あらすじ
2004年京都市左京区に開店。2015年にホホホ座へと発展してきたガケ書房。インパクトある外観と独自の品揃え、店内ライブなどで唯一無二の存在となり、全国の読者や作家、ミュージシャンに愛されてきた。筆談で過ごした子供時代、様々な仕事の体験、開業後の資金繰り、セレクトというモノの売り方への違和感などを本音で綴った青春記。
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Posted by ブクログ
京都へ行く予定がある方はぜひ。
ない方も、行きたくなる。
個人書店の苦労ややりがいを知れることはもちろん、自分でない誰かが図書と歩んできた道のりを知ることが好きだからとても興味深かった。
個人書店をめぐりたくなります。
Posted by ブクログ
久々に面白い本を読んだ。森岡書店の店主の自伝「荒野の古本屋」もめちゃくちゃ面白かったけど、こちらもそれに似た面白さ。生い立ちからガケ書房を始めて、そして閉店するまでが描かれている。とても赤裸々に書かれていて、まるで山下さんの半生を一緒に生きたようで、自伝ってほんと面白いなあと改めて思った。
当時ガケ書房といえばサブカルの発信地みたいなイメージで、山下さんも近寄りがたい方かと思っていたから、生い立ちや経営で辛かった出来事やその時の心境まであまりにも包み隠さず書かれていて、急に親近感が湧いた。
Posted by ブクログ
本屋さんは本好きなだけじゃやっていけないしあくまで商売なんだなあと痛感はするけど
でもやっぱり山下さんみたいな人が本屋さんでいてほしいし、山下さんのつくる本のある空間がどんな形でもずっと続いて欲しいなと思う。
ホホホ座、今年行くのが目標
この本もホホホ座で買いたかった、、!
Posted by ブクログ
「京都の個性派書店の青春期」と本の帯で謳われており、初めからとてもそそられる本だった。子供の頃から私も本屋が好きだったことを思い出した。内容ももちろん面白かった。山下さんの感性が「凡人」と称される人の感性に反発しているようで、私も共感できる部分が沢山あった。邦楽やロックなどの音楽のこと、その他の沢山紹介されていた本や映画など、私は全く知らないものばかりだったけど、それでも作者の根本の考えには「それ、分かるー!」と思うところばかりだった。ただ、幼い子供2人を夫婦で協力し合い育てている現状からの目線で、「奥さん、子育て誰かに手伝ってもらえてたかな??」と、読みながらちょくちょく心配になってしまった(笑)
Posted by ブクログ
おもしろくて、夢中になって一気に読んだ。
この本はホホホ座で買ったから「本屋で買った本は、全部お土産だ」という言葉を読みながら、そうそう!!って頷いた。
Posted by ブクログ
若い頃に次々とアルバイト先や就職先を変えつつ着実に成長していった著者は、今現在も、若い頃よりはロングスパンではあるものの、仕事の形を変化させつつ前へと進み続けているのだなと感じました。
Posted by ブクログ
好きなように始めても、好きなように続けることは難しい。事業のリアルが描かれてるけど、山下さんの飾らない文章が読みやすい。考えに共感するところも多くて、セレクトショップの話とかすごく頷ける内容だった。
Posted by ブクログ
「苦しんだから見えてくるのか、開き直るから見えてくるのか。やってみてからやめよう」
「やらなければならないということが常にあるという幸せ」
著者は決して後ろ向きにならず、自分を鼓舞してぐんぐん前に進んで行きます。
著者のように積極的、行動的になることは、私にはすぐにはできそうもないですが、少しずつ前向きに行動できるよう心がけられたらと思いました。
「感動は芸術の世界だけにあるのではなく、何でもない日常生活にも、同じようにあるのである」
こちらは心がければ私でもすぐに真似のできる考え方だと思いました。
小さな感動も積み重ねれば、芸術の感動に匹敵する感動を得ることもできるのではないかと感じました。