ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    私は私の心を撫で下ろして本を読んでいるのかなと思った。


    いつでもお金がそしいが、それだけが目的になってしまえば、仕事はどんどんとだれかに似てくる。
    そうした虚構のフィルターをとおして、悲しみやつらいことを時間をかけて自分なりに理解するのだ。

    本から引用。特に好きだった部分。

    島田さんの仕事に対する考え方が好きだなあと思った。私は出版社を勤めることはないと思うが好きな考え方だった。誰か一人を自分を救える音楽を作りたいなと思った。

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    2026年07月08日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    タイトルがあまりに素敵だったので、一目惚れ。自分たちの力ではどうにもならない、不可抗力によって2度の別れを余儀なくされた2人だが、それでもお互いの存在をお守りにして、想いあって生きてきた半生に、とても心を動かされた。特に、幼少期、たった週に一度、ほんの少しの時間を一緒にすごしただけの結珠の存在を心の支えにして、作中では描写されていないがおそらく血の滲むような努力をして(本人は自覚はなさそうだが)、難関女子校の門をくぐった果遠。それでも大人の都合であっさりと離ればなれになってしまった際、同じ団地に住むチサさんの「捨てるのはいつだって弱い方」という趣旨の言葉に、はっとさせられた。また、その後お互い

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    2026年07月08日
  • 舟を編む

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    皆さんは馬締さんのように真剣になれることがありますか?私は西岡さんと同じ気持ちです。自分が好きなことに携わることができる。羨ましいです。同じ方向に向いている仲間がいることも。この域まで行くと変態です。でも、そこまで言葉というものに面白さを感じた。正しく言葉を使えるというのは難しいですね。いつも話すたびに意味が分からんと言われます。語彙力もなく、共通言語を話せない。辞書なんて何十年も触っていないですね。最近の学生さんは辞書なんて引くのでしょうか?と疑問さえ出てきます。そう言う意味でもこの本を読んでほしいと思います。
    次は 鈍色幻視行 恩田陸さんの作品を読みます。

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    2026年07月08日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    章が短く、さくさく読める。名作で古典で海外文学でミステリーなので警戒してる人も多いとは思うが、訳が柔らかいので小難しい表現は出てこない。新訳改訳があるのが海外古典文学の強み……!!
    読みやすさに加えて、テンポよく話が進み、次々に事件が起きるために、読んでても飽きない。勿論、飽きさせないことを考えてのことなら、私は著者の手のひらの上だが……。
    ミステリーとしては、誰なら可能か、を考えていくとちゃんと犯人がわかる。過激でも嫌味でもなく、すっきりした読後感。これだよこれ……これがミステリーだよな……と思ってしまう。
    でも動機は最後までわからなかった……! 犯人側の目線が最後に明かされるので、不思議な

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    2026年07月08日
  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    ネタバレ

    しまさん〜〜( ; ; )
    アメちゃんについて行かなかったのは持病のこともありきっと優しさだと思うけど、結ばれて欲しかったなぁ

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    2026年07月08日
  • リカバリー・カバヒコ

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    青山さんの「いつものパターン」なのに、どうして毎回、こんなにも心を温ためてくれるのだろう。どのストーリも身近で、自分のことだと思えるし、痛みに寄り添いながら、安心して読める。
    「奏斗の頭」での父さんの言葉…ただ愛するんだ。それだけ。
    「ちはるの耳」で、洋治からの報告を受けて、嬉しいの。と泣いたちはる。
    トゲトゲしていた心が溶解していく主人公たちの変化が、読者を穏やかにさせてくれる。

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    2026年07月08日
  • 炎はつなぐ めぐる「手仕事」の物語

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    子ども向け写真絵本を多く手がける著者が、伝統工芸に携わる人たちを取材し聞き書きしたエッセイ。どの章も非常に深い。そして知らないことばかりだ。この知恵を絶やさず受け継ぐ人が少しでも増えますように。

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    2026年07月08日
  • 人間標本

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    文章構成が独特ですごく楽しめました。タイトルそのまんまの話ですが、序盤淡々としてるので、そこまでグロさは感じませんでした。
    イヤミスの部類だとは思いますが、あまり後味の悪さは感じませんでした。
    ドラマ化してるみたいですが、そちらもぜひ観てみようと思います。

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    2026年07月08日
  • じぶんの服つくり シャツ、ズボン、スカート

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    子どもでも自分で作れる服。衣食住にかかわることを自分でできることは、大変な自信につながると思う。衣の自給率はますます低くなる一方で、ファストファッションの台頭が環境破壊を促進している。だからこそ、小さいうちから自分で作ることを大切さを知ってほしい。大人にももってこいの一冊。

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    2026年07月08日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

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    そろそろクライマックスも近いですねー。
    樊瑞は結構好きな英雄だったので悲しいですが、彼の役割的に仕方がないですね。
    残り5巻も怒涛の戦になるとは思いますが、楽しみなような、終わって欲しくないような、、、複雑な心境です。

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    2026年07月08日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    シャールが魅力的すぎる。会いたい。
    私の心の中にもいつもシャールを住まわせたい…。

