

    私は夫側に感情移入してしまったため、妻側の気持ちがなかなか理解しきれないけれどこういう感じ方があるのかと感心した。

    厳しいほどにリアルな小説でした。

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    2026年09月18日
  • 世界が生まれた朝に

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    裏表紙にアフリカ版「百年の孤独」ってあって、読まなきゃ!って。
    個人的には2026年ベストの一冊。あくまで2026年に私か読んだもので。
    先祖の霊、呪術、伝統社会などのアフリカ文化が現代文明に飲み込まれるさまを描いているのに、普遍性がある。
    そして根底には哲学的なものもあるのに、エンタメ性まで。
    素晴らしい。
    翻訳の高野秀行は、大学7年生のとき卒論で本著の翻訳を出したら、翻訳は認めないが本著の研究ならOK、ということで、論文書いてクリアしたらしい。よかったね。おかげで私もいい作品読めました。

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    2026年09月18日
  • 殺し屋の出世術

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    痛快!バイオレンスミステリービジネス本?
    嫌々参りました!ページを捲る手が止まらない!ワクワクゾクゾクが止まらない
    部下を信頼し成長を促す!この混ぜるな危険なノウハウ本をどうぞ!

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    2026年09月18日
  • アーモンド

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    ネタバレ

    扁桃体が小さいと感情がわからない。
    そいう事知らなかった。
    恐怖、悲しみ、怒り、苦しみ、喜びがわからない息子を
    普通の子のように見えるよう母は特訓するが、想像は
    できるようにはなるが、共感はできない。
    母が事件で植物状態になり、一人ぽっちになったユンジュに
    素行の悪いゴンが現れる。人一倍激しい感情を持つ彼とひょんなことから親しくなる。
    女友達ドラの存在がユンジュの心に何か不思議な重い石が
    一つずしんと飛び込んできた。
    少しずつ何かが変わっていく。
    些細な変化をとても自然な流れとして表現してる。
    ユンジュは泣くことも笑うこともできようになった。
    感動。

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    2026年09月18日
  • 硝子の塔の殺人

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    ミステリーをほとんど読んだ事が無いので、飽きてしまわないか心配だった。しかし、容易に想像できる濃いキャラクター、独特な場面風景により、かなり鮮明にイメージでき、とても読みやすかった。帯には様々なミステリー作家が、大どんでん返し系のコメントを残していた。ミステリーの最高到達点とまで言われている本書。ハードルが上がった状態で読んだが、シンプルかつ想像を裏切る展開により、とても楽しめた。翌日仕事にも関わらず、午前3〜4時くらいまで読みふけり、寝不足のまま出勤。良い思い出になった。

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    2026年09月18日
  • 罪なくして 上

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    シリーズ3作目。以前の2作より、前半から物語に入り込めた。登場人物に感情移入しやすくなったからだろうか。自分に自信がなかったケイトが徐々に自分のやり方を確立していく姿が美しい。仕事でも暮らしでも。

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    2026年09月18日
  • 北欧こじらせ日記 移住決定編

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    ネタバレ

    ・海外のペンパルを持つのも楽しそう。プレイリストを共有したり、離れていてもルアーを選んで?と声をかけてみたり、レシピを素敵な交流だなと思った

    ・ブラックサンダー、たべっこ水族館はウケて、梅ねりが不評(笑)インスタントラーメンもいいね

    ・私は提唱者だけど、友達は広報運動家ばかり。やっぱり相性いいのかな(笑)

    ・DNAテストで先祖を調べるの興味ある

    ・100%の準備は目指さなくていい

    ・選別に50ユーロ 何かあったらこの50ユーロで美味しいものを食べてね すてき

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    2026年09月18日
  • 願いながら、祈りながら

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    北海道の分校が舞台。子供たちの心情が偽りなく書かれている。特に教職を目指している方、思春期真っ只中の方にオススメ。大人になってから読んでも、自分の通ってきた道が思い出される。きっと。

    (2020.11.5 読書ノートより)

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    2026年09月18日
  • はじめての短歌

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    面白かった。こんなに平易でわかりやすい文章で短歌というものを説明してもらえると、短歌に対する敷居が低くなると思う。そして、良い短歌とはどういうものかをしっかりと言語化してくれているところが素晴らしい。改悪例というわかりやすい例を提示することで優れた短歌のどこが優れているかをとてもわかりやすく解説してくれている。著者の他の本も読みたくなった。

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    2026年09月18日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    恋の視点から見た物語と友情の視点から見た物語でおもしろかった。
    親友でいたいし必要とされたいし、感謝してほしいし、いろんな感情で相手を支配したくなってしまう。最後の結末は予想外だった。

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    2026年09月18日
  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    今までのシリーズの中で1番好きだったかな。
    雨野先生が、いろんな意味で人間味溢れる部分を出してて。志真さんとのこともこの先ないのかなぁ

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    2026年09月18日
  • 総長さま、溺愛中につき。⑨ 冬夜をとりもどせ! 運命の正面対決スタート

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    ネタバレ

    ふゆくんは本当に裏切ったのかな、って思ってたから、違くて安心した( ˶˘꒳˘)
    やっぱりふゆくんは、本当に優しい人だな…
    ふゆくんの好感度が逆に上がりました(笑)

