ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 俺たちの箱根駅伝 上

    Posted by ブクログ

    フィクションだが、箱根駅伝のリアルが、監督、学生、マスコミ、テレビと、さまざまな角度で語られており、面白かった。
    監督、学生それぞれの熱い想い。これが池井戸文学か。

    0
    2026年04月30日
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

    Posted by ブクログ

    青木理さんの著書を初めて読みました。リサーチ力だけではない、情景や歴史や空気を届けてくれる。切なすぎる内容で、胸が締め付けられる感覚もあります。自分自身に何が出来るのか、自分だったらどうするか、沢山課題を貰った。

    0
    2026年04月30日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    町田そのこさんの作品は、いつもページを読み進める手が止まらなくなるほど中毒感がある。
    今回は宗教が題材となっていることにも惹かれ読んでみました。
    きっとやばい面白さがある、楽しめる本だと思いました。
    自分たちの私利私欲を満たすためにまわりくどい嘘をついて入会させる幹部たちに、世の中の宗教もこんな感じなのかな...と不気味さを感じた。
    町で恐れられている得体の知れないバケモノの正体は、実は孤独で純真な少女だった
    その少女もまた幹部たちに利用されていた
    目が見えず、においを頼りに、ただ姉を助けたい一心で動いていただけなのに誤解されてしまってたんだな

    いくつかこれはどうしてだろうと言った疑問点があ

    0
    2026年04月30日
  • 幽霊たち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ニューヨークに住む若き探偵ブルーはとある人物の監視を依頼される。監視対象は毎日部屋で物を書いて過ごしている男で、いっこうに正体が判明しないのだが…という探偵小説風な始まり方をする観念的な物語。文章を書くということと書かれた文章を読むということ、あるいはシニフィアンとシニフィエ、書物・文章・作家・作品にまつわる抽象的な思索がそのままドライかつ叙情的な物語になっている。相変わらず腹が立つほど都会的でかっこいい。

    ブルーがブラックを監視する様子は淡々としている一方で、合間合間にはさみこまれる思い出や、作家たちのエピソードがやたらと濃い。ホイットマンの脳みそとおまるの話やブルーと父親の思い出などがブ

    0
    2026年04月30日
  • 二つの祖国(四)

    Posted by ブクログ

    戦争が賢治や椰子に与えた傷はあまりに深く重く、なんとも言えない読後感が残った。戦争は誰も幸せにせず、生き残ったとしても多くの人間の人生を台無しにし、心をズタズタに引き裂かれる。賢治たち当事者は一体自分はどこから来た誰で何のために誰と戦っているのだろう、と感じざるをえない。あまりにも重すぎて、時代と国家と自己のアイデンティティに翻弄されながら生きることさえ諦めてしまった賢治に思いを馳せることもできない。
    未だ世界のどこかで戦争が起きている現代において、答えは見つからないがこの小説から何を学ぶべきなのだろうか深く考えたい。

    0
    2026年04月30日
  • 青のナースシューズ

    Posted by ブクログ

    シングルマザーで働き詰めの母に代わり、交通事故で車椅子生活となった弟の面倒をみてきた岡崎成道は、就職を勧める母親の反対を押し切り、看護大学に進学する。40人のクラスに男子はたった5人。看護業界は女性中心で、講義も実習もトラブル続き。そんな時、ある患者の担当になり…。

    現在、日本での男性看護師の割合は8パーセント程度だという。確かに、男性看護師に出会ったことがほとんどない気がする。

    シングルになったということで、全てを抱え込んでしまっている成道の母親に最初はかなりひいていたが、最後の最後に成道の味方になってくれたのは良かったと思う。
    けど、同じような母親は世の中にはきっと多いのだろうなぁ。

    0
    2026年04月30日
  • 四谷怪談

    Posted by ブクログ

     怪談のイメージを超え、時代を超えて通用するエンタメの基礎が詰まった古典作品である。お岩と伊右衛門それぞれの感情の動き、岩の呪いの矛先の変遷(殺人サスペンスの感じもする)、終盤のドラマのような躍動感が際立つ。高橋氏の指摘するように、鶴屋南北は「見せ方」を熟知している。
     岩がすぐに伊右衛門を殺さず、関係者を一人ずつ呪い殺していく点には、彼女の怨みの大きさがよく表れている。単に死に至らせること以上に、周囲を巻き込み苦しませること自体が復讐となる。
     確かに伊右衛門は悪人ではあるが、一方的に憎くは思えない。まず彼の境遇として、主君が勝手に死に、藩が取り潰され、生活が苦しい。その中で仇討ちを考えない

    0
    2026年04月30日
  • 波乱万丈な頼子

    Posted by ブクログ

    いやぁ〜面白かった。
    物語は陰惨なはずなのに、あっさり姿を消していく頼子達やその他の消え人たちの扱いが軽くて良い。
    コミカルな語り口のおかげで、頼子達の''波瀾万丈''に暗さが無い。
    明るい嫌ミスのあっさりした展開の結末、特に莉々子の最後の場面には参りました。
    明るく読める悲惨な話。
    大変面白かった。

    0
    2026年04月30日
  • ワイルド・ソウル(下)

    Posted by ブクログ

    下巻は、一日で一気に読んだ、というか、途中で中断できなくて、一気に読めた。それほど、手に汗握る読み応えのある本だった。
    読み終えた直後なので、気持ちの整理ができなくて、表現力の無さに愕然とするが、これはみんなに是非読んで欲しい。
    ブラジル移民のことについての勉強もしてみようと思う。

