ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 誰が首

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     六条河原に晒されていた浅井、朝倉の首が何者かによって盗まれてしまった。明智光秀はその報告に衝撃を受ける。もしも主君の信長がその事実を知れば、光秀自身は殺されはしないだろうが、競争相手として脅威になっている秀吉に遅れを取ってしまうことになる。それだけは耐えられない。そんな嫉妬心も相まって、信長にバレないように、光秀は首を別人のものとすり替えようと決める。
     ということで本書は去年の私のベスト1小説だった『白鷺立つ』を書かれた住田さんの第二作目となります。江戸時代を舞台にしていた前作から大きく時代はさかのぼり、舞台は戦国。信長、秀吉、光秀と歴史に詳しくないひとでも知っているスーパースターが中心の物語になっています。なので普段、歴史ものは苦手で読まない、というひとにも馴染みやすい物語になっているのではないかと思います。首をすり替えた一件は光秀にとって暗い影のように付きまとい、やがて意外な形で信長と光秀の関係を大きく変えることになります。最後に報いた一矢には、忘れがたい余韻が残ります。

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    2026年09月18日
  • 夜のピクニック

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    サクサク読み進められたし、いい青春すぎた。高校時代に心から戻りたいと思える1冊でした。また読みたいな。

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    2026年09月18日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    自分と重なるところが所々あるので、読み進めるのが苦しかった。
    高校の先生と未だに手紙のやりとりを続けているというところで、安心して勝手に涙が溢れた。
    これは現実に起こってしまった事件であって、実際に亡くなった方がいるわけなので、あかりさんを100%肯定できるわけではない。残忍な殺害方法、お母様からの虐待や暴言など、読んでいてこちらも苦しくなる部分は多々あったが、この本を読んでよかった、と心から思えた。

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    2026年09月18日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    何となく何処にでもいるような、パッとしない負けの臭いが染み付いた小物感のあるスズキタゴサク
    でも、次第に繰り広げられる心の読み合い

    読み進めていくうちに何処にでもいる人から、怪物へと変貌していく感覚に囚われていく、そんな作品だった。

    爆弾が爆破する度に、それを期待している自分がいる気がして、自分がスズキタゴサクに重なっていくような怖さを感じた。

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    2026年09月18日
  • 成瀬は信じた道をいく(新潮文庫)

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    新しい事に挑戦する成瀬さんや、新しい出会いを通じて増える成瀬さんの理解者?たち

    今まで通り変わらない部分もあって、懐かしいような、新しい挑戦を通して成長しているような、

    そんな新たな世界に踏み出した成瀬さんと出会える作品だった。

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    2026年09月18日
  • 成瀬は信じた道をいく(新潮文庫)

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    成瀬最高!
    面白かった!
    2冊の私たちは、もう成瀬に慣れてきているので、あんまり驚かないけど。
    初めて成瀬に会う人たちが(お父さんは違いますが)、ちょっと戸惑ったりしながら、やっぱり成瀬のことを大好きになって行く感じがとっても嬉しく感じて(笑)
    やっぱり私たちの成瀬は凄く素敵だなと思いました。

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    2026年09月18日
  • 私たちの世代は

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     コロナ禍の2人の小学生心晴ちゃんと冴ちゃん。学校も育った環境も違って接点のない2人だけど、コロナが流行り出してそれぞれが窮屈な毎日を送ることに。

     学校行事とか友達と過ごす時間とか失った物も多かったけど、コロナで気付けたこともあったんじゃない?コロナ禍を耐えたからこそ得られた物もあったんじゃない?と思わせてくれるお話しでした。

    当時、我が家にも中学生、小学生、幼稚園児がいて色々と工夫してたなと思い出しました。家の中で出来る遊びを探して粘土代わりにニョッキを作ったり。せめて美味しいものをって張り切り過ぎて家族でちょっと太った気もします。

     冴ちゃんのママが大好き。
    冴ちゃんの幼馴染・蒼葉くんと、心晴ちゃんの家庭教師・樋口先生も素敵な方でした。

     瀬尾さんやっぱり大好き。
    『あと少し、もう少し』『おしまいのデート』とエッセイの『ありがとう、さようなら』が大好きで私の中のベスト3だったんですが、この『私たちの世代は』と新巻『はじまりのスープ、夏ゼリー』も大好きなのでこれからはベスト5で。瀬尾さんの本全部好きだから、絞らなくても良いんだけどね。

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    2026年09月18日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この本を勧めてくれた母と、来週は膳所に行きます。ミシガンに乗ります。成瀬がスマホを持たず21時に寝ることが面白かった。大貫さんの余裕のなさに共感でき、成瀬を観測する第三者視点として丁度よかった。広島から来る男の子との話にほっこりした。ランニングを頑張りたいと思った。

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    2026年09月18日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    読みながら、また読み返したいと思った
    何度も再読する1冊になりそう!

