小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
自分を知るために自画像にこだわり続ける美大三年の小滝英哉は、学内の事故で亡くなった彫刻科の樺沢の肖像画を描くというアルバイトを教授から頼まれる。
故人を描くという難題に先ずは、彼女について知ろうと動くのだが…
小滝には天才と呼ばれていた同級生であり、恋人の宇野ひなたの行方不明も気になっていた。
突然、現れたリュウとは…
芸術というものを知れば知るほど才能の有無に悩まされ、自分の存在も見失なうということを若いうちから経験する…苦しくも自分でどうにかするしかないというのはとてもしんどいことだと感じた。
決断することの辛さや苦しさもありながら成長していく姿を見ることができたのはよかったと思う。 -
Posted by ブクログ
『名作を読もうキャンペーン』Ⅺ
恥ずかしながら、久々に泣きました。( ; ; )
なんていうんだろう?余命物は悲しさが当然あるんで、差し引きして善し悪しを感じるのですが、
この作品はちと違う読後感でした。
主人公は人を寄せ付けない暗さがあるのに、
余命短いヒロインとの明るい会話劇は
読み手に微笑ましい雰囲気を楽しませる。
読書がたのしい。
わたしは読んでいて楽しかった。
冒頭からヒロインさくらの葬儀のお話なのに。
言語化がむずかしい、陳腐な表現しかでてこない。
さくらの明るさとチャーミングな素振りや
かわいい物言いが、さくらの死で唐突に世界から無くなるなんて、現実として受け止めら -
Posted by ブクログ
タイトルの『在る。』
しっかりと句点で区切られたこの言葉に、著者の思いがこもっているように感じました。
前川ほまれさんの小説は3冊目です。
看護師としての視点から書かれた内容に、いつも自分の知らないことへの気づきをもらっています。
SOGIとは、すべての人の性のあり方を表す包括的概念だそうです。SOGI支援外来は、セクシャルマイノリティのからだとこころの健康をサポートしている場です。読者の私は、この言葉を初めて知りました。
この本では、自分の性を自覚したときにマイノリティな立場で、どれほど悩み、周りに苦しめられるのかが書かれていました。連作短編集のなかの登場人物達を、SOGI支援医の海野 -
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ネタバレこれは面白かったな〜
サイコパス的な?
人を操るとか洗脳の恐ろしさね
イメージとしては知的な男性?
そのあたりサイコパスの本にも興味がある。
なるほど
まだ人格が出来上がってない子供か…
己が理想とする容姿とその気質を持つ子に狙いを定める冷静さ
じっくり餌を撒き時期を伺う執拗さ
焦る必要はない…
必ず上手くいくのだからという自信
気持ち悪さを感じながら進むストーリーは、連続殺人鬼・榛村と操られる雅也の調査で進んでいく。
次第に魅せられて危うくなる雅也がどうなるのか?
中盤までくると雅也が第二の榛村になる先も考えられるし…洗脳から解ける何かがあるのか…
どうなる?そこを考えるとまたまた面
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