    台湾に行きたくなった。

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    2026年07月08日
  • 絶望の凶弾 安倍元首相銃撃事件 山上被告を追った1294日

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    安倍元首相が撃たれた瞬間の事をよく覚えている。何をするでもなく、その日、何も手につかなくなった。何かとんでもない事が続くのでは、と怖くなった。
    暴力はいかなる事があっても容認されるべきではない。だが、何が山上を凶行に向かわせたのか。それを知らない事には次に起こるかもしれない事件を防げない──本書のそういった志に強く惹かれた。
    どこよりも安全なはずの日本で起きたテロ、その背景にある複雑怪奇な数々の事象と一人の男の孤独と絶望。デマが指先一本で放たれる世の中だからこそ、平和を考える事を忘れずにいたい。

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    2026年07月08日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ネタバレ

    30年以上前に連載していた作品を修正して1冊にしたということを知っていたので、作品に懐かしさをより感じた。勢いを大切に修正は最低限なのも私的には良かったと思う。
    確かに設定などにやや「?」と気になるところもあるが、それを置いてもやはり丁寧な作りの作品だと感じる。
    ご飯のくだりで沢山出るファンタジー用語と美味しそうな描写はやはり上橋さんだなと。美味しそう。
    話がどんどん展開していくので読みやすいが、もっと作品を味わいたいと思う気持ちもありつつ…
    とりあえず上橋さんのファンタジー世界は好きだなと改めて思えた作品だった。

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    2026年07月08日
  • 私のことだま漂流記

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    腕白な自伝であり、文章読本であり、仕事術であり、幸福論でもあるかな。つまり、いろいろ参考になると思った。着実に前に進んでいく前向きな姿かいい感じです。自分としては人間力、読書力を鍛えたい。

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    2026年07月08日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    主人公の差配役が、地味にスーパーマンだと思いました。
    人間味があり、どっしりと構えていていい具合に鷹揚な魅力的に描かれていて、読んでいて心地よい一冊でした。
    このシリーズまだまだ書いて欲しいです。
    追いかけていきます。
    そしていい作家さんね。

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    2026年07月08日
  • アンダーザスキン

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    彫り師の針生榴(はりゅうりゅう)はタトゥーが原因で高校を中退、最終的には母と同じタトゥーイストの道を選ぶ成長物語だと読み始めたがもっと深い話だった。タトゥーって村山由佳作品によく出てくる、それくらいのイメージしかなかった。けど魂の精神的治療にもなりうる、元々は民族的、成人の証などの意味のあるものだった。彫師、入墨が悪いのではなく世間一般のイメージが良くない、故に人より困難にあう確率も高い。それでも入れるなら正しい知識を彫師が伝えるべきだというのは正論だなあ。母に聞いた名前の由来のくだりがいまいちわからず。初読み作家さん、文章が読みやすくいい作品だったので追いかける予定。

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    2026年07月08日
  • まず牛を球とします。

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    SFの短編集。SFはいつも価値観や視点を揺さぶられるので痛快です。

    特にタイトルの「まず牛を球とします」はタイトルからもちょっと面白くてセコい。全然説明されない世界観の含み方も素晴らしくて、近未来的な思想と科学の結実が有り得そうすぎて本当に面白かった。SF長編では得られない、いわゆる「すこしふしぎ」なSFでした。

    もう1つのお気に入りは最後。単にめっちゃ勉強になったし、やべえ!合理的だ!気持ちいい!と思う設定(設計?)に感動しました。
    いやー、科学って楽しいな…

    読むのも楽しいが、誰かとこの作品で描かれている近未来や世界観についてずっと議論したい…!と思いました。相手がいないのでGemi

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    2026年07月08日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    泉鏡花の『外科医』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズの一冊です。
    画師の“予”と医学士の高峰、そして手術を受ける患者の伯爵夫人が主要人物の独特な雰囲気を持つ作品です。
    夫人の手術が行われる部屋に3人が揃い、いざ手術というところで夫人は麻酔薬を使うなと発します。
    それは誰にも言えない秘密を漏らしてしまいたくない、という理由からでした。
    さて、執刀する高峰は麻酔無しで手術を開始するのですが…。
    美しい純文学を美しいイラストが彩り、世界観を更に色濃く描く良書です。

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    2026年07月08日
  • 白鷺立つ

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    比叡山延暦寺での千日回峰行を題材にしたお話

    事情により終生を比叡山で過ごさなければならない二人の僧の憎悪と愛情

    自己表現がこんなにも許される今の世の中は
    自分が自分であると主張してはいけない個々の苦しみの積み重ねから生まれたことを忘れてはいけない

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    2026年07月08日
  • 桜のような僕の恋人

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    切ない儚いストーリーだったけど、晴人や美咲のように夢、生きがいを諦めずに生きていきたいと感じる物語でした。

    今、自分が日々挑戦できることや当たり前のように日々過ごしていることが実は当たり前ではなく、幸せなことなんだと気付かされました。

    いい本だったので、おすすめしたい一冊ですね。

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    2026年07月08日