小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
長編ながらも、物語に引き込まれてスラスラと読めた。
高校3年生の時に不幸に見舞われたが、「好きな人と共にいられるならそれだけで生きていける」と信じていた2人にまさかの人物からの横ヤリが...
沖縄の離島での逃避行は、働き詰めのオッソーが事故に合い、その後直ぐに2人で貯めたお金を盗まれ、わずか半年で終わりを迎えてしまう。
その後、2人は離れ離れとなり、それぞれの人生を1年遅れでやり直す。月日は流れ、20年後に再会を果たすが、お互いに様々な出来事を経てフリーになった後も、元に戻るのではなく「良き友人」としての関係を選んだ。
過去も現在も精一杯に頑張った2人の、切なくも温かい20年間の歩みを覗き -
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ネタバレ蜜蜂
蜜蜂の謎の失踪というニュースを見たことがあると思います。
ある日急に何の前触れも無く蜜蜂がいなくなってしまう。そして、その行く先もわからず、死骸も見つからない。
原因として農薬説やホルモン異常説、地球温暖化説などいろいろと推測されていますが、真の原因はわかっていない。
そんな蜜蜂を巡る、過去・現在・未来の3つの物語が平行して描かれます。
過去は、養蜂用の巣箱を考案した男一家のお話、現在は、養蜂家一家のお話、未来は蜜蜂の絶滅により、衰退した人類社会の中で受粉労働者として働く女性の一家のお話。
この3つのお話しが、エンディングで見事に一つの物語を紡ぐという見事な構成です。
何より、人類が衰 -
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人間の脳はそれほど進化していないにもかかわらず、急速に進化し続けるテクノロジー。いつか人間の脳がその進化についていけず、パンクする時が来るのではないか。そんなことを考えていたときに発売され、気になっていた本。
炊飯器やエアコンなど、身近な家電ひとつをとっても、さまざまな機能が追加され、必要な機能以外のボタンまで増えて複雑になっている。さらにハードだけでなく、ソフトウェアやアプリも細分化されている。
例えばアクションゲームひとつとっても、攻撃ボタンが○だったり□だったり、R1ボタンだったりと作品ごとに異なり、操作を覚えるだけでも一苦労する。さらに、カメラの「少し押す」、スマホやタッチパネルの -
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凪良ゆうさんの小説を読むのは今回で3冊目だが、文章ひとつひとつが繊細で美しく、透明感があって好き。それでいて、小難しい感じや理屈っぽさがなくて、すっと心に入ってくる。
今回のテーマの一つは、「事実と真実は違っていて、本当のことは当事者にしかわからない」ということ。
世間は、自分たちが見たいように被害者と加害者の枠組みにあてはめる。まわりが良かれと思ってと介入すればするほど、当事者たちはどんどん生きづらくなる。こういう構図は現実世界でも本当によく見かけるし、こういうのって無くならないよな、自分も無意識のうちにやっているんだろうなと胸が苦しくなった。
そして、やっぱり見どころなのは、二人の不思 -
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司馬遼太郎は毀誉褒貶が好きだなぁと思う。誰かを祭り上げる筆には嬉々として余念がないし、劉邦を貶めるときは本当に楽しそうだ。古代のゴシップを描いている気分なのだろうか。
張良、字名は子房、韓の国の宰相の息子である。劉邦に会い、配下に入り、項梁の下に入る。韓の王族を探してきて王とする。項羽と分かれてから、西進する。勝ったり負けたりしながら、楊熊を破る。南陽と宛を下し、武関から関中に咸陽に入る。趙高は焦る。胡亥に自殺させ、兄の子の子嬰を立てる。子嬰は趙高を殺して秦王となった。咸陽宮に入ると、劉邦は美女に突入した。蕭何は行政文書を押さえた。霸上に戻る。秦の法を撤廃し、人を殺すもの、傷つけるもの、盗む