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50代、これからをごほうび人生にするために。
40~50代は、高齢期まではまだ時間はあるけれど、「もう若くない」「これからどうなるのか」と不安が募る年代。今までは「もっともっと」と上を目指していたけれど、いつかは「老いる」ことを受け止め、徐々に下り坂を経験しなければなりません。この「人生後半」を、どのように受け止め、過ごしたらよいか。
暮らしを見つめる人気ムック「暮らしのおへそ」編集ディレクター・一田憲子さんが、これからの自分らしい「生き方」「暮らし方」を提案します。
下り始めなければならない時がきたら、「『もう私は成長できない……』としょんぼり下るのではなく、上り道では見る余裕がなかった眼下に広がる風景をゆっくり眺めながら、ご機嫌に下りたいなあと思うのです。」(本書より)
「老いる」ことによって体力は衰え、できなくなることは増えていくかもしれないけれど、歳を重ねてきたからこそ、今までとは違った気づき、発見に出会う楽しみもあるー。50代後半となった一田さん自身も迷いながら考え気づいた、これからの暮らし、人間関係、自分の育み方、学び、老いとの向き合い方、装いなどを提案。これからの人生に明かりを灯すエッセイ集です。
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Posted by ブクログ
人生の後半をいかに生きるかについて語る本(やその他の読み物)は、自分が還暦を迎えた時に複数読みましたが、その読書リストに一冊加わりました。そして今回のこの本を読んで改めて思うのは、その各著者の還暦迎えるまでの人生前半の生き方は、本当に人それぞれなのですが、還暦迎える頃に辿り着くそのあとの人生をどう生きるかについての考え方って、皆ほぼ同じなんだなということです。そしてそれらを自分なりに一言にまとめてみると、生活の様々な事柄について自分の考えで優先順位をつけなおすことかなと思っています。でその優先順位の付け方や、高い優先順位を付けた事柄を実践する方法は、やはり人それぞれに違うんだろうなと思っています。著者の一田氏は自分とは同じ年だからか、男女の違いはありますが、考え方には共感できる部分が多かったです。ライターさんだけあって、文章の表現力は上手ですね。
この本も含めていろいろ読んだあとで、自分が今考えていることを感想として書いておきます。
上手に「くだる」について
人生の後半を、「下山」や「下り坂」に例える考え方は、数年前に武田鉄矢氏が何かのTV番組で語っているのを観て、そういうものなのかなと思って納得していたのですが(氏によるとずっと登山を続けると最後は遭難するそうで、その例えが上手だなと思いました)、いざ自分が還暦を迎えた今思うのは、自分は一生山を登っていたい、上り坂を登り続けていたいなということです。もちろん、その傾斜は緩やかで良いし、上る速度はゆっくりで良いんですけど、上ることをあきらめたくないという思いが強いです。仕事は続けたいし、好きなことに時間使いたいし、新しいことを学びたいですが、自分にとっては、それは「下る」ではなく「上る」ことだと思っています。この感覚は、還暦迎えるまで、好きなことを仕事にして頑張ってきた人と、決して好きとは言えない仕事を生活のために頑張ってきた人で違うのかもしれません。(著者の一田氏はどちらかというと前者かなと思います。自分は後者。)自分の人生はこれから、という人間にとっては、後半の人生は決して「下り坂」ではないのではないかと思います。
改めて自分の人生について考えさせてもらえたので,本の評価は5点満点です。
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