ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    誰も幸せになれない結末がとても悲しい。

    石神が手を貸さずに靖子が最初から自首していれば石神と技師は犠牲になることはなかったとは思うが、石神にとっては花岡母娘を庇って幸せに生きてもらうことが生き甲斐だったのだと考えると切ない。
    彼の深い愛情の上では、自分が殺人を犯して捕まることなど造作もなかったのだろう。

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    2026年02月06日
  • いろいろ

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    ネタバレ

    読みやすかった。
    萌音ちゃんにも
    〝思春期の自意識”とか感じていたことがあるんだと共感したり、
    私にとって〝一番古い「学び」の記憶”とは何だろう・・・と思っていたら、
    私も真似っこしてエッセイ風に自分のことを文章にしてみたくなった。
    そして、今、執筆途中である。

    たわいもない話だけれど、自分の人生もなかなかエッセイ風に出来るじゃないかと思っている。そして、書きながら、自分のことがよりわかってくるような気がしている。無事、書き終えられますように*

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    2026年02月06日
  • 変な家2 ~11の間取り図~

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    前作に続きとてもおもしろかったです!
    一見バラバラの事象でも視点を変えることで共通点を見出せることに驚きました!
    また、今作は人の弱さを中心に取り上げられていると感じました。誰でも弱さを抱えていると思うけど、それを受け入れるのか逃避するかで、その後の行動も変わってくるのではないかと考えさせられました!

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    2026年02月06日
  • 小さなことばたちの辞書

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    「舟を編む」に似ている辞書をめぐる人間模様

    辞書には入れられない市井の人の言葉を集める主人公
    辞書は男性が使う、言葉 概念をベースに作られる。その中に女性にまつわる日々の言葉がかけていることの気づく主人公と召使の友情と成長

    19世紀後半の婦人参政権への眼差しや、庶子を産む主人公の困惑と痛み。

    様々な言葉をめぐるつながりが感動的。
    婦人参政権はオーストラリアが世界初と初めて知った。

    本を読む楽しさ満喫

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    2026年02月06日
  • 命の横どり

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    脳死に関して色んな立場の人の心情を掘り下げた作品として素晴らしい。
    ドナー患者が少ない日本においてこのような内容でドラマ化して社会に問題提起してほしいなと考えた。
    どの選択をしてもよいが、考え方や感じ方が分からなければ選択できるものも選択できない。
    分かりやすいことばかりではなく、深く考える重いテーマを扱うのが本だけではなくエンタメの世界にも入ってきてほしい。

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    2026年02月06日
  • 風読みの彼女

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    ネタバレ

    ファンタジーで面白い作品でした。風架の母親の事が明らかにされていないのが、ちょっと残念。

    続編出るかな? そうだったら嬉しいです。

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    2026年02月06日
  • 八月の母

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    ネタバレ

    読み終わってから実際にあった事件をモチーフにしていると知りました。

    なんて悲しい話しでしょう。
    とても重いお話で、この本を貸してくれた友人も
    『落ちてる時に読んだらダメだよ』
    と念をおしてくれたことも頷けます。

    虐待の連鎖…。
    虐待ではない?けれど母娘の歪んだ関係。
    母が娘に依存してがんじがらめにしてしまい結局娘も同じ人生を歩んでしまう。

    そして起きた事件…。

    最後にこの母娘四代にわたる連鎖を断ち切るのは四代めの娘。
    お腹に娘を宿している。
    どうぞ本当に断ち切れますように。
    このお腹の子供はそんなことを知らずに育ちますように…と願わずにはいられません。

    重くて読むのがしんどいけれど読

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    2026年02月06日
  • ラフォルグ抄

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    やっと吉田健一譯『ラフォルグ抄』(小澤書店、1977)の中古本を購入した。
    さっそく、ワクワクしながらページをめくる。
    ありました、ありました、探していたラフォルグの「伝説的な道徳劇」(「伝説寓話」「モラリテ・レジャンデール」などとも表記される)が。

    < (略)
    ――私の兄さんのヨリツクよ、私はお前の頭蓋骨を家に持つて帰る。私はこれを部屋の棚に、オフェリヤの手袋と私の最初の乳歯との間に飾つて置くことにしよう。あゝ、これだけの材料があれば、私はこの冬どんなに仕事をすることだろう。私には無限に書きたいことがあるのだ。
     日が暮れていく。そろそろ行為に移らなければならない。ハムレットは夜になった街

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    2026年02月06日
  • 兇人邸の殺人

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    ネタバレ

    シリーズ累計100万部突破! ! 『屍人荘の殺人』シリーズ第3弾!