    一編目を読み終えるのが寂しかったけど、
    その後の話にも時々登場人物が出てきて、
    そこからまた想像を膨らませられたのが楽しかったな!

    一編ずつちゃんと満足感があるのに、
    さらに別の話でまた登場人物に出会えることで、
    満足感が積み重なっていく感じもした!

    短編だけど、
    お話が短かったなっていう気持ちが残らなくて、
    初めて短編も好きかも、って思った

    誰かの強さや人間力に救われて、
    前を向いていく人たち。

    その人たちの考え方の変化に、
    ぽっと明るくなるような気持ちをもらった

    最後の解説にあった町田その子さんについてのお話を読んで、納得。
    本当に1行目から惹きつけられる。

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    2026年09月18日
  • 推しとともに去りぬ

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    一つ一つ違う人達の物語だけど、それが全体を通して繋がっていくので読んでいるのが楽しかった。
    阪神タイガースの話はちょっと現実離れ?的なのも感じだけれどもまあそこはフィクションなので(笑) 小川さんと英貴君みたいな2人が目の前にいたら私も推してしまう自信がある。(笑)

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    2026年09月18日
  • 黒牢城

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    ネタバレ

    時代劇×ミステリーなんてめちゃくちゃおもしろいかしょーもないかのどっちかだろうと思いつつ米澤穂信ならおもしろいやろって安易な考えで読み始めたら予感は的中。
    しかも舞台は籠城中の城ということで密室のような閉塞感も味わえてなおよし。
    荒木村重は負けそうになると無様に逃亡した武将ってイメージだったけど(実際やったことはそうだけど)今作の荒木村重はとにかく慎重に慎重に思考、行動するかっこいい男である。これほどの優秀な男も落城の運命には抗いきれないという悲哀を感じられてとても良かった。

    難点は解説者が思想を垂れ流しすぎたことくらいか

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    2026年09月18日
  • そして、バトンは渡された

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    明日が二つになる。

    この言葉がとても似合う

    自分の明日と、自分よりたくさんの未来と可能性を含んだ明日がやってくる


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    2026年09月18日
  • 本日は、お日柄もよく

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    登場人物、漏れなく全員かっこいい。

    胸が熱くなって、読めば読むほどどんどんハマっていった。
    大好きな一冊。

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    2026年09月17日
  • 孤島の来訪者

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    これは…推理不可能ですて!え〜???と何回なったことか。でもそれが面白い。クローズドサークルのミステリは、説明が続いてちょっと話が長く感じることが多いのだけど、それを感じさせない設定の面白さだった。シリーズ最後の3作目も次に読みます!楽しみ!

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    2026年09月17日
  • 百年の時効

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    これは。。。
    途中まで松本清張作品を読んでいる気分に浸れた。しかし物語が終盤に差しかかるにつれ、そのくびきを解き放ってさらに違う次元の大作に変貌していった感覚。
    とことん泥臭い執念むき出しの捜査に加えて、背景にエイズ薬害訴訟やオウム地下鉄サリン事件などを重苦しくストーリーに絡ませてきて、なんかもう歴史だったですか?的な凄まじい試みが見られた。
    リアリティがズッシリ詰まって、スルメ噛んでるというか気づいたら鰹節を噛んでたという感じ!(わからん)

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    2026年09月17日
  • 三千円の使いかた

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    ドラマを見て気になり原作を読んでみました。
    お金に対する気持ちが変わりました。
    子どもたちにも読んで欲しい作品です。

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    2026年09月17日
  • 夜明けのはざま

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    よかった!!!!

