小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
無言症のセラピストのノンフィクション。この方の作品は初めて読んだが小説のように読みやすく、面白かった。作者の文章力と恐らく、翻訳も良いのだと思う。
この作品の中では、仮名にしているが、彼女が関わった3人との粘り強い、具体的なセラピーが描かれている。子どもの頃に夢中になって読んだ「24人のビリーミリガン」を思い出した。人間の心理(特に困難な状況に直面している本人、またその家族)の複雑さを改めて感じた。
P369 〜370
他人の不可解な行動を理解しようとする過程で、自分から不幸を選び取る人はだれもいないということを理解していることが助けになるとわかった。だれかが不幸だとしたら、それは彼らがほ -
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やっぱり入り込めますね、このシリーズ。
また貴族側のお話となり、新たな金烏代の皇后選びが始まります。若宮時代の面々がいないのは、シリーズ前半を何度か読み直した者としては、とても寂しい時節の物語です。
が、新たな面々も、いじらしく、子憎たらしく、愛嬌があって、なかなかいい感じです。シリーズ通してダークな雰囲気がありますが、今回は小休止のように、軽快で読みやすいと思いました。
とはいえ、とにかく雪哉が気に入らんですね。なんだこいつ。若い頃のひねくれながらも人への優しさが見えた頃が見る影もありません。
茂丸さんがとても惜しまれます。彼が生きていてくれたらと、この巻になっても思ってしまいます。
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Posted by ブクログ
絹織物の産地・棘沢を訪れた月季たち。しかし桑の神を祀る廟で殺人事件が発生。一方、町では織子たちの幽鬼が出ると噂が。
祀られている神の正体とは?殺人と幽鬼の関連は?
この世界の蚕神の姿は、男神、女神、馬の神など、地域によって違います。日本でも馬の神であるオシラサマは蚕の神でもありますね。
しかし、神は「きちんと」祀らないと祟ります。今回の事件も、間違った祭祀と、人間の欲が絡んだことが原因なのですが…。
『後宮の烏』でも、烏漣娘娘の謎が物語の鍵を握りましたし、神のありようを探すテーマは共通しています。果たして、月季の中に潜むモノは神なのか、それとも…。
いろいろシリアスな場面が多い『烏衣 -
Posted by ブクログ
私たちから見えているのは、その人の「外側」だけであり、内側は覗けない。
そんな当たり前のことを、ほとんどの人が忘れていて、「外側」だけでラベリングをしていく。
※念のために書くが「容姿/見た目」のことではない
私は感情がたかぶったとき、疲れているときなどに、「他者との境界線」が曖昧になる。
「自分の気持ち」なんて、相手は知るはずもないのに、「なんでわかってくれないの!?」と怒りをぶつける。
でも一方で、そうやって相手との境界が曖昧になっている様子は、SNSでもよく見る。
知り得ない相手の事情を勝手に妄想して、自分の感情を「こんなこともわからないんですか」とばかりに並べたてている。
「