    『魔眼の匣の殺人』から数ヶ月後――。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子が突然の依頼で連れて行かれた先は、“生ける廃墟""として人気を博す地方テーマパークだった。園内にそびえる異様な建物「兇人邸」に、比留子たちが追う班目機関の研究成果が隠されているという。深夜、依頼主たちとともに兇人邸に潜入した二人を、“異形の存在""による無慈悲な殺戮が待ち受けていた。待望のシリーズ第3弾、ついに刊行!

    廃墟風の遊園地の中のある兇人邸に潜入した葉村と剣崎と、その他傭兵たち。クローズドの状況にな

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    2026年02月06日
  • いちばんすきな花 シナリオブック 完全版〈下〉

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    下巻は、2人組をつくるのが苦手な4人のそれぞれの別々だった人生が、みどりちゃんを通じてゆっくりと繋がっていく、そしてまた歩みだす。そんなストーリー。やっぱり落ち着くし、空気感もすき

    『(円錐みたいに)見てる方向が違うだけの人がさ、奥行き無視して勝手に丸だ、三角だ、って言い合って…』ってセリフがなんかしっくり。自分が見てる方向だけで決めつけて、円錐本体の事考えてなくて…これからの人間関係で、勝手に相手の人物像を決めつけないで、もっと全体を、見えてない裏側をわかろうって思った

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    2026年02月06日
  • ひとまず上出来

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    ポッドキャスト「となりの雑談」を、愛聴すること数年。深いけれど軽さとパワーのあるスーさんの言葉に、頷いたり、驚かされたりするのが心地よくて、スーさん個人の本を読みたくなった。

    精神的にめためたにやられている時に、掴んだ藁のようなこの一冊は、大声で笑いながら、笑い涙を拭きつつ、膝をバシバシ叩いて読むという、人生で初めての経験をした本になった。

    40代に突入し、情緒が安定している時などほとんどない。この苦しさと鬱陶しさを言葉に表そうとすると、しみったれてしまいそうなのに、重みを残しつつ、軽快に押し出してくれるスーさんに感服。

    ポッドキャストだけでは足りなくなったときにも、音がうるさく聞こえる

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    2026年02月06日
  • あおきみさんち、家を買う。

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    共感できそう。という内容が目白押し。

    題名のとおり、ある夫婦が土地・家を買うお話。
    家かマンションか、土地はどこが良いかなど、何に迷って右往左往して、といった情報が事細かに書いてあります。
    そして、特に共感できたのが作者の心配性の部分。自分も心配性のせいか、高額な買物のせいか、自分が同じ立場だと思う…なんて感じました。
    「マンションの場合」
    ・管理費+修繕費積立金
    ・大規模修繕
    ・管理組合
    ・新築マンションであれば、まだできてないものを買う不安

    「一軒家の場合」
    ・ご近所付き合い
    ・災害
    ・値段が高い
    ・どの工務店にするか

    これからお家のことを考える方には参考になると思いますので、ぜひ。

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    2026年02月06日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ケインがリンダに木っ端微塵にフラれてて笑った。1番の笑いどころかもしれない。
    ディヴィーがいなくなればリンダは自分のものになるかも!? と思って遺書を盗みエイキンに連絡し……と頑張ったのに、ブチギレたデイヴィーを必死に止めるリンダが
    「やめて、デイヴィー! わたしがこんな男に気があるはずがないでしょう! デイヴィー、だめ! 懲らしめる価値もない男よ! お願い、デイヴィー!」
    容赦なさすぎて好き笑

    しかし最後の最後までハウイーにムカついたな…職務に忠実なんだと言えばいいけど、特権意識が垣間見える阿呆って感じでどうにも好きになれなかった。

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    2026年02月06日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    主人公の十和と父との関係
    十和が時々会ったり、メールをしたりしている人
    母の狙い
    など、物語の最後の方にそれに触れられるまで、全然想像してなかったことでびっくり!