    それにしても…時代やなぁ…と思った。
    ほほー、そこはそうなるのねー、と最後感じた。

    もう昭和じゃないもんね、令和だもんね。

    でも母の病院に付き添って待ち時間に読んでたから重くて重くて…肩が凝りまくってもーた。
    がしかし!
    最後とてもスッキリした気分になった!

    よかった!!!

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    2026年09月17日
  • 対馬の海に沈む

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    これはミステリー小説ではなく事実であるということに衝撃を受けます。このノンフィクションは、2019年2月、JA対馬の職員、西山義治が車ごと海にダイブするところから始まります。
    JA共済の中で日本一の営業成績を誇る西山。

    JAの表彰式では、CMに起用されている仲間由紀恵さんからも声を掛けられる程の優秀な営業マン西山の、巨額過ぎる億単位の横領。

    彼は長い間の不正により、JA共済に22億円もの損害を出し対馬の海に身を沈めました。事故死なのか?自死なのか?なぜ離島の小さなJA支店で22億もの横領を行えたのか?彼が1人で行えた犯行なのか?組織ぐるみなのか?


    著者のノンフィクション ライター窪田新之助氏は想像を超えた綿密な取材を行い、深層を究明していきます。


    著者の心血を注いだ取材で次々に明らかになるJA対馬及びJA共済の、あまりのずさんさと村社会的構造。その背景にある罪の意識の無い共犯者たちの存在。

    ただただ唖然とするばかりで混乱してしまいます。

    著者自身、あまりの事実に嘔吐、頭痛、胃痛に襲われる程です。それでも取材を続けた姿勢に頭が下がります。

    読み終えてを思うのはこんなことがあったからと言って組織の体質は大きくは変わらないということです。共済職員へのノルマが見直された程度で。

    なぜなら、親組織は22億くらい立ちどころに補填できるし、今回の事件で損をした顧客はひとりもいないから。

    暗澹たる気持ちですが、窪田さんのこの著者が、『ペンは剣よりも強し』となるよう心から願っています。告発してくれた方の勇気にも感謝です。JA共済の上層部の方々に一人でも多く読んでいただけますように‥。

    ※オーディブルで。

    ・2024年 開高健ノンフィクション賞

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    2026年09月17日
  • 男ともだち

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    ハセオのいいところは沢山あったけど、「お前がそう感じるなら、誰に否定されたってそれが真実」だと言って受け止めてくれる姿勢と、一切性欲を向けずに常に甘えさせてくれる底抜けの優しさとがたまらなかったです(〃ω〃)
    優しくしてくれる男性はいたとしても、性欲が透けて見えることが多いと感じるので、ハセオは神名を本当に大切にしているのだと伝わってきて非常に羨ましかったです。

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    2026年09月17日
  • ギアをあげて、風を鳴らして

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    おもしろかった…!!最初の方は、なんだかんだ最後は2人とも自分の運命に逆らえず、折り合いをつけながら元の場所に戻るのかな…とぼんやり予想していたのですが、クライマックスの癒知とクミが2人でいる時のパワーはそんなもんじゃなかった!とことん抗いまくって、読んでるこちらも手に汗握りながら、がんばれ!がんばれ!と心の中で叫び続けていました。
    クミもかわいそうだが、癒知の境遇がひどすぎる。教団の中のシーンは胸くそ悪いことばかりです。大人が自分たちの幸せのために子どもが子どもらしくいることを禁じるなんてあってはならないことです。信仰と言えば何でも許されるのは間違ってる。
    2人の母は本当に情けない。癒知の母の娘への態度は事情を知れば気持ちもわからなくもないし、これが彼女が信じる最大限の愛情なのだろう。でも癒知が今明らかに幸せでないのは直視すべきで、自分の考えは正しいのだろうかと悩むことを放棄して信仰を理由に思考停止しているし、なにより娘の友達への気持ちを大事にせず、クミの家庭にしたことは絶対に許されない。クミの母も最後最悪だった。娘に言う事がそれかよ、娘を何だと思ってるんだ!と殴りたい気分でした。
    ラスト、ここで終わっちゃうの?!と思ったが、確かにここが2人のピークで、このあとは辛い現実なのだろうと思うと、ここで終わるのが一番いいのかなとも思う。でも2人には幸せになってほしくて、それを読みたいと心から思いました。

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    2026年09月17日