ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 派遣者たち

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    未知の菌類、「氾濫体」に汚染された地上から、地下に逃げてきた人類。
    主人公のテリンは氾濫体から地上を奪還する派遣隊を志願する少女だが、幻聴を聞くようになり…

    「自然との共生」を考えさせられる今の時代に一石を投じる小説。地球を支配しているように思える人類も、昨今のパンデミックや環境問題を経験してからは見え方が変わってきた気がする。この物語では人類と人類以外の共生とはどうあるべきなのか、どういうことなのか、暗い部分も光を当ててリアルに描かれている。

    そんな興味深いテーマに加えて、人間同士の結びつき、他人を想う気持ちが大きな柱となっていてさらに面白い。登場人物たちのそれぞれの結末が気になりすぎて

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    2026年08月06日
  • 佐藤愛子の一喝箴言集 「なんのこれしき!」(きずな出版) 人生は叱られて笑って立ち上がれ

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    Netflixで映画化された「90歳。何がめでたい」を観た。
    草笛光子さん×唐沢寿明さんコンビが良くて、
    ふと手にしたくなった箴言集。

    劇中ではあまり描かれていなかったけれど、苦労ばかりの人生だったのですね。
    箴言たちが、上からではないように読めたのは、きっとそういうこと。

    漆黒も暗黒も掻いくぐった筆致が、思いのほか
    軽やかで粋でした。

    【本文より】
    ・わたしは上機嫌で憤怒する

    ・いまの世の中を一言で言えば「いちいちうるせえな」、これに尽きますよ

    ・悲しさの中に灯が灯る

    ・悲運がわたしを楽天的にした

    ・血が滲むのが当然

    ・むやみに傷つく方もよくない

    ・しっかり耐える

    ・便宜

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    2026年08月06日
  • みかんとひよどり

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    ネタバレ

    まったく知らなかった作家さんの、これまたまったく知らない本。
    <美味しい料理×友情――ジビエを通してつながる、ふたりの成長物語>とあり、そこに「わんちゃま」も加えたい。

    表紙の絵がとても丁寧な仕込みを感じさせる料理のイラストで、これ、まんま本書のストーリーを巧く表現していると思う。

    四の五のいらない。
    読んでよかった本。
    いろいろ考えさせられる面もあるけれど、全体的に穏やかでほっこりする「日常」もの。
    続編、読みたいなあ。ぜひ、書いてください!


    ==データベース===
    雇われシェフの亮二は、行き詰まっていた。腕には自信があったのに客がこず、このままでは料理への情熱も失いそうだ。そんなあ

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    2026年08月06日
  • 硝子のマンション

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    初めての染井さんの作品。
    とっても読みやすくて面白いから、ドラマか映画を観てるのかな?って感覚でテンポ良く読み終えた!

    登場人物たちは皆派手じゃなく、普通の人間で、その普通の人間達がちょっとした怒りや日常の憎しみから取り返しのつかない犯罪を犯して転落していく。

    それぞれの思いに共感しつつも、ちょっとした判断の過ちから一瞬で人生が変わってしまう恐怖。
    途中から結末が分かってしまったけれども、面白かったー!!

    個人的に、桐野夏生さんのOUTを連想させた作品。

    染井さんの他の小説も読んでみたいなーと思った。

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    2026年08月06日
  • ポルターガイストの囚人

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    前作もめちゃめちゃ面白かったけど、なんかちょっと物足りないなみたいなのを感じてた物足りないの部分を完全に大満足に変えてくれる作品だった。ホラーやミステリーを読んでると早く誰か死なないかなと思いながら読むから、今作はドキドキが常にあって恐さも増し増しで良かった。ちゃんとどんでん返しもあった。

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    2026年08月06日
  • ハサミ男

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    ネタバレ

    傑作だとは聞いていたものの、個人的に『美濃牛』がさほど刺さらなかったため今まで手に取ってこなかったのだけれど、これはとんでもない作品だった。「おそらくこういう話」と思いながら読んでいたものを二回くらい見事に裏切られて幸せだった。結末も秀逸。

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    2026年08月06日
  • 太陽帆船

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    今の所1番好きな歌集。
    あなたと出会えて嬉しい、別れたら悲しい、というのを素直にストレートに表現した作だと思う。
    私の状況とリンクしたので読みながら泣いてしまった。

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    2026年08月06日
  • 帰れない探偵

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    とても不思議な小説だった。文章は美しく、すらすら読めるのに読み終わるとあれ?私はどんな話を読んでいたのだろうか?と思うような、つかみどころがない読後感。家に帰れない、国に帰れない、不穏な世界情勢の描写がずっと不安だった。けれどするする読めるし、読みたいとなるような、今までにあまり出会ったことのないような話だった!

