小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレいまや世界的アーティストとなったAdo。自伝的小説だけど、ほぼほぼノンフィクションだと思う。あまりに生々しい告白であり、人間くささと覚悟を感じる一冊だった。ボカロにハマり、クローゼットの中で録音した「歌ってみた動画」をアップロードする日々。そこから脱却したのではなく、しっかりと今も延長上にいることがわかった。格好良いよ。
Adoという名前は狂言の脇役を表す言葉「アド」に由来しているらしい。もうすっかり僕の人生の脇役となり、最高の歌声を届けてくれている。
内容は、Ado自らが語った半生をもとに、作家・小松成美さん3年に及ぶ取材を重ね書き下ろしたもの。衝撃を受けたボカロとの出会い、アーティスト -
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小説家としては初執筆、初応募の作品となる朝宮夕さんの『アフターブルー』。
初めてとは思えないほどの、リアルさと深みのある作品でした。
私自身、葬儀の仕事をしていて同じ現場に立つこともありますが、納棺師という職の重さを改めて感じることができました。
作中の登場人物の名前には、それぞれ“空の時”が刻まれていて、生きていく上で切り離すことのできない、時間の残酷さを彷彿とさせました。
私の仕事場でも、この物語でもそうですが、葬儀の場など日常とはかけ離れていて、存在すらしないで欲しい出来事が、自分の身に降りかかった時の人間は、やはり本性がでやすいです。
良くも悪くも、葬儀の場はその -
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プロローグ
壮絶にして壮大なる幕開け
そこは、正しく“DANGER ZONE”
ここに突入した瞬間にもう抜け出すことは出来ない
そう、最後まで見届けるまでは
決して目を逸らしてはいけない、、、
本章
『DANGER』壮絶なる輪舞曲に★5
『PRIZE』に次ぐ村山由佳さんの最新作
雑誌の編集者である、元バレエ経験者の果邪と
記者の長瀬が元バレエダンサーで現世界的演出家の久我の半生をインタビュー形式で追っていくと、
そこには壮絶なる過去が
そして、その過去と現在とが邂逅した時、偶然が
生み出した奇跡と感動の物語を解き放つ
糸は繋がっていたのだ!!
だたその糸を手繰り寄せたのは -
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2026/03/18 「過疎ビジネス」横山勲(河北新報貴社)1988
1.「企業版ふるさと納税」を使って、地方創生コンサルと業者が連携して市長村を食い物にしている構図を「過疎ビジネス」と名付けた。
2.2014年「まち・ひと・しごと創生法」が成立し、地方版総合戦略の策定から地方創生は国家戦略となった。
3.地方に対応する人材資源は乏しく、東京の大手コンサルの草刈り場となった。出来上がった総合戦略は他の市町村と殆ど変わらない。「コンサル栄えて国滅ぶ」
4.予算を付けて地方創生を進めるのは良いが、その担い手をどう確保するのか、日本人は相変わらず「兵站ロジスティクス」が苦手だ。インパールを繰り返す。 -
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ネタバレパラレルワールドの認識、そして移動が一般化している世界のお話。個人的に非日常ストーリーは苦手なのだが、この作品はとてもお気に入りの作品となった。
お気に入りのシーンは、13の世界の和音が0世界へやってくると暦にバレたシーン。
私なら、0世界のただ幸せな人生を送っていたのにも関わらず、別世界の勝手な都合で転送されてしまうことを考えたら(しかもパートナーが)果たして13の世界のパートナーの気持ちを受け止めることができるのかと考える。私なら13の世界のパートナーを違和感を感じながらも、そのまま愛して、老後を迎えてしまうだろうなと思った。
タイトルの『すべての君へ』の意味は、中盤では、1人(作中では -
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大学生になって一人暮らしを始めた小春は友達に誘われてパン屋さんでバイトしている。朝6時からのシフトもあり早起きに慣れること、売れ残りのパンの持ち帰りが出来ること、高校の時からの友達と一緒でホームシックにならずに済んでいることといいことずくめだ。ところがその友達はバイトを辞めるという、一緒に行こうと約束していた舞台のライビュも行けなくなったと断られる。なぜなんだろうと考えた時彼女の行動を思い出し謎が解ける。
誰もが体験した事がある様なちょっと引っかかっるあの時なんであんな言い方したんだろうと思った言葉も繋ぎ合わせたら分かる事があるかもしれない。
聞いてみたらそういうことかと理解できても嘘をつかれ -
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肉体の老化を止める処置を受けることが一般的になった世界の法整備のお話。
HAVIと呼ばれる不老化処置が一般的になった日本。
同時に、処置を受けてから一定の設定期限を過ぎたものは人権を剥奪される「生存制限法=百年法」が制定された。
その最初の対象者が発生するまでまもなく。
法整備に追われる官僚。
遠かった死が近づいてきたパート。
うまく切り抜ける技を探す警察。
大きくは百年法の施行までの奮闘、予定とは違う形の施行後の2パート
見た目は老けることがなくなっても「老害」と言うものがどう言うふうに成り立つのかがよくわかる小説だと思いました。
前後編でそれなりの時間が流れるので、前編でかなり猶予のが -
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ネタバレ全組訳アリの問題カップルたち、その新郎新婦たちの異質な結婚式を準オムニバス形式でテンポよく描かれ、どの組も先行きが気になり一気に読み切った。
男を奪った態度悪い女や、胸糞悪い浮気男がそれぞれ改心したものよ報われた形になったのは若干モヤつく点ではあったが、エピローグに描かれた「何事も
成功しないことがない大安吉日」という言葉を見て、
「本日は大安なり」という全体にかかるこのタイトルこそがこの結末に向けた伏線だったのかと納得させられた。
辻村作品ならではの他作品からの登場人物、狐塚らがナイスアシストする点も唸らせるポイントだった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編が幾つもある本で、違う物語の中で登場人物が登場してくるシーンも興奮した。物語の中でこのシーンは何のシーンだろうと思った箇所が最後まで読むとここに繋がるのか...!!となる事が多くてその度に鳥肌が立った。伏線回収される爽快感があってとても良かった。
「先入観」で最初からこうだと決め込んでしまったら、何も変わらない。先入観で悪く決めつけられた相手は萎縮してしまうし、可能性をなくしてしまう事に改めて気付けた。間違えた道を選んでも、軌道修正して真面目に続けていたら前を向いていけるいうのが物語の要になっていて好きな作品の1つになった。
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