    0
    2026年04月30日
  • エンド・オブ・ライフ

    Posted by ブクログ

    泣きながら読みました。仕事上人の死に関わること、とりわけICUという特殊な環境上突然倒れ訳もわからず管に繋がれ最後の数日数週間は意識もなくただ死を待つだけ、という人たちの死に関わることが多く、彼らのように死に向けて準備をできる、家族とともにやりたいことをやって穏やかな最期を過ごせることはある意味では「幸せ」だと思った。「人は何に癒され、どんな治療を受けるのか。何を信じて、どう死んでいくのか。唯一絶対の正解などどこにもなかった。」「亡くなりゆく人は、遺される人の人生に影響を与える。彼らは、我々の人生が有限であることを教え、どう生きるべきなのかを考えさせてくれる。死は、遺された者へ幸福に生きるため

    0
    2026年04月30日
  • 6カ国転校生 ナージャの発見(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    自らの体験をもとに、6カ国の学校のあり様を子供の頃に感じたままで書いた体験記であり、そこから派生した生き方や考え方を提示している。なまじその筋の研究者が語るより説得力があって、面白い。文中にある、環境が変わると、ガラッと変わるもの。それは「ふつう」だ。の言葉が印象的だ。人はいつも「ふつう」を探しがちだが、「ふつう」の定義などないのだと改めて考えさせられる。

    0
    2026年04月30日
  • ほたるいしマジカルランド

    Posted by ブクログ

    そこには、なんのためにもならない“豊かなもの”があります(帯の言葉)←読み終えた後にすごくジーンときた。

    遊園地で働く色んな立場、年齢、キャラクターの従業員の5つのエピソード+最終章は全部をまとめたクロージングという構成。
    遊園地の社長がメインで出てくるのか?と思ったところ、社長はあくまで脇役!でも各登場人物のストーリーに出てくると言うのも予想外でおもしろかった。

    0
    2026年04月30日
  • 燻る骨の香り

    Posted by ブクログ

    そうか、こうやってこの物語は終わるのか。

    好きだという言葉ではとうてい表せられるほど執着しているの物語の最終章を「聞き」終えて、またスタート地点に戻ったような感覚。

    朔の原点を知ったような烏滸がましい感覚もあるし、結局のところ彼の何も知り得なかったような歯痒さもある。

    ただ、あの館に一香の存在がまだあってよかった。
    一香が丁度いい香りで朔のそばにいるなら、安心。

    0
    2026年04月30日
  • 人魚が逃げた

    Posted by ブクログ

    読んだ後、なんだかホッと安心する物語。

    それぞれがモヤモヤを抱えているとき、王子がそっと現れる。まるで、自分の迷いの答えを導いてくれるかのように。
    迷ったとき、私にも王子が現れてくれるといいな。

    そんな空想をしながら、やさしい気持ちになれるお話です。

    0
    2026年04月30日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「生まれてきて、すみませんでした」
    自分の人生に絶望し、生きる希望を失っていた若き女性が、自分には守るべきものがないからと他人の罪を重ねて被り、冤罪で死刑宣告される話。

    いじめや万引き、殺人と通常であれば気分が悪くなるような内容が含まれているのに、静かに死を迎えようとする幸乃の静寂さ、幸乃が心開いた人たちだけが知る、本当は人を必要としていた人間味が読み取れたからか、不思議と嫌な気持ちで読み終えることがなかった。

    早見さんの本は比較的青春系やクスッと笑える本が多いのかと思っていましたが、読み始めたら「あれ、東野圭吾さんの本だっけ?」と思わせられるくらい非常に濃い内容の構成でした。東野さんの本

    0
    2026年04月30日
  • 君のクイズ

    Posted by ブクログ

    山形出身の私にはたまらない1冊でした。小さい頃からおなじみのあのフレーズ。たった1問のクイズが最後まで尾を引くとは。著者の他の作品も読んでみたくなりました。

    0
    2026年04月30日
  • JK、インドで常識ぶっ壊される

    Posted by ブクログ

    インド、いつか行ってみたいけど、ちょっと勇気が必要な国。若い人の目線で書かれたインドの暮らしや、ボランティアを通じて彼女が見知ったことを疑似体験できたのはありがたがった。

    0
    2026年04月30日
  • ミステリ作家、母になる

    Posted by ブクログ

    最近お気に入りのミステリー作家さんの子育て奮闘記…いつの間にか三人の子持ちになっていた。
    エライ!
    私は専業主婦だったから、働きながらの子育てしてる方は尊敬しかない。
    でも専業主婦がいたから、社会の底辺の諸々の事(PTA活動、親の介護、目に見えない家事などなどもっとたくさんの目に見えないこと)を担ってきた自負はある。

    辻堂さんはホントに子どもが好きなんだな。

    0
    2026年04月30日
  • お稲荷さまの謎解き帖

    Posted by ブクログ

    お稲荷さまが、少しポンコツで、それが素直さ、やさしさを感じさせてくれる

    人々の願いを聞き、人々と接し、考えるお稲荷さま
    とても好きです

    たまには、好きなものを数えてみよう

    0
    2026年04月30日
  • 絶叫

    Posted by ブクログ

    そうきたかーー!!

    またすごい小説をひとつ読んでしまった。
    全体的に暗くてしんどい話だけど、中弛みは一切なく、最後に明かされる真実までの着地も見事。
    小説として上手いなぁ〜と思ったのは、共通する言葉が違う人の視点で出てきても、全部を無粋に説明するわけじゃないんですよね。
    読者が「あれ、これどこかで見たような…」と読み返すと、うわそういうことか!と気づいてさらに打ちのめされるという。

    描写がエグいところもあるので、誰にでもオススメという感じではないけど、私は大好きな一冊です!

    0
    2026年04月30日