小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
たまたま流れてきた読書アカウントの投稿の中にあった一冊。見たことがない本で、妙に気になったので手に取ったところ大当たり!
主人公である橘の勤務する出版社とオンラインゲーム、「表と裏の顔」「オンとオフ」的に描かれがちな二つの面だが、これがごく当然であるかのようにシームレスに描かれている。自分はここまで本格的にオンラインゲームに取り組んだことはないものの、ごく当たり前にインターネットに生息する身としては非常にすとんと落ちるものがあり、同時にそれを初めて意識した。
赤裸々というのが正しいかどうか分からないけれど、そこまで言っちゃっていいの?そこに触れちゃっていいの?無意識に蓋をしているそこを叩いてい -
Posted by ブクログ
版権が変わったことを機に、以前のも持ってはいたが購入。大人になって読む本作は、もちろん面白いし名作だと思うけれど、誰一人として共感できないなと思った。
カジマナの言葉を借りると、里佳はどこまでも男子中学生みたいだし、伶子は情緒不安定すぎる。そして問題のカジマナはネチネチしてるだの正しさに固執してるだの何だの言って女を嫌っているけれど、そんなカジマナ自身が一番女女していてもう本当に気持ち悪い(笑)常に思考が男男男!なところも香ばしい(笑)
カジマナにしろモデルになってる木嶋佳苗にしろ、あなたたちが思ってるほど男の人はあなたたちのことが好きではなく、単純に「世話してくれる優しいママみたいな女」 -
Posted by ブクログ
新聞連載開始当初は『時代物やん、人物名覚えきれんなぁ』と後ろ向きだった。一色氏当主も『醜男か〜い』といささか魅力は感じなかったのだが…
違ったのですよ…細川忠興は血の気の多いイケメン、というくらいの予備知識だったけど、対する一色五郎の不思議な魅力にどんどんハマっていく。
そして気がついたら、怖ろしいほどのイケメンビジュアルに!
家臣群も良いの。家督を継いだばかりの主様を、始めのうちは懐疑的な態度で舐めてるんだけど、徐々にそのカリスマ性を理解し、固い絆で結ばれていく。信長の派手好き、新しもの好きが頂点に達した、お馬揃えの儀は圧巻。その後の武田討伐、本能寺の変で上巻は終わる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれを読んで朝井リョウがなぜ私の心を掴むのかわかった気がした。
私はぞくぞくする展開が好きなのかもしれない。もしかしたらミステリと相性がいいのかもしれない。という気づきと、朝井リョウの扱う題材が人間の内にあるひそかな感情にスポットを当てたものであるということ。「コミュニケーション促進法がある世界線」や「クレーマーに立ち向かう教師」は私が日頃悩む事象を朝井リョウは扱う。
『立て!金次郎!』は途中までいい話としてのめり込んだ。孝次郎の頑張る姿に共感し、園児にきちんと花を持たせる展開に歓喜した。もうこれでいいよ。この後展開がなくても十分だよ、と思わされつつも、最後に強烈なホラーを突きつけてきた。『 -
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本作は以前からタイトルだけは知っていたが、読んだことはなく。
ネトフリで、NHKドラマを見かけて、観てみたら、ものすごく面白くて感動した。
これは、原作も読んでみたい!と、手に取ったのがこの本。
原作とドラマは、少し違っていたが、やはり感動する小説だった。
自分は、家庭の事情で合格をしたのに大学に行かれなかった。
代わりに、働きながら大学の通信教育部で大卒資格をとった。
昼間の普通の大学生には「通信教育部なんて」と、馬鹿にされながらスクーリングに通ったなー。
この本を読みながら、そんな昔のことを思い出した。
通信教育部にも、さまざまな年齢の方がいた。
この定時制のように。
学ぶことはいつでも -
Posted by ブクログ
ネタバレ信じられないくらい泣いた。
後半特にエンドレスで泣いてた。
300ページちょいとは思えない満足感。
サトルがいい奴すぎるし、登場人物みんないい人人間あったか〜い。
ナナとサトルの友情はとても硬く他の人には邪魔できない程でペットを飼ってる人達はみんなこうなんだろうなーと思って飼い主、ペットを失うことの辛さを改めて感じた。
サトルがナナを大好きなようにナナもサトルが大好きでそれを感じ取れる描写が多くて微笑ましくクスッとするとこもあった。
よし、読んでない人達に絶対おすすめしよ。
紙上健吾が勧めてただけある
言語化できない良さがあった。
猫飼ってる人読んだら本当にまずいと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ間違いなく名作。全員が読んだ方がいい。
外国の地で、ビザがなくなるかもしれないという恐怖がどれほどのものなのか、想像するに震えるほどだ。状況に流されて選択を間違えたらもっと辛い目にあう。そうわかってはいても、正しい選択をするのは難しい。しかも、正しい選択は明らかに正しそうな見た目とは限らないわけで、チカさんの場合は、それは個人事業主のビザという、30%以下しか取得できない難しい道として現れる。経験を活かして働けるシェフのビザの方が安心だという人は多いんじゃないだろうか。
そういうときに、自分の心の声を聞いて、本当に選ぶべき道を信じることができるか。チカさんがこの時に選択できた理由は、日頃から、 -
Posted by ブクログ
以前、愛媛県立歴史博物館を訪れた折、河野氏の展示が結構あったのだが、村上水軍の親戚程度の認識しかなく、また一遍上人の氏だとは知らなかった。また訪れたらもう一度しっかり展示を見たい。
物語はすごく良かった。実のところ、海軍であれば水難事故にも敵を救うのは当然ではないかという気がしてしまったのだが、日本軍として戦うことのなかった時代、かなり勇気がいる行為だったのだろうなと思わざるを得ない。最後は泣いてしまった。
河野六郎は身内の争いに巻き込まれ、争いにお金が飛んでいくので家の維持もままならないほどであったが、海賊の取り締まりや漁業者の諍いの仲介などで財を少しずつ増やした。
一遍とは従兄弟でたまに