    十和の中学受験を十和の家族から覗かせてもらい、改めて「家族」について考えさせられた。
    今一緒に住んでいる夫と子どもたちの家族
    結婚するまで一緒に住んでいた両親と妹の家族
    つい、よその家族のキラキラしたところに目がいってしまい、自分の家族に対して不平不満を挙げていた。
    でも、改めて自分の家族だけに焦点を当てて、どんな家族か客観的にことばにしてみたいと思った。

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    2026年02月06日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    最後の方の場面で、若さが取り柄みたいだった主人公が自分の想像の中で急激に歳をとり始めたのが、自分でも面白く笑ってしまった。見事に騙された気持ち。

    話自体は進みがゆっくりではあるが、後半の急展開からはページを繰る手が止まらなかった。

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    2026年02月06日
  • 人生後半、上手にくだる

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    タイトルから秀逸。歳を重ねるのが怖くなるごとに読み返したくなる。

    "何も持たなくても幸せきかれる。仕事をしていない時間も楽しく過ごすことができる""人生後半は、今までとまったく違った方向へ舵を切るチャンスなのかもしれません"

    10年後へのキラキラを忘れない、という捉え方も好き。人生の山を下る手がかりは40代で。
     
    小さな清潔感の積み重ねの大切さや人生後半の友情づくりもグッと来ました。拡大鏡買おうかなあ。

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    2026年02月06日
  • 13月のカレンダー

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    ネタバレ

    主人公の侑平は、亡き祖父母の家で13月のカレンダーを見つけた事から、祖母寿賀子の壮絶な子供時代に遡っていく。
    親友の喜代や、亡くなった兄の親友義夫との出逢い。
    原爆投下の日、あの日に何が起きたのか。
    生き延びた人達は被爆者だという差別に合う。
    喜代の息子剛が白血病になってしまい、最後に『母さんも原爆の犠牲者なのになんで謝るんや』と言って最後まで被爆2世にはならないと抗っていた剛。
    戦争の話は何処か遠い昔話になりつつあるけど、本当にあった惨く怖しい出来事だったんだと、改めて感じました。

    最後にずっと寿賀子が言っていた奇跡に、思わず鳥肌がたってしまった。

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    2026年02月06日
  • 大人になってやめたこと

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    これから40代、50代以上になるのにあたり、「やらないこと」「やめること」を知りたいときに役立つ本。

    心、おしゃれ、食べる、日々の暮らしで手放すこと、50代でやめた方が良いことのリストが参考になりました。

    そして、そこに至るまでの気持ちも。

    特に響いたのは以下の3つ。
    ・「わかってからやる」をやめる
    ・「誰かと一緒」をやめる
    ・反省をやめる

    ファンデーション、疲れる靴、高級下着…やめることはマイナスではなく、今使っているものを大事にするためのステップやそぎ落としなんだと沁みました。

    "幸せになる方法をあれこれ探すより「幸せだ」と感じる心を磨いた方がずっと近道"(1

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    2026年02月06日
  • 言葉のトランジット

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    『トラジェクトリー』が面白かったので、こちらも読んでみた
    グレッグさんの背景から見ると『アメリカ人なのに日本語でこんな文章が書けるなんてすごい』になるんだけど、序盤ですぐにそんな感想は無くなってしまう
    第二言語を持つことで第一言語との距離感も変化していくことや、観光客と同じに見られてしまうちょっとした切なさからのそれが日本で暮らす外国人の自由さを奪っているかもしれない、という思索、文法的にはあっているけどニュアンスとして壮大になってしまっている英語直訳看板について、などどの章も興味深いことばかり

    ちょうど朝ドラばけばけを楽しんでみているので、ヘブンさん(小泉八雲)とグレッグさんを重ねて見たり

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    2026年02月06日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    いざという時のために取っておいた秘蔵の一冊。鈴鹿の山々を満たす清涼な空気、沢のせせらぎ、秋草の彩り。冬の間、長らく恋しく思っていた自然が目の前に広がった。

    番犬ゴローが行方不明となり、わずかな手がかりをもとに最後に目撃された山へと分け入る綿貫。前作の『家守綺譚』では妖や霊、人がひっきりなしに彼のもとを訪れたのに対して、本作では彼自身が赴く。河童、天狗、赤竜に、イワナの夫婦。坊主に神主、村の人々。様々な存在とのささやかな邂逅がささくれだった心に沁みる…。最近寺社仏閣巡りにハマっているのもあり、あちこちと寄り道をする主人公に自分を重ねながら読んだ。辛い現実からしばし目を逸らさせてくれたかと思いき

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    2026年02月06日