あらすじ
「男女の間に、友情は成立しますか?」
フジテレビ系木曜10時ドラマに共感の声が続々! SNSで話題沸騰!
本編ではカットしたシーンも完全収録!
いちばん「語りたくなるドラマ」のシナリオブック完全版
本作に込めた想いを綴った生方美久さんによる「あとがき」は必読です!!
多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠 主演!
『silent』の村瀬健プロデューサー×脚本・生方美久が“クアトロ主演”という新しいスタイルで描く年齢も性別も過ごした環境も違う4人の男女が紡ぎ出す“友情”と“恋愛”のゆくえ。
見る者の心を静かに揺さぶり、誰かと共有したくなる優しい物語です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
美鳥ちゃんが出てきたことで、今までの展開が少し変わります。はじめから4人につながる伏線はあったのに。人がその人を見ているのはその一面でしかなく、本当のその人は多面的である。男女の友情は存在するのか、結局人それぞれでしかない。生きづらさを生きる、みんなで集まって見るドラマではなかったかもしれないが、それぞれの胸に、自分を感じさせるドラマだったと思う。そして、相撲や、ムラサキちゃんの伏線回収は見事であった。
Posted by ブクログ
・6話
紅葉「…ん?え、間違ってたらすみません」
椿「間違っててもいいよ、なに?」
楓「(小さく溜め息)俺、5歳くらいから気付いてたんだけどさ」
椿「なに」
楓「兄ちゃんさぁ、その優先順位に、自分の気持ち入れ忘れてんだよ。ちゃんとエントリーして」
・8話
夜々「誰かの前だけの自分ってあるじゃないですか。嘘の顔ってことじゃなくて」
・最終話
夜々「何が好きって話ができるのも良いけど、何が嫌いとか苦手とか、そういうのちゃんと言えるの」
美鳥「なるほどね。夜々はずーっと嫌いってことが言えなかったんだもんね」
夜々「そう。今まで好いてくれた人たち、みんな当たり前に好きなもの聞いてくるの。何が好き?これ好き?って。でも、好きな人たちに、自分が何を嫌いなのか知ってもらったら、すっごい生きやすくなった」
美鳥M「他人の価値観なんて理解できないけど、理解したいと思える他人と、出会えることはある」
美鳥M「一番好きな人は、ひとりじゃなくていい」
・あとがき
当たり前に誰でも多面の立体であるというのに、自分から見えるひとつの平面がその人のすべてだと思い込んでしまう。思い込まれてしまう。
最初から勘違いも何も、新しい一面を知っただけの話なのに。無愛想な人見知りもわたしなのに。勘違いしてたんじゃないよ、決めつけてただけだよ。
心穏やかに、大切な人や物を大切にして、すきな人とすきな自分で過ごすために必要なのは、そうじゃない人や物への無関心だと思う。すきもきらいも両想いだとうれしい。あなたにとってのゴミは、ゴミでいい。その価値観を変える必要なんてない。ゴミはゴミ。ゴミはゴミ箱へ。そしてゴミの日の朝にゴミ袋の口をしっかりと閉じて、指定のゴミ捨て場に捨てる。それでいい。そうしてほしい。あなたのゴミを撒き散らかさないでほしい。
Posted by ブクログ
好きな人と久しぶりに会うとき、他の、別の、好きな人たちが一緒にいたら、緊張しません?なんかこう、感情出しにくい気がしません?
誰かの前だけの顔、わかるなあ。
好きな人たちに、自分が何を嫌いなのか知ってもらったら、すごい生きやすくなった。
あとがき
男女の友情は成立するのか、なんて、成立しなくても、成立してもどちらでもいい。
というか自分は成立する人としかあまりこの話をしたくない。
自分に起きたことで、他人を実感する。
当たり前に誰でも多面の立体であるというのに、自分から見える一つの平面がその人の全てだと思い込んでしまう。思い込まされてしまう。
心穏やかに、大切な人やものを大切にして、すきな人とすきな自分で過ごすために必要なのは、そうじゃない人や物への無関心だと思う。すきもきらいも両想いだと嬉しい。
みんなみたいに、みんなにならなくていいですよね。