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    2026年08月06日
  • ブティック

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    安定の爽快感
    悪者の描き方がキレイ
    銀行ものかと思う始まりからちょっと視点がズレ、すんなり流れに乗って読めた
    結構な頁数があり、ちゃんと章ごとに話は切れてるのに、先が気になって、ほぼ一気読みしてしまった

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    2026年08月06日
  • 熟柿

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    はーーすごくよかったです。
    主人公の感じた気持ちや感覚にどっぷり浸かりながらあっという間に読み切りました。
    辛い経験や絶望的な状況の中でもとにかく日々をこなして生きていれば、柿が熟すようにその時がくれば、待ち望んでいた望みは叶う、自分の味方になってくれる人が現れるんだと、生きることに希望を持てる作品でした。起きてしまったことは変えられないけれど、その先自分がどう生きるかは変えられる。立ち止まっても転んでもみっともなくても、日々足掻きながら生活することの大切さを実感しました。年齢を重ねて子どもを産んでから再読したいなと思う作品です。

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    2026年08月06日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

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    この本に出てくる感情全てに、身に覚えがあった。
    嫉妬も、他人と比べてしまうのも、自分を必要としてほしいのも、醜い感情も全部。
    心が抉られるような苦しさがあったけど、この本を読んで良かった。
    あと各話に出てくる料理が美味しそう。
    レシピもついているので、自分で作ってみたい。

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    2026年08月06日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    ネタバレ

    上巻で幸田メモの真相に迫ってからの下巻。

    長官視察の裏にある思惑。
    広報室とマスコミの対立。
    ストーリーが畳み掛けるように動き始め、繋がっていく展開で一気読み必至。

    地方生え抜きの最高峰、刑事部長ポストを召し上げてキャリアが座る。
    刑事部出身の三上にはその重大さが痛いほど理解できる一方で、警務部としての職責でその発表の地・長官視察を成功させなければならない。
    「D県警をダラスにするのか、しないのか。」p132
    この一言がなぜか強く印象に残った。

    (余談:読んでいる時期がちょうど北中米W杯で、ダラスで試合があったからかも)

    「上イコール組織です。組織の意思を無視した広報なんて広報と言えま

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    2026年08月06日
  • イニシエーション・ラブ

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    めっちゃ騙された、時々ん?って思うこともあったけど分からないから深く考えずに読み進めてAパートで心が暖かくなってBパートで心ズタズタにされてもうやめてー!って思ってたら最後で天地がひっくり返った。
    思い返したら疑問に思ってたこと全部辻褄あってて作者怖い、なんか怖くて涙出る

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    2026年08月06日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    面白かった!!
    23歳、銀行で勤務中に脳梗塞で倒れ手術にで目を覚ますと枕元に悪魔が立っていた。
    「君の命を助ける。その代わりに、君の最も大切なものを一つ奪う」
    結局、2年の記憶が失われた。

    主人公は小学生の時に憧れの双子の妹を亡くし家族との確執‥
    親の立場として泣きそうにたったり
    悪魔の目的は何だろう!?ハラハラしながら読み
    真相がわかった時は驚いた・:*+.\(( °ω° ))/.:+
    多分、ジャンルは少女マンガかな‥

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    2026年08月06日
  • けんぐゎい

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    ネタバレ

    ふゆの巡り合わせは
    波乱万丈で

    振り切っている

    振り切りすぎて圏外に飛び出ている


    じわじわと後から来る話しなんだろう

    宗三郎は
    人を人とも思っていない
    だから
    決して(多分魂が)合体しないように
    と思われてしまうくらい
    恨まれる
    宗三郎の心根が「けんぐゎい」だった

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    2026年08月06日
  • スミルノ博士の日記

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    探偵推理系をあまり読まないので、新しい視点を得た感覚になった
    確かにそう思い込んで読んでたわってなった
    面白かった

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    2026年08月06日
  • AX アックス

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎『AX(アックス)』は、「殺し屋シリーズ」大三作目。主人公・兜は凄腕の殺し屋でありながら、家では妻と息子を大切にする、ごく普通の父親でもある。その二つの顔のギャップと、家族や周囲の人々との関係が温かく、軽快な筆致で描かれる。

    殺し屋の物語でありながら、仕事そのものよりも日常や家族への思いが中心にあり、これまでのシリーズとは少し違った読後感。過去作の人物がさりげなく登場するのも、シリーズ読者にはうれしいポイント。読みやすく、笑いと緊張感、そして優しさが同居した一冊だった。

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    2026年08月06日
  • 強運の持ち主

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    人との繋がりや、温かさを感じました。
    商売としてではなく、人として
    相手に寄り添うって素敵だなぁ。

    で、このルイーズ吉田さん他の著書にも
    出てきてて「あらっお久しぶり」と
    声をかけたくなりました。笑

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    2026年08月06日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    ネタバレ

    ハラハラする場面がありましたが、何とか読みえ終えました。
    英雄には感情移入がしづらいですが、グレースはそうではないので、助かりました。
    それでも、自分なら早々に諦めてしまいそうな場面で、諦めずに進めるところに憧れます。
    クローンの肉だけは、ちょっと気持ち悪かったですが、概ねハッピーエンドで満足して読み終えることができました。

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    2026年08月06日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    主人公とおばあちゃんの不思議で、リズムのある整然としている生活はきっと探せば自分の人生のどこかに作れるし、そもそも探せばあるかもしれない。
    今の環境で、より最善で自分にあう生き方を見つけたいと思った。

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    2026年08月06日