小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
未知の菌類、「氾濫体」に汚染された地上から、地下に逃げてきた人類。
主人公のテリンは氾濫体から地上を奪還する派遣隊を志願する少女だが、幻聴を聞くようになり…
「自然との共生」を考えさせられる今の時代に一石を投じる小説。地球を支配しているように思える人類も、昨今のパンデミックや環境問題を経験してからは見え方が変わってきた気がする。この物語では人類と人類以外の共生とはどうあるべきなのか、どういうことなのか、暗い部分も光を当ててリアルに描かれている。
そんな興味深いテーマに加えて、人間同士の結びつき、他人を想う気持ちが大きな柱となっていてさらに面白い。登場人物たちのそれぞれの結末が気になりすぎて -
Posted by ブクログ
Netflixで映画化された「90歳。何がめでたい」を観た。
草笛光子さん×唐沢寿明さんコンビが良くて、
ふと手にしたくなった箴言集。
劇中ではあまり描かれていなかったけれど、苦労ばかりの人生だったのですね。
箴言たちが、上からではないように読めたのは、きっとそういうこと。
漆黒も暗黒も掻いくぐった筆致が、思いのほか
軽やかで粋でした。
【本文より】
・わたしは上機嫌で憤怒する
・いまの世の中を一言で言えば「いちいちうるせえな」、これに尽きますよ
・悲しさの中に灯が灯る
・悲運がわたしを楽天的にした
・血が滲むのが当然
・むやみに傷つく方もよくない
・しっかり耐える
・便宜 -
Posted by ブクログ
ネタバレまったく知らなかった作家さんの、これまたまったく知らない本。
<美味しい料理×友情――ジビエを通してつながる、ふたりの成長物語>とあり、そこに「わんちゃま」も加えたい。
表紙の絵がとても丁寧な仕込みを感じさせる料理のイラストで、これ、まんま本書のストーリーを巧く表現していると思う。
四の五のいらない。
読んでよかった本。
いろいろ考えさせられる面もあるけれど、全体的に穏やかでほっこりする「日常」もの。
続編、読みたいなあ。ぜひ、書いてください!
==データベース===
雇われシェフの亮二は、行き詰まっていた。腕には自信があったのに客がこず、このままでは料理への情熱も失いそうだ。そんなあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻で幸田メモの真相に迫ってからの下巻。
長官視察の裏にある思惑。
広報室とマスコミの対立。
ストーリーが畳み掛けるように動き始め、繋がっていく展開で一気読み必至。
地方生え抜きの最高峰、刑事部長ポストを召し上げてキャリアが座る。
刑事部出身の三上にはその重大さが痛いほど理解できる一方で、警務部としての職責でその発表の地・長官視察を成功させなければならない。
「D県警をダラスにするのか、しないのか。」p132
この一言がなぜか強く印象に残った。
(余談:読んでいる時期がちょうど北中米W杯で、ダラスで試合があったからかも)
「上イコール組織です。組織の意思を無視した広報なんて広報と言えま
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。