    3年生たちが卒業すると、接点が少なくなっちゃうんじゃないかって私も悲しかったんですけど、生徒会が中高合同になって良かった...!
    まだまだ最強男子たちとの楽しいやり取りが見られそうで何よりです...
    拓ちゃんがnoble入ったのもびっくり...!⍤⃝ʺ̤⋆꙳10巻も楽しみっ♡ʾʾ´͈ ᵕ `͈ ♡°◌̊

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    2026年09月18日
  • 謎の香りはパン屋から

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    サクッと軽く読めてとてもよかったです。
    内容的にも文章の構成的にも読みやすかったのだと思います。
    どんでん返しも、大きな事件もないですが、頭を使わず読めるので軽く読書したいときに最適だと思います。
    普段本を読まない人もこの本なら楽しく読めるのではないかと思います。パンが食べたくなりました(笑)

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    2026年09月18日
  • 全国怪談 オトリヨセ

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    黒木先生らしい作品集です。

    YouTubeにて黒木先生の怪談を聴きはじめました。落ち着きのある語り口がとても聞きやすいと同様に、怪談作品も読みやすかったです。そして、面白かったです。

    #切ない #深い #怖い

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    2026年09月18日
  • 同じ星の下に

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    とても読みやすいミステリーだった。
    人間感情を出す時と出さない時、それぞれの心情や客観的にみた視点が細かく描かれて入り込みやすい小説だった。

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    2026年09月18日
  • 未来を照らすコトバ ビジネスと人生、さらには社会を変える51のキーワード

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    毎週ラジオを楽しみにしていて、本になって嬉しくて買った。
    ラジオは毎週、取り上げる本はあるものの、とてもサラっとしか触れない。
    本当にこの本の1回の文字数くらいだ。
    ちょっと物足りなく思うけどでもそれがいいのだろう。

    そして聞いていて飽きないのはパーソナリティ2人の血肉の通った本音の体験談等が入るからだと思う。
    大学の講義みたいに理論をただ説明しているだけではないから聞いていて雑談に参加している感覚になれる。
    山口さんのアメリカでコンサルやってた頃のエピソードとかは面白い。管理職は演技の研修があるとか。
    長濱さんもアイドルと俳優の仕事の違いとか。
    音楽家の紹介する本や貴重な音源コーナーは自分には興味無い内容のこともあるけど、その後の質問コーナーやエンディングで結構面白い話になることが多いので、前半で聞くのをやめる、というのは難しい。
    非常にバランスのいい番組だと思う。
    ただ、音楽のコーナーでも久石譲の名前の由来はクインシー・ジョーンズで、その人の曲流してくれて、ちょっとナウシカの音楽は影響受けてるなあとか、油断できない。

    そのラジオのいい所を抜粋しているのがこの本なので密度高い。
    自分にとっては琴線に触れる学びが多すぎてあっという間に飽和する。
    山口さんのバックグラウンドが哲学・思想であり、その上で経済・経営・社会等の本を紹介するので文系出身の自分にも合う。
    例えば「スクール(学校)」その語源はギリシャ語の「スコレ」というのは自分でも知っていた。
    でも「有意義に暇な時間を過ごすためには教養が必要で、その教養を身につけるのが学校」とか、「ビジネスは「多忙」」と絡めて語るのが自分にとっては面白い。

    是非続編も出して欲しい。

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    2026年09月18日
  • アルテミス 下

    購入済み

    ジャズの起死回生の奇策はアルテミスの全人類を巻き込む大変な騒ぎになります。ジャズは奔放で無法者なのに、困ったときに助けてくれる信頼できる友人や家族がいてヒーローものの映画みたいでした。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2026年09月18日
  • 月とアマリリス

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    ある記者が仕事として書いた記事で
    事件が起きた。
    真実を伝えることを大事にして書いた記事で、人が傷ついて、亡くなった。
    そこから物語は始まります。
    読んでいるうちに胸がぎゅーっとなりました。
    真実とはなにか。
    記者の人に読んでもらいたい1冊です。
    事実を伝えることと、真実を伝えることは、少し違うのかもしれないし、世の中はそんな単純に事件が起きているのでは無いのかもと思いました。
    今いる近くの人たちを大切にしようと思いました。

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    2026年09月18日
  • ぼくらの七日間戦争

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    これは多分中学生くらいに読むのが一番良い
    大人になって読み返したら西脇先生ポジションみたいな視点で読んでいる自分に気づいた
    あと、今作が出版されたのが1985年なので現実世界では多分主人公たち世代は親から祖父母世代になっていると思う
    なので、今の子には共感しにくいかも

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    2026年09月18日
  • ヒポクラテスの困惑

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    ヒポクラテスの困惑
    完読

    かなり攻めた内容。

    個人的には、これまでのシリーズで一番面白かった。

    コロナ禍に、偽ワクチンによる殺人が起こる。

    もしコロナ禍の真っ只中にこれを読んでいた私はどんな感想を持っただろう。

    緊迫した状況の中で、人との関わりも制限され、鬱屈していく人々の心理。
    不安が膨らみ、誰かを疑い、何かにすがりたくなる気持ち。

    キャシー先生の言葉が心に残った。

    「結局フェイクニュースに飛びつく人は不安に抵抗してまで考えるのが苦手なんですよ。陰謀論というのは単純明快で、悩まなくて済みますからね。
    不安を仮想敵にぶつければ、その瞬間だけは安心していられます。自分が正義の側に立っているんだと自己陶酔にも浸れますしね。」

    コロナ禍を実際に経験したからこそ、ただのフィクションとして読み流せない部分も多かった。

    今回も考えさせられた。

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    2026年09月18日